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関連マーケット速報
2022/4/13
前日に動いた銘柄 part1 モルフォ、ローツェ、アークランドサカモトなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 モルフォ、ローツェ、アークランドサカモトなど 銘柄名<コード>12日終値⇒前日比 イートアンド<2882> 2110 -17 今期2ケタ増益見通しに併せて中計発表も出尽くし感先行。 モルフォ<3653> 1102 +150 デンソーと共同研究開発した高度運転支援システム向け画像認識技術が、 デンソーの「Global Safety Package3」に採用される。 コメ兵ホールディングス<2780> 1820 -85 「KOMEHYO 買取センター ペリエ千葉」を出店と発表も、反応は乏しい。 ZOZO<3092> 3075 -130 米長期金利の上昇でグロ−ス株売り強まる。 25日、75日線割れで手仕舞い売り膨らむ。 ローツェ<6323> 12320 +1350 想定以上の大幅増益見通しをポジティブ視。 アークランドサカモト<9842> 1701 +140 今期の業績ガイダンスがポジティブなインパクトに。 Sansan<4443> 1318+100 12-2月期は大幅営業増益に転換。 高島屋<8233> 1196 +47 今期大幅回復見通しに安心感が優勢。 ファーマフーズ<2929> 1850 +62 特に材料観測されず買い戻し優勢か。 日本電波工業<6779> 1196 +53 25日線レベルまでの調整で押し目買いも。 Gunosy<6047> 1126 +40 決算発表接近する中で買い戻しも優勢か。 ワイエイシイ<6298> 1564 +21 マグネシウム電池関連として押し目買いの動き優勢にも。 コーエーテクモ<3635> 4275 +120 中国当局によるゲームのライセンス発行再開でゲーム株の一角が高い。 ブックオフGHD<9278> 1011 -217 自己株処分による希薄化・需給悪化を警戒視。 ライク<2462> 1924 -208 第3四半期経常減益幅の拡大をマイナス視。 ピアラ<7044> 911 -128 短期的な過熱警戒感は強い状況で。 テスホールディングス<5074> 1448 -154 再生エネ関連下落に引きずられる。 レノバ<9519> 1624 -165 岸田首相の原発活用表明をマイナス視か。 参天製薬<4536> 1089 -121 大和証券では投資判断を「4」に格下げ。 タマホーム<1419> 2304 -182 12-2月期は営業減益に転じる。 コスモス薬品<3349> 12840 -840 第3四半期業績は市場コンセンサスを下振れ。 イーレックス<9517> 1915 -155 再生エネよりも原発に関心向かう形で。 三井松島HD<1518> 1967 -127 岸田首相の原発活用表明などマイナス視か。 BEENOS<3328> 2015 -194 出資先企業の上場による出尽くし感が続く。 ライフコーポレーション<8194> 3100 -225 今期業績見通しは市場予想を下回る。 《FA》
2021/10/20
前日に動いた銘柄 part1 フルヤ金属、SREホールディングス、ベイカレント・コンサルティングなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 フルヤ金属、SREホールディングス、ベイカレント・コンサルティングなど 銘柄名<コード>19日終値⇒前日比フルヤ金属<7826> 9280 +970岡三証券が「強気」でカバレッジ開始。 SREホールディングス<2980> 8060 +510米ナスダックの4日続伸など追い風に復調強める。25日線や日足一目均衡表の雲上限、基準線を上抜け。 ネクステージ<3186> 2115 +117「買い取り専門店を過去最多ペースで出店」と一部で報道される。 三井ハイテク<6966> 7890 +350ハイテク株高に乗る、75日線サポートに25日線上抜け。 クオールHD<3034> 1619 +195業績上方修正で上期営業益は倍増へ。 ベイカレント・コンサルティング<6532> 46000 +4100決算受けた18日の株価下落は過剰反応との見方にも。 レノバ<9519> 5180 +490日立造船とNEDOの事業に採択されたと発表。 明治海運<9115> 845 +66大手海運株の上昇が刺激となる。 楽天グループ<4755> 1225 +67ドコモの大規模通信障害などを買い手掛かり視も。 イーレックス<9517> 2794 +176レノバとともに再生エネ関連として見直しの動きが進む。 新光電気工業<6967> 3930 +215ゴールドマン・サックス証券では投資判断を格上げ。 明和産業<8103> 866 +52配当権利落ち後の処分売りにも一巡感でリバウンド狙いの動きに。 TREHD<9247> 1740 +41資源リサイクル関連として関心が高まる展開にも。 川崎汽船<9107> 5450 +430大手海運株にはリバウンド狙いの動きが活発化。 日本郵船<9101> 8100 +560三菱UFJ・モルガンスタンレー証券では第2Q以降の株価上昇を予想と。 タムラ製作所<6768> 808 +45グループ会社がセンサーで高齢者の見守りをできるシステムを出展と。 Robot Home<1435> 284 +12不動産投資マーケットプレイスを手がける子会社設立と。 参天製薬<4536> 1631 +75モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を格上げ。 新日本科学<2395> 1102 +67先週末からのもみ合い上放れに追随買いが続く。 マルマエ<6264> 2303 +1339月受注残高拡大などを引き続き評価へ。 EduLab<4427> 1725 -417監査法人からの結論不表明レビュー受領を引き続き警戒視。 シンプレクスHD<4373> 2581 -65短期的な過熱感から利食い売りが優勢にも。 三井松島HD<1518> 1654 -10918日は住石HDの上方修正刺激で急伸となったが。 《FA》
2021/10/19
【注目銘柄ダイジェスト】:クオールHDが反発、INPEXは急落
*16:48JST 【注目銘柄ダイジェスト】:クオールHDが反発、INPEXは急落 <6976> 太陽誘電 5750 -120 急落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を6400円から4900円へと引き下げた。2022年の積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要予想を下方修正している。2020年夏以降、自動車など主要アプリケーション向けで真の需要を上回るMLCC出荷が続いていると推察し、2021年10-12月までは強い出荷が続くものの、2022年は流通在庫調整などにより成長率が大幅に鈍化すると予想している。 <9101> 郵船 8100 +560 急伸。本日は海運セクターが業種別上昇率のトップに躍り出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では海運業界に関して、第2四半期決算以降が株価バリュエーションの割安感や配当利回りの高さなどが再評価されるタイミングと指摘しており、リバウンドの手掛かりともされているようだ。来年度の業績反落懸念は拭えないものの、今期に関しては業績の上方修正に伴う一段の増配期待なども意識されているもよう。 <1605> INPEX 971 -39 急落。前日のNY原油相場ではWTI原油先物が1バレル=82.44ドルとなり、前日比0.19%高と3日続伸。ただ、一時は83ドル台後半にまで上昇しており、その後伸び悩む形となっていることから、短期的なピークアウト感も意識される状況に。原油価格の上昇を手掛かりにして、9月22日から昨日高値まで3割近い上昇となっていた同社株にも、利益確定売りが集まる展開になっているようだ。 <7270> SUBARU 2294.5 -51 急落。10月の国内生産を当初計画の約6.4万台から4万台へと4割程減産する見通しであると伝わっている。世界的な半導体の供給不足、新型コロナウイルスの影響で東南アジアからの部品調達に支障が出ているもよう。11月の減産幅は10月に比べて縮小しそうなものの、当初計画からは2割程度減産の見込みとされている。これまでのトヨタの減産報道などを背景に概ね織り込み済みとも思われるが、直近の急連騰の反動もあり、利食い売りのきっかけにつながる形へ。 <1878> 大東建 13640 +400 急伸。前日に上半期業績予想の上方修正を発表、営業利益は従来計画の500億円から620億円、前年同期比19.8%増にまで引き上げた。市場予想の540億円程度も上回る形になっている。工事の進捗が想定よりも進んでいることに加え、好調な入居率を背景に一括借上げ事業収入が増加していることなどが背景。高水準の入居率が継続していることは通期計画の上振れ要因につながるとの見方もあり、ポジティブに捉える動きが優勢に。 <6146> ディスコ 31200 +650 急伸。上半期営業利益が前年同期比6割増の370億円前後だったことが分かったと伝わっている。従来予想の341億円、並びに360億円程度の市場コンセンサスも上振れる格好に。半導体業界の強い需要を受けて加工装置の出荷が進んだほか、為替の円安も利益を押し上げたとされている。先に個別売上高を発表しており、上振れはある程度織り込まれていたが、本日は半導体関連株の堅調推移も支援材料となっているようだ。 <4536> 参天薬 1631 +75 大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1700円から2100円に引き上げている。中国事業の大幅減速リスク浮上で株価は大きく下落したが、第1四半期決算では市場想定を上回る急ピッチでの中国事業回復が確認できたとしている。また、日本事業の大幅減収懸念も、特許切れ対策で緩やかにとどまる可能性が出てきたと指摘。 <5393> ニチアス 2712 +71 続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の93億円から125億円、前年同期比75.1%増に、通期では205億円から250億円、前期比27.4%増に引き上げている。高機能製品部門を中心として想定以上に堅調な推移が続いているもよう。第1四半期好決算から業績上方修正にサプライズはないものの、中間配当金も従来計画の40円から42円に引き上げており、ポジティブな評価が優勢となっている。 <2453> JBR 1106 -43 大幅反落。前日に21年9月期の業績予想下方修正を発表している。買収したアクトコールの取得価額及び計上されるのれん評価額の差について、995百万円の減損損失を計上することとし、純利益を従来予想の11億円から0.5億円に下方修正。また、営業利益予想も従来の16.5億円から14億円に減額している。配当金は従来計画の8円から9円に引き上げているものの、業績下振れをネガティブ視する動きが優勢に。 <3034> クオールHD 1619 +195 大幅反発。前日に業績予想の修正を発表、上半期営業利益は従来予想の33億円から43億円、前年同期比2.1倍に、通期では90億円から100億円、前期比35.8%増にそれぞれ引き上げている。処方箋の受付枚数の回復、注力中の医療関連事業の計画比上振れ推移などで、収益水準が高まる形になっている。通期予想は上半期上振れ分のみの修正にとどまっており、さらなる上振れなども想定される状況に。 <6981> 村田製 8709 -65 続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価も11500円から9500円に引き下げている。2022年のMLCCは流通在庫調整などで成長率が大幅に鈍化と予想。営業利益の7割超を占めるMLCCの需要予想引き下げに伴い、22年度以降の業績予想を下方修正。22年度営業利益は4204億円から4006億円に引き下げ、コンセンサス4150億円を下回るとみている。
2021/10/19
クオールHD、郵船、参天薬など
<6976> 太陽誘電 5750 -120続落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウエート」から「アンダーウエート」に、目標株価を6400円から4900円に引下げた。2022年の積層セラミックコンデンサ(MLCC)の需要予測を減額。20年夏以降、自動車など主要製品向けで真の需要を上回るMLCC出荷が続いていると推察。21年10-12月までは強い出荷が続くが、22年は流通在庫調整などで成長率が大幅鈍化すると予想する。 <9101> 郵船 8100 +560急伸。本日は海運セクターが業種別上昇率のトップに躍り出ている。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では海運業界に関して、第2四半期決算以降が株価バリュエーションの割安感や配当利回りの高さなどが再評価されるタイミングと指摘しており、リバウンドの手掛かりともされているようだ。来年度の業績反落懸念は拭えないものの、今期に関しては業績の上方修正に伴う一段の増配期待なども意識されているもよう。 <1605> INPEX 971 -39大幅反落。前日のNY原油相場ではWTI原油先物が1バレル=82.44ドルとなり、前日比0.19%高と3日続伸。ただ、一時は83ドル台後半にまで上昇しており、その後伸び悩む形となっていることから、短期的なピークアウト感も意識される状況に。原油価格の上昇を手掛かりにして、9月22日から昨日高値まで3割近い上昇となっていた同社株にも、利益確定売りが集まる展開になっているようだ。 <7270> SUBARU 2294.5 -51大幅反落。10月の国内生産を当初計画の約6.4万台から4万台へと4割程減産する見通しであると伝わった。世界的な半導体供給不足、新型コロナの影響で東南アジアからの部品調達に支障が出ているもよう。11月の減産幅は10月に比べ縮小しそうなものの、当初計画からは約2割の減産が見込まれる。これまでトヨタの減産報道などを背景に概ね織り込み済みとも思われるが、直近の急騰の反動もあり、利食い売りのきっかけに。 <1878> 大東建 13640 +400大幅反発。前日に上半期業績予想の上方修正を発表、営業益は従来計画の500億円から620億円、前年同期比19.8%増にまで引き上げた。市場予想の540億円程度も上回る形に。工事の進捗が想定よりも進んでいることに加え、好調な入居率を背景に一括借上げ事業収入が増加していることなどが背景。高水準の入居率が継続していることは通期計画の上振れ要因につながるとの見方もあり、ポジティブに捉える動きが優勢に。 <6146> ディスコ 31200 +650大幅続伸。上半期営業利益が前年同期比6割増の370億円前後だったことが分かったと伝わっている。従来予想の341億円、並びに360億円程度の市場コンセンサスも上振れる格好に。半導体業界の強い需要を受けて加工装置の出荷が進んだほか、為替の円安も利益を押し上げたとされている。先に個別売上高を発表しており、上振れはある程度織り込まれていたが、本日は半導体関連株の堅調推移も支援材料となっているようだ。 <4536> 参天薬 1631 +75大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1700円から2100円に引き上げている。中国事業の大幅減速リスク浮上で株価は大きく下落したが、第1四半期決算では市場想定を上回る急ピッチでの中国事業回復が確認できたとしている。また、日本事業の大幅減収懸念も、特許切れ対策で緩やかにとどまる可能性が出てきたと指摘。 <5393> ニチアス 2712 +71大幅続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の93億円から125億円、前年同期比75.1%増に、通期では205億円から250億円、前期比27.4%増に引き上げた。高機能製品部門を中心として想定以上に堅調な推移が続いている。第1四半期の好決算から業績上方修正にサプライズはないものの、中間配当金も従来計画の40円から42円に引き上げており、ポジティブな評価が優勢となった。 <2453> JBR 1106 -43大幅反落。前日に21年9月期の業績予想下方修正を発表している。買収したアクトコールの取得価額及び計上されるのれん評価額の差について、995百万円の減損損失を計上することとし、純利益を従来予想の11億円から0.5億円に下方修正。また、営業利益予想も従来の16.5億円から14億円に減額している。配当金は従来計画の8円から9円に引き上げているものの、業績下振れをネガティブ視する動きが優勢に。 <3034> クオールHD 1619 +195急伸。前日に業績予想の修正を発表、上半期営業利益は従来予想の33億円から43億円、前年同期比2.1倍に、通期では90億円から100億円、前期比35.8%増にそれぞれ引き上げている。処方箋の受付枚数の回復、注力中の医療関連事業の計画比上振れ推移などで、収益水準が高まる形になっている。通期予想は上半期上振れ分のみの修正にとどまっており、さらなる上振れなども想定される状況に。 <6981> 村田製 8709 -65続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に、目標株価も11500円から9500円に引下げた。2022年のMLCCは流通在庫調整などで成長率が大幅鈍化と予想。営業益の7割超を占めるMLCCの需要予測の引下げに伴い、22年度以降の業績見通しを下方修正。22年度営業益は4204億円から4006億円に減額、市場予想4150億円を下回ると分析する。 《ST》
2021/10/19
注目銘柄ダイジェスト(前場):クオールHD、JBR、参天薬など
