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後場に注目すべき3つのポイント~自律反発狙いの買い先行も貿易摩擦懸念が重し

2018/6/15 12:46 FISCO
*12:46JST 後場に注目すべき3つのポイント~自律反発狙いの買い先行も貿易摩擦懸念が重し 15日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は反発、自律反発狙いの買い先行も貿易摩擦懸念が重し ・ドル・円はしっかり、日銀緩和政策維持で円売り ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■日経平均は反発、自律反発狙いの買い先行も貿易摩擦懸念が重し 日経平均は反発。89.16円高の22827.77円(出来高概算7億1000万株)で前場の取引を終えている。 欧州中央銀行(ECB)が量的緩和を年内に終了する一方、政策金利は19年夏まで低水準で据え置く方針を示し、14日の欧州株はほぼ全面高となった。また、米5月小売売上高の予想上振れなどから円相場は1ドル=110円台後半に下落しており、米ハイテク株高も支援材料となって、本日の日経平均は144円高からスタートした。ただ、トランプ米大統領が対中制裁関税リストを15日にも公表する予定と伝わっており、米中貿易摩擦への懸念が重しとなって、日経平均は寄り付き直後を高値に伸び悩んだ。半導体関連株の下落も指数の押し下げ要因となった。 個別では、任天堂<7974>、トヨタ自<7203>、曙ブレーキ<7238>、ファーストリテ<9983>、ソニー<6758>などが堅調。「東京ディズニーシー」の拡張を発表したOLC<4661>は2%高。レーティング引き上げ観測の村田製<6981>は商いを伴って6%近く上昇し、目標株価引き上げ観測の太陽誘電<6976>や決算発表の西松屋チェ<7545>も急伸した。一方、目標株価引き下げ観測の東エレク<8035>は4%超の下落。SUMCO<3436>や信越化<4063>といった他の半導体関連株も軟調だった。三菱UFJ<8306>などの金融株は米金利低下を受けて売られたようだ。セクターでは、石油・石炭製品、医薬品、陸運業などが上昇率上位。半面、ゴム製品、金属製品、機械などが下落率上位となった。内需・ディフェンシブセクターに資金が向かった。 日経平均は前日に200円超下落していたため、為替の円安などを手掛かりとして自律反発に期待した買いが向かいやすかっただろう。しかし、内需・ディフェンシブセクターへの資金シフトが続いている点を見ると、主力の輸出株や景気敏感株の手掛けづらさがなお強く意識されていることが窺える。15日にも公表されるという対中制裁関税リストの内容を見極めたいとする思惑などもあって、後場の日経平均は上値の重い展開が続きそうだ。米金利の伸び悩みから円安進行に伴う株高シナリオも目先は描きづらいだろう。 新興市場ではマザーズ指数が反発しているが、こちらも朝方の買いが一巡すると伸び悩んでいる。外部環境の不透明感から中小型株に注目が集まりそうな局面だが、相場全体の先高感が高まっていないことに加え、来週から新規上場企業が多数登場してくることも需給面で重しとなるだろう。値動きの軽い小型の材料株がより選好されやすくなると考えられる。 ■ドル・円はしっかり、日銀緩和政策維持で円売り 15日午前の東京市場で、ドル・円はしっかり。日銀の緩和的な金融政策維持を手がかりに円売りが強まり、ドルは110円80銭付近まで強含んだ。ドル・円は、前日開催された欧州中銀(ECB)理事会で来年夏まで低金利政策が据え置かれる見通しとなり、ユーロ・ドルの弱含みの影響で朝方からドルが押し上げられている。また、日経平均株価の上昇を受けた円売りもドルを支援。 正午前に日銀金融政策決定会合での政策維持が発表されると円は一段安となり、ドルは110円80銭まで値を切り上げた。ランチタイムの日経平均先物は堅調地合いを維持しており、株高継続を意識した円売りも観測される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は110円46銭から110円80銭、ユーロ・円は127円70銭から128円17銭、ユーロ・ドルは1.1555ドルから1.1585ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・アルファポリス<9467>や伏木海陸運送<9361>など、9銘柄がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位はTDK<6762> ■経済指標・要人発言 ・ドラギECB総裁 「インフレは現在の水準で年末まで推移」 「インフレは中期的に緩やかに上昇へ」 「インフレを巡る不透明性は解消」 ・国際通貨基金(IMF) 「米国の政策はすでに海外に波及」 「米国の財政策は国内、世界経済のリスクを引き上げ」 ・欧州中央銀行(ECB) 「政策金利は少なくとも2019年夏まで据え置き」 「資産買い入れを12月末で終了」 「10-12月は資産買い入れ額を月150億ユーロに減額」 米・5月小売売上高:前月比+0.8% (予想:+0.4%、4月:+0.4%←+0.3%) 米・5月小売売上高(自動車除く):前月比+0.9% (予想:+0.5%、4月:+0.4%←+0.3%) 米・先週分新規失業保険申請件数:21.8万件 (予想:22.3万件、前回:22.2万件) ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・日銀金融政策決定会合最終日 ・15:30 黒田日銀総裁会見 <海外> 特になし 《HH》
関連銘柄 16件
3436 東証プライム
1,516
9/4 15:00
-122(-7.45%)
