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欧米為替見通し:米雇用統計を注視、ドル116円割れなら新しい局面に

2016/2/5 17:15 FISCO
*17:15JST 欧米為替見通し:米雇用統計を注視、ドル116円割れなら新しい局面に 今日の欧米外為市場では、ドル・円の値動きが焦点となりそうだ。米雇用統計が市場コンセンサスを下振れた場合には、3月以降の利上げペースは鈍化するとの見方から、ドル売りがさらに強まる見通し。1年以上にわたって下値支持線として機能していた116円付近を割り込んだ場合、これまでの120円を挟んだ安定推移が崩れる可能性はあろう。 今晩22時半発表の1月の米雇用統計は、失業率が12月と変わらず5.0%が予想されている。また、非農業部門雇用者数は12月の前月比+29.2万人に対し、市場コンセンサスは+19.0万人。ドル・円はこの1週間で5円程度も下落しており、市場では「売られすぎ」(邦銀関係者)との見方が出ていることから、雇用統計の内容が予想の範囲内ならドルは買戻しが強まると予想する。 逆に、市場予想を下振れた場合には警戒が必要だ。足元のドル売りは米金融当局者による追加利上げに慎重な姿勢が主要因。このため、「雇用統計は市場予想よりも堅調でないとドル買いにはつながらない」(同邦銀関係者)とみられる。仮に、非農業部門雇用者数が予想の+19万人を下回った場合、ドル・円は1月20日に付けた直近安値115円98銭の水準を維持できるかどうかがポイント。2014年10月の「ハロウィーン緩和」以降、1年以上にわたりドル・円の下値をサポートしてきた116円付近のレベルを割り込むことになれば、120円を挟んで安定的に推移していた相場は新たな局面に移る可能性がある。 【今日の欧米市場の予定】 ・22:30 米・1月非農業部門雇用者数(予想:前月比+19.0万人、12月:+29.2万人) ・22:30 米・1月失業率(予想:5.0%、12月:5.0%) ・22:30 米・12月貿易収支(予想:-432億米ドル、11月:-423.7億米ドル) ・22:30 カナダ・1月失業率(予想:7.1%、12月:7.1%) ・22:30 カナダ・12月貿易収支(予想:-22億加ドル、11月:-19.9億加ドル) ・05:00 米・12月消費者信用残高(予想:160億ドル、11月:139.51億ドル) 《SY》