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三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~押さえておきたい経済指標7

2017/5/9 9:17 FISCO
*09:17JST 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」~あなたは“お金のデザイン”ができていますか?~押さえておきたい経済指標7 こんにちは、フィスコリサーチレポーターの三井智映子です。 資産運用の基礎知識を一緒に学んでいきましょうというこの連載、今回は日本の経済指標7つ目である貿易収支をご紹介します。貿易収支は為替にも日本株に非常に大きな影響を与える重要な指標です。 為替や株式の売買には「仮需」と「実需」があります。 仮需とはトレーダーやヘッジファンドなどが行う、価格の変動により売買益を得るという行動です。基本的に買ったら売る、売ったら買い戻すということを一定期間内に行います。保有する期間が短いので価格が変動してもまた戻る、というように捉えられます。 実需とは、例えば貿易をしている企業が自国通貨と他国通貨を交換する取引がこれにあたります。また海外旅行でアメリカに行く際に円をドルに変えるのも実需です。基本的にはそのドルを利用することが前提で、円に戻すことを考えていません。つまり実需が大きくなると価格が変動しっぱなし、という風にもいえますね。貿易収支はこの実需に関係しています。 日本の貿易収支が赤字のときは円よりも外貨が求められるので実需の円売り需要が大きく、黒字だと反対に実需の円買い需要が大きくなります。そのため貿易収支が赤字か黒字かで為替のトレンドを掴むことができるのです。 貿易収支の求め方は、貿易収支 = 輸出額 - 輸入額ととてもシンプルです。 輸出 > 輸入=「貿易黒字」= 円高要因 輸出 < 輸入=「貿易赤字」= 円安要因 輸出額が輸入額を上回れば「貿易黒字」で輸出額が輸入額を下回れば「貿易赤字」となります。貿易収支は財務省のホームページで確認可能ですので、ぜひチェックしてみてください。 貿易収支が黒字か赤字かという点とその国の経済成長とは直結しているわけではありませんが、貿易赤字が増えると外国からの資本流入が増えるという面もあると押さえておきましょう。 この連載で勉強していただいたら、その学びや理解を深めるためにぜひ実際に投資として「ポジションを持つ」ことにトライして頂きたいです。人工知能を使ったロボアドアドバイザーが資産運用管理をしてくれるTHEO(テオ)は、最初に簡単な質問に答えるだけで最も個人の志向にあった投資方法を選択して、自動的に分散投資を組み、ポートフォリオの定期的な組みかえなどの運用管理を行ってくれる便利なサービスです。スマホからすぐに登録ができるところも魅力です。気楽に始められる投資として、選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。 三井智映子と学ぶ「資産運用のABC」は、資産運用の基礎を三井智映子の見解でコメントしています。 フィスコマーケットレポーター三井智映子 《SI》