*12:11JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):クオールHD、JBR、参天薬など インバウンド<7031>:3490円 カ - ストップ高買い気配。飲食店・医療施設の予約プラットフォームを展開するEPARK(東京都港区)の子会社で音声予約システムを開発・運営するOmniGrid(東京都豊島区)の株式を取得して子会社化するとともに、EPARKと合弁事業契約を締結すると発表している。インバウンドとコンタクトセンターの強化が目的。取得株数は1万8590株(議決権所有割合65.0%)で、取得価額は約9.45億円(アドバイザリー費用含む)。 参天薬<4536>:1636円(+80円) 大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1700円から2100円に引き上げている。中国事業の大幅減速リスク浮上で株価は大きく下落したが、第1四半期決算では市場想定を上回る急ピッチでの中国事業回復が確認できたとしている。また、日本事業の大幅減収懸念も、特許切れ対策で緩やかにとどまる可能性が出てきたと指摘。 ニチアス<5393>:2711円(+70円) 続伸。前日に業績予想の上方修正を発表、上半期営業利益は従来の93億円から125億円、前年同期比75.1%増に、通期では205億円から250億円、前期比27.4%増に引き上げている。高機能製品部門を中心として想定以上に堅調な推移が続いているもよう。第1四半期好決算から業績上方修正にサプライズはないものの、中間配当金も従来計画の40円から42円に引き上げており、ポジティブな評価が優勢となっている。 JBR<2453>:1066円(-83円) 大幅反落。前日に21年9月期の業績予想下方修正を発表している。買収したアクトコールの取得価額及び計上されるのれん評価額の差について、995百万円の減損損失を計上することとし、純利益を従来予想の11億円から0.5億円に下方修正。また、営業利益予想も従来の16.5億円から14億円に減額している。配当金は従来計画の8円から9円に引き上げているものの、業績下振れをネガティブ視する動きが優勢に。 クオールHD<3034>:1643円(+219円) 大幅反発。前日に業績予想の修正を発表、上半期営業利益は従来予想の33億円から43億円、前年同期比2.1倍に、通期では90億円から100億円、前期比35.8%増にそれぞれ引き上げている。処方箋の受付枚数の回復、注力中の医療関連事業の計画比上振れ推移などで、収益水準が高まる形になっている。通期予想は上半期上振れ分のみの修正にとどまっており、さらなる上振れなども想定される状況に。 村田製<6981>:8664円(-110円) 続落。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「オーバーウェイト」から「イコールウェイト」に格下げ、目標株価も11500円から9500円に引き下げている。2022年のMLCCは流通在庫調整などで成長率が大幅に鈍化と予想。営業利益の7割超を占めるMLCCの需要予想引き下げに伴い、22年度以降の業績予想を下方修正。22年度営業利益は4204億円から4006億円に引き下げ、コンセンサス4150億円を下回るとみている。 リバーエレテク<6666>:1375円(+53円) 大幅に4日続伸。22年3月期の営業利益を従来予想の8.46億円から10.90億円(前期実績5.77億円)に上方修正している。上半期に水晶製品の高い需要を背景にスマートフォンや周辺機器向けに加えて無線モジュール向けの受注が好調に推移し、主力の小型音叉型水晶振動子の販売が伸長する見込みとなったため。9月14日に直近高値(1519円)を付けてから株価が値下がりしていたことも買いやすさにつながっているようだ。 カラダノート<4014>:1523円(+63円) 大幅に3日続伸。自社が運営するアプリ「終活準備ノート」で新コンテンツ「ライフプラン」をiOS端末に先行公開したと発表している。葬儀・相続・遺言など終活に関するカテゴリーごとに自身の意向を記録できるほか、各カテゴリーに沿った情報を公開する。毎日の歩数表示なども記録可能で、体調管理をサポートする。また、子育て層の投票率向上を支援するため、投票促進活動をしている社団法人UMF(大阪市)とスポンサー契約する。 《ST》
2021/10/19
参天薬---大幅反発、中国懸念など後退として米系証券が投資判断を格上げ
*11:17JST 参天薬---大幅反発、中国懸念など後退として米系証券が投資判断を格上げ 参天薬<4536>は大幅反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も1700円から2100円に引き上げている。中国事業の大幅減速リスク浮上で株価は大きく下落したが、第1四半期決算では市場想定を上回る急ピッチでの中国事業回復が確認できたとしている。また、日本事業の大幅減収懸念も、特許切れ対策で緩やかにとどまる可能性が出てきたと指摘。 《ST》
2021/6/8
個別銘柄戦略:INPEXや森永乳業などに注目
*09:15JST 個別銘柄戦略:INPEXや森永乳業などに注目 週明け7日の米国市場では、NYダウが126.15ドル安の34630.24、ナスダック総合指数が67.23pt高の13881.72、シカゴ日経225先物が大阪日中比120円高の29140。8日早朝の為替は1ドル=109.20-30円(昨日午後3時は109.52円)。本日の東京市場では、米ナスダック高を反映してルネサスエレクトロニクス<6723>、東エレク<8035>の値上がりが予想され、昨日5.74%安の日本製鉄<5401>や4.02%安のコマツ<6301>と下げのきつかった銘柄にも反発狙いの買いが期待できよう。7日大引け後に今期の業績予想の上方修正や増配などを発表した東芝<6502>、フジ・コーポレーション<7605>、今仙電機製作所<7266>も買いを集めよう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたINPEX<1605>、森永乳業<2264>、サントリーBF<2587>、コーエーテクモ<3635>、宇部興産<4208>、アステラス薬<4503>、参天製薬<4536>、東京製鐵<5423>、リクルートHD<6098>、クボタ<6326>、TDK<6762>、レーザーテック<6920>、日本セラミック<6929>、大真空<6962>、太陽誘電<6976>、武蔵精密工業<7220>、東京精密<7729>、SCREEN<7735>、リログループ<8876>、日通<9062>、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、イーレックス<9517>、コナミHD<9766>などに注目。 《FA》
2021/5/21
前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への見直しの動きが意識されやすい~
*08:46JST 前場に注目すべき3つのポイント~ハイテク株への見直しの動きが意識されやすい~ 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:ハイテク株への見直しの動きが意識されやすい ■東北新社、21/3営業利益19.4%減 23.99億円、22/3予想19.4%増 28.65億円 ■前場の注目材料:大和ハウス、ビル鋼管柱をロボが溶接、現場効率化 ■ハイテク株への見直しの動きが意識されやすい 21日の日本株市場は、買い一巡後の底堅さを見極める相場展開になりそうである。20日の米国市場ではNYダウが188ドル高だった。週次新規失業保険申請件数が予想以上に減少し、パンデミックによる経済封鎖が始まった昨年3月以来で最小水準に改善したため、景気回復期待を受けた買いが再燃。長期金利の低下も材料視されたほか、イスラエルとハマス当局が停戦で合意したとの報道で、地政学的リスクの後退も好感材料となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比140円高の28230円。円相場は1ドル108円80銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形から買い先行で始まろう。ハイテク株の強い値動きによりSOX指数は上昇しており、構成銘柄すべて堅調だった。VIX指数は20.67に低下しており、リスク選好のなか、指数インパクトの大きい値がさ株が日経平均を押し上げる形になろう。ただし、昨日の東証1部の売買高は約1か月ぶりに10億株を下回るなど、市場参加者は限られている。そのため先物主導による売買に大きく振らされやすい需給状況であるため、買い一巡後の底堅さを見極めたいところであろう。 とはいえ、週末要因から積極的な売買は手控えられ、上値追いは慎重となりそうではあるが、28000円を割り込む局面においては下値を拾う動きが見られており、押し目買い意欲は強そうである。日経平均は5月13日につけた安値をボトムに足元ではリバウンド基調を続けていることもあり、5日線が位置する28090円辺りでの底堅さを見せておきたいところであろう。 物色の流れとしてはハイテク株への見直しの動きが意識されやすい。米国ではアプライドマテリアルズが決算評価から4.0%を超える上昇を見せている。昨日は東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が日経平均のけん引役となったが、東エレクは調整が続くなかで、75日線での攻防からの上昇であった。バリューへのシフトが意識されるなかでハイテク株などは利食いに押されていた銘柄も多いとみられ、値ごろ感からの押し目拾いの動きに向かうかが注目される。その他、ナスダックの強い値動きにより、マザーズなど中小型株への物色も意識されそうだ。 ■東北新社、21/3営業利益19.4%減 23.99億円、22/3予想19.4%増 28.65億円 東北新社<2329>が発表した2021年3月期業績は、営業利益が前期比19.4%減の23.99億円だった。広告プロダクション部門において3月の受注状況、メディア部門における経費節減効果が予想を上回り前日に上方修正しており、これに沿った着地。22年3月期は19.4%増の28.65億円を見込んでおり、コンセンサスを上回る。