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欧米為替見通し:ドル・円は底堅い、ブレグジット合意案否決も代替策を見極め

2019/1/15 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は底堅い、ブレグジット合意案否決も代替策を見極め 15日の欧米外為市場で、ドル・円は底堅い値動きを予想したい。英国の欧州連合(EU)離脱合意案に関し議会の否決が見込まれ、ポンド売り優勢でドルに買いが集まりやすい。市場は英政府が示す代替策(合意案否決後3日以内に議会へ提出)を見極める展開で、警戒の円買いも一服しそうだ。 ブレグジット合意案は今晩の審議の後に英下院で採決され、日本時間の未明に結果が判明する見通し。メイ政権が取りまとめた合意案は野党だけでなく与党内でも支持を得るのが困難とみられ、事前の調査では否決される方向のようだ。ただ、前日にはメイ首相案への支持が広がったとの報道を受け、ポンドが買い戻される場面もあった。その流れから、本日のアジア市場でもポンドがドルや円に対して上昇し、リスク選好的なムードを広げた。株式市場も堅調地合いとなり、3連休明けの東京市場では実需筋を中心にドル買い・円売りの動きで、ドル・円は108円台後半まで水準を切り上げた。 ただ、合意案は否決の見方が根強く、依然としてメーンシナリオのようだ。その際、ポンド売りに振れても、ある程度織り込み済みのため売り一巡後は小幅に持ち直すだろう。その後はEUの対応と、メイ政権が1月21日の議会採決に対して打ち出す代替策の内容に関心が移るため、それらを見極める動きとなりそうだ。労働党を中心とする野党は内閣不信任案を提出する方向だが、代替策が示された後になる見通し。それまでは、ポンド売りはいったん収束すると予想する。(吉池 威) 【今日の欧米市場の予定】・19:00 ユーロ圏・11月貿易収支(10月:+140億ユーロ)・22:30 米・1月NY連銀製造業景気指数(予想:10.0、12月:10.9)・22:30 米・12月生産者物価指数(前月比予想:-0.1%、11月:+0.1%)・24:00 ドラギ欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会に年次報告書を提出・01:30 カシュカリ米ミネアポリス連銀総裁講演(地域経済)・03:00 ジョージ米カンザスシティー連銀総裁(経済と金融政策の見通し)・03:00 カプラン米ダラス連銀総裁講演・英・EU離脱合意案の議会採決 《FA》