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後場に注目すべき3つのポイント~重要イベント控え過度な上値追いには注意

2019/12/12 12:45 FISCO
*12:45JST 後場に注目すべき3つのポイント~重要イベント控え過度な上値追いには注意 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり反発、重要イベント控え過度な上値追いには注意 ・ドル・円は底堅い、国内勢は押し目買い ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■日経平均は3日ぶり反発、重要イベント控え過度な上値追いには注意 日経平均は3日ぶり反発。51.21円高の23443.07円(出来高概算5億5317万株)で前場の取引を終えた。前日の米国市場では、注目の連邦公開市場委員会(FOMC)にて大方の予想通り政策金利が据え置かれ、2020年中の政策金利据え置きを示唆したことから先行き不透明感が払拭されるなか、主要3指数は揃って3日ぶり反発。シカゴ日経225先物清算値は大阪比75円高の23445円となり、本日の日経平均はこれにサヤ寄せする格好から買い先行で寄り付く形となった。為替相場が1ドル=108円40銭台と円高方向に振れる場面があり、寄り付き後に一時マイナスに転じる場面はあったものの、中国・上海総合指数を除いたアジア株式市場が総じて強含みをみせるなか、日本株に対する押し目買いの動きに繋がった。 セクターでは、金属製品が1%高になったほか、機械、不動産業、空運業、電気機器が堅調な一方で、水産・農林業や証券・商品先物取引業が1%程度の下落となった。個別銘柄における指数インパクトの大きいところでは、東京エレクトロン<8035>とアドバンテスト<6857>の2銘柄で46円分の日経平均における指数の押し上げ要因となった。売買代金上位では、ソニー<6758>、ソフトバンクG<9984>、SUMCO<3436>、キーエンス<6861>、SMC<6273>、村田製作所<6981>、リクルートホールディングス<6098>が上昇。一方で、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、メガバンク、日本電産<6594>などはさえない。 本日の前場の東京市場では、昨日に引き続き半導体関連の一角のほか、ハイテク株の上昇が目立った。国際半導体製造装置材料協会(SEMI)が10日に発表した19年、20年の半導体製造装置の市場見通し引き上げなどが買い材料視されているようだ。米国市場においても、米半導体SOX指数が2.2%高となって約1カ月ぶりに史上最高値を更新。10月末から11月半ば以降は半導体関連の一角に関しては上値の重さが意識されており、信用売り残の積み上がる銘柄も散見されていたタイミングでもあったことから、想定外の好材料を背景にした買い戻しの動きに伴う踏み上げ相場となっている。 米FOMCは無難に通過できたものの、今週の重要イベントの一つが通過したことに過ぎず、英国総選挙のほか、週末の先物オプション特別清算指数算出(SQ)や15日期限の米国による対中制裁関税第4弾発動を控えるなか、休暇前の海外勢が日本株全般に対して積極的にロングポジションへと傾ける向きは乏しいだろう。東京市場は売買代金2兆円割れの日々が目立つなか、個別では需給解消に伴う反応が出やすくなっていることから過度な上値追いは慎重に見極めたいところである。そのほか、マザーズ市場では、時価総額上位銘柄が揃って売られるなか、現状指数寄与に影響のないIPO銘柄の騰勢が目立っている。週末を前に日経平均に対する様子見ムードが強まるなかでは、これらの値幅の出やすいところに短期資金が向かう展開も視野に入れておきたい。 ■ドル・円は底堅い、国内勢は押し目買い 12日午前の東京市場でドル・円は底堅い。米連邦公開市場委員会(FOMC)での政策決定でやや下げたが、国内勢の押し目買いで小幅に戻した。 ドル・円は、前日のFOMCでの政策決定やパウエル連邦準備制度理事会(FRB)議長の記者会見で来年の利上げへの思惑が後退し、108円半ばに下げた。ただ、本日アジア市場で国内勢の押し目買いが観測された。 ランチタイムの日経平均先物はプラス圏を維持し、日本株高継続を期待した円売りが観測される。ただ、今晩の欧州中銀(ECB)理事会や英総選挙の結果を見極める展開で、様子見ムードのなかレンジ取引が続きそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は108円46銭から108円57銭。ユーロ・円は120円76銭から120円87銭、ユーロ・ドルは1.1129ドルから1.1137ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・インスペック<6656>、プラザクリエイト本社<7502>など、4銘柄がストップ高 ※一時ストップ高(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位はアドバンテスト<6857> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・雨宮日銀副総裁 「最も注意が必要なのは世界経済を中心とした物価・経済の下振れリスク」 「モメンタムが損なわれる恐れが高まる場合、ちゅうちょなく追加緩和」 【経済指標】 ・日・10月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比-6.0%(予想:+0.5%、9月:-2.9%) <国内> ・14:00 雨宮日銀副総裁会見 <海外> ・16:00 独・11月消費者物価指数改定値(前年比予想:+1.1%、速報値:+1.1%) ・英総選挙 ・EU首脳会議(13日まで) 《HH》
関連銘柄 14件
3436 東証プライム
1,516
9/4 15:00
-122(-7.45%)
時価総額 530,865百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
8,406
9/4 15:00
-654(-7.22%)
時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
6273 東証プライム
61,600
9/4 15:00
-3,060(-4.73%)
時価総額 4,149,930百万円
空気圧制御システムメーカー。空圧機器、自動制御機器、各種濾過装置を製造。エア漏れ可視化技術に定評。国内外で製品供給体制の強化図る。半導体業界向け販売は足踏み。販管費は増加。24.3期3Qは業績伸び悩む。 記:2024/04/09
6594 東証プライム
5,878
9/4 15:00
-140(-2.33%)
時価総額 7,009,921百万円
世界最大の総合モーターメーカー。HDDや車載、家電・産業向けモーターに加え、機器装置や電子・光学部品を展開。精密小型モータは売価改善等で増益。24.3期3Qは2桁増益。水冷モジュールの生産能力を拡大。 記:2024/04/16
6656 東証スタンダード
804
9/4 15:00
-14(-1.71%)
時価総額 3,198百万円
半導体製造装置メーカー。電子回路基板の外観検査装置や製造装置を製造、販売。フラットベッド型検査装置を主力に、ロールtoロール型検査装置、インライン検査装置など。半導体基板検査装置案件やEV向けが伸びる。 記:2024/05/24
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7502 東証スタンダード
1,956
9/4 11:30
±0(0%)
時価総額 5,412百万円
ソフトバンクなどの携帯キャリアショップの運営等を行うモバイル事業が主力。写真サービス店「パレットプラザ」のFC展開、アパレル事業等も。新規事業への投資はほぼ完了。モバイル事業では法人向け営業を強化。 記:2024/06/18
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17