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(28098.25、+53.80) ・NYダウは上昇(34084.15、+188.11) ・ナスダック総合指数は上昇(13535.74、+236.00) ・シカゴ日経225先物は上昇(28230、大阪比+140) ・SOX指数は上昇(3066.11、+78.84) ・VIX指数は低下(20.67、-1.51) ・米長期金利は低下 ・海外コロナワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・株価急落時の日銀ETF買い ・大和ハウス<1925>ビル鋼管柱をロボが溶接、現場効率化 ・NTT<9432>スカパーと提携、宇宙空間ICT基盤構築 ・川重<7012>関空に自動PCR装置、陰性証明書を迅速取得 ・川重<7012>日立造船とシールドマシン事業を統合 ・三菱電機<6503>遠隔地勤務制度を試験導入、対象者3万人 ・マツダ<7261>30年EV比率25%に ・パナソニック<6752>印工場を一部稼働 ・IHI<7013>IHIなど、アンモニアの製造・輸出、豪州で覚書 ・デンソー<6902>空調配管の生産体制増強、クリーンルーム設置 ・トヨタ紡織<3116>運転シミュレーター導入、車室空間開発に活用 ・フタバ産業<7241>新中計、営業利益率23年度3.5%、事業領域を拡大 ・日立建機<6305>物材機構とX線回折法、歯車の再利用可否判定 ・航空電子<6807>静電タッチパネルを来年量産化、車載向け反射率3分の1 ・三井化学<4183>エチレン生産設備でバイオマスナフサ利用、国内初 ・参天薬<4536>新中計、中国新工場など設備投資1000億円 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 4月全国消費者物価指数(生鮮品除く)(前年比予想:-0.2%、3月:-0.1%) <海外> ・10:30 豪・4月小売売上高速報値(前月比予想:+0.5%、3月:+1.3%) 《ST》
2021/5/11
【M&A速報:2021/05/11(2)】旅行大手KNT-CTホールディングス、総額約400億円の資金調達報道にコメント
*17:11JST 【M&A速報:2021/05/11(2)】旅行大手KNT-CTホールディングス、総額約400億円の資金調達報道にコメント ■旅行大手KNT-CTホールディングス<9726>、近鉄GHD<9041>などからの総額400億円規模の資金調達報道について「現在検討中」 ■福山通運<9075>、最大約364億円の自己株TOBを実施 近鉄グループからの全保有株式売却意向に対応 ■バーチャル空間「オヴィス」提供のoVice、プレシリーズAラウンドで総額1.5億円の資金調達を実施 ■日本語でのグローバル・コミュニケーションサービス「Sail」運営のHelte、国際不動産事業のWarm Lightと資本業務提携 ■ソフトバンク<9434>、アジア最大級の通信事業者アシアタ・グループ傘下で総合デジタルマーケティング事業展開のADA社と資本業務提携 ■デジタルハーツHD<3676>、IT人材プラットフォーム事業展開のアイデンティティーを買収 ■車両販売展開のファミリー<8298>、MBOを実施 非上場化へ 買付価格は1株750円 ■東テク<9960>、大崎電気工業<6644>シンガポール子会社で計装事業のQuantum Automation社を買収 ■コンピュータ・ビジネス書籍出版の秀和システム、船井電機<6839>へのTOBが成立 ■帝国通信工業<6763>、中期経営計画を発表 ■EIZO<6737>、中期経営計画を発表 ■出光興産<5019>、中期経営計画を見直し ■出光興産<5019>、子会社SDSバイオテック<4952>を株式交換により完全子会社化 ■今治造船と正栄汽船、中国塗料<4617>に出資 環境対応に関する共同研究で業務提携 ■中国塗料<4617>、中期経営計画を発表 ■参天製薬<4536>、持株会社体制への移行を延期 ■石原産業<4028>、中期経営計画を発表 ■澁澤倉庫<9304>、中期経営計画を発表 ■稲畑産業<8098>、買収防衛策を廃止 【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】 《FA》
2021/4/13
前日に動いた銘柄 part1 オキサイド、わらべや日洋ホールディングス、ネクステージなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 オキサイド、わらべや日洋ホールディングス、ネクステージなど 銘柄名<コード>12日終値⇒前日比 ネクステージ<3186> 1930 +72 決算直後の利食い売りからの見直し買い続く。 ココナラ<4176> 2252 -90 リバウンド基調続いていたが後場に急失速。 オキサイド<6521> 6100 +200 突っ込み警戒感からの自律反発。 アウトソーシング<2427> 1786 +29 25日線をサポートラインとして意識したトレンド継続。 わらべや日洋ホールディングス<2918> 1908 +219 前期業績上振れや今期大幅増益見通しを好感。 イワキ<8095> 710 +53 上半期業績予想の上方修正を好感。 グッドコムアセット<3475> 1505 +115 大幅上方修正や自社株買いの発表を好感。 ワキタ<8125> 1131 +91 今期の増益・増配見通しを好感。 東芝<6502> 4530 +265 英投資ファンドの買収提案詳細が伝わる。 エンビプロHD<5698> 1010 +4 高値もみ合い上放れに追随も。 レオパレス21<8848> 159 +5 3月の入居率改善などをプラス材料視。 マネックスグループ<8698> 1058 +69 ビットコイン価格の上昇で買い優勢に。 ユーグレナ<2931> 1072 +77 ユーグレナバイオ燃料の一般向け販売を引き続き材料視か。 ツバキ・ナカシマ<6464> 1679 +76 特に材料は観測されず需給要因が中心か。 セラク<6199> 2101 +69 上半期業績予想を上方修正へ。 パイプドHD<3919> 1710 -239 今期の減益見通しをネガティブ視。 イオンフィナンシャルサービス<8570> 1319 -143 今期業績・配当計画をネガティブ視。 インソース<6200> 2305 -235 目立った材料ないが高値圏で利食い売り集まる展開に。 ダイヤHD<6699> 2770 -265 需給懸念など強く戻り売りが優勢に。 SHIFT<3697> 13820 -1180 好決算評価で先週末は大幅高に。 鎌倉新書<6184> 1306 -101 目先の買い戻しにも一巡感で利食い売りか。 安川電機<6506> 5490 -420 今期見通しは市場予想をやや下振れ。 参天製薬<4536> 1436 -74 減損計上で業績予想を下方修正。 《FA》
2021/4/12
【注目銘柄ダイジェスト】:わらべ日洋が大幅上昇、安川電は大幅下落
*16:57JST 【注目銘柄ダイジェスト】:わらべ日洋が大幅上昇、安川電は大幅下落 <8267> イオン 3081 -131 大幅反落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は1506億円で前期比30.1%減益となり、従来予想レンジ1200-1500億円の上限レベルでの着地となった。一方、22年2月期見通しは2000-2200億円のレンジとしており、市場コンセンサスレベルが上限値となっている。詳細は明確でないが、GMS、ヂベロッパー、専門店などでの回復を見込んでいるとみられる。実績・見通しともにサプライズはなく、出尽くし感からの売りが先行。 <7587> PALTEK 680 +86 大幅続伸。レスターHDがTOBを実施すると発表、同社では賛同の意を表明している。TOB価格は680円で先週末終値に対するアップ率は14.5%となっている。今回のTOBは完全子会社化を企図しており、TOB完了後は上場廃止となる。買付予定数の下限は729万3700株としており、下限に達しない場合は全ての買い付けを行わないとしている。TOB価格にサヤ寄せを目指す動きが優勢となる形に。 <3475> グッドコムA 1505 +115 大幅反発。先週末に業績予想の大幅上方修正を発表している。上半期営業利益は従来予想の11億円から21.6億円、前年同期比3.3倍に、通期では30.7億円から35-38億円のレンジ予想にそれぞれ上方修正。また、発行済み株式数の3.05%に当たる45万株、8.3億円を上限とする自己株式の取得実施も発表。取得期間は4月12日から7月31日までとしており、需給面での下支え効果も期待できる状況となっている。 <2918> わらべ日洋 1908 +219 大幅高で高値更新。先週末に21年2月期決算を発表、営業利益は33.3億円で前期比22.4%増益、食品関連事業において売上高が予想を上回ったことや水道光熱費単価の下落などで、従来計画の22億円を大幅に上回る着地になった。22年2月期は45億円で同35.1%増と大幅増益予想。食材関連事業の棚卸資産評価損の解消などが大幅増益の背景に。想定以上の業績モメンタムをポジティブ視する動きが優勢になっている。 <6093> エスクローAJ 281 -26 大幅反落。先週末に21年2月期決算を発表、営業利益は4.9億円で前期比13.4%増となり、2月の下方修正前の水準での着地となっている。未定としていた年間配当金は前期比0.5円増の4円に。一方、22年2月期は5億円で同1.6%増の見通しとしている。売上は2ケタ増の見通しだが、新業務オペレーションシステムのリリースやオペレーションセンターの新設など投資負担の増加によって、増益率は市場期待を下回る水準となっている。 <4536> 参天薬 1436 -74 大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表している。IFRSベースでの税引前当期利益は従来の340億円から140億円にまで下方修正。