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*14:34JST ユーロ週間見通し：弱含み推移か、欧州金融危機の再燃に警戒感 ■ユーロ弱含み、欧州中央銀行追加緩和観測と欧州金融危機懸念 先週のユーロ・ドルは、欧州中央銀行月報で「必要であれば非伝統的な金融政策を導入」と表明されたこと、ポルトガルの金融機関のデフォルト(債務不履行)懸念から、1.3651ドルから1.3576ドルまで下落した。 先週のユーロ・円は、地政学的リスク(ウクライナ、イラク)回避の円買い、欧州金融危機への警戒感から、138円83銭から137円50銭まで下落した。取引レンジ：ユーロ・ドル1.3576ドル-1.3651ドル、ユーロ・円137円50銭-138円83銭。 ■ウクライナ情勢と欧州金融危機懸念に警戒する展開 今週のユーロ・ドルは、ウクライナでの和平協議や欧州金融危機再燃への警戒感から弱含みに推移することが予想される。ドラギ欧州中銀総裁は、マイナス中銀預金金利を導入し、非伝統的金融政策の導入を示唆していることで、欧州金融危機が再燃する可能性は低いと予想される。 今週のユーロ・円は、地政学的リスク(ウクライナ、イラク)が深刻化した場合、欧州金融危機が再燃した場合は、リスク回避の円買い圧力が強まることが予想される。 主な経済指標の発表予定は、14日（月）：（ユーロ圏）5月鉱工業生産、16日（水）：（ユーロ圏）5月貿易収支、18日（金）：（ユーロ圏）5月経常収支。 予想レンジ：ユーロ・円135円00銭-140円00銭/ユーロ・ドル1.3300ドル-1.3800ドル 《TN》