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2022/4/12
日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない?(訂正)
*08:18JST 日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない?(訂正) 下記のとおり修正します。 (誤)ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>が大幅下落。 (正)ダイキン<6367>が大幅下落。  日経平均は反落。192.34円安の26793.46円(出来高概算5億4645万株)で前場の取引を終えている。  先週末8日の米株式市場でNYダウは137.55ドル高と続伸。10年債利回りが2.7%台と3年ぶりの高水準に達し、金利高を警戒した売りから寄り付き後下落。その後、景気に不透明感が広がるなか、ディフェンシブ銘柄に投資資金が向かい、ダウは上昇に転じた。一方、ハイテク株は終日軟調に推移し、ナスダック総合指数は-1.34%と大幅反落。米ハイテク株安を引き継いで日経平均は108.20円安でスタート。円安・ドル高の進展などを背景に下げ渋ると、一時は27004.50円(18.70円高)と上昇に転じる場面があった。しかし、心理的な節目の回復とともに目先の戻り達成感が台頭すると、騰勢が一服。中国株・香港株の大幅下落も嫌気され、その後は前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。  個別では、市場再編に伴う東証株価指数(TOPIX)構成銘柄の浮動株比率の見直しの影響が引き続き重しとなったダイキン<6367>が大幅下落。米長期金利の上昇を警戒し、Sansan<4443>やラクスル<4384>、JMDC<4483>などの中小型グロース(成長)株が東証プライム値下がり率上位に並んでいる。市場予想を上回る今期見通しを発表した安川電機<6506>は朝高後に失速し、マイナス転換。一方、先週末の岸田首相の記者会見を受けて原発再稼働への期待が高まり、東京電力HD<9501>が急伸。郵船<9101>や三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>、日本製鉄<5401>、三菱重工業<7011>などの景気敏感株も堅調。決算が評価されたサカタのタネ<1377>、カーブスHD<7085>などは大幅に上昇した。  セクターでは精密機器、電気機器、情報・通信などが下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、鉱業、銀行などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となっている。  週明けの日経平均は朝方に下げ幅を一時200円超にまで広げた後、急速に下げ渋ると、先週末に続き、25日移動平均線が下値支持線として機能する形に見えたが、前引けにかけては大きく失速し、同線を割り込んできている。米金利の先高観が警戒されるなか、東証グロースコア指数は4.6%安と大きく下落しており、5日の高値をピークに、その後は本日まで4日連続で陰線を形成し、高値と安値を同時に切り下げてきている。マザーズ指数は再び75日線を割り込んできた。3月半ばからの中小型グロース株のリバウンドは早くも一服し、再び相対的な弱さが目立つ地合いとなっている。  さて、製造業決算の前哨戦として注目される安川電機の本決算は、今期見通しが市場予想を上回り、受注動向の好調さも確認され、総じて良い内容だった。しかし、本日の同社株価は朝方に大幅高で始まった後はマイナスに転じるなど冴えない動き。部品調達難の影響などで前期実績が会社計画を下振れたこともあり、今期見通しに懐疑的な向きも少なくないようだ。また、米金融引き締めやウクライナ情勢に加え、ロックダウン(都市封鎖)に伴う中国経済の動向など、懸念要素が多くくすぶるなか、好決算でも投資家はなかなか積極的にはなれないとも捉えられる。今月下旬からは3月期企業の本決算が始まるが、どうやら先回り買いなどは期待できないようだ。  8日時点での米10年債利回りは2.71%、期待インフレ率の指標とされる米10年ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は2.87%となった。これに伴い、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は-0.16%までマイナス幅の縮小が進んだ。新型コロナパンデミック以降、実質金利の大幅なマイナスがグロース株を中心に株式市場全体の押し上げに寄与してきたことを踏まえれば、実質金利のマイナス幅がこれだけ縮小されてくれば、足元の株式市場でグロース株を中心に相場の上値が抑えられるのも仕方のないことだろう。  米国では、明日12日に3月消費者物価指数(CPI)、13日には3月生産者物価指数(PPI)が発表される。CPIは総合で前年比+8.4%と2月の+7.9%から更に伸びが加速し、40年ぶりの最高を更新する見込み。足元、原油先物相場をはじめエネルギー・非鉄金属価格の上昇が一服していることもあり、高い伸びが出ても、過去の時点を映したに過ぎないバックミラーとして捉え、むしろインフレのピークアウトを織り込みにいく可能性が指摘されている。  しかし、相場の関心事が再び金融引き締めに移ってきているなか、予想比の上振れ次第ではマイナスに反応するリスクは高い。実際、連邦準備制度理事(FRB)のブレイナード理事のタカ派発言や連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表以降も、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下げは止まっておらず、あく抜け感は強まっていない。  米10年債利回りも急ピッチでの上昇が続いており、これまで、株式市場よりは早く織り込みが進んできたと言われてきた債券市場でも、FRBのタカ派スタンスの織り込みはまだ完了していない様子。また、米10年BEIは8日に2.87%と、7日の2.82%からむしろ上昇した。市場はまだインフレのピークアウトを信じ切れていないか、FRBの一段のタカ派化リスクを恐れている様子。  実際、短期金融市場は5月、6月FOMCでの利上げ幅として0.5ptをそれぞれ8割程にまで織り込んできているが、セントルイス連銀のブラード総裁は今下半期の間に政策金利を3.00-3.25%まで引き上げるべきとも発言しており、FRBの一段のタカ派化は確かに否めない。FRBのスタンスが刻々とタカ派し続けるなか、今年は金融政策について「織り込み済み(だから相場は上昇)」と判断することは難しく、今後も高官発言や金利動向に神経質な動きが予想されよう。インフレ退治に躍起になっているFRBの姿勢を踏まえれば、実質金利が今後プラスに向かっていくことは時間の問題とみられ、金利の一段の上昇に対しては警戒しておいた方がよいだろう。  後場の日経平均は前場の安値を割り込んでくる可能性がある。中国上海総合指数や香港ハンセン指数が大幅下落でスタートした後も下げ止まっていない。また、時間外取引で米10年債利回りが2.76%まで上昇してきており、これに伴い、時間外取引のナスダック100先物などが下げ幅を広げてきている。海外市場の動向次第では、短期筋の仕掛け売りなどにも注意が必要だろう。(仲村幸浩) 《AK》
2022/4/11
後場に注目すべき3つのポイント~安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない?
