2023/12/28
日経平均は203円安でスタート、商船三井やINPEXなどが下落
[日経平均株価・TOPIX(表)]
日経平均;33477.47;-203.77TOPIX;2353.25;-12.15
[寄り付き概況]
28日の日経平均は203.77円安の33477.47円と5日ぶり反落して取引を開始した。前日27日の米国株式市場は続伸。ダウ平均は111.19ドル高の37656.52ドル、ナスダックは24.60ポイント高の15099.18で取引を終了した。高値警戒感に、寄り付き後、まちまち。その後、連邦準備制度理事会(FRB)の早期利下げを織り込み、長期金利が大幅に低下すると、買いが先行した。金利先安観にハイテクも買われ、終日、底堅く推移。5年債入札が強い結果となると、金利が一段と低下し再び買いの勢いが強まった。高値付近で売り買い交錯したのち、終盤にかけて相場は上げ幅を拡大し終了した。
今日の東京株式市場は売りが先行した。外為市場で1ドル=141円20銭台と、昨日15時頃と比べ1円30銭ほど円高・ドル安水準となったことが、東京市場で輸出株などの株価の重しとなった。また、今年6月以降は日経平均が33500円近辺を超えると上値を抑えられる展開となっていることから、ここからの短期的な上値余地は大きくないとの見方もあった。一方、昨日の米株式市場で主要指数が上昇したことが東京市場の株価を支えた。また、昨日の日経平均がマドを空けて上伸し、25日移動平均線が上向きに転じたことから、相場の基調の強さを指摘する向きもあったが、寄付き段階では売りが優勢だった。なお、取引開始前に発表された11月の鉱工業生産指数(季節調整済み)速報値は前月比0.9%低下だった。QUICKがまとめた民間予測の中央値は同1.6%低下だった。同じく取引開始前に発表された対外及び対内証券売買契約などの状況(週間)によると、海外投資家は12月17-23日に国内株を2週ぶりに売り越した。売越額は1200億円だった。
セクター別では、鉱業、ゴム製品、海運業、ガラス土石製品、食料品などが値下がり率上位、保険業、医薬品、その他金融業が値上がりしている。東証プライムの売買代金上位では、商船三井<9104>、川崎船<9107>、郵船<9101>、INPEX<1605>、野村マイクロ<6254>、JT<2914>、キヤノン<7751>、アサヒ<2502>、キリンHD<2503>、ブリヂストン<5108>、ヒューリック<3003>、日産自<7201>、ソシオネクスト<6526>などが下落。他方、NTT<9432>、東京海上<8766>、アシックス<7936>、パンパシHD<7532>、第一三共<4568>、武田薬<4502>、ディスコ<6146>、信越化<4063>などが上昇している。
《CS》
2022/3/25
前日に動いた銘柄 part2 トヨタ自動車、BlueMeme、アララなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 トヨタ自動車、BlueMeme、アララなど
銘柄名<コード>24日終値⇒前日比
ネクステージ<3186> 2230 -22
中古車市況のピークアウト懸念が続く。
アシックス<7936> 2295 -46
特に材料表面化していないが足元急反発の反動で戻り売り優勢。
レノバ<9519> 1668 -15
過度なエネルギー危機への警戒感も後退か。
レーザーテック<6920> 20565 -130
SOX指数の大幅下落に引きずられる。
三菱UFJ<8306> 798.9 -7.7
米長期金利上昇一服で戻り売りも。
トヨタ自動車<7203> 2200 +63
自社株買い発表で今後の需給改善期待。
INPEX<1605> 1491 +29
原油価格の上昇で買いが優勢に。
日本製鉄<5401> 2256.5 +15.0
H形鋼の値上げなどを発表。
アルメタックス<5928> 281 +9
今期の収益予想上方修正を好材料視。
Abalance<3856> 3045 -195
レノバなどはじめ再生エネ関連が軟調。
リボミック<4591> 208 +50
滲出型加齢黄斑変性(wet AMD)を対象としたRBM-007の臨床試験の結果を公表。
レナサイエンス<4889> 462 -37
直近の上昇の反動続く。
ステムリム<4599> 728 -12
レダセムチドから創製のペプチド医薬の物質特許がインドで登録。
BlueMeme<4069> 1899 +179
米mabl社とパートナーシップ締結、システム向けテスト手法を共同開発。
トランスジェニック<2342> 425 +3
熊本大学とACE2エクソンヒト化マウスを用いた
SARS-CoV-2スパイクタンパク抗体に関する共同研究契約締結について発表。
アララ<4015> 619 +100
バリューデザインとの経営統合を引き続き材料視。
イオン九州<2653> 2121 +10
22年2月期予想を上方修正、営業利益は34億円から56億円に引き上げ。
期末配当も増額。
新都HD<2776> 130 +13
低位株の一角に物色。
GEI<9212> 1003 -48
連日でリバウンドの動きを見せるも本日は利食いが先行。
TORICO<7138> 2039 -76
23日にIPO、引き続き換金売りが優勢。
《FA》
2022/3/11
前日に動いた銘柄 part1 スズキ、リクルートHD、信越化学工業など
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 スズキ、リクルートHD、信越化学工業など
銘柄名<コード>10日終値⇒前日比
マキタ<6586> 3714 +215
ウクライナ情勢巡る警戒感緩和で欧州関連株に見直しの動き。
リクルートHD<6098> 4837 +383
昨年末からの調整幅とりわけ大きく、買い戻しの動きも相対的に強い。
JAL<9201> 1996 +126
原油先物相場の大幅反落でコスト増懸念が後退。
HENNGE<4475> 780 +3
直近の決算が冴えない高バリュエーション株は地合い改善の中でも戻り鈍い。
ギフティ<4449> 993 +138
中小型グロース株リバウンドの流れに乗る形。
日東紡績<3110> 2874 +370
東海東京証券では投資判断を格上げ。
エムアップ<3661> 909 +106
特に個別材料は見当たらず押し目買い優勢に。
オルトプラス<3672> 313 +33
DMMとの合弁会社が公式HPを開設。
昭和電工<4004> 1995 +188
政策保有株の売却方針を評価材料視。
アウトソーシング<2427> 1161 +95
グロース株高や自動車株反発でリバウンド機運高まる。
アシックス<7936> 2185 +190
欧州関連株上昇の流れも支援に。
日産自動車<7201> 475.5 +37.7
底値到達感も強まる中での地合い改善受け。
パーク24<4666> 1746 +123
メリルリンチ日本証券では目標株価を引き上げ。
AGC<5201> 4620 +365
欧州関連株見直しの動きに乗る。
信越化学工業<4063> 17750 +1575
半導体関連株上昇の流れに乗る形へ。
ラウンドワン<4680> 1236 +111
9日の2月月次受けてのあく抜け感も。
青山商事<8219> 597 +54
直近の下げきつく突っ込み警戒感からの押し目買い。
スズキ<7269> 3850 +313
直近で下げのきつかった自動車株の反発力強まる。
日本板硝子<5202> 405 +32
ユーロの反転などで欧州関連が強い動き。
ビューティガレージ<3180> 2550 -700
11-1月期は営業2ケタ減益に転じる。
住江織物<3501> 1586 -274
立会外分売実施による目先の需給懸念で。
《FA》
2022/2/8
前日に動いた銘柄 part2 コンテック、ツクイスタッフ、カラダノートなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 コンテック、ツクイスタッフ、カラダノートなど
銘柄名<コード>7日終値⇒前日比
メイコー<6787> 3725 -230
第3四半期好決算発表もサプライズ限定的で出尽くし感。
デンカ<4061> 3635 -390
業績予想を下方修正している。
アシックス<7936> 2392 -177
上方修正評価の動きにも一服感で。
日本証券金融<8511> 899 -64
第3四半期決算受けて出尽くし感徐々に優勢。
JMDC<4483> 4955 -395
決算発表を控えての警戒感なども。
Sansan<4443> 1225 -58
