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米国株見通し:強弱感が対立か、FRB議長発言を注視

2016/6/6 20:23 FISCO
*20:23JST 米国株見通し:強弱感が対立か、FRB議長発言を注視 『米株式市場』 3日のNY市場は下落。5月雇用統計で非農業部門雇用者数が3万8000人増と予想(16万人増)を大幅に下回る内容となったことで、雇用情勢への懸念から売りが先行。NYダウは一時、前日より150ドル近く値下がりする場面もみられた。しかし、FRBが6月か7月の会合で追加の利上げを行う可能性に対して、早期の追加利上げは難しくなったという観測が広がり、その後は下げ幅を縮めている。ダウ平均は31.50ドル安の17807.06、ナスダックは28.85ポイント安の4942.52。 グローベックスの米株先物は小動きに推移している。先週の雇用統計は、14-15日に開催される連邦公開市場委員会(FOMC)前に公表される最も重要な経済統計であったが、景気動向を反映する就業者数が予想を大幅に下回り、米景気への懸念が強まった。 雇用統計を受けて今月のFOMCはおろか、FF金利先物市場が示す利上げ確率が初めて50%を超えるのは12月と、利上げ観測は大きく後退する結果となった。ここ数週間、FRB高官は軒並み利上げに強気な発言を行ってきただけに、本日開催されるイエレン議長の講演でどのような見方が示されるかが注目される。 NYダウは雇用統計が嫌気される場面においても、25日線が支持線として機能している。また、足元では4日連続で25日では下ひげを残格好であり、支持線としての意識がより強まっている。一方、一目均衡表では雲上限の攻防が続いており、雲上限に上値を抑えられている。雲の中で強弱感が対立しやすいが、転換線、基準線が支持線として意識されるなか、次第に煮詰まり感が台頭することになりそうだ。 《TY》