株～企業情報・おすすめ銘柄

*11:39JST 概況からBRICsを知ろう～ブラジル株式市場は続伸、原油高などが支援材料 【ブラジル】ボベスパ指数　85245.59　+0.87％ 11日のブラジル市場は続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比735.23ポイント高（+0.87％）の85245.59で取引を終えた。84340.41から85416.54まで上昇した。 売りが先行した後は上げ幅を拡大させ、引けまで高値圏で推移した。原油価格の上昇が好感され、資源の一角に買いが広がった。また、内需関連も買われた。構造改革の前進に対する期待が高まっているほか、景気回復に伴う内需が拡大するとみられている。このほか、ブラジル国債の格付け見通しが引き上げられたことなどが引き続き指数をサポートした。 【ロシア】MICEX指数　2192.15　+0.85％ 11日のロシア株式市場は続伸。主要指標のMICEX指数は前日比18.39ポイント高(+0.85％)の2192.15で取引を終了した。2157.92から2231.26まで上昇した。 おおむねプラス圏で推移し、終盤に上げ幅をやや縮小させた。原油高や通貨ルーブル安の進行を受け、利益率の拡大観測から輸出大手に買いが広がった。一方、米国による追加の経済制裁が引き続き嫌気され、銀行の一角に売りが継続した。また、シリア問題をめぐる米ロ関係が一段と悪化するとの観測も指数の上値を押さえた。 【インド】SENSEX指数　33940.44　+0.18％ 11日のインドSENSEX指数は5日続伸。前日比60.19ポイント高(+0.18％)の33940.44、ナショナル証券取引所の主要50社株価指数ニフティは同14.90ポイント高(+0.14％)の10417.15で取引を終えた。 買いが先行した後はいったん売りに押されたが、その後は再び買い戻された。自由貿易協定（FTA）をめぐり、欧州連合（EU）との交渉が翌12日から再開するとの報道が、EUとの貿易拡大に対する期待を高めた。また、自動車販売が順調に拡大しているとの報告が同セクターの支援材料。2017年度（18年3月まで1年間）の自動車販売は2ケタ成長したと報告された。 【中国本土】上海総合指数　3208.08　+0.56％ 11日の上海総合指数は値上がり。主要指標の上海総合指数は、前日比17.76ポイント高（+0.56％）の3208.08ポイントと3日続伸した。 相場活性化の期待感が強まる。中国証券監督管理委員会と香港証券先物委員会は11日、両市場間の「相互乗り入れ」（両株式市場の相互取引）制度について、1日当たりの投資枠を拡大すると発表した。市場関係者によると、今年6月からMSCI主要指数に中国A株が組み込まれるのを見越した措置。投資枠を拡大することで、域外からより多くの資金を呼び込む狙いがあるという。人民元高の進行もプラス。中国人民銀行（中央銀行）は朝方、人民元レートの対米ドル基準値を2日続けて元高方向に設定した。上海外国為替市場でも元高が進行。足元で人民銀が15年8月に「実質切り下げ」に踏み切って以来の高い水準に再び接近している。 《NH》