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8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは45ドル安、米中貿易摩擦への警戒感が強まる

2018/8/9 7:41 FISCO
*07:41JST 8日の米国市場ダイジェスト:NYダウは45ドル安、米中貿易摩擦への警戒感が強まる ■NY株式:NYダウは45ドル安、米中貿易摩擦への警戒感が強まる 米国株式相場はまちまち。ダウ平均は45.16ドル安の25583.75、ナスダックは4.66ポイント高の7888.33で取引を終了した。トランプ政権が中国からの輸入品160億ドル相当への追加関税を23日に発動することを発表し、売りが先行。引けにかけて下げ幅を縮小したものの、中国政府も同規模の報復措置を決定するなど、貿易摩擦問題の長期化懸念から終日上値の重い展開となった。セクター別では、銀行や小売が上昇する一方で食品・飲料・タバコやメディアが下落した。 写真共有アプリを手掛けるスナップチャット(SNAP)は、1日当たりアクティブユーザー数(DAU)が予想を下振れ下落。エンターテイメントのウォルト・ディズニー(DIS)は、決算内容が嫌気され軟調推移。一方で、薬剤給付管理会社のCVSヘルス(CVS)は、決算内容が好感され上昇。製薬のマイラン(MYL)は、北米販売の不振を受けて、戦略的な選択肢の検討を表明し買われた。 電気自動車のテスラ(TSLA)の株式非公開化を巡っては、マスクCEOが示唆しているように既存投資家が非公開企業として保有継続するような仕組みが本当に可能か疑問視する向きが多い。一般的な借り入れによる非公開化は多額の借り入れが必要なほか、同社の財務面から厳しいだろう。 Horiko Capital Management LLC ■NY為替:米中貿易摩擦問題の長期化への懸念強まる 8日のニューヨーク外為市場でドル・円は、111円19銭まで上昇後、110円90銭まで反落し110円95銭で引けた。米国が中国製品160億ドル相当に関税25%発動すると発表したことに対して、中国政府も早速、米国製品160億ドルに対する関税を発動すると報復措置を発表。米中貿易摩擦問題が長期化するとの懸念にリスク回避の円買いが優勢となった。また、良好な米国10年債入札結果を受けた債券利回りの低下にドル売りにも拍車がかかった。 ユーロ・ドルは、1.1573ドルまで下落後、1.1620ドルまで反発し、1.1610ドルで引けた。イタリアの債務問題を懸念したユーロ売りが優勢となった。ユーロ・円は、128円60銭から128円95銭まで上昇。ポンド・ドルは、1.2854ドルまで下落後、1.2897ドルまで戻した。ノーディール離脱への警戒感を受けた売りにさらに拍車がかかった。ドル・スイスは、0.9971フランまで上昇後、0.9927フランまで下落した。 ■NY原油:大幅反落で66.94ドル、貿易・通商分野での米中対立長期化を嫌気 NY原油先物9月限は大幅反落(NYMEX原油9月限終値:66.94 ↓2.23)。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物9月限は前日比−2.23ドルの66.94ドルで通常取引を終えた。時間外取引を含めて一時66.32ドルまで売られた。通商・貿易を巡る米中の対立は長期化するとの懸念が広がったことが下げの要因。米国の週次在庫統計で原油在庫は減少したものの、減少幅は市場予想を下回ったことや、ガソリン在庫は減少予想に反して増加していたことも売り材料となった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率) バンクオブアメリカ(BAC) 31.80ドル +0.29ドル(+0.92%) モルガン・スタンレー(MS) 50.12ドル -0.01ドル(-0.02%) ゴールドマン・サックス(GS)236.37ドル -1.46ドル(-0.61%) インテル(INTC) 49.96ドル +0.26ドル(+0.52%) アップル(AAPL) 207.25ドル +0.14ドル(+0.07%) アルファベット(GOOG) 1245.61ドル +3.39ドル(+0.27%) フェイスブック(FB) 185.18ドル +1.37ドル(+0.75%) キャタピラー(CAT) 139.71ドル -2.67ドル(-1.88%) アルコア(AA) 43.70ドル +1.73ドル(+4.12%) ウォルマート(WMT) 90.05ドル +0.28ドル(+0.31%) スプリント(S) 6.08ドル -0.05ドル(-0.82%) 《HT》