米国において2020年6月に市販前承認申請を行ったDE-128について、21年度上期を想定していた米国における承認時期の遅延を前提に資産価値の見直しを行い、405億円の減損損失を計上する見通しとなったことが背景。なお、コアベースの営業利益は520億円から510億円の下振れにとどまるようだ。 <6502> 東芝 4530 +265 大幅反発。英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案の詳細が分かったと10日付の日本経済新聞で報じられている。政府系ファンドの産業革新投資機構や事業会社の参加を想定し、1株5000円での買い取りを提案したもよう。早ければ10月の上場廃止を見込み、約3年後の再上場を目指すとしている。買取価格へのサヤ寄せを目指す動きとなっているが、買収実現への不透明感も残り、同価格水準までの上昇とはなっていない。 <8570> イオンFS 1319 -143 大幅反落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は407億円となり、従来予想レンジ270-330億円を上回って着地している。一方、22年2月期は410-460億円のレンジ予想としており、市場コンセンサス540億円程度を下回っている。先行投資負担の増加などを織り込んでいるもよう。通期配当計画に関しても、前期比6円増配の40円としているが、回復ペースは鈍いと捉えられているようだ。 <6506> 安川電 5490 -420 大幅下落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は272億円で会社計画に沿った着地に。一方、22年2月期見通しは420億円で市場予想を10億円強下振れているもよう。世界的な景気回復期待が高まってきていたなか、ネガティブな反応が先行する状況のようだ。ただ、足元の受注は想定以上の回復となっているほか、新中期経営計画では23年2月期営業利益610億円と過去最高業績更新の見通しを示している。
2021/4/12
PALTEK、わらべ日洋、イオンFSなど
<8267> イオン 3081 -131大幅反落。先週末に21年2月期決算を発表、営業利益は1506億円で前期比30.1%減となり、従来予想レンジ1200-1500億円の上限で着地した。一方、22年2月期見通しは2000-2200億円のレンジとしており、市場予想水準が上限値となっている。詳細は明確でないが、GMS、ヂベロッパー、専門店などでの回復を見込んでいる。実績・見通しともにサプライズはなく、出尽くし感からの売りが先行。 <7587> PALTEK 680 +86大幅続伸。レスターHDがTOBを実施すると発表、同社では賛同の意を表明している。TOB価格は680円で先週末終値に対するアップ率は14.5%となっている。今回のTOBは完全子会社化を企図しており、TOB完了後は上場廃止となる。買付予定数の下限は729万3700株としており、下限に達しない場合は全ての買い付けを行わないとしている。TOB価格にサヤ寄せを目指す動きが優勢となる形に。 <3475> グッドコムA 1505 +115大幅反発。先週末に業績予想の大幅上方修正を発表した。上半期営業利益は従来予想の11億円から21.6億円、前年同期比3.3倍に、通期では30.7億円から35-38億円のレンジ予想にそれぞれ上方修正。また、発行済み株式数の3.05%に当たる45万株、8.3億円を上限とする自己株式の取得実施も発表。取得期間は4月12日から7月31日までとしており、需給面での下支え効果も期待できる状況となっている。 <2918> わらべ日洋 1908 +219大幅高で新高値更新。先週末に21年2月期決算を発表、営業利益は33.3億円で前期比22.4%増益、食品関連事業において売上高が予想を上回ったことや水道光熱費単価の下落などで、従来計画の22億円を大幅に上回った。22年2月期は45億円で同35.1%増と大幅増益を見込む。食材関連事業の棚卸資産評価損の解消などが大幅増の背景に。想定以上の業績モメンタムをポジティブ視する動きが優勢になった。 <6093> エスクローAJ 281 -26大幅反落。先週末に21年2月期決算を発表、営業利益は4.9億円で前期比13.4%増となり、2月の下方修正前の水準で着地した。未定としていた年間配当金は前期比0.5円増の4円に。一方、22年2月期は5億円で同1.6%増を見込む。売上は2ケタ増の見通しだが、新業務オペレーションシステムのリリースやオペレーションセンター新設など投資負担増により、増益率は市場期待を下回る水準に。 <4536> 参天薬 1436 -74大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表。IFRSベースでの税引前当期利益は従来の340億円から140億円に下方修正。米国において2020年6月に市販前承認申請を行ったDE-128について、21年度上期を想定していた米国における承認時期の遅延を前提に資産価値見直しを行い、405億円の減損損失を計上する見通しとなったことが背景。なお、コアベースの営業益は520億円から510億円の下振れにとどまる。 <6502> 東芝 4530 +265大幅反発。英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案の詳細が分かったと10日付の一部メディアで伝わった。政府系ファンドの産業革新投資機構や事業会社の参加を想定、1株5000円での買い取りを提案したもよう。早ければ10月の上場廃止を見込み、約3年後の再上場を目指すという。買取価格へのサヤ寄せを目指す動きとなったが、買収実現への不透明感も残り、同価格水準までの上昇とはならず。 <8570> イオンFS 1319 -143大幅反落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は407億円となり、従来予想レンジ270-330億円を上回って着地している。一方、22年2月期は410-460億円のレンジ予想としており、市場コンセンサス540億円程度を下回っている。先行投資負担の増加などを織り込んでいるもよう。通期配当計画に関しても、前期比6円増配の40円としているが、回復ペースは鈍いと捉えられているようだ。 <6506> 安川電 5490 -420大幅下落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は272億円で会社計画に沿った着地に。一方、22年2月期見通しは420億円で市場予想を10億円強下振れているもよう。世界的な景気回復期待が高まってきていたなか、ネガティブな反応が先行する状況のようだ。ただ、足元の受注は想定以上の回復となっているほか、新中期経営計画では23年2月期営業利益610億円と過去最高業績更新の見通しを示している。 《ST》
2021/4/12
後場に注目すべき3つのポイント~安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ ・ドル・円は弱含み、ややリスク回避の流れ ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■日経平均は反落、安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ 日経平均は反落。151.35円安の29616.71円(出来高概算4億9894万株)で前場の取引を終えている。 前週末の米国株式市場ではNYダウが史上最高値を更新した。今週から始まる米金融大手の決算を控えていることから様子見ムードが強かったが、大勢はバイデン政権によるインフラ計画やワクチン普及への期待感に加え、連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持することが支援材料となった。一方、予想以上に上昇した生産者物価指数を受けた長期金利の上昇がやや重しとなる場面もあったがハイテク株も総じて堅調でナスダック総合指数も上昇した。この米株高の流れを好感して日経平均は106円高で始まったが、寄り付き直後を高値にまもなく失速すると、その後は前週末終値を挟んでの一進一退に。前引けにかけては下げ幅を拡げてややダレる展開となった。 個別では、今期業績見通しが市場予想を僅かに下回ったことが出尽くし感を誘った安川電機<6506>が大幅に下落した。また、今期のガイダンスが市場予想を大きく下振れたイオンフィナンシャルサービス<8570>や、今期予想が想定外の減益見通しとなったパイプドHD<3919>が急落。減損計上で業績予想を下方修正した参天製薬<4536>も大きく売られた。一方、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案の詳細が報じられ、買取価格へサヤ寄せする動きとなった東芝<6502>が大幅に上昇した。 売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、マネックスG<8698>、トヨタ<7203>、村田製作所<6981>、伊藤忠<8001>などが堅調推移。一方、レーザーテック<6920>、ソニーグループ<6758>、日本郵船<9101>、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、エムスリー<2413>、SUMCO<3436>などが軟調となっている。 セクターでは、海運業、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業、その他金融業などが下落率上位となった。