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買い先行もモデルナのワクチン効果報道をきっかけにリスクオフの流れに【クロージング】

2021/11/30 16:24 FISCO
*16:24JST 買い先行もモデルナのワクチン効果報道をきっかけにリスクオフの流れに【クロージング】 30日の日経平均は3日続落。462.16円安の27821.76円(出来高概算25億4000万株)と10月7日以来となる28000円を割り込んで取引を終えた。前日の欧米市場で株価が上伸した流れを引き継いで買い戻しの動きが強まり、取引開始直後には一時28718.70円まで上昇した。ただし、米モデルナのCEOが変異株(オミクロン株)に既存ワクチンの効果は限定的と述べたと伝わったことをきっかけに再び不安心理が増幅し、大引けにかけてリスク回避の売りが強まった。また、MSCIのリバランスの需給が大引けに控えていたことも神経質にさせたようだ。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄は1500を超え、全体の7割を占めた。セクター別では、陸運、鉱業、石油石炭を除く29業種が下落(変わらず1)しており、鉄鋼、海運、非鉄金属、医薬品、その他製品などの下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、オリンパス<7733>、アドバンテス<6857>、JPX<8697>、大塚HD<4578>、オムロン<6645>がしっかりだった半面、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、テルモ<4543>、ファナック<6954>が下落した。 オミクロン株を巡りバイデン米大統領は「ロックダウンを考えていない」と述べたことなどから、29日の欧米株が反発。ナスダック指数は最高値近辺まで戻してきたことから、朝方は半導体関連や電子部品関連株などを中心に値を上げる銘柄が増加した。また、前日までの2日間で1200円超も急落したこともあり、自律反発狙いの買いも散見された。ただし、午後に入りモデルナの報道が嫌気される格好からヘッジファンドなどの短期筋による先物売りが膨らみ、日経平均も下げ幅を広げた。 オミクロン株への不安感が拭えていないほか、ワクチンの効果も限定的で、目先はオミクロン株の感染状況を警戒する必要がある。また、米国では30日、パウエルFRB議長の議会証言が予定されている。関係者は「事前に配布された冒頭発言の原稿で、オミクロン株にも言及しており、議員とのやりとり次第では、政策運営にも大きな影響を及ぼす可能性があり、発言内容と米国市場の動きを見極めたい」とみる向きも多い。このため、目先は不安定な値動きが続きそうだ。 《FA》
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4543 東証プライム
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時価総額 3,984,633百万円
医療機器メーカー。北里柴三郎などが発起人となり1921年に設立。血管内治療関連デバイスなどの心臓血管部門が主力。電子体温計、血糖自己測定器等も手掛ける。コスト削減のほか、設備投資で生産能力の拡大図る。 記:2024/08/26
4578 東証プライム
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-157(-1.84%)
時価総額 4,676,339百万円
大塚製薬、大鵬薬品工業などを傘下に収める持株会社。抗精神病薬「レキサルティ」、抗悪性腫瘍剤「ロンサーフ」などが主要製品。ポカリスエットで知名度高い。医療関連事業では新製品等による事業領域の拡大図る。 記:2024/08/19
6645 東証プライム
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-207(-3.44%)
時価総額 1,198,077百万円
制御機器大手。電子部品や車載機器、自動改札機、血圧計等の健康医療機器も手掛ける。家庭用血圧計で世界トップシェア。オランダの遠隔医療会社買収。ヘルスケアは堅調。人員を大幅削減、構造改革費用重し。 記:2024/06/15
6857 東証プライム
6,129
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-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
7733 東証プライム
2,538.5
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-87.5(-3.33%)
時価総額 3,264,237百万円
医療機器メーカー。1919年創業。消化器内視鏡で世界トップシェア。外科手術用エネルギーデバイス、人工骨補填材、整形外科用器具等も。海外売上比率が高い。消化器内視鏡システム「EVIS X1」の拡販図る。 記:2024/06/24
8035 東証プライム
22,995
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時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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3,329
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-91(-2.66%)
時価総額 3,477,400百万円
東京証券取引所グループ、大阪証券取引所の経営統合で2013年に誕生。東京商品取引所、日本証券クリアリング機構なども傘下に持つ。配当性向60%程度目標。金利関連デリバティブの利便性向上、流動性の強化図る。 記:2024/08/01
9983 東証プライム
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-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17