マーケット
7/30 15:15
38,525.95
+57.32
40,743.33
+203.40
暗号資産
FISCO BTC Index
5/18 0:22:49
15,055,585
フィスコポイント
保有フィスコポイント数
  
今月フィスコポイント数
  

年金資金等の流入は期待されるところ【クロージング】

2019/4/3 16:14 FISCO
*16:14JST 年金資金等の流入は期待されるところ【クロージング】 3日の日経平均は反発。207.90円高の21713.21円(出来高概算12億9000万株)で取引を終えた。寄り付き直後に21489.95円と下げに転じる局面もみられたが、その後は強含みの展開となり、前日の陰線形成を吸収する格好となった。買い先行後はこう着感の強い相場展開になるかに思えたが、前場半ばには米中貿易協議について、両国の交渉担当者は大半の問題を解消したと、英祇フィナンシャル・タイムズが伝えたことが支援材料となった。さらに中国の3月の非製造PMIが前月から上昇したことも安心感につながったとみられる。225型のインデックス主導ではあるが、後場も高値圏での推移が続いた。 東証1部の騰落銘柄は値上がり数が1400を超えており、全体の7割近くを占めている。セクターでは海運が2%を超える上昇となったほか、証券、非鉄金属、機械、電気機器、化学、保険、繊維、ガラス土石が上昇。一方で水産農林、石油石炭、食料品、電力ガス、医薬品が小安い。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>が1社で日経平均を100円超押し上げたほか、ファナック<6954>、東エレク<8035>、信越化<4063>が堅調。一方で、中外薬<4519>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>が重石となっている。 米中貿易協議についての報道については目新しいものではなかったが、タイミングとしてはこの報道に反応した格好となった。その後も中国の非製造業PMIの伸びなども支援材料につながった格好であろう。楽観視は禁物ではあろうが、前日の米国市場では2月の耐久財受注統計で設備投資の先行指標となる非国防資本財の受注が、過去4カ月で3度目の減少となったが、市場は嫌気せずに金融緩和期待を高める格好となった。センチメントは不安から改善傾向にあると考えられ、景気敏感セクターへのリバランスが続く可能性がありそうだ。 今日のところはファーストリテが押し上げた感は強いが、今後TOPIX型主導での上昇に向かうことが出来れば、日経平均の21000-21800円レベルのもち合いレンジからの上放れが期待されてくることになろう。10連休まで1カ月を切っており、積極的にポジションを積み上げる動きは限られるであろうが、短期筋はポジション調整を迫られるものの、長期姿勢である年金資金等の流入は期待されるところである。 《CN》
関連銘柄 7件
4063 東証プライム
5,832
9/4 15:00
-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4503 東証プライム
1,798.5
9/4 15:00
-21.5(-1.18%)
時価総額 3,301,780百万円
国内大手製薬会社。前立腺がん治療剤「XTANDI」や急性骨髄性白血病治療剤「XOSPATA」などが主要製品。海外売上高比率が高い。25.3期は尿路上皮がん治療剤「PADCEV」の成長などを見込む。 記:2024/06/24
4519 東証プライム
6,943
9/4 15:00
-174(-2.44%)
時価総額 11,657,700百万円
大手製薬企業。1925年創業。スイス製薬大手のロシュ傘下。がん領域医薬品、抗体医薬品で国内トップシェア。独自の抗体エンジニアリング技術などが強み。成長領域や新規領域へ集中したリソース投入などを行う。 記:2024/08/01
4568 東証プライム
5,859
9/4 15:00
-157(-2.61%)
時価総額 11,407,672百万円
大手製薬会社。抗悪性腫瘍剤「エンハーツ」、抗凝固剤「リクシアナ」などが主力品。かぜ薬「ルル」、解熱鎮痛薬「ロキソニンS」などで知名度高い。米メルクと戦略的提携。がん事業への集中的な資源投入を図る。 記:2024/08/26
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10