米長期金利上昇で中小型グロース株には引き続き売り圧力。
三菱UFJ<8306> 740.3 +14.6
米長期金利の上昇が支援材料に。
レーザーテック<6920> 22255 -835
米長期金利上昇でグロース株には引き続き売り。
日本郵船<9101> 9280 -520
再度の増配発表を評価の動きにも一巡感。
ソフトバンクグループ<9984> 5350 +136
先週末の米ナスダック上昇など買い手掛かりに。
互応化学<4962> 1390 -
MBO実施発表、TOB価格1730円にサヤ寄せ。
コンテック<6639> 2135+400
ダイフクが一株2700円でTOBを実施へ。
セーラー<7992> 183 +13
ニプロのワクチン注射器生産設備増強報道を材料視。
インタートレード<3747> 602 -59
金価格に連動する暗号資産ジパングコイン向けサービス稼働と。
ツクイスタッフ<7045> 1422+300
ツクイホールディングスがTOB(1株1705円)で完全子会社化へ。
八千代工業<7298> 680+100
22年3月期予想を大幅に上方修正、配当の6円増額も追い風。
日本コンピュータ・ダイナミクス<4783> 723 +64
22年3月期予想を上方修正、営業利益は6.50億円から9.00億円に引き上げ。
カラダノート<4014> 914+150
中部電力との資本業務提携について発表。
アクリート<4395> 1065 +15
21年12月期予想を上方修正、営業利益は3.87億円から4.65億円に引き上げ。
東洋合成工業<4970> 10810 -1670
上方修正を発表するも売りが優勢。
中村超硬<6166> 529 +8
第3四半期の営業損益は黒字転換、通期計画を超過。
ヤマウホールディングス<5284> 718 +58
22年3月期予想を上方修正、営業利益は13.50億円から18.80億円に引き上げ。
旅工房<6548> 800-150
「Go Toトラベル」給付金での不正疑い、調査委員会設置を発表。
デコルテ・ホールディングス<7372> 964 +109
73万1000株(6億円)を上限に自社株買いを実施へ。
《FA》
2022/2/4
前日に動いた銘柄 part1 新日本科学、メンバーズ、豊田通商など
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 新日本科学、メンバーズ、豊田通商など
銘柄名<コード>3日終値⇒前日比
三菱商事<8058> 3820 -107
10-12月期経常利益は市場予想を上回り、
通期計画も市場予想超に上方修正だが出尽くし感。
三井物産<8031> 2877.5 -19.0
10-12月期経常利益は市場予想を上回り、
通期計画も市場予想超に上方修正だが出尽くし感。
伊藤忠<8001> 3672.0 -49.0
10-12月期経常利益は市場予想を上回り、
通期計画も市場予想超に上方修正だが出尽くし感。
東ソー<4042> 1807 +13
通期計画を市場予想上回る水準にまで上方修正。
新日本科学<2395> 1592 +300
通期業績・配当予想を上方修正。
メンバーズ<2130> 2674 +415
第3四半期累計大幅増益決算を高評価。
トヨタ紡織<3116> 2206 +137
市場予想並みの決算を受けて買い安心感が先行。
コニカミノルタ<4902> 482 +21
決算受けて2日に急落の反動も。
FPG<7148> 876 +63
業績・配当予想の大幅引き上げを評価視する動きが継続。
豊田通商<8015> 4975 +250
10-12月期純利益は市場想定を大幅に上振れ。
アスクル<2678> 1625 +100
自社株買いの実施発表を高評価へ。
三井松島HD<1518> 1821 +98
2日の決算発表控えて思惑買いが優勢か。
双日<2768> 1917 +90
10-12月期上振れや増配を好感。
アシックス<7936> 2564 +97
上方修正を評価の動きが継続の形に。
積水化学工業<4204> 1984 +75
先月末発表の決算再評価の動きか。
アイシン<7259> 4510 +220
10-12月期収益は市場想定上回り安心感が強まる。
電源開発<9513> 1847 +116
第3四半期ポジティブ決算を評価が続く。
ダントーHD<5337> 303 +14
固定資産譲渡益の計上を材料視の動きが続く。
ヤマハ発動機<7272> 2815 +100
電動アシスト自転車でアパレルと協業と。
レンゴー<3941> 875 +26
収益予想を下方修正も悪材料出尽くし感につながる。
宇部興産<4208> 2149 +60
10-12月期営業益はコンセンサス大幅上振れ。
スカパーJSAT HLDG<9412> 449 +16
第3四半期決算の高い進捗率などプラス視。
デクセリアルズ<4980> 3435 +175
コンセンサス上回る水準に業績上方修正。
デンソー<6902> 8741 +283
来期業績拡大期待で急速に見直しの動き。
ダイセル<4202> 878 +20
第3四半期業績は市場コンセンサスを上振れ。
メドピア<6095> 2754 -396
エムスリーの決算受けた急落もネガティブ視へ。
フジミインコーポレーテッド<5384> 6590 -580
通期業績小幅上方修正で出尽くし感が優勢に。
ラクス<3923> 2199 -296
あらためて割高なバリュエーション意識の動きに。
イリソ電子工業<6908> 4090 -550
想定以上の業績下方修正をネガティブ視。
エムスリー<2413> 4092 -414
主力事業の成長鈍化などをネガティブ視。
日本ハム<2282> 4065 -390
3日は一転して来期業績の不透明感映す展開に。
《FA》
2022/2/3
前日に動いた銘柄 part1 GMOペイメントゲートウェイ、アシックス、KeePer技研など
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 GMOペイメントゲートウェイ、アシックス、KeePer技研など
銘柄名<コード>2日終値⇒前日比
ジェイテクト<6473> 1017 +49
10-12月期は市場予想下回るも累計では前年同期比で黒字転換、
下方修正もなくあく抜け感につながる。
豊田合成<7282> 2286 -76
業績及び配当予想を下方修正。
デンソー<6902> 8458 -78
半導体不足などを考慮し通期計画を下方修正。
三菱電機<6503> 1379.0 -61.5
素材価格高騰の範囲拡大や物流コスト増加で通期計画を下方修正。
アイロムグループ<2372> 1794 +300
SMO事業伸長などで業績予想上方修正。
テクノプロHD<6028> 3395 +441
10-12月期は計画大幅上振れで通期予想を上方修正。
アシックス<7936> 2467 +223
業績上方修正をストレートに評価へ。
ダントーHD<5337> 289 +32
固定資産譲渡益の計上を発表。
KeePer技研<6036> 2115 +217
1月の月次動向を高評価へ。
エアトリ<6191> 2994 +259
ANAの好決算・株価上昇も刺激に。
GMOペイメントゲートウェイ<3769> 10820 +930
マザーズ指数上昇などで中小型グロースの一角が堅調。
キャリアリンク<6070> 1813 +151
直近高値更新で買い戻しが優勢にも。
Sansan<4443> 1380 +123
マザーズ続伸などで中小型グロース株の一角がしっかり。
マクニカ富士<3132> 2722 +211
業績・配当予想を上方修正している。
アウトソーシング<2427> 1408 +87
リオープニング関連の一角にも資金向かう。
大平洋金属<5541> 2717 +194
業績大幅上方修正を引き続き評価へ。
鳥貴族HD<3193> 1840 +133
朝のTV番組で取り上げられているもよう。
サイバーエージェント<4751> 1489 +98
目先の底打ち感から自律反発の流れ続く形に。
大塚商会<4768> 4135 -550
前期業績下振れや今期減益見通しにネガティブインパクト。
ベネフィット・ワン<2412> 3270 -230
第3四半期好決算発表も出尽くし感が優勢に。
カルビー<2229> 2391 -138
業績下方修正で一転営業減益見通しに。
マンダム<4917> 1282 -72
通期営業赤字見通しに下方修正。
ローソン<2651> 4920 -170
特に材料見当たらず機関投資家の戻り売りか。
《FA》
2022/2/2
日経平均は大幅に4日続伸、米株高や好決算で買い戻し進展
