2023/12/28
ADR日本株ランキング~いすゞなどほぼ全面安、シカゴは大阪比比150円安の33450円~
*07:59JST ADR日本株ランキング~いすゞなどほぼ全面安、シカゴは大阪比比150円安の33450円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、対東証比較(1ドル141.84円換算)で、いすゞ<7202>、SUBARU<7270>、三井住友<8316>、ルネサス<6723>、荏原<6361>、三井トラスト<8309>、東レ<3402>などが下落し、ほぼ全面安となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比150円安の33450円。
米国株式市場は続伸。ダウ平均は111.19ドル高の37,656.52ドル、ナスダックは24.60ポイント高の15,099.18で取引を終了した。高値警戒感に、寄り付き後、まちまち。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを織り込み、長期金利が大幅に低下すると、買いが先行した。金利先安観にハイテクも買われ、終日、底堅く推移。5年債入札が強い結果となると、金利が一段と低下し再び買いの勢いが強まった。高値付近で売り買い交錯したのち、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了。
27日のニューヨーク外為市場でドル・円は142円66銭から141円55銭まで下落し、141円81銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)の最速で来年3月の利下げ開始を織り込んだほか、5年債入札が強く、長期金利低下に伴うドル売りが加速した。ユーロ・ドルは1.1060ドルから1.1123ドルまで上昇し、1.1106ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)よりも前にFRBが利下げ開始するとの見方にユーロ買いが加速。
NY原油先物2月限は反落(NYMEX原油2月限終値:74.11 ↓1.46)。
■ADR上昇率上位銘柄(27日)
<6460> セガサミーHD 3.54ドル 2008円 (26.5円) +1.34%
<8252> 丸井 33.81ドル 2398円 (21.5円) +0.9%
<6586> マキタ 27.36ドル 3881円 (28円) +0.73%
<3591> ワコールHD 118.5ドル 3362円 (17円) +0.51%
<8411> みずほFG 3.37ドル 2390円 (-0.5円) +-0.02%
■ADR下落率下位銘柄(27日)
<6753> シャープ 1.69ドル 959円 (-44円) -4.39%
<6448> ブラザー 31.76ドル 2252円 (-44円) -1.92%
<7202> いすゞ 12.56ドル 1782円 (-33円) -1.82%
<7270> SUBARU 8.97ドル 2545円 (-37円) -1.43%
<8316> 三井住友 9.52ドル 6752円 (-95円) -1.39%
■その他ADR銘柄(27日)
<1925> 大和ハウス 29.58ドル 4196円 (-32円)
<1928> 積水ハウス 21.62ドル 3067円 (-6円)
<2503> キリン 14.75ドル 2092円 (-13円)
<2802> 味の素 38.09ドル 5403円 (-33円)
<3402> 東レ 10.16ドル 721円 (-7.5円)
<3407> 旭化成 14.54ドル 1031円 (-9円)
<4704> トレンド 56.7ドル 8042円 (-50円)
<4901> 富士フイルム 60.11ドル 8526円 (-60円)
<4911> 資生堂 30.23ドル 4288円 (-12円)
<5108> ブリヂストン 20.78ドル 5895円 (-45円)
<5201> AGC 7.56ドル 5365円 (-3円)
<5802> 住友電 12.5ドル 1773円 (-16円)
<6301> コマツ 25.97ドル 3684円 (-30円)
<6361> 荏原 29.54ドル 8380円 (-107円)
<6503> 三菱電 28.54ドル 2024円 (-9.5円)
<6586> マキタ 27.36ドル 3881円 (28円)
<6645> オムロン 45.83ドル 6501円 (-35円)
<6702> 富士通 29.85ドル 21170円 (-105円)
<6723> ルネサス 8.93ドル 2533円 (-35.5円)
<6758> ソニーG 94.01ドル 13334円 (-6円)
<6762> TDK 47.56ドル 6746円 (-33円)
<6902> デンソー 14.78ドル 2096円 (-18.5円)
<6954> ファナック 14.71ドル 4173円 (-17円)
<6988> 日東電 37.45ドル 10624円 (-31円)
<7201> 日産自 7.72ドル 548円 (-4.9円)
<7202> いすゞ 12.56ドル 1782円 (-33円)
<7203> トヨタ 180.72ドル 2563円 (-20円)
<7267> ホンダ 30.51ドル 1443円 (-10円)
<7270> SUBARU 8.97ドル 2545円 (-37円)
<7741> HOYA 123.99ドル 17587円 (-53円)
<7752> リコー 7.66ドル 1086円 (-8円)
<7912> 大日印 14.85ドル 4213円 (-23円)
<7974> 任天堂 12.48ドル 7081円 (-45円)
<8001> 伊藤忠 81.7ドル 5794円 (-42円)
<8002> 丸紅 157.33ドル 2232円 (-10.5円)
<8031> 三井物 742ドル 5262円 (-50円)
<8053> 住友商 21.66ドル 3072円 (-20円)
<8267> イオン 22.39ドル 3176円 (-10円)
<8306> 三菱UFJ 8.5ドル 1206円 (-3.5円)
<8309> 三井トラスト 3.77ドル 5347円 (-61円)
<8316> 三井住友 9.52ドル 6752円 (-95円)
<8411> みずほFG 3.37ドル 2390円 (-0.5円)
<8591> オリックス 92.41ドル 2621円 (-20円)
<8604> 野村HD 4.45ドル 631円 (-5.2円)
<8766> 東京海上HD 24.49ドル 3474円 (-9円)
<8802> 菱地所 13.68ドル 1940円 (-16.5円)
<9432> NTT 30.09ドル 171円 (-0.6円)
<9735> セコム 17.91ドル 10161円 (-29円)
<9983> ファーストリテイ 25.08ドル 35573円 (-217円)
<9984> ソフトバンクG 22.37ドル 6345円 (-12円)
《ST》
2023/12/5
ADR日本株ランキング~ソフトバンクGなど全般売り優勢、シカゴは大阪比比110円安の33050円~
*08:27JST ADR日本株ランキング~ソフトバンクGなど全般売り優勢、シカゴは大阪比比110円安の33050円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、対東証比較(1ドル147.22円換算)で、ソフトバンクG<9984>、ルネサス<6723>、日東電<6988>、TDK<6762>、旭化成<3407>、コマツ<6301>、SUBARU<7270>などが下落し、全般売り優勢となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪日中比110円安の33050円。
米国株式市場は反落。ダウ平均は41.06ドル安の36,204.44ドル、ナスダックは119.54ポイント安の14,185.50で取引を終了した。高値からの利食い売りに押され、寄り付き後、下落。さらに、長期金利が再び上昇に転じたためハイテクが売られ、相場の重しとなった。終日軟調に推移し、終盤にかけて金利の上昇が一段落すると下げ幅を縮小し終了。セクター別では運輸や不動産が上昇した一方で、半導体・同製造装置が下落した。
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は146円47銭へ下落したのち147円45銭まで上昇し、147円20銭で引けた。米国の10月製造業受注は予想以上に悪化したため景気減速懸念にドル売りが優勢となった。その後、今週発表予定の雇用統計での雇用増予想を受けた長期金利の上昇に連れたドル買い、対欧州通貨でのドル買いが強まった。ユーロ・ドルは1.0877ドルから1.0804ドルまで下落し、1.0829ドルで引けた。センテノ・ポルトガル中銀総裁のハト派発言を受けて欧州中央銀行(ECB)の利下げ観測が強まりユーロ売りが優勢となった。
NY原油先物1月限は続落(NYMEX原油1月限終値:73.04 ↓1.03)。
■ADR上昇率上位銘柄(4日)
<6770> アルプス 17.49ドル 1287円 (31円) +2.47%
<9202> ANA 4.18ドル 3076円 (64円) +2.12%
<6952> カシオ 86.3ドル 1271円 (24.5円) +1.97%
<6976> 太陽電 102.5ドル 3773円 (71円) +1.92%
<5201> AGC 7.28ドル 5359円 (96円) +1.82%
■ADR下落率下位銘柄(4日)
<7012> 川重 8.82ドル 3244円 (-60円) -1.82%
<6753> シャープ 1.52ドル 895円 (-16.5円) -1.81%
<6471> 日精工 10.3ドル 758円 (-11.7円) -1.52%
<7752> リコー 7.85ドル 1156円 (-14.5円) -1.24%
<9984> ソフトバンクG 19.63ドル 5780円 (-72円) -1.23%
■その他ADR銘柄(4日)
<1812> 鹿島 16.17ドル 2380円 (13.5円)
<1925> 大和ハウス 28.96ドル 4263円 (-16円)
<1928> 積水ハウス 21.11ドル 3108円 (35円)
<2503> キリン 14.18ドル 2087円 (4円)
<2802> 味の素 37.07ドル 5457円 (-23円)
<3402> 東レ 10.18ドル 749円 (-4.1円)
<3407> 旭化成 13.57ドル 999円 (-7.5円)
<4704> トレンド 55.59ドル 8184円 (-23円)
<4901> 富士フイルム 58.11ドル 8555円 (-52円)
<4911> 資生堂 27.18ドル 4002円 (-6円)
<5108> ブリヂストン 20.48ドル 6030円 (-30円)
<5201> AGC 7.28ドル 5359円 (96円)
<5802> 住友電 12.34ドル 1817円 (-9円)
<6301> コマツ 25.51ドル 3756円 (-28円)
<6503> 三菱電 27.8ドル 2046円 (-4.5円)
<6586> マキタ 26.76ドル 3940円 (61円)
<6645> オムロン 41.25ドル 6073円 (-17円)
<6702> 富士通 28.59ドル 21045円 (-100円)
<6723> ルネサス 8.61ドル 2535円 (-28円)
<6758> ソニーG 85.32ドル 12561円 (11円)
<6762> TDK 46ドル 6772円 (-52円)
<6902> デンソー 15.25ドル 2245円 (-10.5円)
<6954> ファナック 13.82ドル 4069円 (-7円)
<6988> 日東電 34.83ドル 10255円 (-85円)
<7201> 日産自 7.73ドル 569円 (1.7円)
<7202> いすゞ 12.96ドル 1908円 (15.5円)
<7203> トヨタ 187.37ドル 2758円 (-9.5円)
<7267> ホンダ 30.26ドル 1485円 (-4円)
<7270> SUBARU 8.76ドル 2579円 (-18円)
<7741> HOYA 111.2ドル 16371円 (-24円)
<7912> 大日印 14.15ドル 4166円 (-17円)
<7974> 任天堂 11.55ドル 6802円 (-12円)
<8001> 伊藤忠 78.97ドル 5813円 (-12円)
<8002> 丸紅 157.2ドル 2314円 (-13円)
<8031> 三井物 714.49ドル 5259円 (-18円)
<8053> 住友商 21.26ドル 3130円 (-3円)
<8267> イオン 20.51ドル 3019円 (-20円)
<8306> 三菱UFJ 8.51ドル 1253円 (9円)
<8309> 三井トラスト 3.7ドル 5447円 (4円)
<8316> 三井住友 9.76ドル 7184円 (-18円)
<8411> みずほFG 3.39ドル 2495円 (29円)
<8591> オリックス 91.55ドル 2696円 (2.5円)
<8604> 野村HD 4.1ドル 604円 (-1円)
<8766> 東京海上HD 24.81ドル 3653円 (-2円)
<8802> 菱地所 13.42ドル 1976円 (-13円)
<9202> ANA 4.18ドル 3076円 (64円)
<9432> NTT 29.08ドル 171円 (-0.5円)
<9735> セコム 17.42ドル 10258円 (-57円)
