マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
6/22 1:25:22
15,161,780
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

後場に注目すべき3つのポイント~米中懸念の売りはひとまず落ち着く

2019/5/7 12:44 FISCO
*12:44JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中懸念の売りはひとまず落ち着く 7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続落、米中懸念の売りはひとまず落ち着く ・ドル・円は戻りが鈍い、米中協議の行方を注視 ・値下がり寄与トップは、ファーストリテ<9983>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は続落、米中懸念の売りはひとまず落ち着く 日経平均は続落。171.36円安の22087.37円(出来高概算7億6000万株)で前場の取引を終えている。 6日の米株式市場でNYダウは66ドル安と反落して取引を終えたが、朝方には下げ幅を470ドル超に広げる場面があった。トランプ大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当への関税引き上げを10日から実施すると表明し、アジア・欧州株がほぼ全面安となり、米国株も売りが先行。ただ、中国側は貿易協議を継続する姿勢を示し、合意への期待から値を戻した。為替相場もリスク回避的な動きから1ドル=110円台後半と円高方向に振れ、10連休明けの日経平均は74円安からスタートすると、前場中ごろには一時21965.60円(293.13円安)まで下落した。しかし、中国株の反発を支えに前引けにかけて下げ渋った。東証1部の値下がり銘柄は全体の5割強、対して値上がり銘柄は4割強となっている。 個別では、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、トヨタ自<7203>などがさえない。ファナック<6954>など中国関連とされる銘柄の軟調ぶりが目立った。今期2ケタ減益見通しがネガティブサプライズとなった村田製<6981>は急落し、太陽誘電<6976>などの電子部品株にも売りが波及。その他の決算発表銘柄ではコマツ<6301>も売りがかさみ、信越化<4063>は朝安後にやや下げ幅を縮めた。また、太陽誘電や村田製とともにサンデンHD<6444>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>は買い先行。傘下の投資ファンドが上場を検討しているなどと報じられた。決算が好感されたソニー<6758>や日立<6501>のほか、ZOZO<3092>、第一三共<4568>などは上げが目立つ。また、イーブック<3658>やM&Aキャピ<6080>はストップ高水準で前場を折り返した。セクターでは、機械、鉱業、ガラス・土石製品などが下落率上位。反面、医薬品、不動産業、水産・農林業などが上昇率上位だった。 前日のNYダウが一時急落したことや為替の円高推移を受け、連休明けの東京市場では売りが先行した。年初からの世界的な株価上昇の背景には米中貿易協議の合意期待があっただけに、トランプ氏による対中関税引き上げ表明にネガティブな反応が出てくることはやむを得ないだろう。しかし、トランプ氏一流の交渉術であるとの見方もあり、米中の主要株価指数は売り一巡後に値を戻してきている。協議の行方を注視する必要はあるが、日経平均も節目の22000円を大きく割り込む流れとはならないだろう。 企業決算はソニーなどがポジティブ視される一方、村田製やコマツはネガティブ視され、引き続き強弱分かれる格好だ。個別の決算対応が中心となり、日経平均は22000円台でのもち合いが続きそうだ。なお、本日はヤマハ発<7272>、オリックス<8591>などが決算発表を予定している。また、新興市場ではマザーズ指数が1%を超える上昇となっているが、大型連休明けとあって中小型株に再び資金流入しているようだ。新興市場も今週から決算発表が本格化し、値幅取りを狙った物色が活発化しそうだ。 ■ドル・円は戻りが鈍い、米中協議の行方を注視 7日午前の東京市場でドル・円は戻りの鈍い展開。日本株安を受けた円買いは一服したが、米中協議の行方が注目され、ドルの買戻しは鈍い。 ドル・円は、トランプ政権の中国に対する制裁関税で両国の交渉が暗礁に乗り上げるとの見方が広がり、前日から円買い方向に振れやすい。10連休明けの東京市場も株安・円買いに振れ、ドルは一時110円50銭台に軟化した。 ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いで推移しており、引き続き日本株安継続を警戒した円買いに振れやすい。また、米株式先物のマイナス圏での取引や米10年債利回りの低水準でのもみ合いでドル買いも入りにくいだろう。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円58銭から110円85銭、ユーロ・円は123円81銭から124円16銭、ユーロ・ドルは1.1191ドルから1.1203ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・ASTI<6899>、タツミ<7268>、2銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップは、アドバンテスト<6857>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カプラン米ダラス連銀総裁 「インフレ率の鈍化は一般的な現象」 「まだ利下げを支持するつもりはない」 【経済指標】 ・豪・3月貿易収支:+49.49億豪ドル(予想:+44.8億豪ドル、2月:+51.40億豪ドル←+48.01億豪ドル) ・豪・3月小売売上高:前月比+0.3%(予想:+0.2%、2月:+0.9%←+0.8%) <国内> 特になし <海外> ・13:30 豪準備銀行が政策金利発表(0.25ポイント引き下げ予想) ・15:00 独・3月製造業受注(前月比予想:+1.4%、2月:-4.2%) ・16:30 英・4月ハリファックス住宅価格(前月比予想:+0.1%、3月:-1.6%) 《HH》
