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仕込みのタイミングを探る【クロージング】

2014/12/15 16:46 FISCO
*16:47JST 仕込みのタイミングを探る【クロージング】 15日の日経平均は大幅反落となり、272.18円安の17099.40円(出来高概算21億6000万株)で取引を終えた。終値で17100円を割り込んだのは、11月17日以来、ほぼ1ヶ月ぶり。12日の米国市場では原油相場の急落が嫌気され、NYダウは300ドルを超える下落となるなど、海外株安の流れを受けて、売りが先行した。また、14日投開票の衆議院総選挙は、大方の予想通り与党が圧勝したが、材料出尽くしとの見方に。円相場が一時1ドル117円台に突入、SGXの225先物が寄り前に17000円を割り込む局面をみせていたことも、神経質にさせている。 その後17200円を超えるなど下げ渋りもみられたが、期待された日銀のETF買入れとみられる動きもなく、大引けにかけて再び下げ幅を広げる展開だった。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1300を超え、全体の7割を占めていた。また、規模別指数では前引け段階では小型株指数の底堅さがみられたが、結局は大型、中型、小型株指数ともに2桁の下落に。 日経平均は17000円処での踏ん張りをみせていたが、ボトム確認とまではいかないだろう。市場の関心は16-17日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向いている。FOMCでは、声明文の中から「当分の間」利上げはしないという表現が削除されるという見方がされており、市場の注目度が高い。削除されるようだと、早期利上げ観測につながり、嫌気される可能性が高いだろう。ただし、米経済が強い表れであり、嫌気売りは一過性とみておきたい。一方で、欧州や中国などは依然として不安定な状況であり、結局は米国に資金が向かいやすいだろう。 日本についても自民圧勝は織り込み済みとはいえ、長期安定政権を背景に改めて資金が向かいやすいとみておきたい。市場が混乱のなか、年末ラリーに向けた中小型株の仕込みのタイミングを探るところである。政策に関連する材料株の押し目を狙いたい。 《KO》