一方、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、陸運業、卸売業、繊維製品などが上昇率上位となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、値下がり銘柄は43%となっている。 前場の東証1部の売買高は5億株を下回っており、今後本格化する企業決算を前に依然として様子見ムードが強い様子。そうした中、主要株価指数は揃って下落となっているが、マザーズ指数を除いた指数構成銘柄の上昇・下落の比率をみるとほぼ拮抗しており、全体的に売りが優勢なわけでもなく、市場心理もほぼニュートラルといったところか。 前週末に本決算を発表した安川電機がしっかりとした動きとなれば、この先に控える製造業決算への期待感の高まりとともに指数も堅調推移となる可能性も考えてはいたが、蓋を開けてみれば本日の同社株価は売り優勢となった。22年2月期の営業利益予想が市場予想をやや下回ったことが嫌気されたようだが、今期営業利益は前期比55%増と高い伸びで、新中期経営計画では23年2月期営業利益が610億円と過去最高を更新する見通しも示している。また、受注動向も中国を筆頭に欧州でも高い伸びがみられたほか、マイナスが続いていた日本や米州でも前年比でプラスに転じるなど総じて力強い内容が確認された。それでも、業績回復を期待してここまで上昇し、すでに上場来高値圏にある株価がさらに上昇するにはインパクトに欠けたようだ。 むろん、内容は良好そのもので、本日の下落も一時的なものに過ぎないかもしれない。実際、同社株価は一時は8%超と大きく売り込まれたが、その後は5%安まで下げ渋る動きもみられた。しかし、それでも、今回の同社の決算および株価反応を受けて今後の製造業決算に対するハードルの高さが窺えよう。すでに株価が高値圏にある銘柄は、市場予想を大幅に上回るなど相当にポジティブな内容でない限りは出尽くし感が先行しやすいだろう。 持ち株で決算を跨ぐ場合には、長期保有が前提でない限りは、全て売却するのが躊躇われるのであれば、半分でも売却しておくことで気持ちを軽くした方が無難か。ここから1カ月程度のシナリオとしては、企業決算は総じて良好なものの、発表直後は出尽くし感からの売り優勢となるケースが多く、その後個別に見直し買い買いが進むとともに指数も持ち直すような展開が予想されるといったところか。 さて、一方で、日経平均や東証株価指数(TOPIX)がこう着感を強めるなか、マザーズ指数も大きく下落するなど、幕間つなぎの物色が新興株全般に向かっている様子もない。それでも、ココナラ<4176>やAppier<4180>、ベビーカレンダー<7363>など直近IPOの一角が堅調に推移するなど、チャート妙味がある銘柄にはしっかりと物色が向かっているようで、個人投資家の買い意欲が減退したわけではないようだ。ただ、東証1部が手掛けにくいなか新興株全体が買われるわけではなく、新興株の中でも循環物色がされているようだ。今後も選別物色が一段と強まる可能性に留意しておきたい。 最後に、本日の後場は、引き続き全体としては軟調な値動きが想定されるなか、前場に売り優勢となった安川電機がどの程度まで下げ幅を縮めることができるかに注目したい。本日の大引け後には3月の工作機械受注が発表される。2月の同指標は非常に良好で、今回の結果への期待もある。上述したように、安川電機の決算は決して悪いわけではない。取引終了後に発表される工作機械受注の内容次第では同社株価も明日から早々に見直し買いが進むかもしれない。そうした展開を見越した動きが後場から出てくるかどうかに注目したい。 ■ドル・円は弱含み、ややリスク回避の流れ 12日午前の東京市場でドル・円は弱含み、109円後半から半ばに値を下げた。日経平均株価や上海総合指数などアジア主要指数は軟調地合いとなり、ややリスク回避のムードが広がる。また、安全通貨買いでドルと円のほか、スイスフランがユーロやポンドに対して値を上げた。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は109円48銭から109円77銭、ユーロ・円は130円15銭から130円61銭、ユーロ・ドルは1.1886ドルから1.1904ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・グラファイトデザイン<7847>の、1銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位が東京エレクトロン<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・日・3月国内企業物価指数:前年比+1.0%(予想:+0.5%、2月:-0.6%←-0.7%) 【要人発言】 ・パウエル米FRB議長 「インフレ率が著しく2%を超えるのを望んでいない」 「経済が完全に回復するまで支援を続ける」 「2008年の金融危機のようなリスクはかなり少ない」 <国内> 特になし <海外> 特になし 《CS》
2021/4/12
日経平均は反落、安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ
*12:15JST 日経平均は反落、安川電機の決算と株価反応から窺えるハードルの高さ  日経平均は反落。151.35円安の29616.71円(出来高概算4億9894万株)で前場の取引を終えている。  前週末の米国株式市場ではNYダウが史上最高値を更新した。今週から始まる米金融大手の決算を控えていることから様子見ムードが強かったが、大勢はバイデン政権によるインフラ計画やワクチン普及への期待感に加え、連邦準備制度理事会(FRB)が当面大規模緩和を維持することが支援材料となった。一方、予想以上に上昇した生産者物価指数を受けた長期金利の上昇がやや重しとなる場面もあったがハイテク株も総じて堅調でナスダック総合指数も上昇した。この米株高の流れを好感して日経平均は106円高で始まったが、寄り付き直後を高値にまもなく失速すると、その後は前週末終値を挟んでの一進一退に。前引けにかけては下げ幅を拡げてややダレる展開となった。  個別では、今期業績見通しが市場予想を僅かに下回ったことが出尽くし感を誘った安川電機<6506>が大幅に下落した。また、今期のガイダンスが市場予想を大きく下振れたイオンフィナンシャルサービス<8570>や、今期予想が想定外の減益見通しとなったパイプドHD<3919>が急落。減損計上で業績予想を下方修正した参天製薬<4536>も大きく売られた。一方、英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案の詳細が報じられ、買取価格へサヤ寄せする動きとなった東芝<6502>が大幅に上昇した。  売買代金上位では、ソフトバンクG<9984>、マネックスG<8698>、トヨタ<7203>、村田製作所<6981>、伊藤忠<8001>などが堅調推移。一方、レーザーテック<6920>、ソニーグループ<6758>、日本郵船<9101>、東京エレクトロン<8035>、キーエンス<6861>、信越化<4063>、エムスリー<2413>、SUMCO<3436>などが軟調となっている。  セクターでは、海運業、非鉄金属、石油・石炭製品、鉱業、その他金融業などが下落率上位となった。一方、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、陸運業、卸売業、繊維製品などが上昇率上位となっている。東証1部の値上がり銘柄は全体の51%、値下がり銘柄は43%となっている。  前場の東証1部の売買高は5億株を下回っており、今後本格化する企業決算を前に依然として様子見ムードが強い様子。そうした中、主要株価指数は揃って下落となっているが、マザーズ指数を除いた指数構成銘柄の上昇・下落の比率をみるとほぼ拮抗しており、全体的に売りが優勢なわけでもなく、市場心理もほぼニュートラルといったところか。  前週末に本決算を発表した安川電機がしっかりとした動きとなれば、この先に控える製造業決算への期待感の高まりとともに指数も堅調推移となる可能性も考えてはいたが、蓋を開けてみれば本日の同社株価は売り優勢となった。22年2月期の営業利益予想が市場予想をやや下回ったことが嫌気されたようだが、今期営業利益は前期比55%増と高い伸びで、新中期経営計画では23年2月期営業利益が610億円と過去最高を更新する見通しも示している。また、受注動向も中国を筆頭に欧州でも高い伸びがみられたほか、マイナスが続いていた日本や米州でも前年比でプラスに転じるなど総じて力強い内容が確認された。それでも、業績回復を期待してここまで上昇し、すでに上場来高値圏にある株価がさらに上昇するにはインパクトに欠けたようだ。  むろん、内容は良好そのもので、本日の下落も一時的なものに過ぎないかもしれない。実際、同社株価は一時は8%超と大きく売り込まれたが、その後は5%安まで下げ渋る動きもみられた。しかし、それでも、今回の同社の決算および株価反応を受けて今後の製造業決算に対するハードルの高さが窺えよう。すでに株価が高値圏にある銘柄は、市場予想を大幅に上回るなど相当にポジティブな内容でない限りは出尽くし感が先行しやすいだろう。  持ち株で決算を跨ぐ場合には、長期保有が前提でない限りは、全て売却するのが躊躇われるのであれば、半分でも売却しておくことで気持ちを軽くした方が無難か。ここから1カ月程度のシナリオとしては、企業決算は総じて良好なものの、発表直後は出尽くし感からの売り優勢となるケースが多く、その後個別に見直し買い買いが進むとともに指数も持ち直すような展開が予想されるといったところか。  さて、一方で、日経平均や東証株価指数(TOPIX)がこう着感を強めるなか、マザーズ指数も大きく下落するなど、幕間つなぎの物色が新興株全般に向かっている様子もない。それでも、ココナラ<4176>やAppier<4180>、ベビーカレンダー<7363>など直近IPOの一角が堅調に推移するなど、チャート妙味がある銘柄にはしっかりと物色が向かっているようで、個人投資家の買い意欲が減退したわけではないようだ。ただ、東証1部が手掛けにくいなか新興株全体が買われるわけではなく、新興株の中でも循環物色がされているようだ。今後も選別物色が一段と強まる可能性に留意しておきたい。  最後に、本日の後場は、引き続き全体としては軟調な値動きが想定されるなか、前場に売り優勢となった安川電機がどの程度まで下げ幅を縮めることができるかに注目したい。本日の大引け後には3月の工作機械受注が発表される。2月の同指標は非常に良好で、今回の結果への期待もある。上述したように、安川電機の決算は決して悪いわけではない。取引終了後に発表される工作機械受注の内容次第では同社株価も明日から早々に見直し買いが進むかもしれない。そうした展開を見越した動きが後場から出てくるかどうかに注目したい。 《AK》
