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今日の為替市場ポイント:リスク回避の円買い一巡でドル下げ渋りの展開

2016/10/14 8:14 FISCO
*08:14JST 今日の為替市場ポイント:リスク回避の円買い一巡でドル下げ渋りの展開 13日のドル・円相場は、東京市場では104円64銭から103円56銭まで反落。欧米市場でドルは一時103円33銭まで下落したが、103円69銭で取引を終えた。 本日14日のドル・円は、主に103円台後半で推移か。リスク回避的な円買い・ドル売りは一巡しつつあり、新たな円買い材料が提供されない場合、ドルは104円近辺に戻す可能性がある。 13日発表の中国の9月輸出入額(人民元ベース)は、いずれも市場予想を下回ったことから、外為市場ではリスク回避的な円買いがやや優勢となった。9月の輸出額は人民元ベースで前年比-5.6%、輸入額は同比+2.2%だった。輸出額の減少は予想外との見方が多く、中国経済の失速に対する警戒感が再び広がった。 9月の輸出額は予想を下回る低調な結果となったことから、19日に発表される中国の7-9月期国内総生産(GDP)の数値が注目されている。参考となる4-6月期の実績は前年同期比+6.7%で市場予想の同比+6.6%をやや上回った。鉱工業生産と小売売上高は順調だったことが成長を下支えしたようだ。 7-9月期については、消費支出は順調であるものの、過剰生産能力を削減する取り組みが行われていることや輸出が伸び悩んでいることから、成長率はやや鈍化する可能性がある。現時点での市場予想は前年同期比+6.7%だが、予想を下回った場合、主要国の株式は弱含みとなる可能性がある。ただし、市場関係者の間では、年内米利上げ観測は後退せず、ドル・円は底堅い動きが続く可能性があるとの見方も出ている。 《WA》