<9983> ファーストリテイ 25.26ドル 37188円 (68円)
<9984> ソフトバンクG 19.63ドル 5780円 (-72円)
《ST》
2022/4/19
個別銘柄戦略:大阪ガスやOBCなどに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:大阪ガスやOBCなどに注目
3連休明け18日の米株式市場でNYダウは39.54ドル安の34411.69、ナスダック総合指数は18.72pt安の13332.36、シカゴ日経225先物は大阪日中比95円高の26845円。為替は1ドル=127.10-20円。米金融大手の決算を受けた株価上昇や米10年債利回りの上昇を追い風に三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、第一生命HD<8750>、東京海上HD<8766>などが買われそうだ。原油先物価格の上昇を背景に米シェブロンが上昇していることもあり、INPEX<1605>や三井物産<8031>などの資源関連も強含みが期待される。ほか、市場予想を上回る水準にまで業績予想を上方修正した大阪ガス<9532>、GMOPG<3769>、カバレッジ開始が観測されたOBC<4733>、富士急行<9010>などにも注目。一方、トヨタ自<7203>は為替の円安進行が下支え要因も、半導体不足による5月生産計画の下方修正を受けて軟調となりそうだ。ほか、業績予想を下方修正した東京センチュ<8439>などは嫌気されそうだ。
《FA》
2022/4/19
ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比95円高の26845円~
*07:35JST ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比95円高の26845円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、ホンダ<7267>、エーザイ<4523>、オムロン<6645>、ANA<9202>が堅調。半面、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、AGC<5201>が冴えないなど、対東証比較(1ドル126.99円換算)で高安まちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比95円高の26845円。
米国株式市場は続落。ダウ平均は39.54ドル安の34411.69ドル、ナスダックは18.72ポイント安の13332.36で取引を終了した。4月の建設企業のセンチメントが悪化したほか、世銀が2022年の世界経済成長率を引き下げたため、寄り付き後、下落。加えて、連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で大幅利上げに踏み切るとの憶測が一段と強まり金利が上昇したため下げ幅を拡大した。同時に、押し目からは値ごろ感による買いも見られ一時上昇に転じる局面もあったがプラス圏を維持できず、戻り売りに押される展開となった。
18日のニューヨーク外為市場でドル・円は、126円44銭から126円99銭まで上昇し、126円98銭で引けた。米4月NAHB住宅市場指数は4カ月連続で低下したため、一時ドル買いが弱まったが、今週予定されているパウエル議長を始め連邦準備制度理事会(FRB)の高官の講演やイベントでの発言などで5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%ポイントの利上げが実施される可能性は一層高まるとの見方でドル買いが強まった。日米金利差拡大で円売りも継続。ユーロ・ドルは1.0814ドルから1.0770ドルまで下落し、1.0783ドルで引けた。
NY原油先物6月限は、4日続伸(NYMEX原油6月限終値:107.61 ↑1.23)。
■ADR上昇率上位銘柄(18日)
<9202> ANA 4.05ドル 2572円 (112.5円) +4.57%
<6770> アルプス 19.05ドル 1210円 (36円) +3.07%
<1812> 鹿島 11.91ドル 1512円 (41円) +2.79%
<7752> リコー 7.56ドル 960円 (13円) +1.37%
<6976> 太陽電 158.2ドル 5022円 (67円) +1.35%
■ADR下落率上位銘柄(18日)
<1801> 大成建 6.62ドル 3363円 (-127円) -3.64%
<7012> 川重 7.19ドル 2283円 (-67円) -2.85%
<6460> セガサミーHD 4.38ドル 2225円 (-63円) -2.75%
<6361> 荏原 22.78ドル 5786円 (-134円) -2.26%
<5201> AGC 7.65ドル 4857円 (-73円) -1.48%
■その他ADR銘柄(18日)
<1925> 大和ハウス 23.9ドル 3035円 (16円)
<1928> 積水ハウス 17.44ドル 2215円 (19.5円)
<2503> キリン 13.87ドル 1761円 (-2円)
<2802> 味の素 26.55ドル 3372円 (-10円)
<3402> 東レ 9.5ドル 603円 (-4円)
<3407> 旭化成 16.9ドル 1073円 (13円)
<4523> エーザイ 45.02ドル 5717円 (28円)
<4901> 富士フイルム 56.48ドル 7172円 (-2円)
<4911> 資生堂 46.78ドル 5941円 (1円)
<5108> ブリヂストン 18.1ドル 4596円 (-5円)
<5201> AGC 7.65ドル 4857円 (-73円)
<5802> 住友電 10.99ドル 1396円 (7円)
<6301> コマツ 23.17ドル 2942円 (17.5円)
<6503> 三菱電 21.18ドル 1345円 (0円)
<6586> マキタ 29.07ドル 3692円 (-4円)
<6645> オムロン 58.59ドル 7440円 (36円)
<6702> 富士通 29.66ドル 18833円 (-12円)
<6723> ルネサス 5.23ドル 1328円 (-4円)
<6758> ソニーG 88.48ドル 11236円 (96円)
<6762> TDK 31.61ドル 4014円 (9円)
<6902> デンソー 28.35ドル 7200円 (7円)
<6954> ファナック 16.14ドル 20501円 (-9円)
<6988> 日東電 33.74ドル 8569円 (9円)
<7201> 日産自 8.02ドル 509円 (2.5円)
<7202> いすゞ 11.72ドル 1488円 (-8円)
<7203> トヨタ 170.27ドル 2162円 (7円)
<7267> ホンダ 25.91ドル 3290円 (34円)
<7270> SUBARU 7.09ドル 1801円 (3円)
<7733> オリンパス 18.39ドル 2335円 (-6円)
<7741> HOYA 99.85ドル 12680円 (-5円)
<7751> キヤノン 23.92ドル 3038円 (11円)
<7974> 任天堂 62.73ドル 63729円 (-111円)
<8001> 伊藤忠 62.64ドル 3977円 (6円)
<8002> 丸紅 114.56ドル 1455円 (3円)
<8031> 三井物 512.89ドル 3257円 (14円)
<8053> 住友商 16.45ドル 2089円 (13.5円)
<8267> イオン 19.17ドル 2434円 (-10円)
<8306> 三菱UFJ 5.97ドル 758円 (5.9円)
<8309> 三井トラスト 3.1ドル 3937円 (10円)
<8316> 三井住友 6.12ドル 3886円 (-10円)
<8411> みずほFG 2.48ドル 1575円 (-3.5円)
<8591> オリックス 92.21ドル 2342円 (6円)
<8604> 野村HD 3.93ドル 499円 (-4.4円)
<8766> 東京海上HD 54.14ドル 6875円 (22円)
<8802> 菱地所 14.4ドル 1829円 (-3.5円)
<9202> ANA 4.05ドル 2572円 (112.5円)
<9432> NTT 29.47ドル 3742円 (1円)
<9735> セコム 17.46ドル 8869円 (10円)
<9983> ファーストリテイ 50.26ドル 63825円 (-175円)
<9984> ソフトバンクG 22.1ドル 5613円 (-40円)
《ST》
2022/4/15
ADR日本株ランキング~トヨタなど全般軟調、シカゴは大阪比275円安の26915円~
*07:46JST ADR日本株ランキング~トヨタなど全般軟調、シカゴは大阪比275円安の26915円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ファーストリテ<9983>が堅調な他は、トヨタ<7203>、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、デンソー<6902>、HOYA<7741>、富士通<6702>、富士フイルム<4901>、TDK<6762>、オムロン<6645>、AGC<5201>など対東証比較(1ドル125.88円換算)で全般軟調。シカゴ日経225先物清算値は大阪比275円安の26915円。
米国株式市場は反落。ダウ平均は113.36ドル安の34451.23ドル、ナスダックは292.51ポイント安の13351.08で取引を終了した。金融決算を好感し、寄り付き後、上昇。しかし、NY連銀のウィリアムズ総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.5%ポイントの利上げが理にかなった選択とするなど、利上げ加速を支持する姿勢を見せたため警戒感に売りが再燃し下落に転じた。金利が一段と上昇しハイテク株も売られ相場全体のさらなる重しとなり、引けにかけ下げ幅を拡大。
14日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円28銭から126円01銭まで上昇し、125円91銭で引けた。NY連銀のウィリアムズ総裁が速やかな引き締めを支持したほか、4月ミシガン大学消費者信頼感指数速報値は予想外に上昇したため米国債相場が反落。10年債利回りが再び上昇したため、ドル買いに拍車がかかった。ユーロ・ドルは1.0890ドルから1.0758ドルまで下落し、1.0832ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)は14日開催の定例理事会で市場の予想通り政策金利据え置きを決定。資産購入プログラムを第3四半期に終了する可能性が強まったと指摘したほか、量的緩和策の終了後しばらくして利上げに踏み切る方針を表明。ラガルド総裁はその後の会見で、ウクライナ戦争が欧州経済に著しいリスクとなり、不透明性が非常に高いと慎重姿勢を強調。また、量的引き締め(QT)に関する言及は時期尚早との見方で、米国経済とは相違すると述べ、早期利上げ観測の後退で、ユーロ売りが優勢となった。
NY原油先物5月限は、3日続伸(NYMEX原油5月限終値:106.95 ↑2.70)。
■ADR上昇率上位銘柄(14日)
<9983> ファーストリテイ 48.65ドル 61241円 (1691円) +2.84%
<7752> リコー 8.09ドル 1018円 (26円) +2.62%
<7012> 川重 7.38ドル 2322円 (47円) +2.07%
<3401> 帝人 10.73ドル 1350円 (26円) +1.96%
<9202> ANA 4.06ドル 2555円 (48円) +1.91%
■ADR下落率上位銘柄(14日)
<6471> 日精工 10.79ドル 679円 (-32円) -4.5%
<7205> 日野自 51.51ドル 648円 (-30円) -4.42%
<6753> シャープ 2.09ドル 1052円 (-44円) -4.01%
<6723> ルネサス 5.29ドル 1332円 (-39円) -2.84%
<6758> ソニーG 89.14ドル 11221円 (-284円) -2.47%
■その他ADR銘柄(14日)
<1925> 大和ハウス 23.95ドル 3015円 (-37円)
<1928> 積水ハウス 17.54ドル 2207円 (-20.5円)
<2503> キリン 14.15ドル 1781円 (-13.5円)
<2802> 味の素 27.73ドル 3491円 (-29円)
<3407> 旭化成 16.88ドル 1062円 (-13円)
<4523> エーザイ 45.85ドル 5772円 (-5円)
<4704> トレンド 56.76ドル 7145円 (-15円)
<4901> 富士フイルム 57.85ドル 7282円 (-72円)
<4911> 資生堂 48.32ドル 6083円 (-82円)
<5108> ブリヂストン 18.24ドル 4593円 (-48円)
<5201> AGC 7.65ドル 4815円 (-100円)
<5802> 住友電 10.93ドル 1376円 (-18.5円)
<6301> コマツ 23.16ドル 2916円 (5.5円)
<6503> 三菱電 21.4ドル 1347円 (-18円)
<6586> マキタ 29.16ドル 3671円 (-49円)
<6645> オムロン 60.77ドル 7650円 (-71円)
<6702> 富士通 29.83ドル 18775円 (-240円)
<6723> ルネサス 5.29ドル 1332円 (-39円)
