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日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く

2020/3/3 12:22 FISCO
*12:22JST 日経平均は小幅続伸、5日線前に上値重い、資金の逃げ足速く  日経平均は小幅続伸となった。11.12円高の21355.20円(出来高概算7億9768万株)で前場の取引を終えた。前日の米国株式市場では、新型肺炎感染を受けて各国当局が景気支援策に踏み切るとの期待から買い戻し優勢となるなか、主要7カ国(G7)財務相・中央銀行が新型肺炎を巡る対応策で、3日に電話会談を開催することが報じられると上げ幅を拡大。引けにかけては、トランプ大統領が製薬会社との会合を開催し、新型肺炎向けワクチンへの早期開発期待も加わった。  シカゴ日経225先物清算値は大阪比255円高の21425円。本日の日経平均はこの水準を上回ってのスタートとなり、直後に上げ幅は前日比で370円を超えた。一方で、その後は、アジア株式市場で総じて上値の重さが意識されるなか、日経平均も次第に上げ幅を縮小。いったん利益確定の動きもみられ、一時マイナスに転じる場面もあった。  セクターでは、証券・商品先物取引業や水産・農林業が1%安になったほか、機械、小売業、その他製品が軟調となった一方で、医薬品や電気・ガス業、海運業は上昇。売買代金上位銘柄では、ソフトバンクG<9984>、ソニー<6758>、オリエンタルランド<4661>、ファーストリテ<9983>、キヤノン<7751>、武田薬<4502>、村田製作所<6981>、キーエンス<6861>、リクルートホールディングス<6098>が上昇。一方で、任天堂<7974>、三井住友<8316>、東京エレクトロン<8035>、信越化<4063>、アドバンテスト<6857>はさえない。  本日の日経平均は、日米だけでなく世界各国当局による景気支援への期待感からいったん値を戻す銘柄が散見された。しかし、トランプ大統領が新たな旅行制限を検討していると明らかにしたことなども伝わっており、国内だけでなく世界的な大きな経済打撃は避けられないとの見方は根強い。このような状況下で景気敏感株の戻りは鈍く、東京市場に物色の広がりはみられていない。足元の下落相場にて、信用評価損益率や騰落レシオ、各種移動平均線乖離率は揃って反発のエネルギーが意識される水準までの調整をみせているものの、日経平均は5日移動平均線を前に上値は重く、短期的な下落トレンドすら払拭できない状況にあることも事実である。  中長期目線での海外投資家などによるマネー回帰が現状も期待できないなかで、ランチタイムにかけての為替市場では、ドル円が再び1ドル=108円台を割り込んで来ており、こちらも投資家心理の重しとなろう。本日の物色としても、週初に利食い売りの出た新型肺炎による新たな需要が期待されるテレワーク関連や巣ごもり消費関連に短期資金が再び流入しており、資金の逃げ足の速さを意識しながらの空中戦は続きそうだ。 《AK》
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4063 東証プライム
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時価総額 11,804,685百万円
時価総額世界上位の化学メーカー。塩化ビニル樹脂、シリコンウエハー、合成石英等で世界トップシェア。海外売上高比率が高い。希土類磁石は車載市場などへの拡販に取り組む。配当性向は中長期的に40%目指す。 記:2024/05/16
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国内製薬最大手。1781年創業。潰瘍性大腸炎・クローン病治療剤など消化器系疾患領域が柱。アイルランドの製薬大手「シャイアー」等を傘下に持つ。25.3期はENTYVIO、免疫グロブリン製剤などの拡大見込む。 記:2024/06/15
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-13(-0.33%)
時価総額 7,161,060百万円
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時価総額 14,256,240百万円
米国発の求人情報サイト「Indeed」等のHRテクノロジー事業、リクナビNEXTやSUUMO等のマッチング&ソリューション事業、人材派遣事業を展開。人材派遣事業は需要増により、日本の稼働人数が順調。 記:2024/06/28
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世界的AV機器メーカー。ゲーム機や映画、音楽でも世界的。CMOSイメージセンサーで世界トップシェア。モバイル機器向けイメージセンサーは堅調続く。今期はイメージング&センシング・ソリューションの増収見込む。 記:2024/06/29
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半導体検査装置大手。メモリ用に強い。非メモリ用も強化中。電子ビーム露光装置も。24.3期3Q累計はメモリ向けが1Qを底に上向く。だが非メモリ向けの回復に遅れ。償却費増も利益の重石。総還元性向5割以上目安。 記:2024/04/15
6861 東証プライム
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-2,220(-3.18%)
時価総額 16,453,021百万円
業用計測制御機器大手。FA用センサで高シェア。開発・販売に専念し、生産は外部に委託。直販体制に強み。24.3期3Q累計は欧米堅調。円安や部材調達改善で粗利率も改善。だが日本や中国が足踏み。人件費増も重石。 記:2024/04/15
6981 東証プライム
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時価総額 6,623,467百万円
精密機器大手。オフィス複合機やレンズ交換式カメラ、FPD露光装置などで世界トップシェア。バランスの取れた事業構造が強み。海外売上高比率は7割超。グラフィックアート向け大判プリンター3機種を新発売。 記:2024/04/30
7974 東証プライム
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世界的な半導体製造装置メーカー。TBSの出資で1963年に設立。塗布現像、ガスケミカルエッチング、拡散炉などで世界トップシェア。配当性向50%目処。研究開発投資を積極化。固定費の最適化などにも取り組む。 記:2024/07/07
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三井住友銀行、SMBC信託銀行、三井住友ファイナンス&リース、SMBC日興証券、三井住友カードなどを傘下に収める持株会社。総資産は300兆円超。決済ビジネスを強化。政策保有株式の削減交渉は進捗順調。 記:2024/08/22
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時価総額 14,555,429百万円
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携帯キャリアのソフトバンク、LINEヤフー、ビジョン・ファンド、半導体設計の英ARMなどを傘下に収める持株会社。ソフトバンク事業はメディア・EC事業などが順調。中計では26.3期純利益5350億円目指す。 記:2024/06/17