*16:01JST 日経平均は大幅に4日続伸、米株高や好決算で買い戻し進展
日経平均は大幅に4日続伸。1日の米株式市場でNYダウは3日続伸。良好な企業決算や1月ISM製造業景況指数など予想を上回る経済指標が好感されたほか、全国の新型コロナ入院患者数が減少したとの統計から景気回復期待も後押しした。ナスダック総合指数も3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米VIX指数が大きく低下し投資家心理が改善するなか、米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していたことも買い戻しに弾みをつけ、前場中頃には27500円を回復。前引け間際に同水準を割り込んだものの後場は再び同水準を回復。その後はこう着感が強まったが、取引終盤に高値を付けるなど堅調推移が続いた。
大引けの日経平均は前日比455.12円高の27533.60円となった。東証1部の売買高は13億7456万株、売買代金は3兆3243億円だった。セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼などを筆頭にほぼ全面高となった一方、海運業、電気・ガス業のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は全体の93%、対して値下がり銘柄は5%となった。
個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>などのハイテク株、信越化学<4063>、リクルートHD<6098>、SHIFT<3697>、ZHD<4689>などのグロース(成長)株が大きく上昇。トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日本製鉄<5401>などの景気敏感株も買われた。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村HD<8604>、ANAHD<9202>などが大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども急伸。取引時間中に決算発表したところではジェイテクト<6473>、日本ハム<2282>、双日<2768>などが買われた。
一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>、KDDI<9433>などディフェンシブ系の一角が軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。村田製<6981>は通期計画を上方修正するも受注鈍化などが嫌気されもみ合いの末に下落。取引時間中に決算発表したところでは三菱電機<6503>、豊田合成<7282>が大きく下落し、前場中頃まで大幅高だったデンソー<6902>は通期計画の下方修正を発表し下落に転じた。
《YN》
2022/2/2
【注目銘柄ダイジェスト】:大塚商会が急落、アイロムGは急伸でストップ高
*15:59JST 【注目銘柄ダイジェスト】:大塚商会が急落、アイロムGは急伸でストップ高
<6028> テクノプロHD 3395 +441
急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は111億円で前年同期比14.4%増益、従来計画の73億円を大幅に上回る着地に。10-12月期は71.4億円で同34.1%増と大幅増益に転換、特殊要因を除いてもコンセンサスを10億円近く上回っている。稼働率がコロナ前水準にまで回復しているようだ。通期計画は従来の165億円から193億円、前期比0.8%減に上方修正しているが、保守的と捉える見方が強いもよう。
<8604> 野村 538.9 +34.4
大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期純利益は603億円で前年同期比38.7%減益となったが、市場予想は100億円近く上回ったとみられる。また、ホールセール収益、リテール収益ともに、他の国内大手との比較において前四半期比で高い成長率となっており、相対評価も高まる形に。足元波乱となっていた日米株式市場の落ち着きなども安心感につながっている。
<9202> ANA 2555 +149.5
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は1.9億円の黒字となり、前年同期比816億円の損益改善となった。四半期ベースでは8四半期ぶりの営業黒字で、第4四半期黒字化を前倒しで達成。国内線旅客需要が回復したほか、国際線貨物なども順調に推移しているようだ。営業キャッシュフローも同様に8四半期ぶりのプラスに転換。決算通過で今後の経済正常化に向けた展開への期待も高まる格好へ。
<7936> アシックス 2467 +223
急伸。前日に21年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の200億円から215億円に引き上げ。市場コンセンサス並みの水準ではあるが、ベトナムのロックダウンによる影響なども足元で警戒されていたため、ポジティブに捉える動きが先行。欧州や中国での販売が好調なもよう。なお、会社側では2022年以降の好業績継続見通しなども示している。
<2372> アイロムG 1794 +300
急伸でストップ高。前日に22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の15億円から24億円、前期比2.2倍の水準に引き上げ。がん領域の試験受託が増加したほか、プライマリー領域の大型案件を複数受託したことで、SMO事業が大きく伸長しているもよう。上半期までの状況からは上振れ期待もあったとみられるが、一部案件の来期以降への延期もあったなかでの上方修正にポジティブなインパクトが先行。
<4902> コニカミノルタ 461 -15
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は86億円の赤字で、市場予想は50億円程度下振れている。通期予想は、売上高予想は引き上げているものの、営業損益は120億円の黒字予想を据え置き。オフィス複写機などは下方修正も、商業印刷が上振れるもよう。第3四半期累計では102億円の赤字であり、通期計画達成のハードルは一段と高まったとの見方が優勢のようだ。
<2229> カルビー 2391 -138
大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は76億円で前年同期比14.1%減となり、市場予想を10億円程度下振れた。また、通期予想は従来の280億円から255億円、前期比5.8%減に下方修正、一転減益見通しとしている。パーム油を中心とする原材料費の高騰が響く形のようだ。材料費上昇の影響は来年度にも継続するとみられるが、製品値上げによる吸収効果などは限定的との見方も強いようだ。
<4768> 大塚商会 4135 -550
急落。前日に21年12月期決算を発表、営業利益は558億円で前期比0.9%減となり、従来予想の593億円を下回った。第4四半期はGIGAスクール関連の特需剥落、コロナ影響が営業面などで響いたことが下振れ要因につながった。22年12月期は536億円で同4.0%減益を見込む。販管費増加などを想定だが、想定外の減益ガイダンスをネガティブ視する動き優勢。市場予想を100億円程度下回る水準でもある。
<6981> 村田製 8622 -239
大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1139億円で前年同期比5.1%増、市場予想を100億円超上回る水準での着地に。通期予想は従来の3650億円から4100億円、前期比30.9%増に上方修正した。想定よりも製品値下がりの影響が限定的にとどまっているもよう。ただ、修正後の1-3月期計画は740億円程度の水準であり、目先の収益ピークアウト懸念などが利食い売りに要因に。
<6861> キーエンス 63080 +3670
大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は1050億円で前年同期比47.7%増、市場予想は50億円程度上回る。幅広い地域で売上は高水準を継続する形に。部材不足の影響も出ているもようだが、基本的に即日出荷体制は続いているようだ。部材価格高騰の中で粗利益率も高水準を継続。決算数値に大きなサプライズはないものの、部材不足の影響で業績下方修正のオムロンなどとの比較で安心感が強まった。
