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後場に注目すべき3つのポイント~ETF買入れ期待薄で売り仕掛け的な動きも

2015/6/2 12:27 FISCO
*12:27JST 後場に注目すべき3つのポイント~ETF買入れ期待薄で売り仕掛け的な動きも 2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。 ・ETF買入れ期待薄で売り仕掛け的な動きも ・ドル・円は124円78銭付近、125円突破で利食い売り優勢の展開 ・中小型の材料株での値幅取り狙いの商いが中心に ■ETF買入れ期待薄で売り仕掛け的な動きも 日経平均は13営業日続伸。14.88円高の20584.75円(出来高概算14億1000万株)で前場の取引を終えた。1日の米国市場は5月ISM製造業景況指数や5月建設支出が予想を上振れたことが好感され、緩やかに上昇する展開となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比10円高の20580円と反応は限られたが、円相場が1ドル124円80銭辺りまで円安に振れていることが材料視され、続伸で始まった。 ただし、買い疲れ感などが指摘されるなかで利益確定の売りも出やすく、寄り付き直後に20619.61円をつけた後は狭いレンジでのこう着。メガバンク3行に利食いの流れがつよまったこともあって、一時下げに転じる局面もみられていた。もっとも、円相場が一時12年ぶりに1ドル125円に乗せていることもあり、下を売り込む流れにはならなかった。 東証1部の騰落銘柄は、値上がり、値下がり数は拮抗。規模別指数では大型株指数のみがマイナス。セクターでは、電力ガス、石油石炭、医薬品、繊維、情報通信、化学などが上昇。半面、空運、ゴム製品、銀行、証券、鉱業などが冴えない。 一時下げに転じる局面がみられたが、前引けの日経平均は0.07%、TOPIXは0.01%の上昇だった。これにより後場は日銀のETF買入れが期待できないため、売り仕掛けとみられる動きが出てくる可能性がある。 とはいえ、東証1部の騰落銘柄が拮抗している状況であり、過度な先高期待はなさそうであり、ポジションが大きく買いに傾いている需給状況ではなさそうである。短期的な売り仕掛け的な動きがあったとしても、結果的にはショートカバーによる押し上げにつながる可能性はありそうだ。 物色としてはメガバンクの動向をにらみながら、中小型の材料株での値幅取り狙いの商いが中心になりそうである。出遅れ感の強い銘柄への選別物色といったところ。 ■ドル・円は124円78銭付近、125円突破で利食い売り優勢の展開 ドル・円は124円78銭付近で推移。ドル・円は、125円のオプション・バリアー、ストップ・ロスへの買い仕掛けで続伸した後、ドル売りオーダーや利益確定の売りで反落した。ユーロ・ドルは小動き、1.0918ドルから1.0934ドルで推移。ギリシャ債務問題への警戒感から上げ渋る展開。ユーロ・円は小動き、136円34銭から136円50銭で推移。 12時20分時点のドル・円は124円78銭、ユーロ・円は136円35銭、ポンド・円は189円73銭、豪ドル・円は95円27銭で推移している。 ■後場のチェック銘柄 ・ドル・円相場が一時12年ぶりの1ドル125円台に ・利食いの流れが強まっているメガバンクの動向を注視 ・中小型の材料株での値幅取り狙いの商いが中心に ☆後場の注目スケジュール☆ <国内> ・12:45 10年国債入札の結果発表 <海外> ・13:30 豪準備銀行金融政策委員会(予想:政策金利2.00%で据え置き) ・14:30 インド準備銀行金融政策発表(予想:レポレート7.50%を0.25%引き下げ) ・16:55 独・5月失業率(予想:6.4%、4月:6.4%) 《FA》