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後場に注目すべき3つのポイント~米中対立懸念がひとまず和らぐが

2018/12/12 12:42 FISCO
*12:42JST 後場に注目すべき3つのポイント~米中対立懸念がひとまず和らぐが 12日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は3日ぶり大幅反発、米中対立懸念がひとまず和らぐが ・ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調 ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■日経平均は3日ぶり大幅反発、米中対立懸念がひとまず和らぐが 日経平均は3日ぶり大幅反発。398.41円高の21546.43円(出来高概算6億9000万株)で前場の取引を終えている。 11日の米株式市場でNYダウは53ドル安と反落。トランプ大統領がメキシコ国境の壁建設に関する予算確保を巡り政府機関閉鎖も辞さない構えを示したため、政権運営への懸念が広がった。一方でハイテク株比率の高いナスダック総合指数は続伸。米11月生産者物価指数(PPI)の予想上振れなどから円相場は1ドル=113円台半ばまで下落しており、本日の日経平均は反発期待の買いが先行して200円高からスタートした。また、中国が米国からの輸入車に対する関税引き下げを検討しているとの報道や、カナダの裁判所が中国・華為技術(ファーウェイ)幹部の保釈を認めたとの報道が伝わったことから米中対立への懸念が和らぎ、前場の日経平均は21571.76円(423.74円高)まで上昇する場面があった。 個別では、東京電力HD<9501>が6%超、昭電工<4004>が5%超の上昇。東京電力HDなどの電力株は原油価格の下落を受けて買い戻しが入ったとの観測が聞かれた。昭電工は前日の取引時間中に新中期経営計画や増配、自社株買いの実施を発表している。ソニー<6758>や村田製<6981>、キーエンス<6861>といったハイテク株も上げが目立つ。その他売買代金上位はソフトバンクG<9984>、武田薬<4502>、トヨタ自<7203>など全般堅調。また、欧州企業との合弁解消を発表したUACJ<5741>などが東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、任天堂<7974>、NTT<9432>、花王<4452>は小安い。ユニファミマ<8028>は利益確定売りがかさみ8%超下落し、レーティング引き下げ観測のLIXIL G<5938>も6%超下げて東証1部下落率上位に顔を出した。セクターでは、全33業種がプラスとなり、精密機器、証券、電気機器、機械、電気・ガス業が上昇率上位だった。 ファーウェイ幹部の逮捕や米政府高官の強硬発言を受けて高まっていた米中対立への懸念がひとまず和らぎ、日経平均は節目の21000円手前から大きく反発した。日足チャートでは足元の調整局面で上値抵抗となっていた5日移動平均線を上抜け、短期筋による買い戻しを誘いそうだ。また、前場に21500円台を回復したことで週末に控えるSQ(先物・オプション特別清算指数)算出に絡んだ買いが入ってくることも想定され、日経平均は一段高となる場面も出てくる可能性がある。 とはいえ、米国では一部連邦予算の期限切れが今月21日に迫るなか、野党・民主党と激しく対立するトランプ氏の政権運営への警戒感が広がりつつある。米中の貿易交渉や英国の欧州連合(EU)離脱を巡る交渉の行方などもなお不透明感が強い。日経平均が本格的なリバウンドに転じるか判断するには時期尚早とみられ、短期的な戻りと割り切って取り組むのが無難と言えそうだ。 ■ドル・円は小じっかり、日本株高で円売り基調 12日午前の東京市場でドル・円は小じっかり。日本株の大幅高を受け円売り基調が鮮明となり、ドルは113円半ばに値を上げた。 ドル・円は、日経平均株価の上昇を手がかりにリスク選好的な円売りが強まり、113円30銭台から上昇基調が続く。また、欧米株式先物のプラス圏で推移し、ドルの上昇を支援しているもよう。 ランチタイムの日経平均先物は大幅高に振れ、日本株高継続を見込んだ円売りに振れやすい。一方で、ユーロ・ドルが持ち直しており、ドルをやや下押し。また、上海総合指数の不安定な値動きも警戒される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円31銭から113円52銭、ユーロ・円は128円25銭から128円63銭、ユーロ・ドルは1.1312ドルから1.1334ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・アイ・ピー・エス<4335>やビットワングループ<2338>など、5銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はソフトバンクG<9984> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・トランプ米大統領 「来週開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げ決定ならばかげている」 「貿易問題で必要なら習近平・中国国家主席と会談する」 【経済指標】 ・日・11月企業物価指数:前年比+2.3%(予想:+2.4%、10月:+2.9%) ・日・10月機械受注(船舶・電力を除く民需):前月比+7.6%(予想:+9.7%、9月:-18.3%) <国内> ・13:30 10月第3次産業活動指数(前月比予想:+0.8%、9月:-1.1%) <海外> 特になし 《HH》