関連銘柄 21件
3092 東証プライム
4,619
9/4 15:00
+85(1.87%)
時価総額 1,439,484百万円
国内最大級のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営。LINEヤフー傘下。ファッションメディア「WEAR」の運営等も。配当性向70%目安。ZOZOTOWN事業では取扱アイテム、ブランドの拡充図る。 記:2024/06/09
4,745
2/1 15:00
+15(0.32%)
時価総額 27,179百万円
電子書籍販売会社。「ebookjapan」での電子書籍販売サービスと、オンライン書店「bookfan」での紙書籍の販売が事業の2本柱。今上期の売上高は過去最高を更新した。マーケティングの強化も寄与した。 記:2021/11/29
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4568 東証プライム
5,859
9/4 15:00
-157(-2.61%)
時価総額 11,407,672百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
2,267
9/4 15:00
-52(-2.24%)
時価総額 71,930百万円
M&A仲介会社。2016年に同業のレコフなどと経営統合。売手・買手の間に立ってM&A成立に向けたアドバイザリー業務を行う。大型案件で業界随一の実績。コンサルタント数は180名超。成約件数は過去最高水準。 記:2024/06/28
6301 東証プライム
3,813
9/4 15:00
-206(-5.13%)
時価総額 3,710,606百万円
建設機械・鉱山機械で世界2位。工作機械なども。IT活用のアフターサービスに強み。24.3期3Q累計は中国の建機需要が冴えず。だが北米や中南米で鉱山機械が堅調。円安も効いて増収増益に。配当性向4割以上目安。 記:2024/04/12
6444 東証スタンダード
158
9/4 15:00
-8(-4.82%)
時価総額 17,647百万円
自動車機器メーカー。カーエアコン用コンプレッサに強み。中国ハイセンス系傘下。高耐久仕様コンプレッサーの生産を開始。自動車生産台数の改善等により、23.12期通期は増収。24.12期は小幅増収見通し。 記:2024/04/14
6501 東証プライム
3,360
9/4 15:00
-239(-6.64%)
時価総額 15,578,872百万円
総合電機大手。金融ソリューションや社会インフラITシステム、原子力関連ビジネス、鉄道システム、ビルシステム等を手掛ける。日立エナジーは受注残が増加。デジタルシステム&サービスはLumada事業が拡大。 記:2024/06/15
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6857 東証プライム
6,129
9/4 15:00
-514(-7.74%)
時価総額 4,695,850百万円
半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6899 東証スタンダード
2,682
9/4 15:00
-133(-4.72%)
時価総額 9,164百万円
四輪・二輪用ワイヤハーネスや車載電装品が主力。家電用電子制御基板なども。24.3期3Q累計は民生機器が苦戦。だが車載電装品が回復。フィリピン新工場稼働に伴う償却費増をこなして営業増益に。営業外に為替差益。 記:2024/04/15
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
6976 東証プライム
3,323
9/4 15:00
-250(-7%)
時価総額 432,714百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7268 東証スタンダード
274
9/4 15:00
-9(-3.18%)
時価総額 1,644百万円
ミツバ傘下の自動車部品メーカー。自動車の電装品、ブレーキ部品、トランスミッション部品等を手掛ける。栃木県足利市に本社。冷間圧造、加工技術が強み。メキシコ、インドネシアにおける新規市場開拓などに注力。 記:2024/07/07
7272 東証プライム
1,248
9/4 15:00
-42.5(-3.29%)
時価総額 1,311,214百万円
二輪車を主力とするランドモビリティ事業が柱。船外機が主力のマリン事業、ロボティクス事業等も。1955年に日本楽器製造(現ヤマハ)から分離独立。海外売上比率が高い。二輪車はインド、ブラジルで強い需要続く。 記:2024/07/04
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8591 東証プライム
3,519
9/4 15:00
-167(-4.53%)
時価総額 4,427,877百万円
大手金融サービス。自動車やICT関連機器等のリース・レンタル、不動産開発・賃貸管理、企業投資、環境エネルギー、生命保険、銀行など多角的に事業展開。輸送機器、不動産運営、コンセッションは回復傾向続く。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17