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後場に注目すべき3つのポイント~目先達成感から中小型株に関心が向かいやすい

2018/1/9 12:41 FISCO
*12:41JST 後場に注目すべき3つのポイント~目先達成感から中小型株に関心が向かいやすい 9日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は続伸、目先達成感から中小型株に関心が向かいやすい ・ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■日経平均は続伸、出遅れ感のあるテーマ株を物色する動き 日経平均は続伸。129.17円高の23843.70円(出来高概算8億9000万株)で前場の取引を終えた。8日の米国市場は高安まちまちだったが、5日の米雇用統計後の上昇を評価した格好となった。シカゴ先物が大阪比225円高の23945円と大きく上昇していた流れを受けて、1992年の高値を突破して始まった。その後は目先的な達成感が意識されたほか、円相場の円高が嫌気されたほか、トランプ政権に対する政策運営リスクがくすぶったことから、上げ幅を縮めている。 セクターでは不動産、繊維、電気機器、証券、その他金融がしっかり。半面、パルプ紙、ゴム製品、輸送用機器、倉庫運輸、水産農林が利食いに押されている。東証1部の騰落銘柄は、値上がり数が1000を超えており、全体の過半数を占めている。 日経平均は連日でバブル崩壊後の高値更新となったが、92年の高値を超えているほか、先物市場では24000円にタッチしたこともあり、いったんは達成感が意識されやすいところであろう。また、トランプ大統領のロシアゲート問題が再燃する格好となっており、利益確定の流れが強まったようである。円相場は1ドル112円60銭台と円高に振れて推移していることもあり、輸出関連などは利食いが出やすいところである。 そのため、物色の流れとしては日経平均が高値圏でのもち合いとなる中、新興市場の中小型株に関心が向かいやすいと考えられる。テーマ株が循環的に買われているが、こちらも上値追いというよりは、調整一巡感のある銘柄や出遅れ感のある銘柄等に向かいやすい。先行して上昇していた銘柄への利益確定を進めつつ、出遅れ銘柄を見直すことにより、市場全体の底上げといった流れが期待されそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は弱含み、日本株の上げ幅縮小で 9日午前の東京市場でドル・円は弱含み。北朝鮮と韓国の高官級協議が行われるなか、日本株が上げ幅を縮小し、朝方からの円売りが後退した。 連休明けの東京株式市場で日経平均株価は前週末比200円超高で推移していたが、朝鮮半島情勢に関する警戒から上げ幅を縮小。それに伴い円売りが後退し、ドルは113円を割り込んだ。 ランチタイムの日経平均先物は引き続きプラス圏で推移。目先も日本株にらみとなる見通しだが、112円半ば以下の水準では押し目買いが観測され、ドルがさらに大きく下げる展開は想定しにくい。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は112円51銭から113円18銭、ユーロ・円は134円70銭から135円48銭、ユーロ・ドルは1.1958ドルから1.1974ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・SEMITEC<6626>やシルバーライフ<9262>がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位は東エレク<8035> ■経済指標・要人発言 ・ボスティック米アトランタ連銀総裁 「年間3、4回の利上げは必要ない可能性も」 「金融政策はより中立的なスタンスに近づいている」 「緩和の緩やかなペースでの解除継続望ましい」 ・ウィリアムズ米サンフランシスコ連銀総裁 「物価水準目標を採用することは、景気後退予防の一助になり得る」 ・英首相報道官 「メイ首相が8日に内閣改造を実施する」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> 特になし <海外> ・15:45 スイス・12月失業率(予想:3.0%、11月:3.0%) ・16:00 独・11月鉱工業生産(前月比予想:+1.8%、10月:-1.4%) ・16:00 独・11月貿易収支(予想:+213億ユーロ、10月:+189億ユーロ) 《DM》
関連銘柄 4件
6626 東証スタンダード
1,850
9/4 15:00
-131(-6.61%)
時価総額 21,038百万円
薄膜センサに強みを持つ電子部品メーカー。バルクセンサや赤外線センサ、サージアブソーバ、定電流ダイオード等も手掛ける。自動車向けが主力。海外売上高比率は8割超。自動車・医療向け中心に顧客開拓に取り組む。 記:2024/09/03
8035 東証プライム
22,995
9/4 15:00
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時価総額 10,845,201百万円
世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
9262 東証スタンダード
926
9/4 15:00
-23(-2.42%)
時価総額 10,000百万円
高齢者向け配食サービスのFC本部。店舗数は業界トップ。まごころ弁当、配食のふれ愛などを展開。高齢者施設等への食材販売、冷凍弁当の自社販売等も。オリジン東秀の冷凍食品「オリジンのり弁」の製造業務を受託。 記:2024/06/09
9983 東証プライム
45,740
9/4 15:00
-1,240(-2.64%)
時価総額 14,555,429百万円
世界的なアパレル会社。「ユニクロ」を主力に、「ジーユー」、「セオリー」等のブランドを世界中で展開。海外ユニクロ事業を成長の柱として位置付け。LifeWearの浸透や出店加速で北米、欧州は顧客層が拡大。 記:2024/05/10