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ソーバル<2186>M&A積極化、自動車分野進出の次は、介護・災害向けロボット

2015/6/15 18:39 FISCO
*18:40JST ソーバル<2186>M&A積極化、自動車分野進出の次は、介護・災害向けロボット ラジオNIKKEI マーケットプレスの『フィスコ presents 注目企業分析』6月15日放送において、ソーバル<2186>を取り上げている。主な内容は以下の通り。 ■会社概要 ファームウェアという、電機機器の性能向上に不可欠なうえ、カスタマイズ性の高い特殊なソフトウェアの開発受託を主力業務にしている。同分野で唯一の上場企業である。また、近年は、業務系やWeb系のソフト開発にも力を入れるとともに、M&Aにも積極的に取り組み、事業領域を着々と拡大している。 ■足元の業績 2015年2月期の売上高は前年同期比4.5%増の6,920百万円、営業利益は同6.4%増の551百万円、経常利益は同8.5%増の560百万円、当期純利益は同10.3%増の333百万円となった。本社移転のための一時的な経費48百万円を計上したにも関わらず、この費用を吸収している。 同社の業績予想に比べて売上高・利益ともに上振れし、5期連続の増収・増益。特に売上高は過去最高を更新した。リーマンショック後の2010年2月期で減益となって以降、右肩上がりの成長を続けている。 ■上振れの要因は3つ 第1は、新規顧客の開拓が順調に進んだ点である。例えば、リクルートホールディングス<6098>グループや、東芝<6502>及び同グループ各社からの受注を獲得した。さらに、注目ポイントとして、既存顧客でも従来とは別の部署からの受注獲得に成功したことが挙げられる。同社が長年にわたり培ってきた顧客からの信頼が受注に結び付いたと言えよう。 第2は、本社の移転である。移転によって、作業効率が大きく向上し、より多くの案件に対応できるようになった。エンジニアや営業社員など約200人が1ヶ所で業務を行う体制となり、情報・ノウハウの共有化が急速に進み、ソフトウェア開発の受託案件の作業が想定を上回って効率化された。 第3は、2012年9月に子会社化した組込システムインテグレーターのMCTECが収益貢 献を果たせるようになった点。2014年2月期までは、売上高は事業計画を下回り、損益面では赤字の状況だったが、事業再構築がうまく進んだことによって、売上高が計画を上回り、黒字化も達成できた。同社にとって大きな懸念材料の1つだったMCTECが収益貢 献できるようになったことは大きな意味がある。 ■注目ポイント 新卒者が戦力になるまでの期間の短さ。同社は新卒といってもスキルを重視した採用を行い、かなりレベルの高い人材のみを採用している。そのうえ、現場での作業を通じてスキルを磨かせる同社独自の教育システムによって、無理なく早期にスキルを身に着けられるようになっている。そのため、14 年春の49 人の新卒採用のうち、一部は入社2 ヶ月程度で収益貢献できるようになるまでにスキルを体得したという。 ■M&A などによる販路拡大 同社は、エンジニアリング事業の拡大のために既存の事業領域とは違った新しい領域のビジネスへの進出を成長戦略の柱の1 つにしている。同社はこれをM&A によって実現しようとしており、「新機軸のM&A」と位置付け、買収先を探している。 最近では2015 年3 月31 日、アンドールシステムサポートを5 月1 日付で完全子会社。車載システムや、生産ライン及び物流搬送設備の制御システムを開発している。これにより、アンドール社が事業を行っている領域への顧客拡大と念願の自動車分野への進出が果たせる他、生産ライン・物流搬送設備関連市場への事業拡大も期待できる。 自動車分野への進出がかなったため、新たに介護・災害向けロボットと、金融サービス分野を対象に加える。今後は、従来の医療、航空宇宙と併せて4 分野でのM&A を進めて行く。なお、介護・災害向けロボット分野に関しては、介護施設の職員や災害救助および復興に携わる人々が装着して作業しやすくするタイプのもののソフトウェア開発を対象にしているという。 ■株価動向 上昇する25日線を支持線とした強いトレンドが継続。最高値圏での推移であり、手掛けづらい面はある。ただし、25日線を支持線に調整を交えながらのトレンドが続いており、過熱感警戒感はそれ程ない。短期資金が一気に集中するような動きもなく、短期需給に大きく振らされることもなく、需給不安もない。 ラジオNIKKEI マーケットプレス 『フィスコ presents 注目企業分析』毎週月・木曜14:30~14:45放送 《TM》
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2186 東証スタンダード
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