時価総額 530,865百万円
半導体用シリコンウェーハの製造・販売を行う。TSMCなど半導体メーカーが主要取引先。日本、米国、台湾などに製造拠点。海外売上高比率が高い。AI活用による生産性改善などコスト競争力の強化に取り組む。 記:2024/08/30
4063 東証プライム
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-541(-8.49%)
時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
4661 東証プライム
3,938
9/4 15:00
-13(-0.33%)
時価総額 7,161,060百万円
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの運営等を行うテーマパーク事業が主力。ホテル事業や商業施設「イクスピアリ」の運営等も。テーマパーク事業は海外ゲストの回復などで順調。25.3期は2桁増収計画。 記:2024/07/02
6758 東証プライム
13,750
9/4 15:00
-425(-3%)
時価総額 85,842,598百万円
世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
6762 東証プライム
9,238
9/4 15:00
-637(-6.45%)
時価総額 17,957,379百万円
大手電子部品メーカー。1935年創業。二次電池などエナジー応用製品が主力。スマホ内臓バッテリーで世界トップシェア。海外売上高比率は9割超。高収益事業の強化図る。中計では27.3期売上高2.5兆円目標。 記:2024/08/29
6976 東証プライム
3,323
9/4 15:00
-250(-7%)
時価総額 432,714百万円
電子部品メーカー。積層セラミックコンデンサ等のコンデンサが主力。インダクタや通信用デバイス、アルミニウム電解コンデンサ等も。自動車、情報インフラ・産業機器が注力市場。インダクタや複合デバイスは売上順調。 記:2024/06/11
6981 東証プライム
2,944
9/4 15:00
-139(-4.51%)
時価総額 5,968,792百万円
大手電子部品メーカー。コンデンサやインダクタ、EMI除去フィルタ等を手掛ける。チップ積層セラミックコンデンサ等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。コンデンサはモビリティ向けなどで販売増を見込む。 記:2024/06/04
7203 東証プライム
2,674
9/4 15:00
-98(-3.54%)
時価総額 43,626,275百万円
自動車メーカー最大手。カローラ、クラウン、プリウスなど人気車種多数。ダイハツ工業、日野自動車等を傘下に持つ。海外販売台数比率は7割超。グローバル生産累計3億台超。ソフトウェア、AIなどへの投資を加速。 記:2024/08/01
7238 東証プライム
135
9/4 15:00
-5(-3.57%)
時価総額 18,359百万円
ブレーキ、ブレーキ用摩擦材の開発・生産・販売等を行う。1929年創業。自動車用ディスクブレーキ等が主要製品。トヨタ自動車などが主要取引先。中国系完成車メーカー向けに高付加価値製品の拡販などに取り組む。 記:2024/07/04
7545 東証プライム
2,532
9/4 15:00
-24(-0.94%)
時価総額 176,199百万円
ベビー用品や子供衣料、マタニティグッズ、育児用品等の専門店を全国展開。出店はロードサイド中心。1109店舗展開。公式オンラインストアは売上伸長。24.2期通期は増収増益。25.2期は2桁増益見通し。 記:2024/04/17
7974 東証プライム
7,698
9/4 15:00
-228(-2.88%)
時価総額 9,997,316百万円
世界的ゲームメーカー。コンソールゲーム機を展開するグローバル3強の一角。資産の多くをドル建てで保有。海外売上高比率は7割超。新規タイトル、追加コンテンツの継続投入でプラットフォームの活性化を図る。 記:2024/07/28
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
-2,150(-8.55%)
時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
1,509
9/4 15:00
-90(-5.63%)
時価総額 20,042,530百万円
三菱UFJ銀行、三菱UFJ信託銀行、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、三菱UFJニコスなどを傘下に収める総合金融グループ。世界最大の金融機関の一つ。アジアプラットフォームの強靭化などに取り組む。 記:2024/07/29
9361 東証スタンダード
1,461
9/4 14:52
-39(-2.6%)
時価総額 3,821百万円
伏木港・富山新港を拠点とする総合物流会社。1944年設立。ウッドチップ、石炭、オイルコークスなどが主な輸移入貨物。不動産事業、繊維製品製造事業等も。自動車内装材は一部受注回復。25.6期は2桁増益計画。 記:2024/08/30
9467 東証グロース
2,240
9/4 15:00
-131(-5.53%)
時価総額 21,699百万円
自社運営の無料小説・漫画投稿サイトで人気化した作品を書籍として出版。自社IPを使ったゲームの開発も展開。ライトノベル部門は増収。刊行点数が252点と大幅増。漫画部門は大幅増収。24.3期3Qは2桁増収。 記:2024/04/15
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10