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欧米為替見通し:原油下落・ドル上昇で、ドル・円連れ高か

2014/11/28 17:11 FISCO
*17:11JST 欧米為替見通し:原油下落・ドル上昇で、ドル・円連れ高か 本日28日の欧米市場のドル・円は、ニューヨーク市場がブラックフライデーで閑散取引が予想される中、原油売り・ドル買いの影響で強含みに推移すると予想される。 昨日の石油輸出国機構(OPEC)総会では、日量3000万バレルの生産枠の維持が決定されたことで、原油価格は60ドル台まで続落している。原油価格の下落は、日本の貿易赤字の減少要因となることで、円買い要因だが、日本経済にプラスとなることで、安倍トレード(日本株買い・円売り)にとってプラス要因となる。米国の貿易赤字の減少要因となることで、ドル買い要因、商品売り・ドル買いとなることで、ドル買い要因となる。 サウジアラビアの原油安容認の戦術的な背景は、以下の要因が指摘されている。 ・米国のシェールオイル生産者の駆逐 米国のシェールオイル生産者の採算分岐点は70ドルと言われている。米国は、シェールガス革命により世界最大の産油国になることが予想されているが、70ドルを割り込む原油価格により、サウジアラビアは最大の産油国の地位を確保することが出来る。 ・オバマ米政権の対ロシア経済制裁を支援 1979年、ソビエト連邦がアフガニスタンへ侵攻した時、レーガン米政権は、サウジアラビアに原油安誘導を要請し、10-20ドル台まで下落したことで、ソビエト連邦は崩壊した。ロシアの国家予算は、1バレル=104ドルを前提に組んであり、オバマ米政権は、サウジアラビアに原油安容認を要請することで、ロシアへの経済制裁を強化している。 ・有志連合国としてのイスラム国攻撃 サウジアラビアは、イスラム国の資金源締め付けのため、原油安誘導を武器にしている。 【今日の欧米市場の予定】 19:00 ユーロ圏・10月失業率(予想:11.5%、9月:11.5%) 19:00 ユーロ圏・11月消費者物価速報値(前年比予想:+0.3%、10月:+0.4%) 22:30 カナダ・7-9月期GDP(前期比年率予想:+2.1%、4-6月期:+3.1%) 22:30 カナダ・9月GDP(前月比予想:+0.4%、8月:-0.1%) 米ブラック・フライデー(Xマス商戦突入) 米株式市場は半日取引 《KO》