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*15:50JST 英ポンド週間見通し：年内利上げ観測が高まりつつある ■ポンド弱含み、ウクライナを巡る欧米とロシアの対立激化で 先週のポンド・円は、ウクライナ情勢を巡り、欧米による対ロシア制裁が拡大され、ロシアが対抗措置を警告したこと、マレーシア航空機がウクライナ東部で撃墜されたことで、174円56銭から172円68銭まで下落した。ただ、英国6月のコア消費者物価指数が前年比+2.0％となり、5月の+1.6％から上昇していることから、早期利上げへの期待は残されており、ポンドの対円レートの下げ幅はやや縮小した。取引レンジ：172円68銭-174円56銭。 ■英国の国内総生産と英中央銀行金融政策委員会議事録に要注目 今週のポンド・円は、英国の4-6月期の国内総生産(GDP)速報値と7月のイングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会議事録に注目する展開となる。イングランド銀行（英中央銀行）による年内利上げ観測が高まりつつあることで、政策金利（0.50％）と資産買入枠（3750億ポンド）の据え置きが全員一致だったのか否かを見極めることになる。ウクライナ紛争が激化した場合やイラクでの内戦勃発の可能性が高まった場合は、リスク回避の円買い圧力が強まるため要警戒か。 ○発表予定の主要経済指標・注目イベント ・23日・7月イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会議事録 ・24日：6月小売売上高 ・25日：4-6月期国内総生産(GDP) 予想レンジ： 170円00銭-175円00銭 《TN》