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後場に注目すべき3つのポイント~21000円処での底固めを見極めたいところ

2019/3/11 12:49 FISCO
*12:49JST 後場に注目すべき3つのポイント~21000円処での底固めを見極めたいところ 11日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、21000円処での底固めを見極めたいところ ・ドル・円は底堅い、日本株高継続でドル買戻し ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、東エレク<8035> ■日経平均は反発、21000円処での底固めを見極めたいところ 日経平均は反発。44.37円高の21069.93円(出来高概算5億2000万株)で前場の取引を終えた。先週末の大幅な下げに対する自律反発の流れが先行し、小幅に上昇して始まったが、前場半ばには一時20938.00円と下げに転じる局面もみられた。しかし、前引けにかけては再びプラス圏に浮上すると、一時3ケタの上昇をみせていた。米雇用統計の予想上回る下振れの影響は限られたが、米中交渉への不透明感や北朝鮮情勢なども手掛けづらくさせている。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。セクターでは電力ガス、パルプ紙、陸運、鉄鋼、空運、不動産がしっかり。半面、海運、鉱業、サービス、証券、その他製品、精密機器、機械が冴えない。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>が1社で日経平均を約26円けん引している。一方で、テルモ<4543>、KDDI<9433>、TDK<6762>、アドバンテスト<6857>が重石となった。 日経平均は自律反発の域は脱せず、21000円を挟んでのこう着を見せている。米中首脳会談が4月にずれ込む可能性から米中交渉合意への期待感はやや後退しているほか、北朝鮮情勢への懸念もくすぶっており、積極的な売買は手控えられている。テクニカル面では日経平均は5日、25日線を下回っており、両線による短期デッドクロスが次第に警戒されてきていることもあり、まずは21000円処での底固めを見極めたいところであろう。 また、オムロン<6645>は日経平均に補充されることにより、パッシブ連動資金による買い需要に対する先回り的な流れから買い気配で推移している。ただ、パイオニアとの入替えでは資金が不足するため、他の構成銘柄を売る必要があるとみられており、これが需給面での重石になりやすいところ。 一方で、依然としてショートポジションに傾いている需給とみられ、期末要因もあって足元の調整局面においては、買い戻しとみられる需給が下支えとなろう。日経平均の21000円近辺においては、配当志向の買いなども心理的には入りやすいところであろう。 ■ドル・円は底堅い、日本株高継続でドル買戻し 11日午前の東京市場でドル・円は底堅い値動き。前週の米国株続落の影響は限定的となり、日本株の切り返しを背景としたドルの買戻しが観測された。 ドル・円は、日経平均の軟調推移の場面で110円80銭台に弱含んだ。ただ、その後は上海総合指数のプラス圏スタートなど中国株高で円買いは後退。また、米長期金利も持ち直し、ドル買い方向で111円台を回復した。 ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いが続いており、日本株高継続を見込んだ円売りが観測される。また、上海総合指数のプラス圏を維持し、円売りを支援。目先も米10年債利回りの持ち直しが続けばドルは111円台で推移しそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円88銭から111円16銭、ユーロ・円は124円48銭から124円90銭、ユーロ・ドルは1.1223ドルから1.1238ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・窪田製薬ホールディングス<4596>やgumi<3903>など、10銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップは、ソフトバンクグループ<9984>、東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・パウエル連邦準備制度理事会(FRB) 「辛抱強さとは、金利変更を急がないこと」 「米国経済の見通しは良好」 【経済指標】 ・日・2月マネーストックM3:前年比+2.1%(予想:+2.1%、1月:+2.1%) <国内> 特になし <海外> ・16:00 独・1月鉱工業生産(前月比予想:+0.4%、12月:-0.4%) ・16:00 独・1月貿易収支(12月:+143億ユーロ) ・16:00 独・1月経常収支(12月:+210億ユーロ) 《HH》
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