*12:18JST 後場に注目すべき3つのポイント~安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない? 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない? ・ドル・円は堅調、米金利高で ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035> ■日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない? 日経平均は反落。192.34円安の26793.46円(出来高概算5億4645万株)で前場の取引を終えている。 先週末8日の米株式市場でNYダウは137.55ドル高と続伸。10年債利回りが2.7%台と3年ぶりの高水準に達し、金利高を警戒した売りから寄り付き後下落。その後、景気に不透明感が広がるなか、ディフェンシブ銘柄に投資資金が向かい、ダウは上昇に転じた。一方、ハイテク株は終日軟調に推移し、ナスダック総合指数は-1.34%と大幅反落。米ハイテク株安を引き継いで日経平均は108.20円安でスタート。円安・ドル高の進展などを背景に下げ渋ると、一時は27004.50円(18.70円高)と上昇に転じる場面があった。しかし、心理的な節目の回復とともに目先の戻り達成感が台頭すると、騰勢が一服。中国株・香港株の大幅下落も嫌気され、その後は前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。 個別では、米ハイテク株安に加え、市場再編に伴う東証株価指数(TOPIX)構成銘柄の浮動株比率の見直しの影響が引き続き重しとなったソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>が大幅下落。米長期金利の上昇を警戒し、Sansan<4443>やラクスル<4384>、JMDC<4483>などの中小型グロース(成長)株が東証プライム値下がり率上位に並んでいる。市場予想を上回る今期見通しを発表した安川電機<6506>は朝高後に失速し、マイナス転換。一方、先週末の岸田首相の記者会見を受けて原発再稼働への期待が高まり、東京電力HD<9501>が急伸。郵船<9101>や三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>、日本製鉄<5401>、三菱重工業<7011>などの景気敏感株も堅調。決算が評価されたサカタのタネ<1377>、カーブスHD<7085>などは大幅に上昇した。 セクターでは精密機器、電気機器、情報・通信などが下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、鉱業、銀行などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となっている。 週明けの日経平均は朝方に下げ幅を一時200円超にまで広げた後、急速に下げ渋ると、先週末に続き、25日移動平均線が下値支持線として機能する形に見えたが、前引けにかけては大きく失速し、同線を割り込んできている。米金利の先高観が警戒されるなか、東証グロースコア指数は4.6%安と大きく下落しており、5日の高値をピークに、その後は本日まで4日連続で陰線を形成し、高値と安値を同時に切り下げてきている。マザーズ指数は再び75日線を割り込んできた。3月半ばからの中小型グロース株のリバウンドは早くも一服し、再び相対的な弱さが目立つ地合いとなっている。 さて、製造業決算の前哨戦として注目される安川電機の本決算は、今期見通しが市場予想を上回り、受注動向の好調さも確認され、総じて良い内容だった。しかし、本日の同社株価は朝方に大幅高で始まった後はマイナスに転じるなど冴えない動き。部品調達難の影響などで前期実績が会社計画を下振れたこともあり、今期見通しに懐疑的な向きも少なくないようだ。また、米金融引き締めやウクライナ情勢に加え、ロックダウン(都市封鎖)に伴う中国経済の動向など、懸念要素が多くくすぶるなか、好決算でも投資家はなかなか積極的にはなれないとも捉えられる。今月下旬からは3月期企業の本決算が始まるが、どうやら先回り買いなどは期待できないようだ。 8日時点での米10年債利回りは2.71%、期待インフレ率の指標とされる米10年ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は2.87%となった。これに伴い、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は-0.16%までマイナス幅の縮小が進んだ。新型コロナパンデミック以降、実質金利の大幅なマイナスがグロース株を中心に株式市場全体の押し上げに寄与してきたことを踏まえれば、実質金利のマイナス幅がこれだけ縮小されてくれば、足元の株式市場でグロース株を中心に相場の上値が抑えられるのも仕方のないことだろう。 米国では、明日12日に3月消費者物価指数(CPI)、13日には3月生産者物価指数(PPI)が発表される。CPIは総合で前年比+8.4%と2月の+7.9%から更に伸びが加速し、40年ぶりの最高を更新する見込み。足元、原油先物相場をはじめエネルギー・非鉄金属価格の上昇が一服していることもあり、高い伸びが出ても、過去の時点を映したに過ぎないバックミラーとして捉え、むしろインフレのピークアウトを織り込みにいく可能性が指摘されている。 しかし、相場の関心事が再び金融引き締めに移ってきているなか、予想比の上振れ次第ではマイナスに反応するリスクは高い。実際、連邦準備制度理事(FRB)のブレイナード理事のタカ派発言や連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表以降も、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下げは止まっておらず、あく抜け感は強まっていない。 米10年債利回りも急ピッチでの上昇が続いており、これまで、株式市場よりは早く織り込みが進んできたと言われてきた債券市場でも、FRBのタカ派スタンスの織り込みはまだ完了していない様子。また、米10年BEIは8日に2.87%と、7日の2.82%からむしろ上昇した。市場はまだインフレのピークアウトを信じ切れていないか、FRBの一段のタカ派化リスクを恐れている様子。 実際、短期金融市場は5月、6月FOMCでの利上げ幅として0.5ptをそれぞれ8割程にまで織り込んできているが、セントルイス連銀のブラード総裁は今下半期の間に政策金利を3.00-3.25%まで引き上げるべきとも発言しており、FRBの一段のタカ派化は確かに否めない。FRBのスタンスが刻々とタカ派し続けるなか、今年は金融政策について「織り込み済み(だから相場は上昇)」と判断することは難しく、今後も高官発言や金利動向に神経質な動きが予想されよう。インフレ退治に躍起になっているFRBの姿勢を踏まえれば、実質金利が今後プラスに向かっていくことは時間の問題とみられ、金利の一段の上昇に対しては警戒しておいた方がよいだろう。 後場の日経平均は前場の安値を割り込んでくる可能性がある。中国上海総合指数や香港ハンセン指数が大幅下落でスタートした後も下げ止まっていない。また、時間外取引で米10年債利回りが2.76%まで上昇してきており、これに伴い、時間外取引のナスダック100先物などが下げ幅を広げてきている。海外市場の動向次第では、短期筋の仕掛け売りなどにも注意が必要だろう。 ■ドル・円は堅調、米金利高で 11日午前の東京市場でドル・円は堅調地合いとなり、124円前半から後半に水準を切り上げた。米10年債利回りの上昇でドル買い優勢となり、対円では心理的節目の125円に接近。一方、日経平均株価は軟調地合いだが、株安を嫌気した円買いよりも円売りに押されているようだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は124円05銭から125円00銭、ユーロ・円は135円28銭から136円06銭、ユーロ・ドルは1.0880ドルから1.0923ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・セイヒョー<2872>、シーズメン<3083>など、3銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・3月生産者物価指数:前年比+8.3%(予想:+8.1%、2月:+8.8%) ・中・3月消費者物価指数:前年比+1.5%(予想:+1.4%、2月:+0.9%) 【要人発言】 ・黒田日銀総裁 「必要ならちゅうちょなく追加緩和」 「政策金利、現在の長短金利の水準またはそれを下回る水準で推移することを想定」 ・内田日銀理事 「為替相場が短期間に変動すると不確実性が高まる」 「為替相場の過度な変動、企業の事業計画策定を困難にする」 <国内> 特になし <海外> ・15:00 英・2月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、1月:+0.7%) ・15:00 英・2月貿易収支(予想:-135.00億ポンド、1月:-264.99億ポンド) 《CS》
2022/4/7
前日に動いた銘柄 part1 ピアラ、コスモエネHD、山田コンサルティンググループなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ピアラ、コスモエネHD、山田コンサルティンググループなど 銘柄名<コード>6日終値⇒前日比 ポーラオルビス<4927> 1598 -55 「FTSE Blossom Japan Sector Relative Index」の構成銘柄に選定。 コメ兵HD<2780> 1990 +60 3月期度月次売上高は前年比39.1%増。 ピーバンドットコム<3559> 593 +34 ワイヤレス給電導入サービスを開始。 日本情報クリエイト<4054> 1275 +15 「電子入居申込サービス」とクレディセゾンが提供する 「セゾンの家賃保証RentQuick」との連携を開始。 ピアラ<7044> 1032 +150 NFT事業への期待が続く格好に。 コスモエネHD<5021> 3140 +372 旧村上系ファンドの株式取得を材料視。 富士石油<5017> 297 +27 旧村上系ファンドのコスモエネ取得で再編思惑。 山田コンサルティンググループ<4792> 1266 +103 業績・配当予想の上方修正を発表。 トーセイ<8923> 1255 +79 第1四半期の好決算を評価の動きに。 マニー<7730> 1624 +111 上半期業績の上方修正を好感。 丸和運輸機関<9090> 1287 +76 東海東京証券では投資判断を格上げ。 ヤーマン<6630> 1286 +57 昨年11月に空けたマド埋め目指す展開にも。 出光興産<5019> 3355 +55 石油業界には再編期待が高まる形で。 VTHD<7593> 471 +19 想定以上の業績上方修正を高評価。 ダイセキ環境ソリューション<1712> 1144 -161 順調な決算発表も出尽くし感が優勢に。 リンクアンドモチベーション<2170> 540 -10 信用買い残高水準、リバウンド一服感で戻り売り圧力。 薬王堂HD<7679> 2095 -209 前期業績下振れ着地や今期の回復緩慢見通しをマイナス視。 デクセリアルズ<4980> 3170 -290 商い急増の2月高値水準では戻り売り優勢。 ギフティ<4449> 1358 -26 米長期金利上昇で中小型グロース株が軟化。 ワコム<6727> 900 -57 12月の戻り高値更新でいったん達成感も。 Sansan<4443> 1437 -54 中小型グロース株軟化でリバウンドにも一巡感。 GMOインターネット<9449> 2671 -202 ジェフリーズ証券では投資判断を格下げ。 スギHD<7649> 5750 -450 今期の連続減益見通しをネガティブ視。 ラクスル<4384> 3365 -170 5日にかけて大幅高目立ち反動も強まる。 《FA》
2022/4/6
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反落、東エレクが1銘柄で約83円分押し下げ
