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前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の切り返しを想定も、上海下落なら市場混乱か

2015/8/12 8:37 FISCO
*08:40JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後の切り返しを想定も、上海下落なら市場混乱か 12日の前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ■株式見通し:売り一巡後の切り返しを想定も、上海下落なら市場混乱か ■外資系証券の注文動向:差し引き1270万株の売り越し ■前場の注目材料:中国、人民元の基準値を大幅引き下げ、経済減速への懸念 ■売り一巡後の切り返しを想定も、上海下落なら市場混乱か 12日の東京市場はやや波乱含みの相場展開になりそうである。11日の米国市場では中国が人民元の対ドル相場を予想外に切り下げたことで市場が混乱し、NYダウは前日の上昇分を帳消しとする200ドル超の下落となった。ハイテク銘柄を中心に対中売上比率の高い企業銘柄が軟調となり、ナスダックも直近安値水準に。シカゴ日経225先物清算値は大阪比50円安の20620円だった。 11日の日経平均は、人民元切り下げを受けて、20900円処から一時20600円を割り込む局面をみせており、欧米市場の下落については、想定内の面はありそうである。そのため、売りが先行する格好になるだろうが、下値の堅さが意識されやすいと考えられる。円相場は1ドル125円台前半で推移しており、日経平均は前日の安値水準での踏ん張りがみられれば、反対に切り返す展開も意識しておきたい。 とはいえ、中国の動向を見極める必要もある。中国では政府が景気刺激策に踏み切ったことになり、好材料視されるとみられる。しかし、11日の上海指数は小幅に下落しており、反対に中国の成長減速に対する懸念も強まっている。きょうの上海指数が弱含みとなるようだと、チャイナ・ショックの再来も警戒されるところである。 物色としては内需系にシフトしやすいが、インバウンド関連には利益確定の流れが強まりそうであり、建設などインフラ関連や、人工知能、ロボットなど政策関連のテーマ株に行きやすい。また、決算を手掛かりとした個別物色の流れも続くことになろう。週末のSQ前での波乱も警戒されやすいなか、中小型株寄りの物色も意識されそうだ。 (株式部長・アナリスト 村瀬智一) ■外資系証券の注文動向:差し引き1270万株の売り越し 朝の外資系証券6社経由の注文状況は、売り2320万株、買い1050万株、差し引き1270万株の売り越しとの観測。なお、直近5日分の注文動向は以下の通り。 8月 5日(水):380万株の買い越し 8月 6日(木):170万株の売り越し 8月 7日(金):130万株の売り越し 8月10日(月):80万株の売り越し 8月11日(火):170万株の買い越し ■前場の注目材料 ・中国、人民元の基準値を大幅引き下げ、経済減速への懸念 ・欧州連合(EU)、ギリシャと債権団は第3次救済策の条件で合意 ・住友生命、米シメトラを4700億円で買収 ・経産省、ロボット開発に15億円助成枠 ☆前場のイベントスケジュール <国内> ・08:50 7月企業物価(前年比予想:-2.9%、6月:-2.4%) ・08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨(7月14-15日分) <海外> ・特になし 《SY》