2022/2/2
アイロムG、テクノプロHD、大塚商会など
<6028> テクノプロHD 3395 +441急伸。前日に上半期決算を発表、営業利益は111億円で前年同期比14.4%増益、従来計画の73億円を大幅に上回る着地に。10-12月期は71.4億円で同34.1%増と大幅増益に転換、特殊要因を除いてもコンセンサスを10億円近く上回っている。稼働率がコロナ前水準にまで回復しているようだ。通期計画は従来の165億円から193億円、前期比0.8%減に上方修正しているが、保守的と捉える見方が強いもよう。
<8604> 野村 538.9 +34.4大幅反発。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期純利益は603億円で前年同期比38.7%減益となったが、市場予想は100億円近く上回ったとみられる。また、ホールセール収益、リテール収益ともに、他の国内大手との比較において前四半期比で高い成長率となっており、相対評価も高まる形に。足元波乱となっていた日米株式市場の落ち着きなども安心感につながっている。
<9202> ANA 2555 +149.5大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は1.9億円の黒字となり、前年同期比816億円の損益改善となった。四半期ベースでは8四半期ぶりの営業黒字で、第4四半期黒字化を前倒しで達成。国内線旅客需要が回復したほか、国際線貨物なども順調に推移しているようだ。営業キャッシュフローも同様に8四半期ぶりのプラスに転換。決算通過で今後の経済正常化に向けた展開への期待も高まる格好へ。
<7936> アシックス 2467 +223急伸。前日に21年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の200億円から215億円に引き上げ。市場コンセンサス並みの水準ではあるが、ベトナムのロックダウンによる影響なども足元で警戒されていたため、ポジティブに捉える動きが先行。欧州や中国での販売が好調なもよう。なお、会社側では2022年以降の好業績継続見通しなども示している。
<2372> アイロムG 1794 +300急伸でストップ高。前日に22年3月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の15億円から24億円、前期比2.2倍の水準に引き上げ。がん領域の試験受託が増加したほか、プライマリー領域の大型案件を複数受託したことで、SMO事業が大きく伸長しているもよう。上半期までの状況からは上振れ期待もあったとみられるが、一部案件の来期以降への延期もあったなかでの上方修正にポジティブなインパクトが先行。
<4902> コニカミノルタ 461 -15大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業損益は86億円の赤字で、市場予想は50億円程度下振れている。通期予想は、売上高予想は引き上げているものの、営業損益は120億円の黒字予想を据え置き。オフィス複写機などは下方修正も、商業印刷が上振れるもよう。第3四半期累計では102億円の赤字であり、通期計画達成のハードルは一段と高まったとの見方が優勢のようだ。
<2229> カルビー 2391 -138大幅続落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は76億円で前年同期比14.1%減となり、市場予想を10億円程度下振れた。また、通期予想は従来の280億円から255億円、前期比5.8%減に下方修正、一転減益見通しとしている。パーム油を中心とする原材料費の高騰が響く形のようだ。材料費上昇の影響は来年度にも継続するとみられるが、製品値上げによる吸収効果などは限定的との見方も強いようだ。
<4768> 大塚商会 4135 -550急落。前日に21年12月期決算を発表、営業利益は558億円で前期比0.9%減となり、従来予想の593億円を下回った。第4四半期はGIGAスクール関連の特需剥落、コロナ影響が営業面などで響いたことが下振れ要因につながった。22年12月期は536億円で同4.0%減益を見込む。販管費増加などを想定だが、想定外の減益ガイダンスをネガティブ視する動き優勢。市場予想を100億円程度下回る水準でもある。
<6981> 村田製 8622 -239大幅反落。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は1139億円で前年同期比5.1%増、市場予想を100億円超上回る水準での着地に。通期予想は従来の3650億円から4100億円、前期比30.9%増に上方修正した。想定よりも製品値下がりの影響が限定的にとどまっているもよう。ただ、修正後の1-3月期計画は740億円程度の水準であり、目先の収益ピークアウト懸念などが利食い売りに要因に。
<6861> キーエンス 63080 +3670大幅続伸。前日に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は1050億円で前年同期比47.7%増、市場予想は50億円程度上回る。幅広い地域で売上は高水準を継続する形に。部材不足の影響も出ているもようだが、基本的に即日出荷体制は続いているようだ。部材価格高騰の中で粗利益率も高水準を継続。決算数値に大きなサプライズはないものの、部材不足の影響で業績下方修正のオムロンなどとの比較で安心感が強まった。
《ST》
2022/2/2
出来高変化率ランキング(14時台)~プリマハム、星和電などがランクイン
*14:43JST 出来高変化率ランキング(14時台)~プリマハム、星和電などがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する
ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [2月2日 14:32 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<5704> JMC 1186000 54980 2057.15% 16.9%
<3927> F−ブレイン 1561500 96420 1519.48% 0.56%
<3989> シェアリングT 17506200 1317100 1229.15% 29.25%
<4598> DELTA-P 2293600 239320 858.38% 18.19%
<7148> FPG 4652000 514060 804.95% 7.15%
<2633> NFS&P500ヘッジ無 334660 44242 656.43% 1.35%
<1457> TPXベア 297793 43540 583.95% -2.09%
<1456> 225ベア 345893 53647.6 544.75% -1.57%
<1580> 日経-1倍 578510 91440 532.67% -1.68%
<2372> アイロムG 1165200 219220 431.52% 20.08%
<4263> サスメド 1425100 269320 429.15% 5.51%
<2512> NF外債ヘッジ有 512110 113584 350.86% -0.23%
<2281>* プリマハム 254600 58040 338.66% -6.5%
<2229> カルビー 2629700 645280 307.53% -5.34%
<4768> 大塚商 2245600 556980 303.17% -10.99%
<6748>* 星和電 199000 50880 291.12% 3.15%
<4917> マンダム 615300 166300 269.99% -5.02%
<3747> インタトレード 313700 87880 256.96% 7.55%
<3496> アズーム 159100 48980 224.83% -0.89%
<8260> 井筒屋 802600 253120 217.08% -1.49%
<4202>* ダイセル 3173000 1004120 216.00% 2.64%
<3467> アグレ都市 162400 51580 214.85% -8.3%
<4882> ペテルセウス 3577500 1145620 212.28% 19.75%
