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前場に注目すべき3つのポイント~前日の日銀ETF買い入れで23000円処での底堅さ意識

2019/11/21 8:42 FISCO
*08:42JST 前場に注目すべき3つのポイント~前日の日銀ETF買い入れで23000円処での底堅さ意識 21日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し: 前日の日銀ETF買い入れで23000円処での底堅さ意識 ■前場の注目材料:ケア21、19/10期上方修正 営業利益10億円←8億円 ■住友電、中国から水処理膜モジュール受注、来年度47%増強 ■前日の日銀ETF買い入れで23000円処での底堅さ意識 21日の日本株市場は、米株安の流れもあり、こう着感の強い相場展開になりそうだ。20日の米国市場はNYダウが連日で100ドル超の下落となった。米中通商協議が年内に第一段階の合意もできない可能性が報じられ、売りが先行。米上院が可決した香港人権法案に対して中国が反発していることから先行き不透明感が強まり、軟調推移となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比5円安の23135円。円相場は1ドル108円50銭台で推移している。 米株安の流れから利益確定の流れが優勢になりやすいところであろう。一方で、前日には10月9日以来となる日銀のETF買い入れが観測されている。日経平均の23000円接近で買い入れが行われたことにより、短期筋の売り仕掛け的な動きも抑制されることになり、23000円処での底堅さが意識されやすいだろう。米中通商協議に向けた期待感が後退していることからリバウンド力は強くないだろうが、米上院が可決した香港人権法案に対しての中国の反応などは前日の下落などで織り込まれており、リバランス中心ながらも底堅さが意識されそうだ。 セクターでは原油相場は大きく反発していることもあり、このところ調整基調が続いていたエネルギー株へは買い戻しが意識される。また、住友鉱<5713>には外資系証券による強気観測が相次いでいることもあり、非鉄金属セクターへの動向も見極めたいところ。その他、本日はマザーズ市場にトゥエンティーフォーセブン<7074>が上場する。パーソナルトレーニング事業を展開しており、RIZAPグループ<2928>の経緯から神経質なところではあろうが、足元の中小型株物色への回帰などもあり、センチメントが改善傾向にある中で、人気化しやすいだろう。 マザーズ指数は4営業日続伸で直近の戻り高値水準を捉えてきている。長期的な調整トレンドの中で、上値抵抗として意識されていた26週線も僅かに突破してきている。もう一段の上昇で明確に抵抗線を突破してくるようだと、より中小型株への修正リバウンドが意識されてくる可能性もある。日経平均がこう着感を強める中で、中小型株の活躍に期待したいところであろう。 ■ケア21、19/10期上方修正 営業利益10億円←8億円 ケア21<2373>は2019年10月期業績予想の修正を発表。営業利益は従来の8億円から10億円に上方修正している。新規出店を含めより高い効果が見込める施策へのシフトによって、投資効率の改善を進めた。 ■前場の注目材料 ・1ドル108円60-70銭 ・米原油先物は上昇(57.11、+1.90) ・VIX指数は低下(12.78、-0.08) ・米長期金利は低下 ・日銀のETF購入 ・株安局面での自社株買い ・住友電<5802>中国から水処理膜モジュール受注、来年度47%増強 ・キリンHD<2503>米クラフトビール会社買収、ノウハウ共有 ・NTT<9432>トヨタにAI技術提供、車載アシスタント向け ・豊田合<7282>米3工場増強、内外装部品の売上高1.3倍 ・島津製<7701>健康寿命延伸、明治HD・帝人・オリエンタル酵母と企業連合 ・富士フイルム<4901>米で抗がん剤の臨床開始、卵巣がんなど適応 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・特になし <海外> ・特になし 《SF》
関連銘柄 10件
2373 東証スタンダード
414
9/4 15:00
-9(-2.13%)
時価総額 6,145百万円
関西中心に訪問介護事業、有料老人ホーム事業を手掛ける。認知症グループホームや認可保育所、ダイニング事業等も展開。中計では26.10期売上高480億円目指す。新エリアへの継続出店で展開エリアの拡大図る。 記:2024/05/06
2503 東証プライム
2,204.5
9/4 15:00
+19.5(0.89%)
時価総額 2,014,913百万円
ビール2強の一角をなす酒類メーカー。清涼飲料も。傘下にワインのメルシャンや医薬品の協和キリン。海外は米国と豪州が柱。24.12期は酒類、飲料の増販を想定。昨夏買収の豪州サプリ会社も上乗せ。増収増益を計画。 記:2024/04/10
278
9/4 15:30
-6(-2.11%)
時価総額 154,629百万円
ボディメイク事業等を展開するRIZAPを中核とする持株会社。健康食品等の販売を行う健康コーポレーション、インテリア雑貨等を手掛けるBRUNOなども傘下に持つ。chocoZAP事業の拡大に引き続き注力。 記:2024/08/27
3,821
9/4 15:00
-148(-3.73%)
時価総額 4,752,854百万円
富士フイルムを中核とする持株会社。メディカルシステムや電子材料、オフィスソリューション、デジカメを手掛ける。医用画像情報システムで世界トップシェア。配当性向30%目安。27.3期営業利益3600億円目標。 記:2024/07/08
5713 東証プライム
3,802
9/4 15:00
-248(-6.12%)
時価総額 1,105,675百万円
総合非鉄素材メーカー。1590年創業。住友グループの源流。資源開発、銅など非鉄金属の製錬、機能性材料の製造・販売等を行う。材料事業では車載用電池材料の需要が底堅い。資源部門では菱刈鉱山が順調な操業継続。 記:2024/07/02
5802 東証プライム
2,330
9/4 15:00
-136(-5.52%)
時価総額 1,849,883百万円
国内最大の電線メーカー。自動車用ワイヤハーネスに強み。24.3期3Q累計は客先の増産を受けて自動車用ハーネスが好調。電力ケーブルも伸長。生産性改善や物流効率化も効いて増収増益に。4Qに有証売却益を計上へ。 記:2024/04/12
217
9/4 15:00
-9(-3.98%)
時価総額 1,318百万円
3食食べて痩せるパーソナルトレーニングジム「24/7Workout」の運営等を行う。NOVAHD等と資本業務提携。24年2月末時点で直営店86店舗展開。積極的な広告宣伝投資により、新規顧客獲得図る。 記:2024/05/12
7282 東証プライム
2,544.5
9/4 15:00
-95(-3.6%)
時価総額 330,966百万円
トヨタ系自動車部品メーカー。エアバッグ等のセーフティシステム製品、ラジエータグリル等の内外装部品が主力。樹脂ターボダクト等も。トヨタグループ向け売上比率は6割超。米国で自動車用内外装部品の生産能力を増強。 記:2024/09/03
7701 東証プライム
4,654
9/4 15:00
-170(-3.52%)
時価総額 1,377,910百万円
分析・計測機器大手。物質分離装置のクロマトグラフや分離物資成分の質量分析計で世界的。計測機器事業は堅調。ヘルスケア領域では液体クロマトグラフ、質量分析システムが販売増。24.3期3Q累計は増収増益。 記:2024/04/13
9432 東証プライム
154.8
9/4 15:00
-4(-2.52%)
時価総額 14,017,189百万円
国内最大の通信会社。傘下にNTT東西、NTTドコモ、NTTデータなど。グローバル事業を強化。総合ICT事業は増収。通信端末機器販売収入、システムインテグレーションサービス収入が増加。24.3期3Qは増収。 記:2024/04/14