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ラクオリア創薬 Research Memo(15):英国で実施中のP-I試験は2017年12月期下期に終了の見通し

2017/8/30 15:34 FISCO
*15:34JST ラクオリア創薬 Research Memo(15):英国で実施中のP-I試験は2017年12月期下期に終了の見通し ■導出候補プログラムの進捗と今後の見通し 4. 5-HT2B拮抗薬(RQ-00310941) 5-HT2Bは消化管ホルモンの1つであるセロトニン(5-HT)受容体の一種であり、本化合物(RQ-941)は5-HT2Bの活動を抑制することで薬効を実現するタイプの薬剤である。内臓痛改善と消化管運動の正常化の効能が期待される。群馬大学との共同研究等により、排便異常を抑制しつつも正常な腸には過分な影響を与えないことが示されたことから、下痢型過敏性腸症候群(IBS)への適応を狙っている。この分野はニーズが強いため、良好な試験結果が得られれば導出、商品化の可能性は高いとラクオリア創薬<4579>は高い期待を抱いている。 同社は、2015年7月に第1相臨床試験を英国で開始して、現在も継続中である。英国での第1相試験は、健康成人における安全性、忍容性、薬物動態などの評価後、少数例の患者を被験者として組み入れる試験デザインとなっているのが大きな特徴だ。2017年に入り、被験者(患者)を集める動きを加速させた結果、7月までには十分な症例数を確保できた模様で、2017年後半に第1相臨床試験を終了させるめどが立ってきた状況にある。 RQ-941は、物質特許について5大特許庁(日本、米国、欧州、中国、韓国)で特許査定を受けている。また、RQ-941には潰瘍性大腸炎やクローン病といった自己免疫疾患における腹部症状改善薬としての適応拡大の可能性も考えられる。これらの要素は導出活動においてポジティブ要因と期待されている。まずは第1相臨床試験の結果を待ちたいところだ。 (執筆:フィスコ客員アナリスト 浅川 裕之) 《HN》
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旧ファイザー中央研究所が前身の創薬ベンチャー。愛知県名古屋市に本社。胃酸分泌抑制剤「テゴプラザン」、ペット用医薬品等を手掛ける。低分子創薬、イオンチャネル創薬が強み。テゴプラザンは承認国が順調に拡大。 記:2024/08/19