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欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりか、中国経済の減速懸念一服で円売り基調に

2019/4/1 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は小じっかりか、中国経済の減速懸念一服で円売り基調に 4月1日の欧米外為市場では、ドル・円は小じっかりの展開となりそうだ。足元の中国の堅調な経済指標が好感され、リスク選好的な円売りに振れやすい見通し。また、米国の慎重な金融政策に変わりはないが、景況感の改善で株高や長期金利上昇に沿ったドル買いも見込まれる。 3月31日に発表された中国の国家統計局の3月PMIは予想を上振れ、市場心理を大幅に改善させた。特に、製造業が経済活動の拡大・縮小の境目である50を4カ月ぶりに回復し、米中貿易戦争の影響とみられる景気減速への懸念が短期的に払しょくされた。その後発表の日銀短観はほぼ予想通りだったが、新元号発表にも絡んで日経平均株価が上昇し、リスク選好的な円売りを誘発。また、中国の財新の3月製造業PMIも50を上回り、さらに円を押し下げた。 この後の海外市場では、中国のPMIの改善を好感して、アジア株に続き欧米株も堅調に推移する可能性があり、リスク選好的な円売りが主導する展開となりそうだ。本日発表となる米経済指標では、2月小売売上高と3月ISM製造業景況指数が注目される。それらの指標から底堅さが示されても連邦準備制度理事会(FRB)の利上げ休止などの方針は変わらないだろうが、米国経済の減速に対する過度の警戒は弱まる見通し。一方、トルコの統一地方選で与党が敗れ、経済政策へのエルドアン政権の圧力が弱まるとの期待感もリスク許容度を高めそうだ。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】 ・17:30 英・3月製造業PMI(予想:51.2、2月:52.0) ・18:00 ユーロ圏・3月消費者物価指数(前年比予想:+1.5%、2月:+1.5%) ・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:7.8%、1月:7.8%) ・21:30 米・2月小売売上高(前月比予想:+0.3%、1月:+0.2%) ・22:45 米・3月製造業PMI改定値(予想:52.5、速報値:52.5) ・23:00 米・3月ISM製造業景況指数(予想:54.5、2月:54.2) ・23:00 米・2月建設支出(前月比予想:-0.2%、1月:+1.3%) ・23:00 米・1月企業在庫(前月比予想:+0.5%、12月:+0.6%) ・英議会でEU離脱に関し過半数の支持が得られる代替案模索のための投票 《FA》