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週明けの米株落ち着けば配当志向の物色で底堅く【クロージング】

2019/3/25 15:57 FISCO
*15:57JST 週明けの米株落ち着けば配当志向の物色で底堅く【クロージング】 25日の日経平均は大幅に下落。650.23円安の20977.11円(出来高概算13億2000万株)で取引を終えた。終値で21000円を割り込むのは、2月15日以来となる。ドイツの3月製造業PMI速報値が2012年以来の低水準をつけたほか、米国債イールドカーブ(長短金利差)が再び逆転したことから、世界経済の鈍化懸念が高まった。先週末の海外市場は大きく下落しており、シカゴ先物は21000円を割り込む中、幅広い銘柄が売られる格好となった。しかし、ギャップ・ダウンでのスタートとなった後も断続的なインデックス売りから下げは止まらず、一時20911.57円まで下げ幅を拡大。為替市場ではドル円が一時1ドル109円70銭台まで円高に振れて推移していることも、神経質にさせた。後場も不安定な状況が続いたが、大引けにかけてはやや下げ幅を縮めてはいるが、節目の21000円は回復できなかった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が2000を超えており、全体の9割を超える全面安商状。セクターでは33業種全てが下げており、石油石炭の下落率が5%を超えたほか、医薬品、鉱業、ガラス土石、非鉄金属、機械が3%を超える下落となっている。指数インパクトの大きいところでは、日経平均構成銘柄で上昇したのが三菱倉庫<9301>、東建物<8804>の2銘柄にとどまっており、一方でソフトバンクG<9984>、エーザイ<4523>、ファーストリテ<9983>、ファナック<6954>、ユニファミマ<8028>の5銘柄で日経平均を約213円下押している。 期末要因から商いが膨らみづらい中、インデックス売買に大きく振らされる展開となった。他国に比べてボラティリティの大きい日本株市場だが、日経平均の下落率は3%を超えている。グローベックスの米株先物ではNYダウが100ドル程度の下落で推移していたこともあり、週明けの米国市場の弱い動きが想定されるなかで、押し目買いの動きも限られていたようである。まずは週明けの米国市場の動向を見極め、3月11日安値とのダブルボトム意識につなげたいところであろう。明日は3月期決算企業の配当権利付き最終日となるため、配当志向の物色が意識されやすい。また、配当再投資に伴う先物への買い需要が相場全体を支えることになるだろう。週明けの米国市場が底堅い動きをみせてくるようだと、インデックス売買主導での反転が意識されるところである。 また、エーザイ<4523>が本日もストップ安となりやや意外感があるが、明日は全株一致で寄り付くと考えられるため、バイオ関連への落ち着きにつながろう。その他、アップルは25日にイベントを開催し、いくつかの新しいメディアサービスを発表する見通しである。電子部品などのアップル関連は手掛けづらいだろうが、メディアサービスなどを手掛けている企業などへは、関連銘柄として物色が向かいやすいとみられる。 《CN》
関連銘柄 7件
4523 東証プライム
5,989
9/4 15:00
-78(-1.29%)
時価総額 1,776,140百万円
国内製薬大手。神経領域、がん領域が重点領域。抗がん剤「レンビマ」が主力製品。一般用医薬品でチョコラBBなど。不眠症治療剤「デエビゴ」は成長。米国でのレケンビ治療は着実に進捗。中長期的に研究開発投資を継続。 記:2024/04/29
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
8804 東証プライム
2,349.5
9/4 15:00
-84(-3.45%)
時価総額 491,440百万円
1896年創業の総合不動産デベロッパー。旧安田財閥系。東京・八重洲、日本橋周辺が最重点エリア。マンションはBrilliaブランドで展開。配当性向30%以上目安。保有オフィスビルは40棟超。稼働率は高水準。 記:2024/07/07
9301 東証プライム
4,894
9/4 15:00
-161(-3.18%)
時価総額 401,117百万円
国内最大級の倉庫・港湾運送企業。1887年設立。倉庫、陸上運送、港湾運送のほか、不動産賃貸、マンション販売等も手掛ける。海運大手や製薬会社が主要顧客。須磨海浜水族園・海浜公園再整備事業の新規施設が稼働。 記:2024/06/04
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17