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2338 東証スタンダード
475
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システムソリューション事業、アイラッシュケア事業を手掛ける。NVIDIAチップやGPUサーバーなどGPU関連の販売等を行う。アイラッシュケア事業ではまつ毛美容液の販売が順調。AI等関連事業の推進に注力。 記:2024/05/06
3,389
9/4 15:00
-179(-5.02%)
時価総額 626,629百万円
昭和電工と旧日立化成が統合した機能性化学メーカー。半導体材料で世界トップシェアレベルの製品多数。製品販売価格の上昇等で、23.12期通期はイノベーション材料部門が増益。24.12期は黒字転換見通し。 記:2024/04/16
4335 東証スタンダード
990
9/4 15:00
-16(-1.59%)
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4452 東証プライム
6,641
9/4 15:00
+80(1.22%)
時価総額 3,154,475百万円
トイレタリー国内最大手。衣料用洗剤や食器用洗剤、サニタリー製品、スキンケア製品、化粧品のほか、油脂製品等のケミカル事業も手掛ける。バスクリーナーは高付加価値製品が好調。ヘアケア製品などは売上が順調。 記:2024/06/11
4502 東証プライム
4,333
9/4 15:00
-65(-1.48%)
時価総額 6,855,998百万円
国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
5741 東証プライム
4,970
9/4 15:00
-240(-4.61%)
時価総額 240,190百万円
古河スカイと住友軽金属工業の経営統合で2013年に誕生。アルミニウム圧延品で国内生産量トップ。東洋製罐等が主要取引先。25.3期は缶材、自動車材等の売上数量増を見込む。28.3期売上高1兆500億円目標。 記:2024/06/28
5938 東証プライム
1,698.5
9/4 15:00
-47.5(-2.72%)
時価総額 487,656百万円
住宅設備機器メーカー大手。トステム、INAX、新日軽等が統合して誕生。水廻り設備や金属製建材に強み。住宅窓サッシで国内トップシェア。リフォーム関連製品は売上順調。循環型素材「レビア」の拡販等に取り組む。 記:2024/06/11
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6861 東証プライム
67,650
9/4 15:00
-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
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7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
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7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
2,287
11/11 15:00
+2(0.09%)
時価総額 1,159,164百万円
コンビニで国内2位。総合スーパーのユニーを業務提携先のPPIHに譲渡し、コンビニ専業に。21.2期上期はコロナ禍に伴う来店客減少が響き足踏み。親会社の伊藤忠によるTOBが成立。11月12日付で上場廃止に。 記:2020/10/07
9432 東証プライム
154.8
9/4 15:00
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659.9
9/4 15:00
-48.6(-6.86%)
時価総額 1,060,471百万円
電力事業を行う東京電力グループの事業持株会社。福島第一原発の廃炉作業や賠償・除染事業に重点。電気代の値上げは寄与するが、原油高や節電進み環境厳しい。柏崎刈羽原子力発電所7号機は再稼働の時期を見通せず不透明。 記:2024/07/13
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17