*12:27JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反落、東エレクが1銘柄で約83円分押し下げ 6日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり27銘柄、値下がり195銘柄、変わらず3銘柄となった。 日経平均は3日ぶり大幅反落。525.93円安の27262.05円(出来高概算5億4627万株)で前場の取引を終えている。 5日の米株式市場でNYダウは280.70ドル安と3日ぶりに反落。欧米諸国が6日に対ロ制裁の強化を発表する計画が明らかになり、景気への影響懸念が重しとなった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での量的引き締め(QT)開始の可能性を示唆したことで、金利が急伸し、ハイテク株を中心に大きく売られた。主要株価指数は終日軟調に推移し、引けにかけて下げ幅を拡大。ナスダック総合指数は-2.25%と3日ぶりの大幅反落。米株安を引き継いで日経平均は254.10円安でスタート。時間外取引のナスダック100先物が軟調ななか、断続的な売りが入り、日経平均は前場終盤ころには一時27214.61円(573.37円安)まで下落した。 個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅下落もあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連や、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>などの電子部品関連が大幅下落。東証プライム値下がり率上位にはSansan<4443>、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>などの高バリュエーション株が並んだ。ほか、日本郵船<9101>などの海運株も大幅安。ダイセキS<1712>、スギHD<7649>は決算が売りに繋がった。一方、米金利高を追い風に三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>が上昇。旧村上ファンド系投資会社シティインデックスイレブンスの株式保有が明らかになったコスモエネHD<5021>は急騰し、富士石油<5017>も急伸。業績予想を上方修正したマニー<7730>、VTHD<7593>、山田コンサル<4792>なども大幅高。ほか、任天堂<7974>やシスメックス<6869>などディフェンシブ系が堅調。 セクターでは海運業、金属製品、機械などを筆頭にほぼ全面安。石油・石炭製品、銀行業の2業種のみが上昇となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は12%となっている。 値下がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約83円押し下げた。同2位はソフトバンクG<9984>となり、アドバンテスト<6857>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>がつづいた。 一方、値上がり寄与トップは任天堂<7974>となり1銘柄で日経平均を約1円押し上げた。同2位はアステラス製薬<4503>となり、出光興産<5019>、京王<9008>、ニコン<7731>がつづいた。 *11:30現在 日経平均株価  27262.05(-525.93) 値上がり銘柄数  27(寄与度+9.03) 値下がり銘柄数 195(寄与度-534.96) 変わらず銘柄数  3 ○値上がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 <7974> 任天堂 63760 510 +1.79 <4503> アステラス薬 1885 9.5 +1.67 <5019> 出光興産 3415 115 +1.62 <9008> 京王 4985 100 +0.70 <7731> ニコン 1321 14 +0.49 <8331> 千葉銀 731 13 +0.46 <8058> 三菱商事 4421 12 +0.42 <9766> コナミHD 8140 10 +0.35 <9007> 小田急 2069 14 +0.25 <8306> 三菱UFJ 759.3 6.4 +0.22 <8750> 第一生命HD 2453 56 +0.20 <8354> ふくおか 2344 24 +0.17 <3861> 王子HD 594 3 +0.11 <5020> ENEOS 459.2 2.8 +0.10 <9432> NTT 3624 7 +0.10 <4506> 大日住薬 1244 2 +0.07 <8053> 住友商 2053 2 +0.07 <8795> T&DHD 1610 8 +0.06 <8316> 三井住友 3900 13 +0.05 <8233> 高島屋 1174 2 +0.04 ○値下がり上位銘柄 コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度 <8035> 東エレク 58200 -2370 -83.29 <9984> ソフトバンクG 5747 -189 -39.85 <6857> アドバンテス 9050 -420 -29.52 <6367> ダイキン工 21315 -725 -25.48 <9983> ファーストリテ 61860 -650 -22.84 <6762> TDK 4210 -185 -19.50 <6954> ファナック 21405 -510 -17.92 <6902> デンソー 7335 -363 -12.76 <6098> リクルートHD 5533 -113 -11.91 <2413> エムスリー 4692 -129 -10.88 <6758> ソニーG 12415 -300 -10.54 <4063> 信越化 18255 -260 -9.14 <6976> 太陽誘電 5230 -250 -8.79 <4021> 日産化 6860 -240 -8.43 <6971> 京セラ 6711 -115 -8.08 <6645> オムロン 7721 -217 -7.63 <7733> オリンパス 2382 -51 -7.17 <9613> NTTデータ 2382 -36 -6.33 <4519> 中外薬 4042 -59 -6.22 <6981> 村田製 7778 -212 -5.96 《CS》
2022/4/6
後場に注目すべき3つのポイント~金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている?
*12:14JST 後場に注目すべき3つのポイント~金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている? 6日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり大幅反落、金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている? ・ドル・円はしっかり、一時124円台に浮上 ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり大幅反落、金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている? 日経平均は3日ぶり大幅反落。525.93円安の27262.05円(出来高概算5億4627万株)で前場の取引を終えている。 5日の米株式市場でNYダウは280.70ドル安と3日ぶりに反落。欧米諸国が6日に対ロ制裁の強化を発表する計画が明らかになり、景気への影響懸念が重しとなった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での量的引き締め(QT)開始の可能性を示唆したことで、金利が急伸し、ハイテク株を中心に大きく売られた。主要株価指数は終日軟調に推移し、引けにかけて下げ幅を拡大。ナスダック総合指数は-2.25%と3日ぶりの大幅反落。米株安を引き継いで日経平均は254.10円安でスタート。時間外取引のナスダック100先物が軟調ななか、断続的な売りが入り、日経平均は前場終盤ころには一時27214.61円(573.37円安)まで下落した。 個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅下落もあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連や、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>などの電子部品関連が大幅下落。東証プライム値下がり率上位にはSansan<4443>、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>などの高バリュエーション株が並んだ。ほか、日本郵船<9101>などの海運株も大幅安。ダイセキS<1712>、スギHD<7649>は決算が売りに繋がった。一方、米金利高を追い風に三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>が上昇。旧村上ファンド系投資会社シティインデックスイレブンスの株式保有が明らかになったコスモエネHD<5021>は急騰し、富士石油<5017>も急伸。業績予想を上方修正したマニー<7730>、VTHD<7593>、山田コンサル<4792>なども大幅高。ほか、任天堂<7974>やシスメックス<6869>などディフェンシブ系が堅調。 セクターでは海運業、金属製品、機械などを筆頭にほぼ全面安。石油・石炭製品、銀行業の2業種のみが上昇となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は12%となっている。 前日の米株市場ではナスダック総合指数が久々に2%を超える大幅下落となった。FBRの中でもハト派とされるブレイナード氏からのタカ派発言とあって、影響が大きくなった面もあろうが、市場は敏感に大きく反応した。米10年債利回りは5日、2.55%(+0.15pt)へと急伸し、3年ぶりの高値を記録(なお、米10年債利回りは時間外取引において、本稿執筆時点で2.60%まで上昇してきている)。一方、期待インフレ率の指標とされる米10年ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)はほぼ横ばいで2.80%。名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は−0.25%までマイナス幅を縮小した。 3月上旬には実質金利のマイナス幅は1%を超えていたため、縮小ペースは急速だ。2020年の新型コロナウイルス・パンデミック以降、長らく資産価格の上昇を後押ししてきた実質金利のマイナスが解消されようとしていることを背景に、デュレーション(投資回収期間)の長いグロース(成長)株が大きく売られたことは道理だろう。 しかし、ブレイナード氏の発言内容には既知の内容が多く、目新しい内容は少なかった。それにも関わらず、これだけ過剰な反応が見られたのは、相場が下げたがっているような印象を与える。相場のリバウンドが一服し、手掛かり材料難だったなか、これまで買い手の中心だった短期筋が、目の前に現れた格好の売り材料に対して素直に売りで反応したということだろう。改めて、足元の相場の脆さが立証されたといえる。 ブレイナード氏は前日の講演で、インフレ圧力を低下させる取り組みが「最優先」だと強調。また、「インフレは高過ぎる状況で、上振れリスクにさらされている」と指摘し、更なるインフレ高進が確認されれば「一段と強力な行動をとる用意がある」とも言及した。そのほか、ブレイナード氏は、QTは過去の回復局面よりも「かなり急速なペースで」行うこと、2017-19年と比較して縮小額の上限は「かなり大きくなる」ことなども示した。 一方、そうしたなか、中国では新型コロナ新規感染者数に歯止めがかかっておらず、現在上海市などで実施中のロックダウン(都市封鎖)の延長が決定された。ロシアへの制裁に加えて、中国でのロックダウンも相まって、インフレ要因の一つである物流網の混乱がさらに長期化するリスクが高まっている。パウエル議長は3月の議会証言にて、QTについて「3年程度かけて行う」などと発言していたが、インフレ高進の長期化リスクを背景に、縮小ペースを加速化する可能性もあろう。上述のブレイナード氏の発言を踏まえると、市場はFRBの一段のタカ派化リスクを織り込んでいく必要性に迫られることを覚悟しておいた方がよいだろう。 後場の日経平均は引き続き軟調な展開となろう。今晩の米国市場で発表されるFOMC議事録(3月15-16日開催分)の内容に対しての警戒感は一段と高まったといえ、内容を見極めたいとの思惑から押し目買いは入りにくい。日経平均はこれまで下値支持線になってきた75日移動平均線をも割り込んできているため、売り方優勢の地合いが継続しやすい。安易な押し目買いは避ける場面だろう。 ■ドル・円はしっかり、一時124円台に浮上 6日午前のアジア市場でドル・円はしっかりの値動きで、123円半ばから124円付近に値を切り上げた。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑から、金利高を背景にドル買い基調が続く。ドルは124円を付けた後に失速したが、すぐに持ち直している。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は123円54銭から124円05銭、ユーロ・円は134円75銭から135円15銭、ユーロ・ドルは1.0891ドルから1.0908ドル。 ■後場のチェック銘柄 ・Kaizen Platform<41704>、セカンドサイトアナリティカ<5028>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位がソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【経済指標】 ・中・3月財新サービス業PMI:42.0(予想:49.7、2月:50.2) 【要人発言】 ・ロシア大統領報道官 「ルーブル建てでの支払いを求める輸出品の拡大を急がない」 <国内> 特になし <海外> ・15:00 独・2月製造業受注(前月比予想:-0.2%、1月:+1.8%) 《CS》
2022/4/6
日経平均は3日ぶり大幅反落、金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている?