<6758> ソニーG 89.14ドル 11221円 (-284円)
<6762> TDK 32.6ドル 4104円 (-61円)
<6902> デンソー 28.4ドル 7150円 (-106円)
<6954> ファナック 16.38ドル 20613円 (-307円)
<6988> 日東電 34.37ドル 8653円 (-87円)
<7201> 日産自 8ドル 504円 (-3円)
<7202> いすゞ 11.65ドル 1467円 (-25円)
<7203> トヨタ 167.26ドル 2105円 (-26.5円)
<7267> ホンダ 25.75ドル 3241円 (-30円)
<7270> SUBARU 7.25ドル 1825円 (-23円)
<7733> オリンパス 19.01ドル 2393円 (-13円)
<7741> HOYA 102.35ドル 12884円 (-306円)
<7751> キヤノン 24.13ドル 3037円 (-36円)
<7974> 任天堂 63.42ドル 63866円 (-1094円)
<8001> 伊藤忠 63.58ドル 4002円 (-24円)
<8002> 丸紅 114.5ドル 1441円 (-8円)
<8031> 三井物 514.84ドル 3240円 (-10円)
<8053> 住友商 16.42ドル 2067円 (-7.5円)
<8267> イオン 19.49ドル 2453円 (-36円)
<8306> 三菱UFJ 5.93ドル 746円 (-3.4円)
<8309> 三井トラスト 3.11ドル 3915円 (-1円)
<8316> 三井住友 6.1ドル 3839円 (-57円)
<8411> みずほFG 2.46ドル 1548円 (-10.5円)
<8591> オリックス 92.06ドル 2318円 (-19.5円)
<8604> 野村HD 3.91ドル 492円 (-8.9円)
<8766> 東京海上HD 53.48ドル 6732円 (-28円)
<8802> 菱地所 14.54ドル 1830円 (-17.5円)
<9202> ANA 4.06ドル 2555円 (48円)
<9432> NTT 29.82ドル 3754円 (-19円)
<9735> セコム 17.48ドル 8804円 (-67円)
<9983> ファーストリテイ 48.65ドル 61241円 (1691円)
<9984> ソフトバンクG 22.43ドル 5647円 (-115円)
《ST》
2022/4/14
個別銘柄戦略:JALや三菱重工などに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:JALや三菱重工などに注目
13日の米株式市場でNYダウは344.23ドル高の34564.59、ナスダック総合指数は272.02pt高の13643.59、シカゴ日経225先物は大阪日中比70円高の26950円。為替は1ドル=125.50-60円。原油先物相場の上昇を受けてINPEX<1605>や三井物産<8031>の続伸が期待される。米航空会社のデルタの決算を受けた株価上昇を刺激材料に、JAL<9201>やANAHD<9202>などに買いが波及しそうだ。ウクライナ情勢を巡る戦闘激化の長期化が予想されるなか、三菱重工<7011>、IHI<7013>も堅調に推移しよう。一方、米銀大手のJPモルガンの第1四半期決算が市場予想を下回ったことや、ダイモンCEOが経済に対して悲観的な見解を示したことを背景に、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>は軟調となりそうだ。また、市場予想を下回る今期見通しを示したABCマート<2670>、業績予想を下方修正したサイゼリヤ<7581>、クリレスHD<3387>などはネガティブ視されそうだ。
《FA》
2022/4/14
ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比70円高の26950円~
*07:39JST ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比70円高の26950円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、ソフトバンクG<9984>、ファナック<6954>、任天堂<7974>、HOYA<7741>、オムロン<6645>が堅調。半面、ファーストリテ<9983>、三井住友<8316>、富士通<6702>、AGC<5201>が冴えないなど、対東証比較(1ドル125.59円換算)で高安まちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比70円高の26950円。
米国株式市場は反発。ダウ平均は344.23ドル高の34564.59ドル、ナスダックは272.02ポイント高の13643.59で取引を終了した。3月生産者物価指数(PPI)の伸びが予想を上回り過去最大を記録したため、寄り付き後、下落。同時に、インフレがピークに近いとの見解が強まり、金利が低下に転じると安心感から買戻しが強まり、上昇に転じた。さらに、ハイテクも買われ相場の上昇を後押しし、引けにかけ上げ幅を拡大。
13日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円99銭から125円38銭まで反落し、125円67銭で引けた。米3月生産者物価指数(PPI)、コア指数は過去最大の伸びを記録したが、インフレがピークに近づいたとの見方が根強く、長期金利は低下。同時に、高インフレや高金利で景気への懸念も強まり始め、連邦準備制度理事会(FRB)の金融引き締め加速を織り込むドル買いは後退した。ユーロ・ドルは1.0809ドルまで下落後、1.0894ドルまで反発し、1.0890ドルで引けた。ロシア、ウクライナ停戦交渉行き詰まりで戦闘が継続し経済に影響する可能性が警戒されユーロ売りが優勢となった。その後、フランス大統領選挙の決選投票を控えた世論調査結果で現職のマクロン大統領がリードを拡大したことが明らかになり、ユーロ買いが優勢となった。
NY原油先物5月限は、続伸(NYMEX原油5月限終値:104.25 ↑3.65)。
■ADR上昇率上位銘柄(13日)
<6770> アルプス 19.2ドル 1206円 (36円) +3.08%
<6952> カシオ 108.24ドル 1359円 (24円) +1.8%
<6976> 太陽電 163ドル 5118円 (88円) +1.75%
<9202> ANA 3.9ドル 2449円 (29円) +1.2%
<8309> 三井トラスト 3.12ドル 3918円 (40円) +1.03%
■ADR下落率上位銘柄(13日)
<1801> 大成建 6.67ドル 3351円 (-159円) -4.53%
<6471> 日精工 10.76ドル 676円 (-27円) -3.84%
<7988> ニフコ 9.96ドル 2502円 (-79円) -3.06%
<6753> シャープ 2.11ドル 1060円 (-29円) -2.66%
<5233> 太平洋セメ 3.8ドル 1909円 (-39円) -2%
■その他ADR銘柄(13日)
<1925> 大和ハウス 23.9ドル 3002円 (-13円)
<1928> 積水ハウス 17.44ドル 2190円 (-15円)
<2503> キリン 14.14ドル 1776円 (-7円)
<2802> 味の素 27.66ドル 3474円 (-4円)
<3407> 旭化成 16.84ドル 1057円 (-0.5円)
<4523> エーザイ 45.85ドル 5758円 (13円)
<4901> 富士フイルム 58.31ドル 7323円 (-1円)
<4911> 資生堂 49.13ドル 6170円 (9円)
<5108> ブリヂストン 18.24ドル 4580円 (3円)
<5201> AGC 7.55ドル 4741円 (-84円)
<5802> 住友電 10.9ドル 1369円 (-10.5円)
<6301> コマツ 22.88ドル 2874円 (-0.5円)
<6479> ミネベア 39.49ドル 2480円 (10円)
<6503> 三菱電 21.51ドル 1351円 (-1.5円)
<6586> マキタ 29.84ドル 3748円 (-6円)
<6645> オムロン 62ドル 7787円 (69円)
<6702> 富士通 30.28ドル 19014円 (-56円)
<6723> ルネサス 5.14ドル 1291円 (2円)
<6758> ソニーG 91.79ドル 11528円 (28円)
<6762> TDK 32.54ドル 4087円 (12円)
<6902> デンソー 28.31ドル 7111円 (-14円)
<6954> ファナック 16.44ドル 20647円 (27円)
<6988> 日東電 33.42ドル 8394円 (4円)
<7201> 日産自 8.06ドル 506円 (2円)
<7202> いすゞ 11.82ドル 1485円 (-5円)
<7203> トヨタ 168.44ドル 2115円 (-4.5円)
<7267> ホンダ 25.97ドル 3262円 (1円)
<7270> SUBARU 7.3ドル 1833円 (3円)
<7733> オリンパス 19.76ドル 2481円 (25円)
<7741> HOYA 103.82ドル 13039円 (84円)
<7751> キヤノン 23.78ドル 2987円 (-2円)
<7974> 任天堂 64.5ドル 64804円 (264円)
<8001> 伊藤忠 63.46ドル 3985円 (-2円)
<8002> 丸紅 113ドル 1419円 (11.5円)
<8031> 三井物 506.6ドル 3181円 (15円)
<8053> 住友商 16.36ドル 2055円 (9円)
<8267> イオン 19.82ドル 2489円 (-23円)
<8306> 三菱UFJ 5.97ドル 750円 (3.3円)
<8309> 三井トラスト 3.12ドル 3918円 (40円)
<8316> 三井住友 6.14ドル 3856円 (-44円)
<8411> みずほFG 2.49ドル 1564円 (3.5円)
<8591> オリックス 91.62ドル 2301円 (2.5円)
<8604> 野村HD 3.93ドル 494円 (-4.1円)
<8766> 東京海上HD 53.83ドル 6761円 (25円)
<8802> 菱地所 14.58ドル 1831円 (-9円)
<9202> ANA 3.9ドル 2449円 (29円)
<9432> NTT 29.72ドル 3733円 (-7円)
<9735> セコム 17.55ドル 8816円 (-35円)
<9983> ファーストリテイ 46.39ドル 58261円 (-39円)
<9984> ソフトバンクG 22.45ドル 5639円 (47円)
《ST》
2022/4/14
前日に動いた銘柄 part2 ジャパンエン、ビザスク、ピアズなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 ジャパンエン、ビザスク、ピアズなど
銘柄名<コード>13日終値⇒前日比
竹内製作所<6432> 2287 -178
今期大幅減益ガイダンスを嫌気。
Jフロント<3086> 943 -49
今期の業績回復ペースは市場期待値に届かず。
アークランドサカモト<9842> 1585 -116
業績ガイダンス好感で前日は大幅高。
Gunosy<6047> 1068 -58
決算発表接近のなかで強弱感対立の形に。
大和証券グループ本社<8601> 641.0 -38.9
メリルリンチ日本証券では投資判断を格下げ観測。
パーク24<4666> 1746 -79
海外募集での新株発行を発表し希薄化を懸念。
カーブスHD<7085> 723 -42
決算ポジティブ視の動きが一巡で。
DCM<3050> 1027 -48
今期業績見通しは市場コンセンサスをやや下振れ。
野村<8604> 498.1 -14.0
メリルリンチ日本証券では目標株価を引き下げ。
第一生命HD<8750> 2525.5 -27.0
米長期金利低下で金融関連株は軟化。
三越伊勢丹<3099> 957 -18
Jフロントの決算後の株価下落も弱材料視。
三菱UFJ<8306> 746.7 -10.6
米長期金利の一段の上昇観測後退で。
INPEX<1605> 1517 +70
NY原油相場の上昇を好材料視。
フルスピード<2159> 529+80
フリービット実施のTOB価格にサヤ寄せ続く。
ジャパンエン<6016> 1134 +150
UEC42LSH型機関が累計30台超の受注確保見通しと発表。
トライステージ<2178> 423+80
MBOについて発表、TOB価格(1株565円)にサヤ寄せへ。
ボードルア<4413> 2873 +125
23年2月期の営業利益予想を前期比25.8%増の8.55億円と発表。
WACUL<4173> 890 -141
23年2月期の営業利益予想は前期比3.3%減の1.79億円と発表。
エヌ・ピー・シー<6255> 378 -62
22年8月期予想の大幅な下方修正を嫌気。
WDBココ<7079> 5590 +360
22年3月期予想を上方修正、配当も従来予想から4円増額。
F−ブレイン<3927> 771 +76
3月の売上高(速報ベース)が前年同月比102.1%増の2.28億円。
グローバルセキュリティエキスパート<4417> 5150 +700
ラック、NRIセキュアと合同で
「サイバーセキュリティイニシアティブジャパン」設立。
ビザスク<4490> 4530 +540
