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下へのバイアス強まる、短期資金は個別材料株にとどまる

2015/1/16 12:02 FISCO
*12:03JST 下へのバイアス強まる、短期資金は個別材料株にとどまる  日経平均は大幅に反落。480.64円安の16628.06円(出来高概算13億3000万株)で前場の取引を終えた。スイス国立銀行(中央銀行)は、スイスフランの対ユーロでの上昇を抑えるために導入していた上限を撤廃すると発表。金融市場の混乱が嫌気される格好から米国市場ではNYダウが5日続落。シカゴ先物は大阪比360円安の16800円となり、これにサヤ寄せする格好から前日の上昇部分をあっさり帳消しにした。  その後も円相場が1ドル115円台と円高に振れて推移するなか、先物主導でじりじりと下げ幅を拡大させている。東証1部の騰落銘柄は、値下がり数が1700を超えるなど全面安商状。セクターでは33業種全てが下げており、金属、空運、化学、その他製品、その他金融の下落率が3%を超えている。  先物市場では現物の前引け後に16560円辺りまで下げ幅を拡大させている。日銀によるETF買入れが期待されるものの、下へのバイアスが強まっている状況下では、下支えとしても期待しづらいところか。  物色は中小型株を中心とした個別材料株にとどまっており、材料等が出ている銘柄には短期資金が集中しやすいようである。ただし、これについても大引けにかけてのポジション調整が意識されやすく、資金の逃げ足には注意しておきたいところ。  また、下へのバイアスが強まるなか、既に売り込まれていた銘柄などには底堅さが意識されてきており、見直しを意識したスタンスにも。(村瀬智一) 《FA》