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後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はピーク感強まり、出遅れ中小型株を見直す流れへ

2017/11/10 12:31 FISCO
*12:31JST 後場に注目すべき3つのポイント~日経平均はピーク感強まり、出遅れ中小型株を見直す流れへ 10日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・日経平均は大幅続落、ピーク感強まり、出遅れている中小型株を見直す流れへ ・ドル・円は113円36銭、上げ渋り、日本株安や米税制改革の遅れを嫌気 ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954> ■日経平均は大幅続落、ピーク感強まり、出遅れている中小型株を見直す流れへ 日経平均は大幅に続落。316.65円安の22552.06円(出来高概算10億1000万株)で前場の取引を終えた。前日の荒い値動きで目先的なピーク感が意識されるなか、9日の米国市場の下落影響も重なり、売り先行の展開で始まった。オプションSQに絡んだ商いが売り越しだったことも影響している。シカゴ先物にサヤ寄せする格好から大きく下落して始まると、 その後は一時22511.93円まで下げ幅を広げている。前場半ばには一時22709.80円まで下げ幅を縮める場面もみられたが、5日線を超えられず、前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。 東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1500を超えており、全体の7割を占めている。セクターでは石油石炭、鉱業、倉庫運輸は小じっかりだった半面、ゴム製品が6%を超える下落だったほか、非鉄金属、水産農林、その他製品、電力ガス、空運、保険、陸運、証券の弱さが目立つ。指数インパクトの大きいところでは、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、東エレク<8035>、セコム<9735>、ブリヂストン<5108>の弱さが目立っている。 日経平均は300円を超える大幅な下げとなったが、前日に日中値幅が800円を超える乱高下となったこともあり、目先的なピーク感からある程度は想定されていただろう。また、上昇する5日線を支持線としたトレンドに変化がみられたことも、いったんは利益確定に向かわせやすいところのようだ。 その他、世界3位の再保険会社、ドイツのハノーバー再保険は、約9億5300万ユーロ(約126億円)に上る株式ポートフォリオを全て売却したと明らかにしたと報じられている。報道によると、株は売り時と判断、株価急落に備えた引当金は不要となり、保険金支払いに充当すると伝えている。弱気になる必要はないものの、こういった報道を受けて、瞬間的な調整局面においては、利益確定が強まる可能性もありそうだ。 一方で、マザーズ指数はプラス圏で推移している。日経平均の日柄調整が意識されるなか、相対的に出遅れている中小型株を見直す流れが期待されそうだ。本日は決算ピークの第2弾となるが、決算通過後となる来週以降の動向が注目されてきそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■ドル・円は113円36銭、上げ渋り、日本株安や米税制改革の遅れを嫌気 10日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り。日本株安や米税制改革の遅れが嫌気されリスク回避的なドル売り・円買いの流れとなった。 ドル・円は朝方から押し目買いが入りやすい地合いとなったが、日経平均株価は前日比300円超下落したほか、米税制改革の後ズレの可能性が広がり、ドルの上昇は限定的となっ た。 ただ、ランチタイムの日経平均先物は軟調地合いが続いているものの、日銀によるETF買いが見込まれリスク回避のドル売り・円買いは強まっていないようだ。 ドル・円は113円30銭台と本日安値圏で推移しているが、引き続き押し目買いにより底堅い値動きが期待される。 ここまでの取引レンジは、ドル・円は113円27銭から113円53銭、ユーロ・円は131円95銭から132円13銭、ユーロ・ドルは1.1639ドルから1.1653ドルで推移した。 (為替・債券アナリスト 吉池威) ■後場のチェック銘柄 ・近鉄エクス<9375>やGTS<4584>がストップ高 ※一時ストップ高・安(気配値)を含みます ・値下がり寄与トップはソフトバンクG<9984>、同2位はファナック<6954> ■経済指標・要人発言 ・豪準備銀行(四半期金融政策報告) 「基調インフレ率が目標レンジ2-3%の下限到達は2019年はじめ以降」 ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・13:30 9月第3次産業活動指数(前月比予想:-0.1%、8月:-0.2%) <海外> 特になし 《DM》
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北海道大学発ベンチャーとして2001年に創業。バイオシミラー事業、細胞治療(再生医療)事業を手掛ける。ノーリツ鋼機の持分法適用関連会社。カイオム・バイオサイエンスと業務提携。細胞治療事業等にリソース集中。 記:2024/07/08
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国内初の警備保障会社。事業所向け・家庭向けオンライン・セキュリティシステム、常駐警備、現金護送等を手掛ける。防災事業、メディカルサービス事業等も。システムセキュリティ、入退室管理システム等の拡販図る。 記:2024/08/01
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携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17