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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米12月利上げ観測の継続で

2017/11/22 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米12月利上げ観測の継続で 今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。明日23日は感謝祭で米国市場が休場となるため、調整の売りが先行する見通し。ただ、米連邦準備制度理事会(FRB)による12月利上げ観測が継続しており、ドルの下げは小幅にとどまろう。 足元のドル・円は、米税制改正法案の先行き不透明感やテロ支援国家に再指定された北朝鮮による反発への警戒で買いは慎重となっている。今晩以降は米国の感謝祭による休場を控え薄商いのなか、調整の売りが先行し、短期的には112円を割り込む可能性があろう。 ただ、押し目買いが入りやすく底堅い値動きは続きそうだ。 今日の海外市場では、米国の先週分新規失業保険申請件数(22時半)、10月耐久財受注速報値(同)、11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(24時)のほか、連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(23日4時)が手がかりとなろう。このうち、耐久財受注は前月を下回る見通しだが、想定通りプラス圏を維持できれば一段のドル売り要因にはなりにくい。 また、10月31日-11月1日に開催されたFOMCの議事要旨も注目材料。FRBは9月のFOMCで金利正常化に向け、今年と来年の利上げ回数を3回との見通しを堅持。ダドリーNY連銀総裁の任期途中での辞任などでFRB人事には不透明感も残るが、当局者は足元で強気な姿勢を崩しておらず、来年3回以上の引き締めに思惑が広がればドル買いが入りやすい。 イエレンFRB議長は米東部時間21日にニューヨーク大学で開かれたイベントで、インフレ率の減速を容認してインフレ目標を長期間達成できない場合「極めて危険な事態になる」と述べ、政策金利を長期にわたり超低水準に維持するリスクに言及した。こうした発言などから引き続きドルは売りづらい地合いが見込まれ、ドルの下落は小幅なものにとどまるだろう。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 南ア・10月消費者物価指数(前年比予想:+4.8%、9月:+5.1%) ・21:00 米・先週分MBA住宅ローン申請件数(前回:+3.1%) ・21:30 ハモンド英財務相が予算案発表 ・22:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:24.0万件、前回:24.9万件) ・22:30 米・10月耐久財受注速報値(前月比予想:+0.4%、9月:+2.0%) ・24:00 米・11月ミシガン大学消費者信頼感指数確報値(予想:98.1、速報値:97.8) ・24:00 ユーロ圏・11月消費者信頼感指数(予想:-0.9、10月:-1.0) ・04:00 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨(10/31-11/1会合分) ・06:45 NZ・7-9月期小売売上高(前期比予想:+0.1%、4-6月期:+1.9%←+1.7%) 《CS》