2021/4/12
注目銘柄ダイジェスト(前場):TBCSCAT、イオンFS、HKSなど
*12:01JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):TBCSCAT、イオンFS、HKSなど 参天薬<4536>:1421円(-89円) 大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表している。IFRSベースでの税引前当期利益は従来の340億円から140億円にまで下方修正。米国において2020年6月に市販前承認申請を行ったDE-128について、21年度上期を想定していた米国における承認時期の遅延を前提に資産価値の見直しを行い、405億円の減損損失を計上する見通しとなったことが背景。なお、コアベースの営業利益は520億円から510億円の下振れにとどまるようだ。 東芝<6502>:4555円(+290円) 大幅反発。英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズによる買収提案の詳細が分かったと10日付の日本経済新聞で報じられている。政府系ファンドの産業革新投資機構や事業会社の参加を想定し、1株5000円での買い取りを提案したもよう。早ければ10月の上場廃止を見込み、約3年後の再上場を目指すとしている。買取価格へのサヤ寄せを目指す動きとなっているが、買収実現への不透明感も残り、同価格水準までの上昇とはなっていない。 イオンFS<8570>:1313円(-149円) 大幅反落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は407億円となり、従来予想レンジ270-330億円を上回って着地している。一方、22年2月期は410-460億円のレンジ予想としており、市場コンセンサス540億円程度を下回っている。先行投資負担の増加などを織り込んでいるもよう。通期配当計画に関しても、前期比6円増配の40円としているが、回復ペースは鈍いと捉えられているようだ。 安川電<6506>:5520円(-390円) 大幅下落。先週末に21年2月期の決算を発表、営業利益は272億円で会社計画に沿った着地に。一方、22年2月期見通しは420億円で市場予想を10億円強下振れているもよう。世界的な景気回復期待が高まってきていたなか、ネガティブな反応が先行する状況のようだ。ただ、足元の受注は想定以上の回復となっているほか、新中期経営計画では23年2月期営業利益610億円と過去最高業績更新の見通しを示している。 HKS<7219>:2200円 カ - ストップ高買い気配。21年8月期の営業利益を従来予想の2.00億円から2.76億円(前期実績0.97億円)に上方修正している。自動車のアフターパーツが海外向け輸出を中心に好調に推移しているため。新型コロナウイルス感染拡大の影響で旅費交通費やイベント開催など広告宣伝費が減少して販管費が当初予想を下回ったほか、委託メーカーからの受託が復調してきたことも利益を押し上げる見通し。 TBCSCAT<3974>:1570円(+217円) 年初来高値。30日を基準日として1株につき3株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げて投資しやすい環境を整え、投資家層拡大と株式の流動性向上を図る。併せて21年10月期の期末配当を従来予想の20.00円から7.00円(前期末実績は20.00円)に変更する。分割前換算では21円に相当するため、増額修正となる。また、10月31日現在の株主を対象とする株主優待制度を拡充する。 リックソフト<4429>:3695円(+85円) 大幅に続伸。21年2月期の営業利益を従来予想の5.40億円から6.01億円(前期実績4.02億円)に上方修正している。商談を進めていたライセンスの大口案件受注が貢献した。また、提携先製品の一部値上げに伴い、顧客からの前倒し注文が想定を上回ったほか、複数年契約の注文が多く入ったことも利益拡大に寄与する見通し。2日に直近高値(3820円)を付けた後、株価が軟調に推移していたことも買いやすさにつながっているようだ。 《ST》
2021/4/12
参天製薬---大幅続落、減損計上で業績予想を下方修正
*11:10JST 参天製薬---大幅続落、減損計上で業績予想を下方修正 参天製薬<4536>は大幅続落。先週末に業績予想の修正を発表している。IFRSベースでの税引前当期利益は従来の340億円から140億円にまで下方修正。米国において2020年6月に市販前承認申請を行ったDE-128について、21年度上期を想定していた米国における承認時期の遅延を前提に資産価値の見直しを行い、405億円の減損損失を計上する見通しとなったことが背景。なお、コアベースの営業利益は520億円から510億円の下振れにとどまるようだ。 《TY》
2021/4/12
個別銘柄戦略:オリエンタル白石や関電工などに注目
*09:05JST 個別銘柄戦略:オリエンタル白石や関電工などに注目 先週末9日の米国市場では、NYダウが297.03ドル高の33800.60と史上最高値を更新し、ナスダック総合指数が70.88pt高の13900.19、シカゴ日経225先物が大阪日中比150円高の29920と堅調だった。12日早朝の為替は1ドル=109.60-70円(先週末大引け時は109.38円)。本日の東京市場では、先週末の米国株高と金利上昇を好感してみずほFG<8411>、三菱UFJ<8306>、三住トラスト<8309>など大手金融株が買いを集めよう。また、米国のワクチン接種加速からJAL<9201>、ANA<9202>も値上がりが予想される。先週末大引け後に好決算や好調な月次売上高、自社株買いなどを発表したわらべやHD<2918>、安川電機<6506>、イオンフィナンシャルサービス<8570>などが買いを集めよう。反面、下方修正の参天製薬<4536>は売りに押されそうだ。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたオリエンタル白石<1786>、関電工<1942>、九電工<1959>、7&IーHD<3382>、SUMCO<3436>、信越化<4063>、JSR<4185>、東京応化工業<4186>、日本特殊陶業<5334>、日本製鉄<5401>、JFE<5411>、SBI<8473>、三菱地所<8802>などに注目。 《FA》
2021/3/4
前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感セクターへの出遅れ修正が中心に~
*08:44JST 前場に注目すべき3つのポイント~景気敏感セクターへの出遅れ修正が中心に~ 4日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:景気敏感セクターへの出遅れ修正が中心に ■モロゾフ、上方修正 営業利益7.5億円←5.3億円 ■前場の注目材料:三菱電機、高齢者見守りを来年度事業化、試作端末、サ高住で実証 ■景気敏感セクターへの出遅れ修正が中心に 4日の日本株市場は、売り一巡後の底堅さを見極める展開となろう。3日の米国市場ではNYダウが121ドル安だった。バイデン政権はワクチンが5月末までに全国民に十分な量が確保できると発表し従来の予定から2カ月前倒しされたことで回復期待が強まるなか、金利上昇への見方からハイテク株などは利益確定の売りが優勢に。また、2月ADP雇用統計や2月ISM非製造業景況指数が予想を下回ったことも売りに向かわせたようである。シカゴ日経225先物清算値は大阪比315円安の29275円。円相場は1ドル107円00銭台で推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップスタートとなりそうであり、売り一巡後の底堅さを見極めることになろう。ADRの日本株は指数インパクトの大きい値がさの一角が弱い値動きをみせていることもあり、インデックスに絡んだ売買の影響を受けることになりそうである。また、SOX指数の下落やVIX指数の上昇なども神経質にさせやすく、先物主導による売り仕掛け的な売買も警戒されるところである。 一方で日経平均は25日線が支持線として意識されやすく、同線での底堅さがみられるようだと、押し目を拾う流れもみられそうである。