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米中問題を懸念したリスク回避の動き【クロージング】

2021/9/29 15:54 FISCO
*15:54JST 米中問題を懸念したリスク回避の動き【クロージング】 29日の日経平均は大幅続落。639.67円安の29544.29円(出来高概算16億株)と4営業日ぶりに3万円の大台を割り込んで取引を終えた。米国株が長期金利上昇や債務上限交渉の行き詰まりで売られたため、リスク回避の動きが波及したほか、9月配当落ち分が185円程度あったことも影響した。ただ、自民党総裁選の結果判明を目前に、開票結果への思惑から後場半ばには29329.16円まで下げ幅を広げる場面も見られたが、引けにかけては下落幅を縮めていた。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり銘柄が1700を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、空運を除く32業種が下落。精密機器、電気機器、銀行、保険、機械などの下げが目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、JR東海<9022>、塩野義<4507>、クレセゾン<8253>、川崎船<9107>がしっかりだった半面、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、信越化<4063>が下落し、これら5銘柄で日経平均を230円超押し下げた。 前日の米国市場は、債務上限問題にかかわる法案が上院で否決されたことでリスクオフの動きが加速したほか、米連邦公開市場委員会(FOMC)以降、米金利の上昇が続いていることも逆風となり、主要株価指数は大幅に下落。東京市場でもグロース株やシクリカル銘柄など幅広く売りが優勢となった。また中国では、政府が環境政策を重視する影響で深刻な電力不足が起き、工場の停止が相次いでいるため、中国経済の先行き懸念が台頭。上海市場などが下落していることも投資マインドを悪化させていた。 日経平均は大幅に下落したが、「年末や年度末に向けた先高観は不変」と見ている投資家は多く、「9月相場の上昇ペースが速かっただけに、当面の利益を確保する動きが強まった印象」との見方が大半だ。先駆した海運株などの動きをみていると、マクロ系ヘッジファンドの機械的な売買が主体と見られ、「株価水準が下落した場面では絶好の押し目買いの好機になる」との指摘も聞かれる。ただ、米中の懸念材料がある程度織り込まれるまでは、目先調整色の強い展開を強いられそうだ。 《FA》
関連銘柄 10件
4063 東証プライム
5,832
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-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4507 東証プライム
6,630
9/4 15:00
-27(-0.41%)
時価総額 5,898,260百万円
製薬会社大手。1878年創業。抗HIV薬、抗インフル薬など感染症分野に強み。自社創薬比率が高い。HIVフランチャイズなどロイヤリティー収入が収益源。国内における急性呼吸器感染症薬の販売拡大などを図る。 記:2024/08/06
8,406
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-654(-7.22%)
時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6367 東証プライム
17,875
9/4 15:00
-675(-3.64%)
時価総額 5,239,413百万円
空調・冷凍機事業が主力。エアコン世界首位。フッ素化学製品等の化学事業、酸素濃縮装置の製造・販売等も。海外売上比率が高い。差別化新商品の投入、増産投資等に取り組む。26.3期営業利益5000億円目標。 記:2024/06/07
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
8253 東証プライム
3,305
9/4 15:00
-166(-4.78%)
時価総額 612,896百万円
流通系で国内最大のクレジットカード会社。そごう・西武、パルコ等と強い提携関係。信用保証や不動産ビジネスも。ファイナンス事業は堅調。インドなど海外事業拡大へ。新中計では事業利益を27年3月期1000億円へ。 記:2024/08/17
9022 東証プライム
3,340
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-32(-0.95%)
時価総額 3,440,200百万円
国鉄民営化で誕生した東海地盤の鉄道会社。東海道新幹線が収益の柱。ジェイアール名古屋タカシマヤ等の流通業、不動産業、ホテル業等も。東海道新幹線は個室を導入予定。台湾高鐵から技術コンサルティングを受託。 記:2024/06/04
9107 東証プライム
2,045.5
9/4 15:00
-55.5(-2.64%)
時価総額 1,461,976百万円
海運国内3位。1919年設立。自動車船事業などの製品物流部門が主力。ドライバルク事業等も。持分法適用関連会社にコンテナ船事業を行うONE社。LNG船等は順調推移見込む。27.3期経常利益1600億円目標。 記:2024/06/17
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10