22年2月期の営業収益を従来予想の34.00億円から37.02億円に上方修正。
ピアズ<7066> 1376 +300
イーフロンティアの子会社化について発表。
サークレイス<5029> 1940 -
12日に東証グロース市場へ新規上場、初値は公開価格(720円)の約3.2倍の2320円。
《FA》
2022/4/13
日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、東エレクとファーストリテが2銘柄で約120円分押し上げ
*16:30JST 日経平均寄与度ランキング(大引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、東エレクとファーストリテが2銘柄で約120円分押し上げ
4月13日大引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり190銘柄、値下がり34銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。12日の米株式市場でNYダウは続落。3月の消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを記録したが、コア指数の伸びが予想を下回ったことでインフレピークアウト感が示唆され、金利低下を受けて上昇スタート。一方、物価が高止まりするとの懸念も根強く、今晩の米3月生産者物価指数(PPI)の発表を前に警戒感が再燃して下落に転じた。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、断続的な買いが入り、その後も終日上値を伸ばす展開となった。
大引けの日経平均は前日比508.51円高の26843.49円となった。東証プライムの売買高は11億6582万株、売買代金は2兆8239億円だった。セクターでは鉱業、海運、ゴム製品を筆頭にほぼ全面高。一方、証券・商品先物取引、銀行の2業種のみが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約63円押し上げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、ダイキン<6367>、エムスリー<2413>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ファナック<6954>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは塩野義<4507>となり1銘柄で日経平均を約29円押し下げた。同2位は大和証G<8601>となり、ヤマハ<7951>、Jフロント<3086>、日ハム<2282>、三越伊勢丹<3099>、JT<2914>がつづいた。
*15:00現在
日経平均株価 26843.49(+508.51)
値上がり銘柄数 190(寄与度+547.66)
値下がり銘柄数 34(寄与度-39.15)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 55690 1800 +63.26
<9983> ファーストリテ 58300 1630 +57.28
<6367> ダイキン工 20405 785 +27.59
<2413> エムスリー 4764 280 +23.62
<9984> ソフトバンクG 5592 110 +23.19
<6098> リクルートHD 5397 207 +21.82
<6954> ファナック 20620 505 +17.75
<6857> アドバンテス 8520 240 +16.87
<4543> テルモ 3892 106 +14.90
<6762> TDK 4075 135 +14.23
<2801> キッコマン 8570 370 +13.00
<4519> 中外薬 4256 103 +10.86
<7733> オリンパス 2456 69 +9.70
<4503> アステラス薬 2076.5 52 +9.14
<7203> トヨタ自 2119.5 50 +8.79
<4063> 信越化 17475 215 +7.56
<6971> 京セラ 6670 106 +7.45
<6902> デンソー 7125 207 +7.27
<6645> オムロン 7718 182 +6.40
<6988> 日東電 8390 180 +6.33
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4507> 塩野義薬 6611 -829 -29.13
<8601> 大和証G 641 -38.9 -1.37
<7951> ヤマハ 5100 -30 -1.05
<3086> Jフロント 943 -49 -0.86
<2282> 日ハム 4120 -40 -0.70
<3099> 三越伊勢丹 957 -18 -0.63
<2914> JT 2139 -17.5 -0.62
<8591> オリックス 2298.5 -15.5 -0.54
<8233> 高島屋 1165 -31 -0.54
<8604> 野村 498.1 -14 -0.49
<8306> 三菱UFJ 746.7 -10.5 -0.37
<3382> 7&iHD 5645 -10 -0.35
<4506> 住友ファーマ 1188 -9 -0.32
<9434> ソフトバンク 1465 -9 -0.32
<9432> NTT 3740 -15 -0.21
<2002> 日清粉G 1741 -5 -0.18
<8331> 千葉銀 760 -5 -0.18
<8630> SOMPO 5108 -24 -0.17
<6178> 日本郵政 889.9 -4.3 -0.15
<5541> 大平洋金 3630 -40 -0.14
《FA》
2022/4/13
日経平均は3日ぶり大幅反発、米CPI無難通過で買い戻し優勢
*16:02JST 日経平均は3日ぶり大幅反発、米CPI無難通過で買い戻し優勢
日経平均は3日ぶり大幅反発。12日の米株式市場でNYダウは続落。3月の消費者物価指数(CPI)は40年ぶり最大の伸びを記録したが、コア指数の伸びが予想を下回ったことでインフレピークアウト感が示唆され、金利低下を受けて上昇スタート。一方、物価が高止まりするとの懸念も根強く、今晩の米3月生産者物価指数(PPI)の発表を前に警戒感が再燃して下落に転じた。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、断続的な買いが入り、その後も終日上値を伸ばす展開となった。
大引けの日経平均は前日比508.51円高の26843.49円となった。東証プライムの売買高は11億6582万株、売買代金は2兆8239億円だった。セクターでは鉱業、海運、ゴム製品を筆頭にほぼ全面高。一方、証券・商品先物取引、銀行の2業種のみが下落した。東証プライムの値上がり銘柄は全体の82%、対して値下がり銘柄は15%となった。
個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>などの半導体関連、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>などの値がさグロース(成長)株が大幅に上昇。中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、郵船<9101>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などの市況関連も大幅高。上半期業績予想を上方修正したイー・ガーディアン<6050>、業績・配当予想を上方修正した日置電機<6866>はストップ高。成城石井の上場方針が報じられたローソン<2651>、順調な第1四半期決算や高水準の自社株買いを発表したニッケ<3201>、保守的な業績見通しが想定線として捉えられた東宝<9602>などは急伸。東証プライム値上がり率上位にはSansan<4443>、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>、SREHD<2980>、JMDC<4483>などの中小型グロース株が並んだ。
一方、米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などが下落。NTT<9432>、ソフトバンク<9434>、JT<2914>、ヤクルト本社<2267>も軟調。今期見通しが失望を誘った竹内製作所<6432>、Jフロント<3086>、イズミ<8273>が大幅安。新株発行を発表したパーク24<4666>やレーティング引き下げが観測された大和証G<8601>も大きく下落。新型コロナ飲み薬に関してネガティブな報道があった塩野義<4507>は急落した。
《YN》
2022/4/13
後場の日経平均は438円高でスタート、ローツェやベイカレントが高い
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26773.96;+438.98TOPIX;1883.41;+19.78
[後場寄り付き概況]
後場の日経平均は前日比438.98円高の26773.96円と、前引け(26755.05円)から上げ幅を広げてスタート。ランチタイム中の225先物は26750円~26800円のレンジでもみ合い。ドル・円は1ドル=125.50-60円と朝方からほぼ変わらず。アジア市況では中国上海総合指数が軟調に推移し、香港ハンセン指数は前日終値付近でのもみ合い。前日に発表された米3月消費者物価指数(CPI)で変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数が、前月比及び前年比でともに市場予想を下回ったことで、目先の安心感が台頭。ハイテク・グロース(成長)株のほか、中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、景気敏感株も含めて買い戻しが優勢となっている。時間外取引のナスダック100先物が堅調なことも支えとなり、後場の日経平均は一段と上げ幅を広げてスタート。ただ、今晩には米3月生産者物価指数(PPI)が控えていることもあり、26800円手前ではやや伸び悩む動きも見られている。
セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが上昇率上位に並んでいる一方、証券・商品先物取引、銀行、その他金融などが下落率上位に並んでいる。東証プライム市場の売買代金上位ではレーザーテック<6920>や郵船<9101>、東エレク<8035>、商船三井<9104>、ローツェ<6323>、ファーストリテ<9983>、INPEX<1605>、キーエンス<6861>、SHIFT<3697>、三井ハイテック<6966>、ベイカレント<6532>、HOYA<7741>、日本電産<6594>などが大幅高。一方、塩野義<4507>が急落しており、パーク24<4666>、三菱UFJ<8306>が大幅安。ほか、NTT<9432>、OLC<4661>、JT<2914>などが軟調。
《CS》
2022/4/13
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、ファーストリテが1銘柄で約63円分押し上げ
*12:29JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は3日ぶり大幅反発、ファーストリテが1銘柄で約63円分押し上げ
13日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり163銘柄、値下がり57銘柄、変わらず5銘柄となった。
日経平均は3日ぶり大幅反発。420.07円高の26755.05円(出来高概算5億5956万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でNYダウは87.72ドル安と続落。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを記録したが、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数の伸びが予想を下回ったため、インフレはピークに達したとの見方も浮上し、金利低下を受けて寄り付き後上昇。一方、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、生産者物価指数(PPI)の発表を控えるなか、物価高への警戒感が再燃して下落に転じた。また、決算を控えている銀行株が売られたことも相場の重しとなり、引けにかけて売りが加速した。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、その後も上値を伸ばす展開となった。
個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>の半導体関連、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>などの値がさグロース(成長)株が高い。中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、郵船<9101>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などの市況関連も大幅高。東証プライム値上がり率上位には業績・配当予想を上方修正した日置電機<6866>のほか、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などの中小型グロース株が並んだ。一方、米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などが下落。NTT<9432>やKDDI<9433>、ヤクルト本社<2267>も軟調。今期見通しが失望を誘った竹内製作所<6432>、Jフロント<3086>、イズミ<8273>は大幅安。新株発行を発表したパーク24<4666>、新型コロナ飲み薬に関してネガティブな報道があった塩野義<4507>は急落。
セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが上昇率上位に並んだ一方、証券・商品先物取引、銀行、空運などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約63円押し上げた。同2位は東エレク<8035>となり、ダイキン<6367>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>がつづいた。
一方、値下がり寄与トップは塩野義製薬<4507>となり1銘柄で日経平均を約41円押し下げた。同2位はKDDI<9433>となり、7&I-HD<3382>、オリックス<8591>、大和証G<8601>がつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 26755.05(+420.07)
値上がり銘柄数 163(寄与度+485.08)
値下がり銘柄数 57(寄与度-65.01)
変わらず銘柄数 5
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 58470 1800 +63.26
<8035> 東エレク 55490 1600 +56.23
<6367> ダイキン工 20370 750 +26.36
<9984> ソフトバンクG 5593 111 +23.41
<6098> リクルートHD 5375 185 +19.50
<2413> エムスリー 4710 226 +19.06
<6954> ファナック 20630 515 +18.10
<6762> TDK 4085 145 +15.29
<2801> キッコマン 8620 420 +14.76
<6857> アドバンテス 8480 200 +14.06
<4543> テルモ 3879 93 +13.07
<4519> 中外薬 4258 105 +11.07
<7733> オリンパス 2452 65 +9.14
<4063> 信越化 17485 225 +7.91
<6988> 日東電 8410 200 +7.03
<6902> デンソー 7116 198 +6.96
<4503> アステラス薬 2061.5 37 +6.50
<6861> キーエンス 56250 1830 +6.43
<9766> コナミHD 8260 170 +5.97
<4021> 日産化 7140 160 +5.62
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<4507> 塩野義薬 6265 -1175 -41.29
<9433> KDDI 4140 -16 -3.37
<3382> 7&iHD 5578 -77 -2.71
<8591> オリックス 2268.5 -45.5 -1.60
<8601> 大和証G 640.1 -39.8 -1.40
<3086> Jフロント 929 -63 -1.11
<3099> 三越伊勢丹 945 -30 -1.05
<8252> 丸井G 2165 -24 -0.84
<2914> JT 2135 -21.5 -0.76
<7951> ヤマハ 5110 -20 -0.70
<2282> 日ハム 4125 -35 -0.62
<7751> キヤノン 2965 -11.5 -0.61
<8233> 高島屋 1162 -34 -0.60
<8306> 三菱UFJ 740.3 -17 -0.60
<8604> 野村 495.8 -16.3 -0.57
<2002> 日清粉G 1731 -15 -0.53
<2802> 味の素 3449 -15 -0.53
<8267> イオン 2485 -14.5 -0.51
<9434> ソフトバンク 1461 -13 -0.46
<8331> 千葉銀 752 -13 -0.46
《CS》
2022/4/13
後場に注目すべき3つのポイント~インフレピークアウトで買い転換への好機?
*12:15JST 後場に注目すべき3つのポイント~インフレピークアウトで買い転換への好機?
13日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は3日ぶり大幅反発、インフレピークアウトで買い転換への好機?
・ドル・円は小じっかり、仲値にかけて買い
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035>
■日経平均は3日ぶり大幅反発、インフレピークアウトで買い転換への好機?
日経平均は3日ぶり大幅反発。420.07円高の26755.05円(出来高概算5億5956万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でNYダウは87.72ドル安と続落。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを記録したが、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数の伸びが予想を下回ったため、インフレはピークに達したとの見方も浮上し、金利低下を受けて寄り付き後上昇。一方、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、生産者物価指数(PPI)の発表を控えるなか、物価高への警戒感が再燃して下落に転じた。また、決算を控えている銀行株が売られたことも相場の重しとなり、引けにかけて売りが加速した。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、その後も上値を伸ばす展開となった。
個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>の半導体関連、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>などの値がさグロース(成長)株が高い。中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、郵船<9101>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などの市況関連も大幅高。東証プライム値上がり率上位には業績・配当予想を上方修正した日置電機<6866>のほか、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などの中小型グロース株が並んだ。一方、米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などが下落。NTT<9432>やKDDI<9433>、ヤクルト本社<2267>も軟調。今期見通しが失望を誘った竹内製作所<6432>、Jフロント<3086>、イズミ<8273>は大幅安。新株発行を発表したパーク24<4666>、新型コロナ飲み薬に関してネガティブな報道があった塩野義<4507>は急落。
セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが上昇率上位に並んだ一方、証券・商品先物取引、銀行、空運などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
日経平均は前日の米株安に反して大幅反発。前日まで相対的に弱かった半導体関連株や高バリュエーション株の総じて強い動きを見る限り、米CPI前に持ち高調整で売っていたハイテク・グロ−ス株をイベント通過で買い戻しているといったところか。
しかし、日経平均は本日の大幅反発でも、26900円台に位置する25日移動平均線にはまだ遠く及ばない水準であり、短期的なリバウンドの域を出ていない。また、米CPIを通過したことで一時的にあく抜け感が台頭しているのかもしれないが、今晩には米3月PPIの発表が控えている。川下分野の動向を反映するCPIよりも、川上分野の動きを映すPPIの方が先行性は高いと考えられ、CPIの結果だけを受けてインフレピークアウトを判断するのは気が早いだろう。
12日、FRBのブレイナード理事は利上げとバランスシート縮小の「複合的な効果により、年内には速やかに政策スタンスがより中立的なものになる」と発言。また、リッチモンド連銀のバーキン総裁も、政策金利を、経済を刺激も減速させもしない中立レンジにできるだけ迅速に引き上げるべきだと述べ、さらに、物価圧力が持続する場合にはそれ以上の行動を取る可能性があるとの認識を示したという。
コアCPIの伸びは予想を下回ったとはいえ、前年同月比で+6.5%だ。連邦準備制度理事会(FRB)の目標とする+2%を3倍も超えており、仮にピークアウトしたとしても、高い物価水準はしばらく長く続く可能性が高い。コア指数の前月比の伸びも+0.3%と予想(+0.5%)を下回ったとはいえ、前月比で伸びていることに変わりはない。また、CPIの構成項目の中で、下方硬直性を有し、インフレ動向を見定めるうえでより重要な、家賃などから成る住居費は前年同月比で+5.0%と2月の+4.7%から伸びが加速し、前月比では2カ月連続で+0.5%と伸びが鈍化していない。
こうしたCPIの結果内容と高官らの発言を踏まえると、FRBの金融引き締め懸念という今年最大のリスク要因を巡っては、何も状況が改善していないとも言える。日々相場を見ていれば、一日の動きを巡っていちいち様々な憶測や予想が飛び交うのは致し方ないが、本質的なことは今日と昨日とで何も変わっていないということを認識しておくべきだろう。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が実施した4月のファンドマネジャー調査によると、景気悪化を見込む投資家の割合は過去最高となり、スタグフレーション(物価高と景気後退の併存)の予想は2008年8月以来の高水準になったという。興味深いのは、投資家の姿勢が極端に悲観に傾くなか、同社の逆張り指標である買いシグナルが点灯したにも関わらず、同社のストラテジストは、この買いシグナルに乗ずるべきではなく、戻り待ちの売りを推奨しているという。また、今年に入ってからの株価下落は「2022年の前菜」にすぎず、メインコースとも言うべき本格的な下げはこれからやって来るとも指摘したという。
前回、同指標が同じくらいに弱気に至ったのは新型コロナパンデミックが発生した直後の2020年3月だった。この時は、それ以降に実施された世界的な超大規模金融緩和策の影響で、実際、株価は記録的な上昇を見せ、結果として、BofAの逆張り指標は有効に機能した。しかし、今はFRBが超大規模緩和策を急速に巻き戻そうとしており、状況が正反対だ。同社ストラテジストの「買いシグナルに乗ずるべきでない」との指摘は的を射ていると考えるのが合理的か。
後場の日経平均は戻り一服か。今晩の米3月PPIを控えて改めて警戒感が強まる可能性もあり、次第に上値が重くなりそうだ。堅調推移が続いたとしても、25日移動平均線に近づく場面では戻り待ちの売りが上値を抑えよう。
■ドル・円は小じっかり、仲値にかけて買い
13日午前の東京市場でドル・円は小じっかりとなり、125円前半から半ばに値を上げた。前日の米消費者物価指数を受け過度なインフレ懸念は和らぎ、金利安・ドル安に振れた。ただ、米10年債利回りはじり高となり、仲値にかけて国内勢のドル買いが強まった。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は125円35銭から125円65銭、ユーロ・円は135円70銭から136円10銭、ユーロ・ドルは1.0812ドルから1.0838ドル。
■後場のチェック銘柄
・ビープラッツ<4381>、ボードルア<4413>など、8銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップはファーストリテ<9983>、同2位が東エレク<8035>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・2月機械受注(船舶・電力除く民需):前月比-9.8%(予想:-1.5%、1月:-2.0%)
・日・3月マネーストックM3:前年比+3.1%(予想:+3.2%、2月:+3.2%)
【要人発言】
・NZ準備銀行(声明)
「インフレは目標を、雇用は最大の持続可能なレベルを上回っている」
「委員会は責務を果たすため、金利をさらに引き上げる必要があると確認」
「消費者物価指数は2022年上半期に約7%のピークに達すると予想されている」
<国内>
・15:15頃 黒田日銀総裁があいさつ
<海外>
・時間未定 中・3月輸出(前年比予想:+13.0%、2月:+6.2%)
・時間未定 中・3月輸入(前年比予想:+8.4%、2月:+10.4%)
・15:00 英・3月消費者物価指数(前年比予想:+6.7%、2月:+6.2%)
・15:00 英・3月生産者物価指数・産出(前年比予想:+11.1%、2月:+10.1%)
《CS》
2022/4/13
日経平均は3日ぶり大幅反発、インフレピークアウトで買い転換への好機?