先物市場では来週末にメジャーSQを控えていることもあり、ポジションを大きく傾けてくる動きはなく、短期のヘッジファンドなどによる仕掛け的な売買が中心とみられるため、ショートカバーも早いだろう。ナスダック指数は25日線に跳ね返される格好から再び75日線レベルまで下落している。この水準を割り込んでくるようだと、一段と調整が強まる可能性があるため、米株先物の動向などを睨みながらの展開になろう。物色の流れとしてはハイテク株やマザーズの時価総額上位銘柄などへは利益確定の流れが優勢になりやすく、景気敏感セクターへの出遅れ修正が中心になりそうである。 ■モロゾフ、上方修正 営業利益7.5億円←5.3億円 モロゾフ<2217>は2021年1月期業績予想の修正を発表。営業利益は1月末に上方修正した5.3億円から7.5億円に再上方修正している。1月のネットや宅配ルートでのバレンタイン商品の販売が想定以上に堅調に推移した。また、販売人件費や経費が想定を下回った。 ■前場の注目材料 ・日経平均は上昇(29559.10、+150.93) ・1ドル107円00-10銭 ・米原油先物は上昇(61.28、+1.53) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・三菱電機<6503>高齢者見守りを来年度事業化、試作端末、サ高住で実証 ・リコー<7752>25年度に営業益1500億円、オフィスサービスに軸足 ・ブリヂストン<5108>海外3拠点を譲渡・清算、多角化見直し ・三井物産<8031>新常態へ働き方コンサル、実証データ提供 ・デンソー<6902>自動運転に5G活用、KDDIと実証 ・武蔵精密<7220>「ハイブリッドバッテリー」開発、急速充放電・高容量両立 ・横浜ゴム<5101>タイでタイヤ金型の生産能力増強 ・コマツ<6301>アジアに低価格ショベル、今春めど投入 ・サノヤスHD<7022>非造船で25年度300億円、産機・エンジ軸足 ・川重<7012>三井E&S造船と共同修繕を来月終了 ・参天製薬<4536>緑内障用機器・新薬投入で米に再進出、25年売上高500億円 ・大阪ガス<9532>子会社KRI、カニ殻から高品質キチン取り出せる溶媒開発 ・エーザイ<4523>不眠症治療薬、香港で新薬承認取得、世界市場拡大 ・キッセイ薬品工業<4547>希少疾病治療薬を国内で製販申請 ・三菱ケミHD<4188>「半導体」事業拡大、独に新工場、仏は3割増強 ・オリンパス<7733>治療機器を中核事業に、M&A含め投資継続 ・日本電気硝子<5214>膨張しない結晶化ガラス、無色透明を実現 ・大王製紙<3880>大王製紙など、RFIDリーダー搭載の自律型協働ロボ開発 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・09:30 豪・1月貿易収支(予想:+68.50億豪ドル、12月:+67.85億豪ドル) 《ST》
2021/2/5
前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は次第にバリューシフトが意識されやすい~
*08:38JST 前場に注目すべき3つのポイント~買い一巡後は次第にバリューシフトが意識されやすい~ 5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:買い一巡後は次第にバリューシフトが意識されやすい ■三菱UFJ、3Q経常利益22.7%減 8406億円 ■前場の注目材料:住友重、産ロボ・搬送車向け精密減速機を増産、月3万台体制 ■買い一巡後は次第にバリューシフトが意識されやすい 5日の日本株市場は底堅い相場展開が見込まれる。4日の米国市場ではNYダウが332ドル高だった。週次新規失業保険申請件数が予想外に減少し労働市場の改善に期待が高まった。追加経済対策が成立するとの期待も高く、景気敏感株を中心に買われており、引けにかけては上げ幅を拡大。ナスダック総合指数は史上最高値を更新している。シカゴ日経225先物清算値は大阪比280円高の28610円。円相場は1ドル105円50銭台と円安に振れて推移している。 シカゴ先物にサヤ寄せする形からギャップアップでのスタートになりそうである。ナスダックの最高値更新の流れもあり、日経平均の重石となっている値がさハイテク株の一角にも自律反発を意識した買いが向かいやすいだろう。日経平均は引き続き28500円を固める動きになりそうであり、5日、25日線辺りが支持線として意識されやすく、売られる場面においては押し目買い意欲の強さがみられそうである。 もっとも、米国市場では景気敏感セクター中心の上昇であるため、引き続き指数インパクトの大きい値がさ株の動向には注視する必要がある。特にエムスリー<2413>や東エレク<8035>などには利益確定の流れが続いていることもあり、戻りの鈍さが意識される場面においては戻り待ちの売り圧力も警戒されることになるだろう。また、足元ではTOPIX型の買いが優勢となっている。米国ではバイデン政権による経済対策による期待感が根強いほか、新規失業保険申請件数の改善や原油相場の上昇の流れをみても、経済活動が進むとの期待感が先行しているようであり、日本においてもTOPIX型優位の流れに向かわせよう。 そのため、朝方こそ米株高の流れから指数インパクトの大きい値がさ株が指数をけん引する格好となろうが、買い一巡後は次第にバリューシフトが意識されやすいとみておきたい。三菱UFJ<8306>の決算を受けた市場反応なども材料視されやすいところである。そのほか、昨日の大引け後の決算ではGSユアサ<6674>、KADOKAWA<9468>、中外薬<4519>、マツダ<7261>、ヤマハ<7951>、イビデン<4062>辺りが注目されそうである。 ■三菱UFJ、3Q経常利益22.7%減 8406億円 三菱UFJ<8306>が発表した第3四半期決算は、経常利益が前年同期比22.7%減の8406.19億円。純利益が同3.3%増の6070.37億円だった。前年同期ののれん一括償却に伴う損失を計上していた影響がはく落したことから利益を底上げ。一方で、新型コロナの影響による信用リスク増加を背景とした与信関連費用が重荷。21年3月期通期の連結業績目標は、純利益で前期比13.6%増の6000億円とする従来の目標を据え置いている。 ■前場の注目材料 ・NYダウは上昇(31055.86、+332.26) ・ナスダック総合指数は上昇(13777.74、+167.20) ・シカゴ日経225先物は上昇(28610、大阪比+280) ・1ドル105円50-60銭 ・SOX指数は上昇(3008.42、+25.54) ・VIX指数は低下(21.77、-1.14) ・米原油先物は上昇(56.23、+0.54) ・日銀のETF購入 ・海外コロナ向けワクチン接種の進展 ・世界的金融緩和の長期化 ・住友重<6302>産ロボ・搬送車向け精密減速機を増産、月3万台体制 ・OKI<6703>本庄工場に新棟、5G搭載機器生産 ・住友商事<8053>建機販売・レンタル社を買収 ・双日<2768>レコテックに出資 ・コマツ<6301>中国に低燃費建機、大型ショベル、価格競争と一線 ・堀場製作所<6856>米試薬メーカー買収、生化学ビジネス拡充 ・富士フイルム<4901>放射線治療、AIで計画作成支援ソフト ・共英製鋼<5440>異形棒鋼8.2万円に据え置き ・参天製薬<4536>緑内障・高眼圧治療薬、米で新薬承認申請 ・塩野義<4507>コロナワクチン、グローバルで第3相臨床を年内検討 ・三菱ケミHD<4188>エチレングリコール類、キロ7円超値上げ ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:30 12月家計支出(前年比予想:-1.8%、11月:+1.1%) <海外> ・特になし 《ST》
2021/1/13
個別銘柄戦略:ローソンや野村不HDなどに注目
*09:13JST 個別銘柄戦略:ローソンや野村不HDなどに注目 12日の米国市場では、NYダウが60.00ドル高の31068.69、ナスダック総合指数が36.00pt高の13072.43、シカゴ日経225先物が大阪日中比変わらずの28190。13日早朝の為替は1ドル=103.70-80円(昨日大引け時は104.23円付近)。本日の東京市場では、米国市場での金融株高に追随する格好でみずほFG<8411>、野村<8604>などに買いが入ろう。反面、本日夕方に新型コロナウイルス対策で大阪府など2府5県を緊急事態宣言の対象地域に追加指定すると発表する見通し。個人消費を中心に経済活動の停滞が懸念されJR西日本<9021>、近鉄GHD<9041>、阪急阪神<9042>、エイチ・ツー・オー リテイリング<8242>などはさえない動きを強いられよう。昨日大引け後の情報開示銘柄では、業績見通しを上方修正した東宝<9602>、7&IーHD<3382>、安川電機<6506>などの値上がりが期待できよう。一方、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたローソン<2651>、野村不HD<3231>、ネクソン<3659>、参天製薬<4536>、オービック<4684>、トレンドマイクロ<4704>、伊藤忠テクノソリューションズ<4739>、東プレ<5975>、リクルートHD<6098>、ベル24HD<6183>、ミネベア<6479>、日本電産<6594> ソニー<6758>、アドバンテスト<6857>、ローム<6963>、浜松ホトニクス<6965>、スズキ<7269>、オリンパス<7733>、バンナムHD<7832>、任天堂<7974>、東エレク<8035>、NTTデータ<9613>、カプコン<9697>などに注目。 《FA》