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*08:23JST 今日の為替市場ポイント：地政学的リスク増大によるリスク回避の円買い 昨日17日のドル・円相場は、東京市場では101円70銭から101円46銭で軟調推移。欧米市場では101円14銭まで続落し、101円17銭で取引を終えた。 本日18日のドル・円は、101円前後で推移か。地政学的リスクの増大を警戒したリスク回避的な円買いは継続する可能性がある。日経平均株価が大きく下げた場合、ドル・円は年初来安値（100円76銭）付近まで下落する可能性がある。 17日の欧米市場では、マレーシア航空機撃墜の報道やイスラエル軍によるガザ地区への地上侵攻開始を受けてリスク回避的な円買いが優勢となった。欧米主要国の株式相場も総じて下げており、株安・債券高の相場展開となった。 ウクライナ情勢が今後どのように進展するのか、予測が極めて困難な状態となったことで、投資家の間では株式などのリスク資産の投資比率を下げる動きが広がりつつある。地政学的リスクの増大によって主要国の株式相場は調整局面に入ったかもしれない。 ドル・円については101円近辺が目先における下値目途になるとの声が聞かれているが、この水準を下回った場合、年初来安値近辺までドル安・円高が進行するとの見方もある。短期的には、株安・債券高・円高の相場展開が見込まれる。 《KO》