*12:05JST 日経平均は3日ぶり大幅反発、インフレピークアウトで買い転換への好機?
日経平均は3日ぶり大幅反発。420.07円高の26755.05円(出来高概算5億5956万株)で前場の取引を終えている。
12日の米株式市場でNYダウは87.72ドル安と続落。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びを記録したが、変動の激しい食品・エネルギーを除いたコア指数の伸びが予想を下回ったため、インフレはピークに達したとの見方も浮上し、金利低下を受けて寄り付き後上昇。一方、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、生産者物価指数(PPI)の発表を控えるなか、物価高への警戒感が再燃して下落に転じた。また、決算を控えている銀行株が売られたことも相場の重しとなり、引けにかけて売りが加速した。ただ、前日の日経平均は東京時間の米金利上昇を背景に500円近く下げるなど、事前に大幅な調整を経ていただけに、本日は買い戻しが先行し、101.08円高からスタート。時間外取引のナスダック100先物が堅調ななか、その後も上値を伸ばす展開となった。
個別では、レーザーテック<6920>や東エレク<8035>の半導体関連、SHIFT<3697>、ベイカレント<6532>、ファーストリテ<9983>などの値がさグロース(成長)株が高い。中国での都市封鎖(ロックダウン)措置を一部緩和する動きを好感し、郵船<9101>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>などの市況関連も大幅高。東証プライム値上がり率上位には業績・配当予想を上方修正した日置電機<6866>のほか、ラクス<3923>、マネーフォワード<3994>などの中小型グロース株が並んだ。一方、米金利低下を受けて三菱UFJ<8306>や第一生命HD<8750>などが下落。NTT<9432>やKDDI<9433>、ヤクルト本社<2267>も軟調。今期見通しが失望を誘った竹内製作所<6432>、Jフロント<3086>、イズミ<8273>は大幅安。新株発行を発表したパーク24<4666>、新型コロナ飲み薬に関してネガティブな報道があった塩野義<4507>は急落。
セクターでは鉱業、海運業、精密機器などが上昇率上位に並んだ一方、証券・商品先物取引、銀行、空運などが下落率上位に並んだ。東証プライムの値上がり銘柄は全体の71%、対して値下がり銘柄は25%となっている。
日経平均は前日の米株安に反して大幅反発。前日まで相対的に弱かった半導体関連株や高バリュエーション株の総じて強い動きを見る限り、米CPI前に持ち高調整で売っていたハイテク・グロ−ス株をイベント通過で買い戻しているといったところか。
しかし、日経平均は本日の大幅反発でも、26900円台に位置する25日移動平均線にはまだ遠く及ばない水準であり、短期的なリバウンドの域を出ていない。また、米CPIを通過したことで一時的にあく抜け感が台頭しているのかもしれないが、今晩には米3月PPIの発表が控えている。川下分野の動向を反映するCPIよりも、川上分野の動きを映すPPIの方が先行性は高いと考えられ、CPIの結果だけを受けてインフレピークアウトを判断するのは気が早いだろう。
12日、FRBのブレイナード理事は利上げとバランスシート縮小の「複合的な効果により、年内には速やかに政策スタンスがより中立的なものになる」と発言。また、リッチモンド連銀のバーキン総裁も、政策金利を、経済を刺激も減速させもしない中立レンジにできるだけ迅速に引き上げるべきだと述べ、さらに、物価圧力が持続する場合にはそれ以上の行動を取る可能性があるとの認識を示したという。
コアCPIの伸びは予想を下回ったとはいえ、前年同月比で+6.5%だ。連邦準備制度理事会(FRB)の目標とする+2%を3倍も超えており、仮にピークアウトしたとしても、高い物価水準はしばらく長く続く可能性が高い。コア指数の前月比の伸びも+0.3%と予想(+0.5%)を下回ったとはいえ、前月比で伸びていることに変わりはない。また、CPIの構成項目の中で、下方硬直性を有し、インフレ動向を見定めるうえでより重要な、家賃などから成る住居費は前年同月比で+5.0%と2月の+4.7%から伸びが加速し、前月比では2カ月連続で+0.5%と伸びが鈍化していない。
こうしたCPIの結果内容と高官らの発言を踏まえると、FRBの金融引き締め懸念という今年最大のリスク要因を巡っては、何も状況が改善していないとも言える。日々相場を見ていれば、一日の動きを巡っていちいち様々な憶測や予想が飛び交うのは致し方ないが、本質的なことは今日と昨日とで何も変わっていないということを認識しておくべきだろう。
バンク・オブ・アメリカ(BofA)が実施した4月のファンドマネジャー調査によると、景気悪化を見込む投資家の割合は過去最高となり、スタグフレーション(物価高と景気後退の併存)の予想は2008年8月以来の高水準になったという。興味深いのは、投資家の姿勢が極端に悲観に傾くなか、同社の逆張り指標である買いシグナルが点灯したにも関わらず、同社のストラテジストは、この買いシグナルに乗ずるべきではなく、戻り待ちの売りを推奨しているという。また、今年に入ってからの株価下落は「2022年の前菜」にすぎず、メインコースとも言うべき本格的な下げはこれからやって来るとも指摘したという。
前回、同指標が同じくらいに弱気に至ったのは新型コロナパンデミックが発生した直後の2020年3月だった。この時は、それ以降に実施された世界的な超大規模金融緩和策の影響で、実際、株価は記録的な上昇を見せ、結果として、BofAの逆張り指標は有効に機能した。しかし、今はFRBが超大規模緩和策を急速に巻き戻そうとしており、状況が正反対だ。同社ストラテジストの「買いシグナルに乗ずるべきでない」との指摘は的を射ていると考えるのが合理的か。
後場の日経平均は戻り一服か。今晩の米3月PPIを控えて改めて警戒感が強まる可能性もあり、次第に上値が重くなりそうだ。堅調推移が続いたとしても、25日移動平均線に近づく場面では戻り待ちの売りが上値を抑えよう。(仲村幸浩)
《AK》
2022/4/13
大和証券グループ本社を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(13日10:03時点のeワラント取引動向)
*11:01JST 大和証券グループ本社を対象とするプット型eワラントが上昇率上位にランクイン(13日10:03時点のeワラント取引動向)
新規買いは原資産の株価上昇が目立つ村田製作所<6981>コール235回 6月 7,900円を順張り、サイバーエージェント<4751>コール203回 6月 1,500円を順張りで買う動きや、原資産の株価下落が目立つ大和証券グループ本社<8601>プット89回 5月 500円を順張りで買う動きなどが見られる。
手仕舞い売りとしては三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>コール370回 5月 750円などが見られる。
上昇率上位は大和証券グループ本社プット89回 5月 500円(+75.0%)、大和証券グループ本社プット90回 5月 600円(+67.0%)、大和証券グループ本社プット91回 5月 700円(+53.9%)、第一生命ホールディングス<8750>プット132回 5月 2,250円(+52.6%)、商船三井<9104>コール134回 5月 3,966円(+50.0%)などとなっている。
(カイカ証券)
《FA》
2022/4/13
日経平均は101円高でスタート、INPEXやエムスリーなどが上昇
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26436.06;+101.08TOPIX;1869.15;+5.52
[寄り付き概況]
13日の日経平均は101.08円高の26436.06円と3日ぶり反発して取引を開始した。前日12日の米国株式市場は続落。ダウ平均は87.72ドル安の34220.36ドル、ナスダックは40.38ポイント安の13371.57で取引を終了した。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びとなったが、コア指数の伸びが予想を下回ったためインフレピークとの見方も浮上し、金利低下で、寄り付き後、上昇。同時に、燃料や食料品価格が高く、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、さらに、生産者物価指数(PPI)の発表を控え物価高への警戒感が再燃し下落に転じた。また、決算を控えて銀行株が売られ、さらなる相場の重しとなり、引けにかけ、売りが加速した。
今日の東京株式市場は買いが先行した。昨日までの2日間で日経平均が600円を超す下げとなったことから、押し目待ちの買いが入りやすかった。特に昨日は、米消費者物価指数(CPI)発表への警戒感が日経平均下落の大きな要因だったことから、米CPIコア指数の伸びが予想を下回ったことを受け、見直し買いの動きもあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が下落したことが東京市場の株価の重しとなった。また、ウクライナ東部の戦闘が今後激化するとの観測や、北朝鮮による核実験の兆候など懸念材料が多く、株価の重しとなった。さらに、昨日の3月米消費者物価指数(CPI)の発表に続き、今晩は3月の米生産者物価指数(PPI)が発表されることから、これを見極めたいとして積極的な買いを見送る向きもあったが、寄付き段階では買いが優勢だった。なお、取引開始前に発表された2月の機械受注統計は、民間設備投資の先行指標である「船舶・電力を除く民需」の受注額(季節調整済み)が前月比9.8%減だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は1.5%減だった。今日は、3月の中国貿易統計が発表される。
セクター別では、鉱業、精密機器、海運業、ゴム製品、輸送用機器などが値上がり率上位、証券商品先物、銀行業、医薬品、保険業、パルプ・紙などが値下がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ファーストリテ<9983>、INPEX<1605>、SHIFT<3697>、エムスリー<2413>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、キーエンス<6861>、村田製<6981>、日本電産<6594>、HOYA<7741>、リクルートHD<6098>、ブリヂストン<5108>、コマツ<6301>、ダイキン<6367>などが上昇。他方、ソフトバンク<9434>、第一生命HD<8750>、野村<8604>、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、ソニーG<6758>、NTT<9432>、KDDI<9433>、JT<2914>、OLC<4661>、アステラス薬<4503>などが下落している。
《FA》
2022/4/13
ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比20円安の26300円~
*07:41JST ADR日本株ランキング~高安まちまち、シカゴは大阪比20円安の26300円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ファーストリテ<9983>、富士フイルム<4901>、ブリヂストン<5108>、オムロン<6645>が小じっかりな半面、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、三井住友<8316>、富士通<6702>が小安いなど、対東証比較(1ドル125.37円換算)で高安まちまち。シカゴ日経225先物清算値は大阪比20円安の26300円。
