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*07:25JST 8日の米国市場ダイジェスト：ダウは117ドル安、ソーシャルメディアやバイオへ売りが広がる ■NY株式：ダウは117ドル安、ソーシャルメディアやバイオへ売りが広がる NYダウ　　　　　　　ナスダック 終値　：16906.62　　終値　：4391.46 前日比：-117.59　　 前日比：-60.07 始値　：17022.09　　始値　：4442.87 高値　：17022.09　　高値　：4443.56 安値　：16874.79　　安値　：4372.04 8日の米国株式相場は下落。ダウ平均は117.59ドル安の16906.62、ナスダックは60.07ポイント安の4391.46で取引を終了した。4-6月期決算発表を前に投資家の関心も企業利益へと向かっており、ソーシャルメディアやバイオ関連、小型株などに売りが広がった。ナスダック総合指数は一時1.8％の下落となる場面もあったが、その後は下げ幅をやや縮小する展開となった。セクター別では、公益事業や家庭用品・パーソナル用品が上昇する一方、小売やソフトウェア・サービスが下落した。 航空機メーカーのボーイング(BA)は米輸出入銀行の存続への懸念から下落。投資銀行のゴールドマン・サックス(GS)とモルガン・スタンレー(MS)はアナリストが業績予想を引き下げたことで軟調推移となった。短文投稿サイトのツイッター(TWTR)や口コミサイトのイェルプ(YELP)、ビジネス向け交流サイトのリンクトイン(LNKD)などモメンタム銘柄も幅広く売られた。一方で、家電メーカーのワールプール(WHR)は、閉鎖した工場の土壌汚染等に関する集団訴訟で和解したことで上昇した。 マーケット終了後にアルミニウム大手のアルコア(AA)が発表した決算は、売上高及び調整後一株利益が共にアナリスト予想を上回り、時間外取引で上昇して推移している。 （Horiko Capital Management LLC） ■NY為替：ドル・円は101円57銭、米早期利上げ観測が後退 ドル・円は101円74銭から101円48銭へ下落し101円57銭で引けた。米国6月NFIB中小企業楽観指数が予想外に鈍化するなど強弱まちまちな経済指標を受けて早期の利上げ観測が後退、米国債券利回りの低下に伴うドル売りが強まった。また、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの戦闘が激化するなど地政学的リスクの上昇や、8日から始まった4-6月期の米企業決算発表を控えた警戒感に株安に連れたリスク回避の円買いも目立った。 ユーロ・ドルは、1.3589ドルから1.3618ドルへ上昇し1.3612ドルで引けた。米国債券利回りの低下に伴うドル売りが優勢となった。ユーロ・円は、138円30銭から138円11銭まで下落、地政学的リスクの上昇を嫌気したリスク回避の円買いが加速した。ポンド・ドルは、1.7115ドルから1.7135ドルへ上昇。ドル・スイスは、0.8944フランから0.8921フランへ下落した。 ■NY原油：続落で103.40ドル、リビア増産思惑で売りが継続 NY原油は続落（NYMEX原油8月限終値：103.40　↓0.13）。104.20ドルから103.01ドルまで下落した。リビアが閉鎖されていた主要石油ターミナル2カ所から輸出を再開する準備を進めており、供給の先行き拡大観測が引き続き相場の重しとなった。また、欧米とも四半期企業決算発表への警戒感などから、株安となる状況も売り材料になった。 ただ、日本時間9日夜発表予定の米エネルギー情報局(EIA)週報(週次石油在庫統計)では、国内全体の原油在庫が減少すると予想されており、引け際に小幅ながらも反発した動きにつながった可能性がある。 ■主要米国企業の終値 銘柄名⇒終値⇒前日比（騰落率） バンクオブアメリカ（BAC）　 15.58ドル　-0.36ドル（-2.26％） モルガン・スタンレー（MS）　31.75ドル　-0.64ドル（-1.98％） ゴールドマン・サックス（GS）164.91ドル　-2.87ドル（-1.71％） インテル（INTC）　 　　30.79ドル　-0.24ドル（-0.77％） アップル（AAPL）　　　　　　95.35ドル　-0.62ドル（-0.64％） グーグル（GOOG）　　　　　　571.09ドル　-11.16ドル（-1.92％） フェイスブック（FB） 62.76ドル -2.53ドル（-3.88％） キャタピラー（CAT）　　　　 109.46ドル　-0.70ドル（-0.64％） アルコア（AA）　　　　　　　14.85ドル　+0.11ドル（+0.75％） ウォルマート（WMT）　　　　 76.65ドル　+0.58ドル（+0.76％） 《KO》