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7日の香港市場概況:ハンセン1.4%上昇で反発、10年ぶり高値を更新

2017/11/7 18:16 FISCO
*18:16JST 7日の香港市場概況:ハンセン1.4%上昇で反発、10年ぶり高値を更新 7日の香港市場は値上がり。主要50銘柄で構成されるハンセン指数が前日比397.54ポイント(1.39%)高の28994.34ポイント、本土企業株で構成されるH株指数が120.89ポイント(1.05%)高の11645.53ポイントとそろって反発した。ハンセンは約10年ぶりの高値水準に達している。売買代金は1151億2500万香港ドルと高水準が続いた(6日は1117億1200万香港ドル)。 原油相場の上昇と米株の高値更新が追い風。産油国サウジアラビアの政情不安を背景に、原油相場の先高観が強まっている。昨夜のWTI原油先物は続伸し、一時は約2年4カ月ぶりの高値を付けた。米株市場ではまた、主要指標のNYダウとハイテク株比率の大きいナスダック指数がそろって史上最高値を切り上げている。内部的にも通期業績に対する期待感が強まる状況。中国本土では、10月末で今年1~9月期業績の報告がほぼ一巡した。増益や黒字転換の企業が多く、通期に関しても好調が持続すると期待されている。 ハンセン指数の構成銘柄では、石油セクターがしっかり。中国石油化工(サイノペック:386/HK)が3.7%高、中国石油天然気(ペトロチャイナ:857/HK)が2.6%高と値を上げた。個別では、民間自動車メーカーの吉利汽車HD(175/HK)が5.7%高と急伸。足元販売の好調が材料視されている。吉利汽車は6日引け後、グループの10月販売が前年同月比30%増の12万5118台に達したと発表した。増加率は前月の42%から減速したものの、月次ベースの過去最高を再び更新している。このほか、インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)が3.7%高。連日で上場来高値を更新している。出資先の有力ベンチャー企業が相次ぎIPO手続きに着手したことが手がかり。含み益が大幅に膨らむとの見方が広がっている。騰訊は来週15日、第3四半期決算を報告する予定だ。 食品・飲料セクターも高い。中国旺旺HD(151/HK)が5.5%、中国食品(506/HK)が5.0%、康師傅HD(ティンイー:322/HK)が2.4%、青島ビール(168/HK)が1.9%ずつ上昇した。 本土市場は続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.75%高の3413.57ポイントで前場の取引を終えた。保険株の上げが目立つ。鉄鋼株も高い自動車株や不動産株、インフラ関連株、ITハイテク関連株なども買われた。 【亜州IR】 《CS》