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日経平均は大幅下落、一先ず調整一巡感が意識されやすいところ

2017/5/18 12:13 FISCO
*12:13JST 日経平均は大幅下落、一先ず調整一巡感が意識されやすいところ  日経平均は大幅に下落。285.18円安の19529.70円(出来高概算11億5000万株)で前場の取引を終えた。トランプ・スキャンダルを警戒した流れのなか、17日の米国市場ではNYダウが370ドル超の下落となり、シカゴ日経225先物が大阪比で300円を超える下げとなった。円相場は朝方に1ドル110円台と円高に振れる場面がみられるなか、幅広い銘柄に売りが先行した。  19600円を下回って始まった日経平均は、前場半ばには一時19449.73円まで下げ幅を広げる場面をみせた。ただし、その後は19500円を挟んでのもち合いが続いている。東証1部の騰落銘柄は値下がり数が1700を超えており、全体の8割を占めている。セクターでは保険、証券、銀行、石油石炭、ガラス土石、鉱業、海運、情報通信の弱さが目立っている。  日経平均は5月8日に空けたマド下限までの調整を経て、下げ渋りをみせている。戻り待ちの売りは警戒されやすいだろうが、一先ず調整一巡感が意識されやすいところである。また、個別対応ではあるが、好業績銘柄の一角には利食い一巡後に切り返す動きが散見されるほか、短期的な資金が中心と見られるが、水素関連や防衛関連といったテーマ株に資金が向かうなど、物色意欲の強さが窺える。  後場は日銀のETF買い入れへの思惑から底堅さが意識されそうであり、大幅下落ながらも陽線形成が期待されるところ。また、トランプ政権の運営実行力を見極めていくことになろうが、成長期待の大きいハイテクセクター等には、押し目拾いの動きが出てくることが期待される。(村瀬智一) 《AK》