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欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、一段安警戒も米金利にらみ

2017/6/5 17:25 FISCO
*17:25JST 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、一段安警戒も米金利にらみ 今日の欧米外為市場では、ドル・円は下げ渋る展開を予想したい。前週末に発表された米5月雇用統計の予想下振れが嫌気されやすい地合いが見込まれる。ただ、米金利の低下が一巡しており、リスク回避的なドル売りを弱めそうだ。 2日に発表された米5月雇用統計は、失業率が16年ぶりの低水準となり、「完全雇用」にさらに近づいたとの見方から、13-14日開催の連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げへの期待が高まった。反面、非農業部門雇用者数が前月比+13.8万人(予想は+18.2万人)、平均時給は前年比+2.5%(同+2.6%)にとどまったことが嫌気されている。非農業部門雇用者数は3月と4月とも下方修正され、雇用情勢改善の減速が示されたと市場では受け止められている。 また、ロンドン中心部で発生したテロ事件に関連し、8日に行われる英総選挙への影響にも警戒感が広がりそうだ。この事件では50人以上の死傷者が出ており、5月22日のマンチェスターでの事件も含め、治安問題が新たな争点として浮上。警察官の増員を政権公約に掲げる最大野党・労働党が与党・保守党よりも支持を集めるとの観測から、リスク回避的な円買いに振れやすい。このため、クロス円がドル・円を押し下げる可能性もあろう。 こうしたなか、今晩は23時発表の5月ISM非製造業景況指数(総合)が注目材料。米雇用統計うち下振れとなった平均時給などが意識されやすいなか、5月ISMが想定を下回ると経済の減速懸念からドル売りに振れるだろう。ただし、米10年債利回りが雇用統計を受け、年初来の低水準となる2.148%まで低下後、週明けアジア市場の時間外取引では2.16%台で下げ渋っている。米金利が目先持ち直す動きとなれば、ドル売りは一服する見通し。 【今日の欧米市場の予定】 ・17:00 ユーロ圏・5月サービス業PMI改定値(予想:56.2、速報値:56.2) ・17:30 英・5月サービス業PMI(予想:55.0、4月:55.8) ・21:30 米・1-3月期非農業部門労働生産性改定値(前期比年率予想:-0.2%、速報値:-0.6%) ・22:45 米・5月サービス業PMI改定値(4月:54.0) ・23:00 米・5月ISM非製造業景況指数(総合)(予想:57.0、4月:57.5) ・23:00 米・4月製造業受注(前月比予想:-0.2%、3月:+0.2%) ・23:00 米・4月耐久財受注改定値(速報値:前月比-0.7%) 《CS》