<8282> ケーズHD 2377200 773180 207.46% 5.34%
<6028>* テクノプロHD 1804500 594760 203.40% 14.93%
<9202> ANA 8695100 2871440 202.81% 5.94%
<8056> 日ユニシス 812200 271660 198.98% 7.18%
<2768> 双日 2903400 974620 197.90% 3.04%
<7936> アシックス 3451700 1177720 193.08% 11.32%
<2882> イートアンドHD 66100 22660 191.70% 0.57%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《CS》
2022/2/2
出来高変化率ランキング(13時台)~JMC、F−ブレインなどがランクイン
*13:54JST 出来高変化率ランキング(13時台)~JMC、F−ブレインなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [2月2日 13:27 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<5704> JMC 1012600 54980 1741.76% 15.69%
<3927> F−ブレイン 1455500 96420 1409.54% -0.42%
<4598> DELTA-P 1959000 239320 718.57% 14.43%
<7148> FPG 4117900 514060 701.05% 5.7%
<1457> 大和TPXベア 297788 43540 583.94% -1.9%
<3989> シェアリングT 8789400 1317100 567.33% 23.58%
<1456> 大和225ベア 343726 53647.6 540.71% -1.46%
<1580> 225インバー 578280 91440 532.41% -1.59%
<2372> アイロムG 1165200 219220 431.52% 20.08%
<4768> 大塚商 1974000 556980 254.41% -11.1%
<2229> カルビー 2273300 645280 252.30% -4.94%
<4917> マンダム 538700 166300 223.93% -5.24%
<4882> ペルセウス 3577500 1145620 212.28% 19.75%
<8260> 井筒屋 766600 253120 202.86% -1.49%
<4263>* サスメド 806200 269320 199.35% 11.87%
<3467> アグレ都市 150300 51580 191.39% -7.89%
<3496> アズーム 138900 48980 183.59% -2.14%
<2882> イートアンドHD 63900 22660 181.99% 0.53%
<3747>* インタートレ 246500 87880 180.50% 7.89%
<9202> ANA 7552300 2871440 163.01% 5.59%
<1486> 米国債券(為替ヘッジ) 25505 9924.4 156.99% -0.23%
<8282> ケーズHD 1978200 773180 155.85% 5.43%
<1615> 銀行 5189800 2032360 155.36% 2.15%
<7936>* アシックス 2991700 1177720 154.02% 12.03%
<3455> HCM 27031 10818.8 149.85% 3.27%
<7241> フタバ 395700 160440 146.63% 1.23%
<2768>* 双日 2394500 974620 145.69% 2.7%
<8056> 日ユニシス 665600 271660 145.01% 7.51%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2022/2/2
アシックス---急伸、業績上方修正をストレートに評価
*13:35JST アシックス---急伸、業績上方修正をストレートに評価
アシックス<7936>は急伸。前日に21年12月期業績予想の上方修正を発表。営業利益は従来予想の200億円から215億円に引き上げ。市場コンセンサス並みの水準ではあるが、ベトナムのロックダウンによる影響なども足元で警戒されていたため、ポジティブに捉える動きが先行。欧州や中国での販売が好調なもよう。なお、会社側では2022年以降の好業績継続見通しなども示している。
《YN》
2022/2/2
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に4日続伸、東エレクが1銘柄で約35円分押し上げ
*12:24JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は大幅に4日続伸、東エレクが1銘柄で約35円分押し上げ
2日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり201銘柄、値下がり23銘柄、変わらず1銘柄となった。
日経平均は大幅に4日続伸。419.12円高の27497.60円(出来高概算6億6223万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国株式市場でNYダウは273.38ドル高(+0.77%)と3日続伸。良好な企業決算に加え、予想を上回った1月ISM製造業景況指数や12月JOLT求人件数を好感。ISM指数の支払価格の上昇を受け長期金利が上昇に転じると、売りが強まる場面も見られた。しかし、全国34州でコロナ入院患者が減少したとの統計を受け、回復期待が強まったことで景気敏感株がけん引し再び上昇。引けにかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数も+0.74%と3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していることも投資家心理の改善につながった。日経平均は27500円手前で一時伸び悩む場面があったが前場中頃には同水準を突破。前引け間際に失速したものの本日の高値圏で終えている。
個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株のほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日立製<6501>、、信越化学<4063>、リクルートHD<6098>、日本製鉄<5401>などセクターを問わず主力株が総じて高い。SHIFT<3697>、ZHD<4689>、Sansan<4443>などの強さが目立ち、グロース(成長)株の買い戻しが相対的に強い印象。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村HD<8604>、ANAHD<9202>などは大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども大幅高。一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>などが軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。
セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼を筆頭にほぼ全面高。一方、海運業、電気・ガス業のみが下落。東証1部の値上がり銘柄は全体の90%、対して値下がり銘柄は7%となっている。
値上がり寄与トップは東エレク<8035>となり1銘柄で日経平均を約35円押し上げた。同2位は信越化学<4063>となり、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>などがつづいた。
一方、値下がり寄与トップは村田製<6981>となり1銘柄で日経平均を約5円押し下げた。同2位はファーストリテ<9983>となり、デンソー<6902>、ダイキン<6367>、ニチレイ<2871>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 27497.60(+419.12)
値上がり銘柄数 201(寄与度+437.07)
