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*07:25JST 16日の米国市場ダイジェスト：ダウは77ドル高、半導体大手の決算を好感 ■NY株式：ダウは77ドル高、半導体大手の決算を好感 NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：17138.20　　終値　：4425.97 前日比：+77.52　　　前日比：+9.58 始値　：17061.91　　始値　：4446.17 高値　：17139.35　　高値　：4448.87 安値　：17061.91　　安値　：4419.71 16日の米国株式相場は上昇。ダウ平均は77.52ドル高の17138.20、ナスダックは9.58ポイント高の4425.97で取引を終了した。半導体大手の決算を好感して買いが先行した。その後は投資家向けカンファレンスで複数の著名投資家が、株式相場や連銀の金融政策にやや慎重な見方を示したことで上値の重い展開となった。セクター別では、半導体・半導体製造装置やエネルギーが上昇する一方、銀行や消費者・サービスが下落した。 半導体のインテル(INTC)が好決算を発表して上昇。ITサービスのIBM(IBM)は、アップル(AAPL)との提携を発表して上昇。メディアのタイム・ワーナー(TWX)は、21世紀フォックス(FOX)による800億ドルでの買収提案を拒否したことが明らかとなり急騰。一方で、大手行のバンク・オブ・アメリカ(BAC)は、決算で訴訟費用などが膨らんだことが嫌気され下落。ポータルサイトのヤフー(YHOO)も決算が予想を下回り軟調推移となった。 16日のインテルの好決算を受けてPC需要への楽観的な見方が広がっており、マイクロソフト(MSFT)やヒューレット・パッカード(HPQ)などPC関連銘柄の決算に期待が広がっている。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は101円69銭、米6月鉱工業生産などの予想下振れで伸び悩む ドル・円は101円79銭まで上昇後、101円64銭へ下落し101円69銭で引けた。前月比で予想を上振れた米6月生産者物価指数（PPI）、イエレンFRB議長が証言において早期の利上げを示唆するとの思惑にいったんドル買いが優勢となった。そののち、予想を下振れた米国の6月鉱工業生産・設備稼働率を嫌ってドル買いが後退し伸び悩んだ。 ユーロ・ドルは、1.3540ドルから1.3521ドルへ下落して1.3526ドルで引けた。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（S&P）がバンコ・エスピリト・サント（BES）の格付けを引き下げ一段の引き下げも示唆したためユーロ売りに拍車がかかった。ユーロ・円は137円78銭から137円50銭へ下落。 ポンド・ドルは、1.7121ドルから1.7146ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8977フランから0.8989フランへ上昇した。 ■NY原油：反発で101.20ドル、米在庫の大幅減少で買い先行 NY原油は反発（NYMEX原油8月限終値：101.20　↑1.24）。100.40ドルから101.39ドルまで上昇。この日発表された米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)で、国内全体の原油在庫が予想を大きく上回る減少となり、原油先物の受け渡し拠点オクラホマ州クッシングの在庫も減少だったことから、買いが急速に強まった。 買い一服後も、中国の4-6月期GDPの上振れや米企業の好決算を受けて、NYダウが上昇していたこともあり、101ドル付近で底堅い状態になった。引けに前に米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、「経済は緩慢ないし緩やかに成長」と指摘されたが、反応は限定的であった。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.51ドル　-0.30ドル（-1.90％） モルガン・スタンレー（MS）　32.50ドル　+0.50ドル（+1.56％） ゴールドマン・サックス（GS）170.47ドル　+1.30ドル（+0.77％） インテル（INTC）　 　　34.65ドル　+2.94ドル（+9.27％） アップル（AAPL）　　　　　　94.78ドル　-0.54ドル（-0.57％） グーグル（GOOG）　　　　　　582.66ドル　-2.12ドル（-0.36％） フェイスブック（FB） 67.66ドル +0.50ドル（+0.74％） キャタピラー（CAT）　　　　 111.40ドル　+1.55ドル（+1.41％） アルコア（AA）　　　　　　　16.60ドル　+0.48ドル（+2.98％） ウォルマート（WMT）　　　　 76.86ドル　+0.02ドル（+0.03％） 《KO》