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欧米為替見通し:原油価格の動向に注目へ

2014/12/12 17:14 FISCO
*17:14JST 欧米為替見通し:原油価格の動向に注目へ 本日12日の欧米市場のドル・円は、14日の衆議院議員総選挙の投開票を控えて動意に乏しい展開が予想される中、原油価格の動向に注目する展開となる。 採掘コストが3-5ドル程度のサウジアラビアが、原油価格の下落を黙認していることで、国家予算を1バレル=104ドルで組んでいるロシアと、採算コストの下限が40ドルと言われている米国のシェールオイル生産者が苦境に陥りつつある。 サウジアラビアの原油安黙認戦略の背景は、米国を世界最大の産油国に押し上げるシェールオイルを駆逐すること、欧米による対ロシア経済制裁に加わること、イスラム国の資金源を断つこと、などが挙げられる。 ロシアは2015年第1・四半期にリセッション(景気後退)に陥る可能性が高まっており、原油価格が60ドルを割込んだ状態が続いた場合、デフォルト(債務不履行)の可能性が警戒されることになる。 1998年8月、原油価格が9.8ドルまで下落した時、ロシアはデフォルト(債務不履行)に陥り、LTCMの破綻などから、世界の市場は金融危機に陥った。 米国のシェールガス・オイル革命が頓挫した場合、オバマ米政権のエネルギー戦略、中東戦略が軌道修正を余儀なくされ、エネルギー関連企業にとってもマイナス要因となる。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・10月鉱工業生産指数(前月比予想:+0.2%、9月:+0.6%) 21:00 インド・11月消費者物価指数(前年比予想:+4.4%、10月:+5.52%) 21:00 インド・10月鉱工業生産指数(前年比予想:+2.5%、9月:+2.5%) 22:30 米・11月生産者物価コア指数(前年比予想:+1.8%、10月:+1.8%) 23:55 米・12月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値(予想:89.5、11月:88.8) 《KO》