値下がり銘柄数 23(寄与度-17.95)
変わらず銘柄数 1
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<8035> 東エレク 56390 1020 +35.95
<4063> 信越化 19960 850 +29.96
<9984> ソフトバンクG 5174 107 +22.63
<6098> リクルートHD 5852 202 +21.36
<6758> ソニーG 13230 460 +16.21
<4507> 塩野義 7505 414 +14.59
<6861> キーエンス 62800 3390 +11.95
<4543> テルモ 4272 81 +11.42
<4519> 中外薬 3825 107 +11.31
<7832> バンナムHD 8396 296 +10.43
<6762> TDK 4655 95 +10.04
<6971> 京セラ 6951 126 +8.88
<2413> エムスリー 4479 87 +7.36
<7203> トヨタ 2267.5 40.5 +7.14
<6954> ファナック 23070 200 +7.05
<2801> キッコーマン 8470 180 +6.34
<9735> セコム 8233 171 +6.03
<9766> コナミHD 6220 170 +5.99
<7267> ホンダ 3384 83 +5.85
<9613> NTTデータ 2239 33 +5.82
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<6981> 村田製 8674 -187 -5.27
<9983> ファーストリテ 65600 -70 -2.47
<6902> デンソー 8470 -66 -2.33
<6367> ダイキン 23850 -35 -1.23
<2871> ニチレイ 2558 -69 -1.22
<2282> 日本ハム 4275 -60 -1.06
<4568> 第一三共 2452.5 -9.5 -1.00
<9433> KDDI 3672 -3 -0.63
<9107> 川崎船 7130 -170 -0.60
<4902> コニカミノルタ 464 -12 -0.42
<9104> 商船三井 9170 -110 -0.39
<9101> 郵船 9170 -70 -0.25
<9434> ソフトバンク 1439.5 -4.5 -0.16
<9432> NTT 3290 -11 -0.16
<1332> 日水 533 -4 -0.14
<6770> アルプスアル 1259 -4 -0.14
<7751> キヤノン 2718.5 -2 -0.11
<9531> 東ガス 2274 -14 -0.10
<3861> 王子HD 595 -2 -0.07
<8628> 松井証 808 -2 -0.07
《CS》
2022/2/2
後場に注目すべき3つのポイント~想定超のリバウンドも間もなく一服か
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~想定超のリバウンドも間もなく一服か
2日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は大幅に4日続伸、想定超のリバウンドも間もなく一服か
・ドル・円は伸び悩み、ドル買いは後退
・値上がり寄与トップは東エレク<8035>、同2位が信越化<4063>
■日経平均は大幅に4日続伸、想定超のリバウンドも間もなく一服か
日経平均は大幅に4日続伸。419.12円高の27497.60円(出来高概算6億6223万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国株式市場でNYダウは273.38ドル高(+0.77%)と3日続伸。良好な企業決算に加え、予想を上回った1月ISM製造業景況指数や12月JOLT求人件数を好感。ISM指数の支払価格の上昇を受け長期金利が上昇に転じると、売りが強まる場面も見られた。しかし、全国34州でコロナ入院患者が減少したとの統計を受け、回復期待が強まったことで景気敏感株がけん引し再び上昇。引けにかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数も+0.74%と3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していることも投資家心理の改善につながった。日経平均は27500円手前で一時伸び悩む場面があったが前場中頃には同水準を突破。前引け間際に失速したものの本日の高値圏で終えている。
個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株のほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日立<6501>、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日本製鉄<5401>などセクターを問わず主力株が総じて高い。SHIFT<3697>、ZHD<4689>、Sansan<4443>などの強さが目立ち、グロース(成長)株の買い戻しが相対的に強い印象。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村<8604>、ANA<9202>などは大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども大幅高。一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>などが軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。
セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼を筆頭にほぼ全面高。一方、海運業、電気・ガス業のみが下落。東証1部の値上がり銘柄は全体の90%、対して値下がり銘柄は7%となっている。
本日の日経平均は前引けにかけて失速したものの、前場の間にあっさりと27500円を回復すると、同水準上で長く推移する時間帯があった。昨日は、午前の大幅高の後に急失速し、結局下落に転じたこともあり、先週末からの戻りは一服したものかと思われた。
昨日の米国市場では、一昨日の月末最終営業日と同様、主要株価指数が揃って引けにかけて上げ幅を広げるなど引け味の良い形で終わった。一昨日の大幅高については、年金基金等のリバランス(資産配分の再調整)目的の買いが指摘されており、昨日はその反動安も懸念されるところだったが、良い意味で裏切ってくれたことで、足元の投資家心理が一段と改善したようだ。また、引け後に決算を発表したGAFAM銘柄の一角であるアルファベットや半導体企業AMDが時間外取引で急伸していたことも、値がさハイテク・グロース株の買い戻しに弾みをつけたと考えられる。こうした好材料が重なったことが、本日の日経平均の27500円回復の要因の一つだろう。
また、昨日までの米連邦準備制度理事会(FRB)高官らによる発言の影響も大きいと思われる。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル議長の会見は金融政策の先行き不透明感をむしろ強めてしまう最悪も同然の内容で、その後も、米アトランタ連銀のボスティック総裁が3月FOMCでの0.5%の利上げを示唆などと報じられ、悪材料が続いた。しかし、昨日にかけて、まずボスティック総裁が、上述の一部で報じられた3月の0.5%の利上げは本意でない発言したことが伝わったほか、他の複数の高官からも、緩和縮小にあたっては実体経済へ混乱を及ぼさないよう慎重に進めることが肝要との発言が相次いだ。また前日には、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が経済データ次第としながらも基本的には3月の利上げ幅として0.5%は望ましくないと発言。
こうした一連の高官発言などが米金融政策の先行きに対する過度な警戒感を緩和し、売り方の買い戻しに弾みをつけたのだろう。また、相場が大きく戻るなか商品投資顧問(CTA)などの短期筋も買いに乗じた可能性があり、こうした動きが本日までの大幅なリバウンド基調の背景と考えられよう。