*12:08JST 日経平均は3日ぶり大幅反落、金利急伸で株式売り膨らむ、相場は下がりたがっている?  日経平均は3日ぶり大幅反落。525.93円安の27262.05円(出来高概算5億4627万株)で前場の取引を終えている。  5日の米株式市場でNYダウは280.70ドル安と3日ぶりに反落。欧米諸国が6日に対ロ制裁の強化を発表する計画が明らかになり、景気への影響懸念が重しとなった。また、連邦準備制度理事会(FRB)のブレイナード理事が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での量的引き締め(QT)開始の可能性を示唆したことで、金利が急伸し、ハイテク株を中心に大きく売られた。主要株価指数は終日軟調に推移し、引けにかけて下げ幅を拡大。ナスダック総合指数は-2.25%と3日ぶりの大幅反落。米株安を引き継いで日経平均は254.10円安でスタート。時間外取引のナスダック100先物が軟調ななか、断続的な売りが入り、日経平均は前場終盤ころには一時27214.61円(573.37円安)まで下落した。  個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅下落もあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連や、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>などの電子部品関連が大幅下落。東証プライム値下がり率上位にはSansan<4443>、ラクスル<4384>、ギフティ<4449>などの高バリュエーション株が並んだ。ほか、日本郵船<9101>などの海運株も大幅安。ダイセキS<1712>、スギHD<7649>は決算が売りに繋がった。一方、米金利高を追い風に三菱UFJ<8306>、第一生命HD<8750>が上昇。旧村上ファンド系投資会社シティインデックスイレブンスの株式保有が明らかになったコスモエネHD<5021>は急騰し、富士石油<5017>も急伸。業績予想を上方修正したマニー<7730>、VTHD<7593>、山田コンサル<4792>なども大幅高。ほか、任天堂<7974>やシスメックス<6869>などディフェンシブ系が堅調。  セクターでは海運業、金属製品、機械などを筆頭にほぼ全面安。石油・石炭製品、銀行業の2業種のみが上昇となった。東証プライムの値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は12%となっている。  前日の米株市場ではナスダック総合指数が久々に2%を超える大幅下落となった。FBRの中でもハト派とされるブレイナード氏からのタカ派発言とあって、影響が大きくなった面もあろうが、市場は敏感に大きく反応した。米10年債利回りは5日、2.55%(+0.15pt)へと急伸し、3年ぶりの高値を記録(なお、米10年債利回りは時間外取引において、本稿執筆時点で2.60%まで上昇してきている)。一方、期待インフレ率の指標とされる米10年ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)はほぼ横ばいで2.80%。名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は−0.25%までマイナス幅を縮小した。  3月上旬には実質金利のマイナス幅は1%を超えていたため、縮小ペースは急速だ。2020年の新型コロナウイルス・パンデミック以降、長らく資産価格の上昇を後押ししてきた実質金利のマイナスが解消されようとしていることを背景に、デュレーション(投資回収期間)の長いグロース(成長)株が大きく売られたことは道理だろう。  しかし、ブレイナード氏の発言内容には既知の内容が多く、目新しい内容は少なかった。それにも関わらず、これだけ過剰な反応が見られたのは、相場が下げたがっているような印象を与える。相場のリバウンドが一服し、手掛かり材料難だったなか、これまで買い手の中心だった短期筋が、目の前に現れた格好の売り材料に対して素直に売りで反応したということだろう。改めて、足元の相場の脆さが立証されたといえる。  ブレイナード氏は前日の講演で、インフレ圧力を低下させる取り組みが「最優先」だと強調。また、「インフレは高過ぎる状況で、上振れリスクにさらされている」と指摘し、更なるインフレ高進が確認されれば「一段と強力な行動をとる用意がある」とも言及した。そのほか、ブレイナード氏は、QTは過去の回復局面よりも「かなり急速なペースで」行うこと、2017-19年と比較して縮小額の上限は「かなり大きくなる」ことなども示した。  一方、そうしたなか、中国では新型コロナ新規感染者数に歯止めがかかっておらず、現在上海市などで実施中のロックダウン(都市封鎖)の延長が決定された。ロシアへの制裁に加えて、中国でのロックダウンも相まって、インフレ要因の一つである物流網の混乱がさらに長期化するリスクが高まっている。パウエル議長は3月の議会証言にて、QTについて「3年程度かけて行う」などと発言していたが、インフレ高進の長期化リスクを背景に、縮小ペースを加速化する可能性もあろう。上述のブレイナード氏の発言を踏まえると、市場はFRBの一段のタカ派化リスクを織り込んでいく必要性に迫られることを覚悟しておいた方がよいだろう。  後場の日経平均は引き続き軟調な展開となろう。今晩の米国市場で発表されるFOMC議事録(3月15-16日開催分)の内容に対しての警戒感は一段と高まったといえ、内容を見極めたいとの思惑から押し目買いは入りにくい。日経平均はこれまで下値支持線になってきた75日移動平均線をも割り込んできているため、売り方優勢の地合いが継続しやすい。安易な押し目買いは避ける場面だろう。(仲村幸浩) 《AK》
2022/4/6
前日に動いた銘柄 part1 ウェルスナビ、しまむら、ラクスルなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ウェルスナビ、しまむら、ラクスルなど 銘柄名<コード>5日終値⇒前日比 インフォマート<2492> 720 +23 トヨタファイナンスが「BtoB プラットフォーム 請求書」を採用。 平和堂<8276> 1929 +22 22年2月期の期末配当を増額、高水準の自己株消却も発表。 リンガーハット<8200> 2287 +26 3月の月次純既存店売上は前年比6.0%増。 ウェルスナビ<7342> 2582 +337 JPモルガン・アセット・マネジメントの保有割合増加。 ピアラ<7044> 882+150 NFT事業への期待が続く格好に。 IMAGICA GROUP<6879> 754 +71 メディア・ソリューションズの子会社化を発表。 日本電波工業<6779> 1350 +130 増資発表後は買い戻しが優勢の展開か。 しまむら<8227> 11590 +790 前期実績・今期見通しともに市場想定を上振れ。 ユナイテッドアローズ<7606> 1943 +149 3月小売既存店の好調などを評価へ。 オープンドア<3926> 2093 +165 GoTo政策への期待など思惑視で押し目買い優勢。 マネジメントソリューションズ<7033> 4730 +270 需給改善の中小型グロース株として上値追い続く。 ラクスル<4384> 3535 +250 需給妙味の強い中小型グロース株としてリバウンド期待。 イーレックス<9517> 1988 +118 海外再生エネ事業への展開期待続く。 Gunosy<6047> 1148 +90 日の大幅反落受けて押し目買いが優勢にも。 楽天グループ<4755> 1030 +55 自社回線拡大によるモバイル事業の収益改善を期待。 SREHD<2980> 3750 +55 中小型グロース株上昇支援にリバウンドが続く。 ペプチドリーム<4587> 2338 +138 特に新規材料観測されないがリバウンド続く形に。 エスプール<2471> 1368 +93 第1四半期大幅増益決算を高評価へ。 良品計画<7453> 1413 -55 3月の月次動向をネガティブ視。 大平洋金属<5541> 4080 -295 4日のニッケル市況堅調も利食い売りが優勢に。 第一生命HD<8750> 2397.0 -111.0 米長期金利は時間外で下落。 T&DHD<8795> 1602 -80 生保株が5日は一斉安の展開に。 川崎汽船<9107> 7570 -340 海運株からは資金流出で業種別下落率トップ。 住友ファーマ<4506> 1242 -48 4日はクレディ・スイス証券格上げで上昇も戻り売り。 《FA》
2022/4/4
個別銘柄戦略:キリンHDや象印マホービンなどに注目
*09:03JST 個別銘柄戦略:キリンHDや象印マホービンなどに注目 先週末4月1日の米株式市場でNYダウは139.92ドル高の34818.27、ナスダック総合指数は40.98pt高の14261.50、シカゴ日経225先物は大阪日中比135円高の27795円。為替は1ドル=122.60-70円。日米ともに主力株の値動きが鈍り、指数の上値が重くなってきていることで、年始からの調整幅が大きいグロース株を中心に中小型株への物色が活発化しそうだ。先週末にかけて底打ち感が鮮明になってきたマザーズ指数を引き継ぐグロース指数構成銘柄では、出来高を伴って上昇してきているHENNGE<4475>やプレイド<4165>などが注目される。プライム市場でもSHIFT<3697>やJMDC<4483>、シンプレクスHD<4373>、SREホールディングス<2980>、Sansan<4443>、ラクスル<4384>などへの買いが期待できよう。そのほか、7月1日からワイン300品目や焼酎44品目で3-10%の値上げを実施すると発表したキリンHD<2503>、第1四半期が実質増収増益となった象印マホービン<7965>などに注目。3月の百貨店売上高の回復が確認された高島屋<8233>は直近高値越えが期待できそうだ。一方、業績予想を下方修正したイオン<8267>やミニストップ<9946>、米SOX指数の下落を背景に東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などは冴えない展開となりそうだ。 《FA》
