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後場に注目すべき3つのポイント~短期資金は中小型株へ

2018/9/27 12:35 FISCO
*12:35JST 後場に注目すべき3つのポイント~短期資金は中小型株へ 27日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は小幅ながら9日ぶり反落、短期資金は中小型株へ ・ドル・円は下げ渋り、日本株にらみの展開 ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は小幅ながら9日ぶり反落、短期資金は中小型株へ 日経平均は小幅ながら9日ぶり反落。32.07円安の24001.72円(出来高概算6億5000万株)で前場の取引を終えた。26日の米国市場では、米中貿易摩擦への懸念が広がるなか、注目の米連邦公開市場委員会(FOMC)では大方の予想通り、政策金利が引き上げられたが、金融政策については「緩和的」という表現が声明文から削除され、当局による利上げ方針が終了間近であるとの見方から長期金利が低下した。金融セクターに売りが広がり、引けにかけて下落する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円安の23880円となり、こちらの水準を上回ったものの、朝方から売りが先行した。米国の流れを受けて、朝方から金融株はさえない推移となった一方で、値がさ株のほか、自動車株やディフェンシブ株のしっかりとした動きが指数の下支え役となり、日経平均は総じて前日終値水準でもみ合う展開となった。 東証1部の値下がり数は1422社と全体の7割近くにも上った。セクターでは、石油石炭製品、非鉄金属、電気機器がさえない一方で、輸送用機器、空運業、水産・農林業、医薬品は上昇。個別では、指数インパクトの大きいファナック<6954>が引き続きFA業界の先行き懸念が反映される展開となっており、3%の下落に。市場では、FA分野における中国需要の底がまだ見えないという指摘のほか、今下期に向けて中国ロボット受注高が自動車向け中心に調整を見込む声も国内外の証券会社から聞かれており、先行きを懸念する向きが先行している状況である。 物色としては、インデックスに絡んだ商いからファーストリテ<9983>やソフトバンクG<9984>がしっかりとした動きを見せるなか、自動車株も底堅さをみせている。前日に開催された日米首脳会談では、2国間のモノの貿易を自由化する物品貿易協定締結に向けた交渉の合意がなされた。検査不正の相次ぐ同業種だが、当面の自動車関税回避を受けて目先の買い安心感が広がっているようだ。金融セクターについても、朝方から下げ幅を縮小しつつある。売り一巡後の買い戻しなどが意識されており、後場もこれらのセクターの底堅さが確認された場合は、相場を下支える役になりうるとみられる。 他方、マザーズ市場では、マザーズ指数は前引け時点で前日比1.08%高に。「オラビ錠口腔用50mg」の国内製造販売承認を取得したことを発表し、前日に13%の上昇をみせたそーせい<4565>は本日も、国内証券による評価引き上げも観測を背景に強い動きをみせているほか、メルカリ<4385>やサンバイオ<4592>などの指数インパクトの大きい銘柄が揃って強い動きをみせている。足元の株高を受け、改善基調にある信用評価損益率を背景に個人投資家の間に広がっていた過度な需給懸念も後退してきており、主力大型株に対して出遅れ感の台頭する中小型株を見直す動きが広がっているようだ。日経平均が前日終値水準でのもみ合いとなるなか、短期資金は中小型株へと向かいやすい地合いになりそうだ。 ■ドル・円は下げ渋り、日本株にらみの展開 27日午前の東京外為市場でドル・円は下げ渋り。日経平均株価は前日終値付近で不安定な値動きとなったが、24000円を回復したことで円買いは弱まった。 ドル・円は株価にらみの展開。日経平均が値を下げた場面でドルは112円63銭まで弱含んだが、24000円台に持ち直すと円買いはやや後退し、ドルは値を戻した。足元では、日経平均の9連騰への期待で円売りに振れやすいとの声が聞かれる。 ランチタイムの日経平均先物は小幅高で推移しており、株価反転への思惑から目先の円買いは見込みづらい。ただ、ドイツのメルケル首相の求心力低下などでユーロ・円ほかクロス円がさえない値動きとなり、ドルの戻りは緩慢になりそうだ。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円63銭から112円90銭、ユーロ・円は132円30銭から132円68銭、ユーロ・ドルは1.1739ドルから1.1757ドルで推移した。 ■後場のチェック銘柄 ・田淵電機<6624>やUUUM<3990>など、6銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはファナック<6954>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 【要人発言】 ・カナダ首相報道官 「米国との首脳会談は要請していない」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・15:35 黒田日銀総裁あいさつ(全国証券大会) <海外> ・特になし 《HH》
関連銘柄 9件
3990 東証グロース
398
9/4 15:00
-15(-3.63%)
時価総額 7,929百万円
国内最大のユーチューバー事務所。HIKAKIN、はじめしゃちょーなどが所属。フリークアウトHD傘下。アドセンス、ゲーム、イベントは構造改革推進で収益力の強化を図る。クリエイター関連商品の販売は順調。 記:2024/06/09
4385 東証プライム
2,343
9/4 15:00
-162.5(-6.49%)
時価総額 376,921百万円
国内で断トツのフリマアプリ「メルカリ」を運営。スマホ決済「メルペイ」や米国開拓に注力。連結子会社に鹿島アントラーズ。メルカードの発行枚数は300万枚を突破。定額払い、メルカードが成長。米国事業も赤字縮小へ。 記:2024/06/09
4565 東証プライム
1,330
9/4 15:00
-76(-5.41%)
時価総額 108,958百万円
バイオ創薬ベンチャー。膜たんぱく「GPCR」の解析技術に強み。15年買収の英国ヘプタレス社が収益の柱。24年4月に「そーせい」から社名変更。契約一時金及びマイルストン収入が伸びる。新薬の販売も好調。 記:2024/06/10
4592 東証グロース
980
9/4 15:00
-16(-1.61%)
時価総額 67,256百万円
バイオベンチャー。外傷性脳損傷や慢性期脳梗塞等の脳神経疾患の再生細胞薬を研究開発。再生医療等製品「アクーゴ脳内移植用注」は継続審議に。売上計上はないが、研究開発費は減少。24.1期通期は損益改善。 記:2024/04/15
6624 東証1部
109
9/26 15:00
+1(0.93%)
時価総額 11,372百万円
産業用・民生用の電源機器、トランスが主力。インバータエアコン用変成器は国内シェアトップ。トランス高度設計技術等が強み。エアコン向けリアクタの拡販等を図る。20.3期は営業黒字転換計画。1ドル105円想定。 記:2019/07/26
6954 東証プライム
4,051
9/4 15:00
-211(-4.95%)
時価総額 4,089,675百万円
CNCシステムなどのFA事業、ロボット事業、ロボマシン事業を展開。富士通のNC部門が分離・独立して1972年に誕生。CNCで世界シェアトップクラス。海外売上高比率は8割超。配当性向は60%が基本方針。 記:2024/09/02
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10
9984 東証プライム
7,781
9/4 15:00
-652(-7.73%)
時価総額 13,406,305百万円
携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17