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薬王堂 Research Memo(1):生活必需品、ESLP、ローコストオペレーションで攻めるドラッグストアチェーン

2017/6/2 15:35 FISCO
*15:35JST 薬王堂 Research Memo(1):生活必需品、ESLP、ローコストオペレーションで攻めるドラッグストアチェーン ■要約 1. シンプル・品ぞろえ・安さをテーマに東北5県でドラッグストアを展開 薬王堂<3385>は、東北5県に店舗展開するドラッグストアチェーンを運営。シンプル・品ぞろえ・安さをテーマに、生活必需品をESLP(Everyday Same Low Priceの略で、毎日同じ低価格で商品を消費者に提供することの意)とローコストオペレーションで展開する。2017年4月末の店舗数は225店舗(うち調剤併設型4店舗、調剤専門薬局1店舗)。 2. 2017年2月期決算:好調な売上と業務の効率化等により2ケタの増収増益 2017年2月期業績は、売上高が前期比11.9%増の74,912百万円、営業利益が同20.1%増の3,184百万円と2ケタの増収増益となった。部門別の売上高は、ヘルスケアが同6.8%増の17,420百万円、ビューティケアが同8.5%増の13,000百万円、ホームケアが同16.0%増の9,718百万円、コンビニエンスケアが14.9%増の34,773百万円。既存店の月次売上高も23ヶ月連続で前年同月を上回っており、販売が好調であったほか、ESLP推進とMD精度の向上により売上総利益率の安定化に寄与した。棚割の見直しや自動発注稼動率の向上、物流センターの活用によるカテゴリー納品の精度向上にとりくみ、これらの結果、1店舗当たりの発注時間は1日15分の削減、補充時間は同2.0時間の短縮、POP作業の削減によりPOP使用金額ベースで15%の削減を達成した。また、新ポイントカードである「WA!CA」のプロモーションにチラシ紙面を割いたため、チラシの値下げ売変が少なかったことも売上総利益率を一時的に押しあげたもよう。 3. 2018年2月期会社業績予想:営業利益は前期比8.1%増、1株当たり配当は1円増配の20円を予想 2018年2月期の会社業績予想は、売上高83,000百万円(前期比10.8%増)、営業利益3,444百万円(同8.1%増)。既存店売上高は105.0%を前提で、売上総利益率は0.2ポイント低下の22.7%で計画を策定している。新規出店の計画は20店舗、退店2店舗で、退店2店舗のうち、1店舗はリプレース、もう1店舗は復興工事に関連するもの。1株当たり配当予想は前期から1円増配となる20円(配当性向15.4%)としている。 4. 中期計画の売上高1,000億円目標は前倒し達成も 同社は2021年2月期に300店舗と売上高1,000億円の中期計画の目標を掲げている。しかしながら、売上高成長率が現在のペースで続くとすると、計画より1期前倒しで売上高1,000億円の目標を達成できる可能性がある。 ■Key Points ・東北5県に展開するドラッグストアチェーン。ESLP政策とローコストオペレーションで食品を含む生活必需品を販売。 ・好調な販売と物流センターの活用などによる店舗経営の効率化で2017年2月期は2ケタの増収増益。 ・2018年2月期の営業利益予想は前期比8.1%増。1株当たり配当予想は前期比1円の増配となる20円を計画。 ・中期計画の売上高目標1,000億円は前倒し達成の可能性がある。 (執筆:フィスコアナリスト 清水 さくら) 《HN》
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時価総額 47,872百万円
東北地方でドラッグストア「薬王堂」と調剤薬局を運営。4月末の店舗数は272。キャッシュレス決済や無人レジにも取り組む。9月に持株会社へ。19.2期はマーケティング子会社設立で連結決算。27店を新規出店。 記:2019/05/26