2022/3/31
前日に動いた銘柄 part1 ピアラ、ギフティ、メドピアなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ピアラ、ギフティ、メドピアなど 銘柄名<コード>30日終値⇒前日比 *Ubicom<3937> 2490 +47 貸借銘柄に選定される。 *ニチリョク<7578> 130 +18 中期経営計画を公表。 住友鉱<5713> 6151 -233 配当落ち。ロシアとウクライナとの間の停戦協議進展で資源関連株に利食い売り。 ルネサスエレクトロニクス<6723> 1448 +43 米マイクロン・テクノロジーの好決算などが追い風に。 ピアラ<7044> 737 +100 D2C・P2Cの企画・販売行う子会社を設立。 東京機械製作所<6335> 880 +135 特に目立った材料もなく仕掛け的な動きに追随買いか。 ギフティ<4449> 1314 +109 米ナスダック上昇で中小型グロース株には買い優勢。 メドピア<6095> 3985 +395 中小型グロース株の上昇が支援に。 Sansan<4443> 1366 +100 中小型グロース株の代表格として関心続く。 エンビプロHD<5698> 2184 +198 業績上方修正や実質的な増配発表を引き続き材料視。 ワイエイシイ<6298> 1757 +139 マグネシウム電池関連として関心が続く。 ラクスル<4384> 3020 +255 バリューからグロース株への資金シフトの流れも。 鎌倉新書<6184> 631 +49 スピード調整一巡による押し目買いも優勢に。 Gunosy<6047> 1050 +97 昨年12月高値更新からショートカバーが優勢にも。 グリー<3632> 1103 +78 グロース株高の中でメタバース関連として関心続く。 FPG<7148> 800 +48 海上コンテナ対象では過去最大規模のファンド組成を発表。 アステリア<3853> 996 +78 メタバース関連として関心も強まる。 FOOD & LIFE COMPANIES<3563> 3530 +210 原材料費高騰に対する過度な警戒感後退か。 明和産業<8103> 947 -208 配当権利落ちの影響は相対的に大きいとの見方に。 日本郵船<9101> 10160 -950 高配当利回り銘柄として権利落ちで処分売り優勢。 乾汽船<9308> 1888 -191 約10%の配当利回り銘柄として権利落ちの影響。 商船三井<9104> 3275 -170 大手海運株には配当権利落ちの影響強まる形。 《NH》
2022/3/30
前日に動いた銘柄 part1 エンビプロHD、三井ハイテック、あすか製薬HDなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 エンビプロHD、三井ハイテック、あすか製薬HDなど 銘柄名<コード>29日終値⇒前日比 安藤・間<1719> 917 +50 高水準の自社株買いを発表。 アンビDX<3300> 560 +56 ブロックチェーン技術を活用した 独自の電子サイン「AMBITION Sign」の提供を開始。 群馬銀行<8334> 374 -5 新中計経営計画を公表。 KaizenPF<4170> 470 +80 小型株物色の活発化で、前日から出来高急増。 エンビプロHD<5698> 1986 +400 業績上方修正や実質的な増配発表を好感。 ピアラ<7044> 637 +100 サイバースターβ版のオープンを発表。 LITALICO<7366> 2827 +378 ゴールドマン・サックス証券が新規に買い推奨。 あすか製薬HD<4886> 1263 +127 業績予想上方修正で一転2ケタ営業増益に。 エスプール<2471> 1227 +125 LITALICO同様にゴールドマン・サックス証券が新規に買い。 Sansan<4443> 1266 +108 米ナスダック上昇で中小型グロース株に買い。 三井ハイテック<6966> 12340 +1130 テスラの株価急伸などもEV関連株として支援に。 JMDC<4483> 6550 +570 中小型グロース株優勢の流れに乗る。 マネーフォワード<3994> 5630 +530 sustenキャピタル・マネジメントを持分法適用会社化。 ラクス<3923> 1637 +109 中小型グロース株の代表格として資金向かう。 富士興産<5009> 1000 +104 固定資産売却益計上に伴い株主還元策拡充期待など高まる。 ラクスル<4384> 2765 +118 クレディ・スイス証券では買い推奨を継続。 システムソフト<7527> 109 +7 値頃感強いIT関連株として短期資金が向かう。 ベイカレント・コンサルティング<6532> 47400 +3350 中小型グロース株高で押し目買いの動きが優勢に。 ギフティ<4449> 1205 +47 株価調整が大きい中小型グロース株として地合い改善に反応。 ネットプロHD<7383> 647 +37 マザーズ指数の動きに連動しやすく。 石油資源開発<1662> 2798 -202 28日のNY原油相場が大幅に下落へ。 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 1347 -70 28日にかけての高値更新で達成感も。 ホクシン<7897> 193 -9 株価200円台乗せでの達成感なども強まる形か。 ルネサンス<2378> 1019 -51 優待権利落ち前の処分売りが優勢に。 《FA》
2022/3/29
前日に動いた銘柄 part1 愛知銀行、大豊建設、三住トラストなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 愛知銀行、大豊建設、三住トラストなど 銘柄名<コード>28日終値⇒前日比 愛知銀行<8527> 5210 +380 業績及び配当予想を上方修正。 日立造船<7004> 746 -3 ロシア・ウクライナ情勢によるグループ事業への影響を公表。 東海東京<8616> 426 +2 年間配当を2円増額して24円へ。 大成建設<1801> 3740 -40 自己株式の消却を発表。 ランドビジネス<8944> 251 +8 先週末発表の「水害を未然に防ぐ 地域治水システム」特許取得を材料視か。 大豊建設<1822> 4610 +315 TOB価格にサヤ寄せ目指した動きが続く。 シーアールイー<3458> 1862 +170 SBI証券では投資判断を新規に買い推奨。 三菱倉庫<9301> 3095 +118 中期経営計画を好材料視へ。 浜松ホトニクス<6965> 6580 +280 業績・配当予想の上方修正を発表。 JUKI<6440> 839 +24 為替相場の円安進行をプラス材料視。 住石HD<1514> 180 +4 原油需給ひっ迫に伴う石炭需要の拡大期待続く。 PHCHD<6523> 1751 +29 シティグループ証券では新規に買い推奨へ。 三住トラスト<8309> 4307 +146 野村證券では新規に買い推奨としている。 横浜ゴム<5101> 1662 +38 スウェーデン企業の買収を好材料視する。 Sansan<4443> 1158 -100 米ナスダック下落などで中小型グロース株に売り集まる。 ラクス<3923> 1528 -155 金融引き締め懸念の再燃でグロース株に売り。 マネーフォワード<3994> 5100 -450 代表的な中小型グロース株として売りが波及。 名村造船所<7014> 309 -30 海運株安の流れには追随しやすい。 日本電波工業<6779> 1095 -79 ハイテク株安で節目の1200円レベルで戻り売り。 ラクスル<4384> 2647 -195 地合い悪化も重なり25日線水準が戻りの節目に。 日本電子<6951> 6460 -480 ゴールドマン・サックス証券では投資判断を格下げ。 インフォマート<2492> 669 -45 中小型グロース株安で高いバリュエーションに懸念も。 ギフティ<4449> 1158 -62 中小型グロース株の一角として売り波及の展開。 イーレックス<9517> 1688 -154 通期営業利益予想は下方修正している。 《FA》
2022/3/15
前日に動いた銘柄 part1 ファーマフーズ、日揮HD、オープンドアなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ファーマフーズ、日揮HD、オープンドアなど 銘柄名<コード>14日終値⇒前日比 SHIFT<3697> 19430 -530 15-16日のFOMC前にした米長期金利の上昇などが重し。 JMDC<4483> 4930 -180 15-16日のFOMC前にした米長期金利の上昇などが重し。 大紀アルミニウム工業所<5702> 1547 +40 200日線レベルまで調整し、押し目買い妙味高まる。 三井物産<8031> 3080 +41 資源価格の高止まり期待根強い。 シーイーシー<9692> 1177 +176 今期2ケタ増益見通しや自社株買い発表を好感。 ヤーマン<6630> 1047 +150 第3四半期営業増益転換で通期予想を上方修正。 オハラ<5218> 1294 +194 業績上方修正発表で見直し買いが進む。 オープンドア<3926> 1999 +232 GoToトラベル再開期待などで旅行関連が大幅高。 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 1390 +124 レアメタル関連として市況上昇への期待が続く。 横河電機<6841> 2060 +182 プラント関連の一角として買いが波及か。 東邦チタニウム<5727> 1418 +112 売り残増加など需給妙味の強まりも思惑視。 