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*12:40JST 三井不動産、ビジネス環境報告書の発表で注目 三井不動産<8801> 世界銀行が、世界の「事業のしやすさ」を評価した2017年版のビジネス環境報告書を発表したことから同社に注目。同報告書は起業手続きや資金調達環境など10項目を比較しランク付けしたもので、日本は全体評価で34位（前年32位）、個別では「起業の簡便性」が89位、「資金調達」が82位などの結果となったことが一部メディアで報じられている。規制改革や制度整備などの遅れが改めて浮き彫りとなった形に。 同社のベンチャー共創事業「31VENTURES」は、ベンチャー企業の成長を(1)オフィスや施設交流などの「コミュニティ」の観点(2)事業ノウハウ・顧客ネットワーク・専門家など「総合的なビジネス支援」の観点(3)コーポレートベンチャーファンドなどを通じた「資金供給」の3点から支えるものとなっている。長期的とはなるものの、制度整備や規制改革の進展にともなって、同社の企業価値が高まっていくことにも繋がろう。 （アナリスト 若杉篤史）