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*09:03JST セラク、国策の農業生産改革に沿った直近IPO銘柄 <6199>セラク 前日に第3次安倍改造内閣が発足したが、当面の大きな課題として環太平洋経済連携協定（TPP）の承認手続きが挙げられている。TPPに向けた農業改革は2日に閣議決定された大型経済対策にも盛り込まれており、前日には農業総合研究所<3541>が急伸するなど農業関連への関心が高まっている。直近IPO銘柄で農業IoTソリューションサービスを手掛けるセラク<6199>に注目したい。 同社はITインフラ事業、スマートソリューション事業、WEBマーケティングコミュニケーション事業を中心に展開しているが、その他事業として施設園芸農家向け環境モニタリングシステム「みどりクラウド」も手掛けている。生育環境の管理だけでなく、取得した環境データを生産性の向上やコスト管理に応用できるという。農業の生産改革という政策に沿った事業として注目されそうだ。 同社は7月1日に上場。株価は7月7日に一時6810円まで上昇したのち、調整が続いた。しかし、足元では3000円レベルで下げ一服となっている。8月はIPO空白期間となるだけに、直近IPO銘柄の見直しの流れも期待したい。 （アナリスト　小林大純）