日揮HD<1963> 1578 +205 野村證券では投資判断を格上げ。 ユナイテッドアローズ<7606> 1741 +161 メリルリンチ日本証券では投資判断を格上げ。 キッツ<6498> 693 +52 LNGプラント関連の一角として物色が波及。 日本アジア投資<8518> 230 +21 再エネ関連として中長期的な市場拡大期待再燃。 クミアイ化学工業<4996> 897 +71 第1四半期は想定以上の大幅増益に。 エアトリ<6191> 3220 +269 旅行関連の一角として短期資金も向かう形に。 名村造船所<7014> 290 +25 大手海運株などの強い動きも支援に。 エイチ・アイ・エス<9603> 2000 +140 「まん延防止」解除基準の緩和方針を手掛かりに。 日清製粉グループ本社<2002> 1730 +101 製品値上げによる収益拡大への期待が優勢に。 ファーマフーズ<2929> 2094 +235 決算発表後は上値追いの動きが継続している。 ラウンドワン<4680> 1280 +69、東邦亜鉛 リオープニング関連の一角として短期資金など向かう。 東邦亜鉛<5707> 2851 +179 非鉄市況の先高期待が継続する形に。 鎌倉新書<6184> 484 +27 今期大幅増益見通しなどを評価の動き継続。 ミルボン<4919> 5100 -730 株式売出による需給悪化を警戒視。 ラクスル<4384> 2469 -236 第2四半期増収率鈍化などマイナス視。 《FA》
2022/3/14
【注目銘柄ダイジェスト】:日揮HDが急伸、ミルボンが急落
*16:20JST 【注目銘柄ダイジェスト】:日揮HDが急伸、ミルボンが急落 <1802> 大林組 887 -27 大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に、目標株価も910円から730円に引き下げた。工事量の急増と就業者数の減少によって労務単価が上昇するリスクは高いとして、業界投資判断を「Cautious」に引き下げた。加えて同社に関しては、決算発表後は会社計画に対する潜在的なダウンサイドリスクを意識し、上値は相対的に重くなるリスクがあると分析。 <3662> エイチーム 642 -28 大幅続落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は11.4億円の赤字で前年同期比13.6億円の損益悪化となった。11-1月期は8.9億円の赤字、8-10月期2.5億円の赤字から赤字幅は一段と拡大へ。開発費や広告費などの先行投資負担が膨らんでいるもよう。また、これまで未定としていた通期予想は7億円の赤字としている。通期での赤字転落には想定外との見方も多いようだ。 <4384> ラクスル 2469 -236 急落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は0.4億円の赤字で前年同期比2.5億円の損益悪化となった。11-1月期は0.6億円の黒字だが、前年同期比では56%の大幅減。11-1月期の増収率も同8.3%増となり、8-10月期の同30.4%増からは大きく鈍化した。新型コロナ感染拡大を要因にラクスル事業の売上が想定よりも伸び悩んでいるもよう。全般的なバリュエーション調整が続くなかネガティブ視された。 <4919> ミルボン 5100 -730 急落で下落率トップ。先週末に株式の売出実施を発表。三井住友信託銀行が売出人となり、93万44000株を売り出す。売出価格の決定期間は22日から24日まで。流動性の向上及び投資家層の拡大を株式売出の目的としている。売出株は発行済株式数の2.8%程度の水準に過ぎず、株式価値の希薄化にもつながらないが、流動性が乏しいこともあって短期的な需給悪化を警戒する動きが優勢になっているようだ。 <4996> クミアイ化 897 +71 急伸。先週末に第1四半期決算を発表、経常利益は39.5億円で前年同期比2倍となった。業績予想は据え置いているものの、通期経常利益は112億円で前期比12.7%減益を見込んでおり、想定以上に好調なスタートと受けとめられている。主力の農薬及び農業関連事業が大幅な増収増益、国内向けは水稲用殺菌剤・除草剤が好調推移、海外向けも畑作用除草剤「アクシーブ剤」が大きく伸長したもよう。 <5218> オハラ 1294 +194 急騰。先週末に第1四半期決算を発表、営業益は7.5億円で前年同期0.04億円から急拡大した。つれて、上半期予想は従来の8億円から11.5億円に、通期では17.5億円から22億円にそれぞれ上方修正した。デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が堅調に推移していることが業績上振れの背景。前期決算発表後は株価調整が続いていただけに、見直しの動きが進む形になった。 <9692> シーイーシー 1177 +176 急騰。先週末に22年1月期決算を発表、営業益は42.1億円で前期比16.7%減となり、第3四半期決算時に下方修正した数値の40.5億円をやや上回った。一方、23年1月期は50億円で同18.9%増益を見込む。また、発行済み株式数の5.7%に当たる200万株、20億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は3月14日から9月30日まで。順調な業績回復や株主還元姿勢を評価の動きに。 <6630> ヤーマン 1047 +150 ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は60.1億円で前年同期比10.4%増益、上半期の減益決算から2ケタ増益に転換している。つれて、通期予想を従来の64億円から70億円、前期比14.5%増に上方修正。ブランディング広告や新製品開発など諸施策の成果が顕在化しているもよう。4月末の株主優待も、前期同様に100株以上の株主に対する5000円の割引券贈呈を行うとしている。 <1963> 日揮HD 1578 +205 急伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1130円から1840円に引き上げている。ウクライナ紛争を契機としてLNGの調達環境が変化、同社の受注機会も拡大していくとの見方に変更しているもよう。欧州を中心に今後、天然ガスの調達を北米や中東、アフリカなどの他地域へと切り替える動きが本格化、LNGプラント案件の受注モメンタム拡大を想定のようだ。 <9603> H.I.S. 2000 +140 大幅反発。政府では先週末、「まん延防止等重点措置」の解除基準を緩めて、新規感染者数が高止まりしていても、病床使用率や医療負荷の低減が見込める場合には解除できるようにするとの新たな考えを示している。経済活動の本格回復、政府のGoTo政策などへの期待感につながり、リオープニング関連銘柄の買い材料となっている。同社を始め、オープンドアやエアトリなど旅行関連の強い動きが目立つ。
2022/3/14
日経平均は反発、交渉進展期待などで朝方400円超高、その後上値重く
*16:04JST 日経平均は反発、交渉進展期待などで朝方400円超高、その後上値重く 日経平均は反発。11日の米国市場でNYダウは続落し、229ドル安となった。3月のミシガン大学消費者態度指数の悪化に加え、ウクライナ外相が停戦交渉の進展を否定したことで売り優勢となった。ただ、週末にロシア・ウクライナ双方の代表団が交渉の前進を示唆し、週明けの日経平均は175円高からスタート。為替の円安進行や観光需要喚起策「Go Toトラベル」の再開期待なども買いを誘い、朝方に一時25631.01円(前週末比468.23円高)まで上昇したが、その後はやや上値が重く堅調もみ合いの展開となった。 大引けの日経平均は前週末比145.07円高の25307.85円となった。東証1部の売買高は11億8702万株、売買代金は2兆6680億円だった。業種別では、空運業、保険業、不動産業が上昇率上位で、その他も全般堅調。一方、電気・ガス業、精密機器、小売業など5業種が下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の66%、対して値下がり銘柄は30%となった。 個別では、郵船<9101>や東エレク<8035>が堅調で、三菱UFJ<8306>とトヨタ自<7203>は3%近い上昇。3月末の配当取りの動きがあったとみられ、商船三井<9104>は3%超、川崎船<9107>は4%超上昇した。国内証券の投資判断引き上げが観測された日揮HD<1963>は商いを伴って連日の大幅高。H.I.S.<9603>などの旅行関連株も大きく買われた。また、決算発表のオハラ<5218>やシーイーシー<9692>が東証1部上昇率上位に顔を出し、ヤーマン<6630>はストップ高水準で取引を終えた。一方、レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、ファーストリテ<9983>はさえない。コーセー<4922>やポーラオルHD<4927>は証券各社の投資判断・目標株価引き下げを受けて売りが出た。また、株式の売出し実施を発表したミルボン<4919>や決算発表のラクスル<4384>が東証1部下落率上位に顔を出した。 《HK》
2022/3/14
オハラ、シーイーシー、ヤーマンなど