米国株式市場は続落。ダウ平均は87.72ドル安の34220.36ドル、ナスダックは40.39ポイント安の13371.57で取引を終了した。3月の消費者物価指数(CPI)が40年ぶり最大の伸びとなったが、コア指数の伸びが予想を下回ったためインフレピークとの見方も浮上し、金利低下で、寄り付き後、上昇。同時に、燃料や食料品価格が高く、物価が当面高止まりするとの懸念も根強く、さらに、生産者物価指数(PPI)の発表を控え物価高への警戒感が再燃し下落に転じた。また、決算を控えて銀行株が売られ、さらなる相場の重しとなり、引けにかけ、売りが加速。
12日のニューヨーク外為市場でドル・円は、125円60銭から124円77銭へ反落し、125円33銭で引けた。米労働省が発表した3月消費者物価指数(CPI)が前年比で40年ぶりの伸びを記録したが、連邦準備制度理事会(FRB)が注視しているコア指数は前月比で予想外に鈍化したほか、前年比で市場予想を下回ったため、インフレがピークをつけたとの見方が広がり、長期金利低下に伴うドル売りが優勢となった。その後、10年債入札が不調で金利が下げ止まり、また、食品やエネルギー価格は当面高止まりするとの見方から、ドル売りも限定的となった。ユーロ・ドルは1.0903ドルまで上昇後、1.0821ドルまで反落し、1.0829ドルで引けた。独4月ZEW景気期待指数が悪化したほか、ロシアのプーチン大統領がウクライナとの交渉の行き詰まりに言及したため、激戦が継続し域内経済に悪影響を与えるとの懸念にユーロ売りが強まった。
NY原油先物5月限は、大幅反発(NYMEX原油5月限終値:100.60 ↑6.31)。
■ADR上昇率上位銘柄(12日)
<6460> セガサミーHD 4.57ドル 2292円 (73円) +3.29%
<5108> ブリヂストン 18.02ドル 4518円 (82円) +1.85%
<7752> リコー 7.75ドル 972円 (15円) +1.57%
<8309> 三井トラスト 3.14ドル 3937円 (57円) +1.47%
<6976> 太陽電 158.05ドル 4954円 (49円) +1%
■ADR下落率上位銘柄(12日)
<5802> 住友電 10.66ドル 1336円 (-25円) -1.84%
<8316> 三井住友 6.12ドル 3836円 (-70円) -1.79%
<8604> 野村HD 4.02ドル 504円 (-8.1円) -1.58%
<6753> シャープ 2.12ドル 1063円 (-16円) -1.48%
<5201> AGC 7.51ドル 4708円 (-67円) -1.4%
■その他ADR銘柄(12日)
<1925> 大和ハウス 23.48ドル 2944円 (-3円)
<1928> 積水ハウス 17.36ドル 2176円 (-2円)
<2503> キリン 14.02ドル 1758円 (-1.5円)
<2802> 味の素 27.64ドル 3465円 (1円)
<3407> 旭化成 16.43ドル 1030円 (-1.5円)
<4523> エーザイ 44.83ドル 5620円 (24円)
<4901> 富士フイルム 57.81ドル 7248円 (18円)
<4911> 資生堂 48.37ドル 6064円 (-1円)
<5108> ブリヂストン 18.02ドル 4518円 (82円)
<5201> AGC 7.51ドル 4708円 (-67円)
<5802> 住友電 10.66ドル 1336円 (-25円)
<6301> コマツ 22.31ドル 2797円 (2円)
<6479> ミネベア 38.25ドル 2398円 (-21円)
<6503> 三菱電 21.18ドル 1328円 (-3.5円)
<6586> マキタ 29.49ドル 3697円 (-6円)
<6645> オムロン 60.29ドル 7559円 (23円)
<6702> 富士通 29.38ドル 18417円 (-38円)
<6723> ルネサス 4.83ドル 1211円 (-15円)
<6758> ソニーG 90.83ドル 11387円 (-18円)
<6762> TDK 31.36ドル 3932円 (-8円)
<6902> デンソー 27.56ドル 6910円 (-8円)
<6954> ファナック 16ドル 20059円 (-56円)
<6988> 日東電 32.76ドル 8214円 (4円)
<7201> 日産自 7.99ドル 501円 (0.8円)
<7202> いすゞ 11.78ドル 1477円 (0円)
<7203> トヨタ 165.73ドル 2078円 (8.5円)
<7267> ホンダ 25.68ドル 3220円 (-9円)
<7270> SUBARU 7.25ドル 1818円 (-5.5円)
<7733> オリンパス 19.16ドル 2402円 (15円)
<7741> HOYA 101.65ドル 12744円 (-16円)
<7751> キヤノン 23.71ドル 2973円 (-3.5円)
<7974> 任天堂 63.69ドル 63879円 (-1円)
<8001> 伊藤忠 62.79ドル 3936円 (-5円)
<8002> 丸紅 109.64ドル 1375円 (7.5円)
<8031> 三井物 495.69ドル 3107円 (16円)
<8053> 住友商 16.22ドル 2034円 (13円)
<8267> イオン 19.68ドル 2467円 (-32.5円)
<8306> 三菱UFJ 5.99ドル 751円 (-6.3円)
<8309> 三井トラスト 3.14ドル 3937円 (57円)
<8316> 三井住友 6.12ドル 3836円 (-70円)
<8411> みずほFG 2.48ドル 1555円 (-12円)
<8591> オリックス 92.1ドル 2309円 (-5円)
<8604> 野村HD 4.02ドル 504円 (-8.1円)
<8766> 東京海上HD 53.11ドル 6658円 (-13円)
<8802> 菱地所 14.45ドル 1812円 (-20円)
<9202> ANA 3.86ドル 2423円 (10円)
<9432> NTT 29.92ドル 3751円 (-4円)
<9735> セコム 17.51ドル 8781円 (-5円)
<9983> ファーストリテイ 45.21ドル 56680円 (10円)
<9984> ソフトバンクG 21.8ドル 5466円 (-16円)
《ST》
2022/4/12
日経平均は214円安でスタート、ファナックや日本電産などが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;26606.87;-214.65TOPIX;1880.22;-9.42
[寄り付き概況]
12日の日経平均は214.65円安の26606.87円と続落して取引を開始した。前日11日の米国株式市場は下落。ダウ平均は413.04ドル安の34308.08ドル、ナスダックは299.04ポイント安の13411.96で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)の発表や金融決算を控え、警戒感から寄り付き後、下落。中国で新型コロナ感染拡大による都市封鎖が継続していることなどがさらなる景気減速やインフレ懸念に繋がり終日軟調推移となった。金利高でハイテクも売られ、引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。昨日の米株式市場で主要指数が下落した流れを引き継いだことに加え、ウクライナ情勢の先行き不透明感や、対ロ制裁の強化による世界経済への影響、中国での新型コロナ感染拡大、インフレ高進や米金融引き締め加速観測など引き続き懸念材料が多く株価の重しとなった。一方、昨日、日経平均が下落したものの、このところ下値目途として意識されている25日移動平均線を上回って取引を終了したことを受け、ここからの下値余地は大きくないとの見方から、押し目買いが入りやすかった。また、外為市場で1ドル=125円40銭前後と昨日15時頃に比べ40-50銭ほど円安・ドル高に振れたことが東京市場の輸出関連株の株価下支え要因となったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された3月の国内企業物価指数は、前年同月比9.5%上昇した。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同9.3%上昇だった。今日は、サークレイス<5029>が東証グロースに上場した。
セクター別では、海運業、精密機器、電気機器、医薬品、機械などが値下がり率上位、保険業、ゴム製品、銀行業、電気・ガス業、その他金融業などが値上がり率上位に並んでいる。東証1部の売買代金上位では、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、日本電産<6594>、キーエンス<6861>、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>、ファーストリテ<9983>、HOYA<7741>、アステラス薬<4503>、第一三共<4568>、エムスリー<2413>などが下落。他方、東電力HD<9501>、第一生命HD<8750>、東京海上<8766>、三菱UFJ<8306>、三菱重<7011>、ベイカレント<6532>、KDDI<9433>、SHIFT<3697>、7&iHD<3382>、OLC<4661>などが上昇している。
《FA》
2022/4/12
ADR日本株ランキング~ソニーGなど全般冴えない、シカゴは大阪比90円安の26730円~
*07:35JST ADR日本株ランキング~ソニーGなど全般冴えない、シカゴは大阪比90円安の26730円~
ADR(米国預託証券)の日本株は、ソニーG<6758>、ファナック<6954>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、ファーストリテ<9983>、デンソー<6902>、HOYA<7741>、セコム<9735>、エーザイ<4523>、日東電<6988>など、対東証比較(1ドル125.38円換算)で全般冴えない。シカゴ日経225先物清算値は大阪比90円安の26730円。
米国株式市場は下落。ダウ平均は413.04ドル安の34308.08ドル、ナスダックは299.04ポイント安の13411.96で取引を終了した。消費者物価指数(CPI)の発表や金融決算控え、警戒感から寄り付き後、下落。中国で新型コロナ感染拡大による都市封鎖が継続していることなどがさらなる景気やインフレ懸念に繋がり終日軟調推移となった。金利高でハイテクも売られ、引けにかけて、主要株式指数は下げ幅を拡大。
11日のニューヨーク外為市場でドル・円は125円77銭まで上昇後、125円35銭まで反落し、125円37銭で引けた。米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速政策を織り込む金利高に連れてドル買いが加速。日米金利差拡大で円売りも強まった。エバンス・シカゴ連銀総裁が5月連邦公開市場委員会(FOMC)での50ベーシスポイントの利上げの確率がかなり高いと発言すると、米国債相場は続落。10年債利回りは2019年来の高水準に達したため、ドルの底堅い展開が続いた。ユーロ・ドルは1.0906ドルから1.0873ドルまで下落し、1.0882ドルで引けた。