しかし、米金融政策の先行き不透明感が払しょくされたわけではない。上述の高官らの発言も、経済データ次第では想定以上にタカ派に振れる可能性を残している。こうした中、今週末には米1月雇用統計が控えており、平均賃金の伸び次第では、週明けからは再び金融引き締め懸念が高まる可能性もある。日経平均が次の節目の28000円を回復するにはまだ材料不足と思われ、さすがに今日までの強いリバウンド基調も間もなく一服するだろう。リバウンドを楽しめる賞味期限は楽観的にみても今週いっぱいと捉えておいた方がよさそうだ。
中国市場や香港市場が休場のなか、後場の日経平均は27500円を挟んだ一進一退が続くとみられる。ただ、上述した通り、リバウンド基調が間もなく一服することを考えれば、後場はやや騰勢一服感が強まると考えられ、失速には注意したい。逆に、27500円を優に上回って終えることができれば、明日以降のリバウンドの短期継続も考えられよう。
■ドル・円は伸び悩み、ドル買いは後退
2日午前の東京市場でドル・円は伸び悩み、114円半ば後半でもみ合った。日経平均株価は前日比400円超高と強含み、日本株高を好感した円売りに振れている。ただ、米10年債利回りの上昇は抑制され、ドルへの買いは後退。対円では上値の重さが目立つ。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は114円65銭から114円79銭、ユーロ・円は129円23銭から129円38銭、ユーロ・ドルは1.1268ドルから1.1277ドル。
■後場のチェック銘柄
・アミタホールディングス<2195>、ワイエスフード<3358>など、5銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値上がり寄与トップ東エレク<8035>、同2位が信越化<4063>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・NZ・10-12月期失業率:3.2%(予想:3.3%、7-9月期:3.3%←3.4%)
・NZ・10-12月雇用者数増減:前期比+0.1%(予想:+0.4%、7-9月期:+1.9%←+2.0%)
・日・1月マネタリーベース:前年比+8.4%(12月:+8.3%)
【要人発言】
・ロウ豪準備銀行総裁
「QE終了は引き締めを意味するものではない」
「辛抱強く準備。他の歩調を合わせる必要はない」
<国内>
特になし
<海外>
・OPECプラス閣僚級会合
・旧正月休場:中国(6日まで)、香港(3日まで)
《CS》
2022/2/2
日経平均は大幅に4日続伸、想定超のリバウンドも間もなく一服か
*12:08JST 日経平均は大幅に4日続伸、想定超のリバウンドも間もなく一服か
日経平均は大幅に4日続伸。419.12円高の27497.60円(出来高概算6億6223万株)で前場の取引を終えている。
1日の米国株式市場でNYダウは273.38ドル高(+0.77%)と3日続伸。良好な企業決算に加え、予想を上回った1月ISM製造業景況指数や12月JOLT求人件数を好感。ISM指数の支払価格の上昇を受け長期金利が上昇に転じると、売りが強まる場面も見られた。しかし、全国34州でコロナ入院患者が減少したとの統計を受け、回復期待が強まったことで景気敏感株がけん引し再び上昇。引けにかけて上げ幅を拡大した。ナスダック総合指数も+0.74%と3日続伸。米株高を引き継いで日経平均は224.51円高でスタート。米アルファベットやAMDが好決算を発表し時間外取引で急伸していることも投資家心理の改善につながった。日経平均は27500円手前で一時伸び悩む場面があったが前場中頃には同水準を突破。前引け間際に失速したものの本日の高値圏で終えている。
個別では、レーザーテック<6920>、スクリン<7735>などの半導体関連株のほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、トヨタ自<7203>、三菱UFJ<8306>、日立<6501>、、信越化<4063>、リクルートHD<6098>、日本製鉄<5401>などセクターを問わず主力株が総じて高い。SHIFT<3697>、ZHD<4689>、Sansan<4443>などの強さが目立ち、グロース(成長)株の買い戻しが相対的に強い印象。好決算を発表したキーエンス<6861>、アシックス<7936>、野村<8604>、ANA<9202>などは大幅に上昇し、業績予想を上方修正したアイロムG<2372>、ラクスル<4384>なども大幅高。一方、商船三井<9104>などの海運株のほか、ファーストリテ<9983>、NTT<9432>などが軟調。大塚商会<4768>、ベネフィット・ワン<2412>、カルビー<2229>、マンダム<4917>などは決算が失望感を誘い、大幅に下落。
セクターでは空運業、証券・商品先物取引業、鉄鋼を筆頭にほぼ全面高。一方、海運業、電気・ガス業のみが下落。東証1部の値上がり銘柄は全体の90%、対して値下がり銘柄は7%となっている。
本日の日経平均は前引けにかけて失速したものの、前場の間にあっさりと27500円を回復すると、同水準上で長く推移する時間帯があった。昨日は、午前の大幅高の後に急失速し、結局下落に転じたこともあり、先週末からの戻りは一服したものかと思われた。
昨日の米国市場では、一昨日の月末最終営業日と同様、主要株価指数が揃って引けにかけて上げ幅を広げるなど引け味の良い形で終わった。一昨日の大幅高については、年金基金等のリバランス(資産配分の再調整)目的の買いが指摘されており、昨日はその反動安も懸念されるところだったが、良い意味で裏切ってくれたことで、足元の投資家心理が一段と改善したようだ。また、引け後に決算を発表したGAFAM銘柄の一角であるアルファベットや半導体企業AMDが時間外取引で急伸していたことも、値がさハイテク・グロース株の買い戻しに弾みをつけたと考えられる。こうした好材料が重なったことが、本日の日経平均の27500円回復の要因の一つだろう。
また、昨日までの米連邦準備制度理事会(FRB)高官らによる発言の影響も大きいと思われる。1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後のパウエル議長の会見は金融政策の先行き不透明感をむしろ強めてしまう最悪も同然の内容で、その後も、米アトランタ連銀のボスティック総裁が3月FOMCでの0.5%の利上げを示唆などと報じられ、悪材料が続いた。しかし、昨日にかけて、まずボスティック総裁が、上述の一部で報じられた3月の0.5%の利上げは本意でない発言したことが伝わったほか、他の複数の高官からも、緩和縮小にあたっては実体経済へ混乱を及ぼさないよう慎重に進めることが肝要との発言が相次いだ。また前日には、米フィラデルフィア連銀のハーカー総裁が経済データ次第としながらも基本的には3月の利上げ幅として0.5%は望ましくないと発言。
こうした一連の高官発言などが米金融政策の先行きに対する過度な警戒感を緩和し、売り方の買い戻しに弾みをつけたのだろう。また、相場が大きく戻るなか商品投資顧問(CTA)などの短期筋も買いに乗じた可能性があり、こうした動きが本日までの大幅なリバウンド基調の背景と考えられよう。
しかし、米金融政策の先行き不透明感が払しょくされたわけではない。上述の高官らの発言も、経済データ次第では想定以上にタカ派に振れる可能性を残している。こうした中、今週末には米1月雇用統計が控えており、平均賃金の伸び次第では、週明けからは再び金融引き締め懸念が高まる可能性もある。日経平均が次の節目の28000円を回復するにはまだ材料不足と思われ、さすがに今日までの強いリバウンド基調も間もなく一服するだろう。リバウンドを楽しめる賞味期限は楽観的にみても今週いっぱいと捉えておいた方がよさそうだ。
中国市場や香港市場が休場のなか、後場の日経平均は27500円を挟んだ一進一退が続くとみられる。ただ、上述した通り、リバウンド基調が間もなく一服することを考えれば、後場はやや騰勢一服感が強まると考えられ、失速には注意したい。逆に、27500円を優に上回って終えることができれば、明日以降のリバウンドの短期継続も考えられよう。
《AK》
2022/1/25
アシックス---週足雲下限を支持線としたリバウンド狙いの動き
*08:27JST <7936> アシックス - -
昨年11月8日、25日につけた3130円辺りでのダブルトップ形成後は調整を継続しており、切り下がる5日線に沿ったトレンドを形成。週足では52週線を割り込んだほか、13週、26週線とのデッドクロスも近づいている。ただし、基調は弱いものの、一目均衡表では雲下限まで調整をみせたことから、いったんは雲下限を支持線としたリバウンド狙いの動きが期待されそうだ。