<1802> 大林組 887 -27大幅反落。モルガン・スタンレーMUFG証券は投資判断を「イコールウェイト」から「アンダーウェイト」に、目標株価も910円から730円に引き下げた。工事量の急増と就業者数の減少によって労務単価が上昇するリスクは高いとして、業界投資判断を「Cautious」に引き下げた。加えて同社に関しては、決算発表後は会社計画に対する潜在的なダウンサイドリスクを意識し、上値は相対的に重くなるリスクがあると分析。 <3662> エイチーム 642 -28大幅続落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は11.4億円の赤字で前年同期比13.6億円の損益悪化となった。11-1月期は8.9億円の赤字、8-10月期2.5億円の赤字から赤字幅は一段と拡大へ。開発費や広告費などの先行投資負担が膨らんでいるもよう。また、これまで未定としていた通期予想は7億円の赤字としている。通期での赤字転落には想定外との見方も多いようだ。 <4384> ラクスル 2469 -236急落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は0.4億円の赤字で前年同期比2.5億円の損益悪化となった。11-1月期は0.6億円の黒字だが、前年同期比では56%の大幅減。11-1月期の増収率も同8.3%増となり、8-10月期の同30.4%増からは大きく鈍化した。新型コロナ感染拡大を要因にラクスル事業の売上が想定よりも伸び悩んでいるもよう。全般的なバリュエーション調整が続くなかネガティブ視された。 <4919> ミルボン 5100 -730急落で下落率トップ。先週末に株式の売出実施を発表。三井住友信託銀行が売出人となり、93万44000株を売り出す。売出価格の決定期間は22日から24日まで。流動性の向上及び投資家層の拡大を株式売出の目的としている。売出株は発行済株式数の2.8%程度の水準に過ぎず、株式価値の希薄化にもつながらないが、流動性が乏しいこともあって短期的な需給悪化を警戒する動きが優勢になっているようだ。 <4996> クミアイ化 897 +71急伸。先週末に第1四半期決算を発表、経常利益は39.5億円で前年同期比2倍となった。業績予想は据え置いているものの、通期経常利益は112億円で前期比12.7%減益を見込んでおり、想定以上に好調なスタートと受けとめられている。主力の農薬及び農業関連事業が大幅な増収増益、国内向けは水稲用殺菌剤・除草剤が好調推移、海外向けも畑作用除草剤「アクシーブ剤」が大きく伸長したもよう。 <5218> オハラ 1294 +194急騰。先週末に第1四半期決算を発表、営業益は7.5億円で前年同期0.04億円から急拡大した。つれて、上半期予想は従来の8億円から11.5億円に、通期では17.5億円から22億円にそれぞれ上方修正した。デジタルカメラ向け光学機器用レンズ材の販売が堅調に推移していることが業績上振れの背景。前期決算発表後は株価調整が続いていただけに、見直しの動きが進む形になった。 <9692> シーイーシー 1177 +176急騰。先週末に22年1月期決算を発表、営業益は42.1億円で前期比16.7%減となり、第3四半期決算時に下方修正した数値の40.5億円をやや上回った。一方、23年1月期は50億円で同18.9%増益を見込む。また、発行済み株式数の5.7%に当たる200万株、20億円を上限とする自社株買いの実施も発表、取得期間は3月14日から9月30日まで。順調な業績回復や株主還元姿勢を評価の動きに。 <6630> ヤーマン 1047 +150ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、累計営業利益は60.1億円で前年同期比10.4%増益、上半期の減益決算から2ケタ増益に転換している。つれて、通期予想を従来の64億円から70億円、前期比14.5%増に上方修正。ブランディング広告や新製品開発など諸施策の成果が顕在化しているもよう。4月末の株主優待も、前期同様に100株以上の株主に対する5000円の割引券贈呈を行うとしている。 <1963> 日揮HD 1578 +205急伸。野村證券では投資判断を「ニュートラル」から「バイ」に格上げ、目標株価も1130円から1840円に引き上げている。ウクライナ紛争を契機としてLNGの調達環境が変化、同社の受注機会も拡大していくとの見方に変更しているもよう。欧州を中心に今後、天然ガスの調達を北米や中東、アフリカなどの他地域へと切り替える動きが本格化、LNGプラント案件の受注モメンタム拡大を想定のようだ。 <9603> H.I.S. 2000 +140大幅反発。政府では先週末、「まん延防止等重点措置」の解除基準を緩めて、新規感染者数が高止まりしていても、病床使用率や医療負荷の低減が見込める場合には解除できるようにするとの新たな考えを示している。経済活動の本格回復、政府のGoTo政策などへの期待感につながり、リオープニング関連銘柄の買い材料となっている。同社を始め、オープンドアやエアトリなど旅行関連の強い動きが目立つ。 《ST》
2022/3/14
出来高変化率ランキング(14時台)~ITbookHD、ミルボンなどがランクイン
*14:48JST 出来高変化率ランキング(14時台)~ITbookHD、ミルボンなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。 ■出来高変化率上位 [3月14日 14:16 現在] (直近5日平均出来高比較) コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率 <2632> MXSナス100ヘッジ有  138772  4308.2  3121.11% -1.42% <5218> オハラ        758300  76060  896.98% 17.55% <2521> 上場米HE      1257540  158994  690.94% -0.51% <1487> 上米債HE      632  102.8  514.79% -0.72% <9692> シーイーシー     508000  91180  457.14% 17.58% <4919> ミルボン       479800  89940  433.47% -12.01% <6269> 三井海洋       1662100  338620  390.85% -2.21% <6630> ヤーマン       2212500  458300  382.76% 16.72% <4258> 網屋         532700  127360  318.26% 10.76% <3662> エイチーム      467100  148200  215.18% -2.99% <8293> ATグループ     232100  77540  199.33% 0.5% <6197> ソラスト       585200  200540  191.81% -4.84% <9211> エフ・コード     88000  31040  183.51% 14.88% <6498> キッツ        468400  168340  178.25% 9.98% <9213> セイファート     130100  47040  176.57% 8.66% <4996> クミアイ化      529300  192560  174.88% 8.6% <4417> グローバルセキュ   246200  91680  168.54% -10.01% <1963> 日揮HD       9858000  3827520  157.56% 17.04% <6823> リオン        60500  23940  152.72% 11.48% <3482> ロードスター     967600  392340  146.62% -3.97% <4384> ラクスル       1109000  465400  138.29% -8.02% <4776> サイボウズ      464700  198180  134.48% -5.91% <2664> カワチ薬品      812600  346880  134.26% -2.57% <4848> フルキャスト     254400  110980  129.23% -6.23% <4936> アクシージア     414200  181420  128.31% -6.39% <2510> NF国内債権     189070  87532  116.00% 0.01% <6366> 千代建        8726000  4071240  114.33% 7.33% <1482> iシェアーズ     100040  46772.6  113.89% -0.71% <1433> ベステラ       84100  39520  112.80% -4.93% <1447>* ITbookHD   607900  288280  110.87% 6.88% (*)はランキングに新規で入ってきた銘柄 20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 《CS》
2022/3/14
出来高変化率ランキング(13時台)~オハラ、シーイーシーなどがランクイン
