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1日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と5日続落、テンセントが3.3%安と下げ目立つ

2017/12/1 18:01 FISCO
*18:01JST 1日の香港市場概況:ハンセン0.4%安と5日続落、テンセントが3.3%安と下げ目立つ 1日の香港市場は値下がり。主要51銘柄で構成されるハンセン指数は前日比103.11ポイント(0.35%)安の29074.24ポイント、本土企業株で構成されるH株指数は26.29ポイント(0.23%)安の11449.43ポイントとそろって5日続落した。半日の売買代金は1504億6700万香港ドルと高水準が続いている(11月30日は1749億3200万香港ドル)。 域内金利の上昇基調を嫌気。香港銀行間取引金利(HIBOR)の1カ月物や3カ月物は、およそ9年ぶりの高水準で推移している。早ければ2017年内にも一部銀行がプライムレートを引き上げる——との観測が流れるなか、実体経済への悪影響が警戒された。昨夜の米株高などを好感し、指数は小高くスタートしたものの、指数は中盤から売りが優勢となっている。 ハンセン指数の構成銘柄では、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.3%安と下げが目立つ。同社株だけで指数を113ポイント押し下げた。来週4日から実施される指数構成銘柄の入れ替えに絡み、テンセントはウエートが引き下げられる。ファンドなどの買いが細るとの不安が強まった。このほか、構成銘柄から除外される香港航空大手の国泰航空(キャセイ航空:293/HK)も1.5%安とさえない。香港系不動産株の一角は続落した。 鉄鋼やセメントの素材セクターも安い。鞍鋼(347/HK)が3.5%、馬鞍山鋼鉄(323/HK)が1.3%、中国中材(1893/HK)が2.0%、中国建材(3323/HK)が1.8%、安徽海螺水泥(安徽コンチセメント:914/HK)が1.2%ずつ値を下げた。 半面、中国の不動産セクターは高い。碧桂園HD(2007/HK)が4.7%、広州富力地産(2777/HK)が3.6%、万科企業(2202/HK)が3.3%ずつ上昇した。富力地産に関しては、11月不動産成約額の前年同期比倍増が好感されている。 マカオ賭博セクターもしっかり。銀河娯楽集団(ギャラクシー・エンターテインメント:27/HK)が2.2%高、金沙中国(サンズ・チャイナ:1928/HK)が1.6%高で引けた。マカオの11月カジノ収入は23%増となり、市場予想を上回るなか、業界の復調が意識されている。 一方、本土市場は小反発。主要指標の上海総合指数は、前日比0.01%高の3317.62ポイントで取引を終えた。ITハイテク関連株やバイオ医薬関連株が急伸。ベンチャー企業株で構成される深セン創業板指数は1.9%高と反発し、約1週ぶりの高値水準を回復した。 【亜州IR】 《CS》