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*08:05JST 日本株見通し：4日ぶりの反発を意識、トヨタの決算発表にも注目 5日の東京市場は引き続きこう着感の強い相場展開になりそうである。4日の米国市場では、NYダウ、ナスダックともに上昇。前週の大幅な下げに対する値ごろ感からの買いが先行する格好となっている。シカゴ日経225先物清算値は大阪比60円高の15510円となり、この流れを受けて日経平均は4営業日ぶりに反発が意識されそうだ。 ただし、日経平均の15500円水準は強弱感が対立しやすいところ。週末にはオプションSQを控えているほか、本格化する決算を見極めたいとする機運も高まりやすい。円相場は1ドル102円55銭辺りでの推移と手掛かり材料に欠けるなか、方向感が掴みづらいところである。 4日の東京市場では指数インパクトの大きいソフトバンク<9984>が売り込まれたほか、決算発表を控えているトヨタ<7203>も下げに転じていた。また、コロプラ<3668>、ミクシィ<2121>、サイバーダイン<7779>なども失速するなど、物色の矛先が定まりづらいなか、次第に模様眺めムードにもつながったとみられる。 本日は大引け後にトヨタ<7203>の決算発表が予定されている。決算に対する思惑的な値動きがみられるかが注目されるところである。決算次第では自動車部品株への見直しや国策ともいえる燃料電池・水素ステーションなどへのテーマ株物色への波及にもつながる可能性が意識されそうであり、関連する材料系の銘柄なども注目である。 一方、売り仕掛け的な動きが強まっていたソフトバンク<9984>だが、米株高を受けてリバウンドが観測される可能性もある。しかし、需給が悪化傾向にあると考えられるため、一目均衡表の雲下限が位置する7300円辺りでは、戻り待ちの売り圧力が強まることも想定し得る。また、ミクシィ<2121>など中小型の主力銘柄が上値の重い展開になってしまうと、短期値幅取り狙いの資金は行き場を失う格好となろう。 《TN》