NY原油先物5月限は、反落(NYMEX原油5月限終値:94.29 ↓3.97)。
■ADR上昇率上位銘柄(11日)
<7012> 川重 7.23ドル 2266円 (86円) +3.94%
<6952> カシオ 109.33ドル 1371円 (43円) +3.24%
<6448> ブラザー 35.53ドル 2227円 (67円) +3.1%
<4704> トレンド 57.85ドル 7253円 (113円) +1.58%
<8252> 丸井 35.65ドル 2235円 (32円) +1.45%
■ADR下落率上位銘柄(11日)
<5802> 住友電 10.55ドル 1323円 (-40円) -2.93%
<5332> TOTO 35ドル 4388円 (-132円) -2.92%
<6753> シャープ 2.12ドル 1063円 (-28円) -2.57%
<6723> ルネサス 4.92ドル 1234円 (-27円) -2.14%
<6361> 荏原 24.03ドル 6026円 (-124円) -2.02%
■その他ADR銘柄(11日)
<1925> 大和ハウス 24.24ドル 3039円 (-7円)
<1928> 積水ハウス 17.5ドル 2194円 (-9円)
<2503> キリン 13.95ドル 1749円 (-12円)
<2802> 味の素 27.94ドル 3503円 (-18円)
<3407> 旭化成 16.73ドル 1049円 (-6円)
<4523> エーザイ 46.4ドル 5818円 (-100円)
<4704> トレンド 57.85ドル 7253円 (113円)
<4901> 富士フイルム 58.83ドル 7376円 (-23円)
<4911> 資生堂 48.38ドル 6066円 (-45円)
<5108> ブリヂストン 17.84ドル 4474円 (-8円)
<5201> AGC 7.47ドル 4683円 (-82円)
<5802> 住友電 10.55ドル 1323円 (-40円)
<6301> コマツ 23.43ドル 2938円 (5円)
<6503> 三菱電 21.51ドル 1348円 (-7.5円)
<6586> マキタ 31ドル 3887円 (-10円)
<6645> オムロン 61.57ドル 7720円 (72円)
<6702> 富士通 29.44ドル 18456円 (-29円)
<6723> ルネサス 4.92ドル 1234円 (-27円)
<6758> ソニーG 92.83ドル 11639円 (-76円)
<6762> TDK 31.36ドル 3932円 (-43円)
<6902> デンソー 27.91ドル 6999円 (-84円)
<6954> ファナック 16.92ドル 21214円 (-66円)
<6988> 日東電 33.88ドル 8496円 (-44円)
<7201> 日産自 8.12ドル 509円 (-0.8円)
<7202> いすゞ 11.82ドル 1482円 (-14円)
<7203> トヨタ 169.64ドル 2127円 (25.5円)
<7267> ホンダ 26.04ドル 3265円 (31円)
<7270> SUBARU 7.21ドル 1808円 (-10円)
<7733> オリンパス 19.36ドル 2427円 (-4.5円)
<7741> HOYA 105.97ドル 13287円 (-78円)
<7751> キヤノン 23.77ドル 2980円 (-2円)
<7974> 任天堂 63.36ドル 63553円 (-167円)
<8001> 伊藤忠 63.32ドル 3970円 (-2円)
<8002> 丸紅 108.8ドル 1364円 (0.5円)
<8031> 三井物 496ドル 3109円 (-12円)
<8053> 住友商 16.3ドル 2044円 (0円)
<8267> イオン 20.34ドル 2550円 (-20.5円)
<8306> 三菱UFJ 6.05ドル 759円 (-0.6円)
<8309> 三井トラスト 3.14ドル 3937円 (-7円)
<8316> 三井住友 6.16ドル 3862円 (-69円)
<8411> みずほFG 2.49ドル 1561円 (12円)
<8591> オリックス 91.97ドル 2306円 (1円)
<8604> 野村HD 4.03ドル 505円 (-4.4円)
<8766> 東京海上HD 53.05ドル 6651円 (-14円)
<8802> 菱地所 14.57ドル 1827円 (-2.5円)
<9202> ANA 3.86ドル 2420円 (10.5円)
<9432> NTT 29.47ドル 3695円 (-6円)
<9735> セコム 17.4ドル 8729円 (-99円)
<9983> ファーストリテイ 46.48ドル 58277円 (-253円)
<9984> ソフトバンクG 21.9ドル 5492円 (-38円)
《ST》
2022/4/12
日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない?(訂正)
*08:18JST 日経平均は反落、安川電機の決算好感できず、金融引き締めに“織り込み済み”ない?(訂正)
下記のとおり修正します。
(誤)ソニーG<6758>、キーエンス<6861>、ダイキン<6367>が大幅下落。
(正)ダイキン<6367>が大幅下落。
日経平均は反落。192.34円安の26793.46円(出来高概算5億4645万株)で前場の取引を終えている。
先週末8日の米株式市場でNYダウは137.55ドル高と続伸。10年債利回りが2.7%台と3年ぶりの高水準に達し、金利高を警戒した売りから寄り付き後下落。その後、景気に不透明感が広がるなか、ディフェンシブ銘柄に投資資金が向かい、ダウは上昇に転じた。一方、ハイテク株は終日軟調に推移し、ナスダック総合指数は-1.34%と大幅反落。米ハイテク株安を引き継いで日経平均は108.20円安でスタート。円安・ドル高の進展などを背景に下げ渋ると、一時は27004.50円(18.70円高)と上昇に転じる場面があった。しかし、心理的な節目の回復とともに目先の戻り達成感が台頭すると、騰勢が一服。中国株・香港株の大幅下落も嫌気され、その後は前引けにかけて再び下げ幅を広げる展開となった。
個別では、市場再編に伴う東証株価指数(TOPIX)構成銘柄の浮動株比率の見直しの影響が引き続き重しとなったダイキン<6367>が大幅下落。米長期金利の上昇を警戒し、Sansan<4443>やラクスル<4384>、JMDC<4483>などの中小型グロース(成長)株が東証プライム値下がり率上位に並んでいる。市場予想を上回る今期見通しを発表した安川電機<6506>は朝高後に失速し、マイナス転換。一方、先週末の岸田首相の記者会見を受けて原発再稼働への期待が高まり、東京電力HD<9501>が急伸。郵船<9101>や三菱UFJ<8306>、INPEX<1605>、三菱商事<8058>、日本製鉄<5401>、三菱重工業<7011>などの景気敏感株も堅調。決算が評価されたサカタのタネ<1377>、カーブスHD<7085>などは大幅に上昇した。
セクターでは精密機器、電気機器、情報・通信などが下落率上位に並んだ一方、電気・ガス、鉱業、銀行などが上昇率上位に並んだ。東証プライムの値下がり銘柄は全体の72%、対して値上がり銘柄は25%となっている。
週明けの日経平均は朝方に下げ幅を一時200円超にまで広げた後、急速に下げ渋ると、先週末に続き、25日移動平均線が下値支持線として機能する形に見えたが、前引けにかけては大きく失速し、同線を割り込んできている。米金利の先高観が警戒されるなか、東証グロースコア指数は4.6%安と大きく下落しており、5日の高値をピークに、その後は本日まで4日連続で陰線を形成し、高値と安値を同時に切り下げてきている。マザーズ指数は再び75日線を割り込んできた。3月半ばからの中小型グロース株のリバウンドは早くも一服し、再び相対的な弱さが目立つ地合いとなっている。
さて、製造業決算の前哨戦として注目される安川電機の本決算は、今期見通しが市場予想を上回り、受注動向の好調さも確認され、総じて良い内容だった。しかし、本日の同社株価は朝方に大幅高で始まった後はマイナスに転じるなど冴えない動き。部品調達難の影響などで前期実績が会社計画を下振れたこともあり、今期見通しに懐疑的な向きも少なくないようだ。また、米金融引き締めやウクライナ情勢に加え、ロックダウン(都市封鎖)に伴う中国経済の動向など、懸念要素が多くくすぶるなか、好決算でも投資家はなかなか積極的にはなれないとも捉えられる。今月下旬からは3月期企業の本決算が始まるが、どうやら先回り買いなどは期待できないようだ。
8日時点での米10年債利回りは2.71%、期待インフレ率の指標とされる米10年ブレーク・イーブン・インフレ率(BEI)は2.87%となった。これに伴い、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利は-0.16%までマイナス幅の縮小が進んだ。新型コロナパンデミック以降、実質金利の大幅なマイナスがグロース株を中心に株式市場全体の押し上げに寄与してきたことを踏まえれば、実質金利のマイナス幅がこれだけ縮小されてくれば、足元の株式市場でグロース株を中心に相場の上値が抑えられるのも仕方のないことだろう。
米国では、明日12日に3月消費者物価指数(CPI)、13日には3月生産者物価指数(PPI)が発表される。CPIは総合で前年比+8.4%と2月の+7.9%から更に伸びが加速し、40年ぶりの最高を更新する見込み。足元、原油先物相場をはじめエネルギー・非鉄金属価格の上昇が一服していることもあり、高い伸びが出ても、過去の時点を映したに過ぎないバックミラーとして捉え、むしろインフレのピークアウトを織り込みにいく可能性が指摘されている。
しかし、相場の関心事が再び金融引き締めに移ってきているなか、予想比の上振れ次第ではマイナスに反応するリスクは高い。実際、連邦準備制度理事(FRB)のブレイナード理事のタカ派発言や連邦公開市場委員会(FOMC)議事録公表以降も、ナスダック総合指数やフィラデルフィア半導体株指数(SOX)の下げは止まっておらず、あく抜け感は強まっていない。
米10年債利回りも急ピッチでの上昇が続いており、これまで、株式市場よりは早く織り込みが進んできたと言われてきた債券市場でも、FRBのタカ派スタンスの織り込みはまだ完了していない様子。また、米10年BEIは8日に2.87%と、7日の2.82%からむしろ上昇した。市場はまだインフレのピークアウトを信じ切れていないか、FRBの一段のタカ派化リスクを恐れている様子。
実際、短期金融市場は5月、6月FOMCでの利上げ幅として0.5ptをそれぞれ8割程にまで織り込んできているが、セントルイス連銀のブラード総裁は今下半期の間に政策金利を3.00-3.25%まで引き上げるべきとも発言しており、FRBの一段のタカ派化は確かに否めない。FRBのスタンスが刻々とタカ派し続けるなか、今年は金融政策について「織り込み済み(だから相場は上昇)」と判断することは難しく、今後も高官発言や金利動向に神経質な動きが予想されよう。インフレ退治に躍起になっているFRBの姿勢を踏まえれば、実質金利が今後プラスに向かっていくことは時間の問題とみられ、金利の一段の上昇に対しては警戒しておいた方がよいだろう。
後場の日経平均は前場の安値を割り込んでくる可能性がある。中国上海総合指数や香港ハンセン指数が大幅下落でスタートした後も下げ止まっていない。また、時間外取引で米10年債利回りが2.76%まで上昇してきており、これに伴い、時間外取引のナスダック100先物などが下げ幅を広げてきている。海外市場の動向次第では、短期筋の仕掛け売りなどにも注意が必要だろう。(仲村幸浩)
《AK》