*14:26JST 出来高変化率ランキング(13時台)~オハラ、シーイーシーなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。 ■出来高変化率上位 [3月14日 13:51 現在] (直近5日平均出来高比較) コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率 <5218> オハラ        721900  76060  849.12% 17.27% <1487> 米国債券(為替ヘッジ)   632  102.8  514.79% -0.72% <9692> シーイーシー     493000  91180  440.69% 17.38% <4919> ミルボン       460500  89940  412.01% -12.18% <6630> ヤーマン       2212500  458300  382.76% 16.72% <6269> 三井海洋       1591700  338620  370.05% -3.28% <4258> 網屋         510500  127360  300.83% 8.48% <3662> エイチーム      452200  148200  205.13% -3.58% <6197> ソラスト       559300  200540  178.90% -4.84% <9213>* セイファート     128900  47040  174.02% 6.53% <6498> キッツ        459800  168340  173.14% 9.98% <4417> グローバルセキュ   239700  91680  161.45% -11.04% <4996> クミアイ化      496400  192560  157.79% 8.84% <9211> エフ・コード     80000  31040  157.73% 11.51% <6823>* リオン        58100  23940  142.69% 10.98% <2664> カワチ薬品      802600  346880  131.38% -2.4% <8293>* ATグループ     178500  77540  130.20% 0.29% <3482> ロードスター     897700  392340  128.81% -5.22% <1963>* 日揮HD       8692200  3827520  127.10% 16.17% <4384> ラクスル       1046100  465400  124.77% -7.62% <4776>* サイボウズ      435700  198180  119.85% -5.83% <4848> フルキャスト     237200  110980  113.73% -6.88% <1482>* iシェアーズ 米国債  99839  46772.6  113.46% -0.62% <4936> アクシージア     387200  181420  113.43% -6.68% <6366>* 千代建        8443500  4071240  107.39% 6.62% <1456> 大和225ベア      79081  38615.2  104.79% -0.95% (*)はランキングに新規で入ってきた銘柄 20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 《FA》
2022/3/14
ラクスル---急落、第2四半期の増収率鈍化をマイナス視
*13:32JST ラクスル---急落、第2四半期の増収率鈍化をマイナス視 ラクスル<4384>は急落。先週末に上半期決算を発表、営業損益は0.4億円の赤字で前年同期比2.5億円の損益悪化となった。11-1月期は0.6億円の黒字だが、前年同期比では56%の大幅減益。11-1月期の増収率も同8.3%増となり、8-10月期の同30.4%増からは大きく鈍化している。新型コロナウイルス感染拡大を要因にラクスル事業の売上が想定よりも伸び悩んでいるとみられる。全般的なバリュエーション調整が続くなかネガティブに受け止められている。 《YN》
2022/3/14
出来高変化率ランキング(10時台)~ラクスル、エフ・コードなどがランクイン
*11:03JST 出来高変化率ランキング(10時台)~ラクスル、エフ・コードなどがランクイン ※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。 ■出来高変化率上位 [3月14日 10:45 現在] (直近5日平均出来高比較) 銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率 <2632> MXSナス100ヘッジ有  81196  4308.2  1784.69% -1.42% <1487>* 上米債HE     630  102.8  512.84% -0.69% <5218> オハラ       449100  76060  490.45% 15.18% <2521>* 上場米HE     861370  158994  441.76% -0.61% <6630> ヤーマン      2173000  458300  374.14% 16.72% <9692> シーイーシー    357700  91180  292.3% 17.68% <6269> 三井海洋      1279700  338620  277.92% -4.5% <4919> ミルボン      267900  89940  197.87% -13.55% <4258>* 網屋        306500  127360  140.66% 20.69% <6498> キッツ       378900  168340  125.08% 9.36% <3662> エイチーム     304400  148200  105.4% -4.03% <2664> カワチ薬品     699900  346880  101.77% -2.87% <4417> グローバルセキュ  184200  91680  100.92% -6.37% <2621>* IS米国債20年ヘッジ有  171441  94145  82.1% -0.39% <1456> 225ベア     65143  38615.2  68.7% -1.05% <2569> 上場NSQA    374100  225370  65.99% -1.5% <9211>* エフ・コード    51200  31040  64.95% 14.04% <1433> ベステラ      62900  39520  59.16% -4.93% <2437> Shinwa    392100  247720  58.28% -1.47% <4384>* ラクスル      713300  465400  53.27% -7.39% <6184> 鎌倉新書      1313500  863640  52.09% 7.88% <6197>* ソラスト      303100  200540  51.14% -5.17% <4996> クミアイ化     283400  192560  47.17% 6.78% <6049> イトクロ      216100  152060  42.11% 9.86% <4431> スマレジ      111300  78920  41.03% 4.95% <3482> ロードスター    553200  392340  41% -2.05% <4385>* メルカリ      6131700  4635780  32.27% 0.73% <4936> アクシージア    236000  181420  30.08% 2.61% <4848>* フルキャスト    143700  110980  29.48% -8.18% <4382> HEROZ 88400 68760 28.56% +3.18 0         0  0  0% 0% (*)はランキングに新規で入ってきた銘柄 20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外 《FA》
2022/3/14
前日に動いた銘柄 part1 日揮HD、三井海洋開発、大平洋金属など
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 日揮HD、三井海洋開発、大平洋金属など 銘柄名<コード>11日終値⇒前日比 日本電子<6951> 5630 -420 ECBのテーパリング加速や米2月CPIの過去最大の伸びで金融引き締め懸念高まる。 米SOX指数安が重しに。 マネーフォワード<3994> 5110 -400 金融引き締め懸念改めて高まるなか、高バリュエーション銘柄は総じて売り優勢。 住石ホールディングス<1514> 178 +6 ロシアとウクライナの外相会談で進展なく、資源価格の高止まりへの思惑強まる。 サカタのタネ<1377> 3615 +75 ウクライナ情勢巡る緊迫化で食料品価格高騰の思惑。 鎌倉新書<6184> 457 +54 今期大幅増益見通しなど受けて見直し買い強まる。 日揮HD<1963> 1373 +132 LNGプラントの建設拡大などを期待材料視へ。 三井海洋開発<6269> 1221 +114 Eni社子会社から受注のFPSOが原油生産を開始。 ホクシン<7897> 178 +12 木材価格の上昇期待などをあらためてはやす形に。 東洋エンジニアリング<6330> 631 +41 プラント大手各社が一斉高の展開に。 大平洋金属<5541> 3830 +115 ニッケル市況の先高期待が続く形に。 ファーマフーズ<2929> 1859 +78 決算発表後は買い戻しの動き優勢が続く。 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726> 1266 +38 レアメタル関連の一角として関心が続く。 東邦チタニウム<5727> 1306 +44 大阪チタと同様に価格上昇期待が高まる。 INPEX<1605> 1390 +48 原油相場の先高期待続き押し目買いが優勢に。 菱洋エレクトロ<8068> 1908 -197 今期収益成長鈍化や減配見通しを嫌気。 ラクス<3923> 1478 -133 グロース株安の中で高バリュエーションへの懸念続く。 レーザーテック<6920> 16710 -1660 SOX指数の大幅反落などを弱材料視。 メドピア<6095> 3040 -255 中小型グロース株売りの流れに押される。 ギフティ<4449> 908 -85 10日に大幅上昇した反動も強まる。 関東電化工業<4047> 976 -76 10日にかけては短期リバウンドの動きも強まったが。 パーソルHD<2181> 2207 -154 人材関連はグロース株軟化の流れに押されやすく。 くら寿司<2695> 3070 -285 1月安値更新で処分売りの動きが加速化。 ラクスル<4384> 2705 -162 11日は上半期決算発表を控えており。 《FA》