《FA》
2021/11/18
【M&A速報:2021/11/18(1)】日本電産<6594>、OKK<6205>を買収へ
*12:08JST 【M&A速報:2021/11/18(1)】日本電産<6594>、OKK<6205>を買収へ
■日本電産<6594>、OKK<6205>を買収へ
■ビジョン<9416>、鹿児島県霧島市でグランピング宿泊・温泉旅館業を営むこしかの温泉を完全子会社化
■書籍購買データ分析サービス「DB Watch」提供のCatalyst・Data・Partners、KADOKAWA<9468>等4社を引受先とする第三者割当増資を実施
■リアルテックファンド、がん免疫療法の薬効を最大化させる抗体技術研究開発のオプティアム・バイオテクノロジーズに出資
■AIとシミュレーション技術で製品設計の効率化と高付加価値化を実現する科学計算総合研究所、シリーズAで資金調達を実施
■アシックス<7936>、オセアニア地域等でレース登録サイトを運営する豪Registration Logic社を買収
■住宅購入のオンライン相談窓口「auka」運営のギバーテイクオール、シリーズAで3.2億円の資金調達を実施
■東京機械製作所<6335>、アジアインベストメントファンド等からの誓約書の受領と新株予約権無償割当ての実行留保を発表
【ニュース提供・MARR Online(マールオンライン)】
《CS》
2021/11/18
前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後はこう着ながらも底堅い値動きになりそう~
*08:41JST 前場に注目すべき3つのポイント~売り一巡後はこう着ながらも底堅い値動きになりそう~
18日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:売り一巡後はこう着ながらも底堅い値動きになりそう
■メガチップス、22/3上方修正 純利益260億円←40億円
■前場の注目材料:コマツ、世界工場を活用、鋼材高騰など対応
■売り一巡後はこう着ながらも底堅い値動きになりそう
18日の日本株市場は、売り先行で始まるものの、売り一巡後は底堅さが意識されそうだ。17日の米国市場はNYダウが211ドル安だった。世界のインフレ高進や新型コロナ再流行を受け経済の回復が損なわれるとの懸念に利食い優勢の展開。アマゾンが来年1月から英国のサイトでビザのクレジットカードの利用を停止すると伝わり、ビザは4%を超える下落でNYダウを下押した。シカゴ日経225先物清算値は大阪比130円安の29560円。円相場は1ドル114円10銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から売り先行で始まろう。ただし、米国市場は利益確定の動きと見られ、米株安を嫌気した売り圧力はそれ程強まらないと考えられ、売り一巡後はこう着ながらも底堅い値動きになりそうだ。また、エヌビディアが3%を超える下落となったものの、取引終了後に発表した決算は予想を上回り、時間外取引で4%近く上昇していることから、ハイテク株の下支えとなる可能性もあるため、結果的には日経平均を下支えする格好になりそうだ。
日経平均は5日線を割り込んでくることになろうが、心理的な支持線として意識されている29500円水準での底堅さが見られよう。短期的な売り仕掛けの動きから下振れたとしても11月のSQ値水準での押し目買い意欲は強そうだ。政府は新型コロナの影響を受けた人たちへの支援策などを盛り込んだ、新たな経済対策を19日に決定することにしているため、売り込む流れにはならないだろう。
物色の流れとしては指数がこう着のなかでは、新興市場の中小型株での短期的な値幅取り狙いの動きが中心になりやすい。やや投機的な動きではあろうが、グローバルウェイ<3936>などには資金が集中しやすいところであろう。そのほかは、足元で強いトレンドを形成しており、需給が軽くなっている銘柄などには値幅取り狙いの資金流入が継続しやすいほか、政策に絡んだテーマ性のある銘柄についても循環物色は続こう。
■メガチップス、22/3上方修正 純利益260億円←40億円
メガチップス<6875>は2022年3月期業績予想の修正を発表。純利益を40億円から260億円に上方修正した。所有のSiTime社株式の売却、SiTime社の新株発行による特別利益などを見込んだ。あわせて150万株(発行済み株数に対する割合7.4%)、50億円を上限とする自社株買いを発表。
■前場の注目材料
・米長期金利は低下
・米国景気の拡大
・日銀は金融緩和を長期化
・株価急落時の日銀ETF買い
・コマツ<6301>世界工場を活用、鋼材高騰など対応
・極東開発<7226>特装車を増産、設備投資300億円
・中越パルプ<3877>家庭紙参入、印刷用需要減で収益改善、年産2.2万トン
・マツダ<7261>半導体「汎用品」活用、調達先も複数化
・アシックス<7936>大会登録サイト運営の豪社買収
・第一三共<4568>コロナワクチンの第2相治験開始
・ホンダ<7267>ソフトバンクと車両・歩行者の接触防ぐ、5G活用実証
・東レ<3402>PMMA中空糸膜採用、透析濾過器を来月国内販売
・住友ベークライト<4203>国内全拠点グリーン電力化、来年1月から
・東レ<3402>高透明耐熱PPSフィルム開発、5Gアンテナ向け
・三菱ケミカル<4188>ネクスジェンと植物由来の細胞培養で共同研究
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・特になし
《ST》
2021/11/8
個別銘柄戦略:ミネベアやアシックスなどに注目
*09:06JST 個別銘柄戦略:ミネベアやアシックスなどに注目
先週末5日の米国市場ではNYダウが203.72ドル高の36327.95、ナスダック総合指数が31.28pt高の15971.59、シカゴ日経225先物が大阪日中比85円高の29705円。週明け8日早朝の為替は1ドル=113.30-40円(5日午後3時は113.65円)。週末の10月米雇用統計は雇用者数の伸びが前月比53万人増と、予想(45万人増)を上回る結果となったほか、米製薬大手ファイザーが開発中の新型コロナ治療飲み薬の効果が確認されたことから、景気敏感株を中心に買いが入りそうだ。さらに米下院でインフラ法案が可決されたこともあり、特に信越化学<4063>、竹内製作所<6432>、UACJ<5741>、AGC<5201>などが注目される。また、米10年国債利回りが1.4%台へと低下していることで、東エレク<8035>、スクリン<7735>、キーエンス<6861>などのハイテク株にも物色が向かおう。他方、三菱UFJ<8306>、東京海上HD<8766>などの大手金融株はさえない動きを強いられよう。前週末大引け後開示銘柄では、ミネベア<6479>、太陽誘電<6976>、アシックス<7936>、メイコー<6787>、メガチップス<6875>、INPEX<1605>、クボタ<6326>などが注目される。
《FA》
2021/10/15
個別銘柄戦略:味の素やJTなどに注目
*09:07JST 個別銘柄戦略:味の素やJTなどに注目
14日の米国市場では、NYダウが534.75ドル高の34912.56、ナスダック総合指数が251.79pt高の14823.43、シカゴ日経225先物が大阪日中比160円高の28730円。15日早朝の為替は1ドル=113.70-80円(昨日午後3時は113.53円)。台湾積体電路製造(TSMC)の好決算を背景に米フィラデルフィア半導体(SOX指数)が3%超高と大幅高となったことを受け、東エレク<8035>やアドバンテス<6857>などの半導体関連株に買いが向かいそうだ。また、9月の米生産者物価指数(PPI)が市場予想を下回り、インフレ懸念が後退、米長期金利が一段と低下したことから、エムスリー<2413>、キーエンス<6861>、ソニーG<6758>などのグロース(成長)株、ハイテク株も堅調な動きとなろう。米金融大手の好決算を刺激材料に三菱UFJ<8306>などに連想買いが向かう可能性もある。円安進行を受けてマツダ<7261>、ホンダ<7267>などの輸出関連株もしっかりとした動きとなりそうだ。そのほか、強気の投資判断や目標株価の引き上げなどが観測されたアサヒ<2502>、味の素<2802>、JT<2914>、豊田自動織機<6201>、富士電機<6504>、日野自動車<7205>、三菱自動車<7211>、スズキ<7269>、アシックス<7936>などにも注目。
《FA》