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欧米為替見通し:原油価格40ドル発言に要警戒

2014/12/15 17:18 FISCO
*17:19JST 欧米為替見通し:原油価格40ドル発言に要警戒 本日15日の欧米市場のドル・円は、米国の経済指標、ニューヨーク株式市場の動向、原油価格の動向に注目する展開となる。 ドル・円は、衆議院選挙での与党大勝を受けて「噂で仕掛けて、事実で手仕舞え」の格言通りに、売り圧力が優勢な展開となっている。 17日のギリシャ議会での大統領選出によるギリシャ金融危機が再燃するのではないかとの警戒感、16-17日の連邦公開市場委員会(FOMC)での「相当な期間」が削除されるか否かへの思惑なども、リスク回避の地合いを強めている。 アラブ首長国連邦のマズルーイ・エネルギー相は、原油価格が1バレル=40ドルに下落しても、石油輸出国機構(OPEC)は減産しないという決定を維持し、緊急会合を検討するのは、少なくとも3カ月間状況を見守ってからになる、と述べた。「40ドル」と「3ヶ月」という数字により、フォワードガイダンスが示された。 サウジアラビアが原油価格の下落を黙認している理由の一つとして、採掘コストの下限が40ドル付近と言われている米国のシェールオイル生産者の駆逐がある。 ニューヨーク株式市場にとって、原油価格の下落は、オイルマネーが株式市場から引き揚げられること、エネルギー関連企業の経営が悪化すること、ヘッジファンドが原油取引の損失を穴埋めするために株の売却に動くことなどで売り要因となり、リスク回避の円買い材料となる。 しかしながら、原油消費国から産油国への所得移転が減少し、ガソリン価格の低下により消費支出が増加することで、景気回復要因、リスク選好の円売り材料ともなる。 【今日の欧米市場の予定】 22:30 米・12月NY連銀製造業景気指数(予想:12.00、11月:10.16) 23:15 米・11月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.7%、10月:-0.1%) 23:15 米・11月設備稼働率(予想:79.3%、10月:78.9%) 24:00 米・12月NAHB住宅市場指数(予想:59、11月:58) 06:00 米・10月対米証券投資・長期有価証券(株式スワップ等除く)(9月:+1643億ドル) 欧州連合(EU)外相理事会 《KO》