2022/4/5
個別銘柄戦略:住友鉱山やしまむらなどに注目
*09:09JST 個別銘柄戦略:住友鉱山やしまむらなどに注目
週明け4日の米株式市場でNYダウは103.61ドル高の34921.88、ナスダック総合指数は271.05pt高の14532.55、シカゴ日経225先物は大阪日中比210円高の28000円。為替は1ドル=122.70-80円。外部環境の不透明感が残り、全体的に煮詰まり感が強まるなか、マザーズ指数が節目の800ptを大きく超えてくるなど、中小型グロース株物色が活発化している。前日のナスダックの大幅高も支援要因となるなか、ラクス<3923>、Sansan<4443>、シンプレクスHD<4373>、SREHD<2980>、JMDC<4483>、SHIFT<3697>などに買いが入りそうだ。また、ウクライナ情勢を巡るロシアへの追加制裁への懸念がくすぶるなか、原油先物相場が再び強含んでおり、INPEX<1605>や石油資源開発<1662>にも買いが向かいそうだ。配当落ち日を過ぎてから軟調が続いている三菱商事<8058>や丸紅<8002>などの商社株にも徐々に押し目買いが入っていく可能性があろう。住友鉱山<5713>、大平洋金属<5541>などの資源関連株も堅調に推移しよう。ほか、良好な決算内容となったしまむら<8227>やネクステージ<3186>も堅調に推移しそうだ。ネクステージは、社長による自社株買いも発表されている。一方、3月既存店売上高が冴えない結果となったファーストリテ<9983>、良品計画<7453>は軟調となろう。
《FA》
2022/4/4
個別銘柄戦略:キリンHDや象印マホービンなどに注目
*09:03JST 個別銘柄戦略:キリンHDや象印マホービンなどに注目
先週末4月1日の米株式市場でNYダウは139.92ドル高の34818.27、ナスダック総合指数は40.98pt高の14261.50、シカゴ日経225先物は大阪日中比135円高の27795円。為替は1ドル=122.60-70円。日米ともに主力株の値動きが鈍り、指数の上値が重くなってきていることで、年始からの調整幅が大きいグロース株を中心に中小型株への物色が活発化しそうだ。先週末にかけて底打ち感が鮮明になってきたマザーズ指数を引き継ぐグロース指数構成銘柄では、出来高を伴って上昇してきているHENNGE<4475>やプレイド<4165>などが注目される。プライム市場でもSHIFT<3697>やJMDC<4483>、シンプレクスHD<4373>、SREホールディングス<2980>、Sansan<4443>、ラクスル<4384>などへの買いが期待できよう。そのほか、7月1日からワイン300品目や焼酎44品目で3-10%の値上げを実施すると発表したキリンHD<2503>、第1四半期が実質増収増益となった象印マホービン<7965>などに注目。3月の百貨店売上高の回復が確認された高島屋<8233>は直近高値越えが期待できそうだ。一方、業績予想を下方修正したイオン<8267>やミニストップ<9946>、米SOX指数の下落を背景に東エレク<8035>やアドバンテスト<6857>などは冴えない展開となりそうだ。
《FA》
2022/3/18
シンプレクスHD、貸借銘柄に選定
*12:30JST シンプレクスHD、貸借銘柄に選定
シンプレクスHD<4373>
シンプレクスを中核とする持株会社で、システムコンサルティング、戦略/DXコンサルティング等を手掛ける。17日大引け後、新たに貸借銘柄に選定されたと発表している。同社株は東証1部の制度信用銘柄に選定されている。今回の貸借銘柄への選定は、株式の流動性及び需給関係の向上を促進し、売買の活性化と公正な価格形成に資するものと考えているようだ。1月28日に発表した第3四半期決算では、10-12月期営業利益が16億円で前年同期比28.6%増益となり、通期予想は従来の56.1億円から62.3億円に上方修正した。
2022/2/17
前日に動いた銘柄 part2 東エレク、アサヒ、ステラファーマなど
*07:32JST 前日に動いた銘柄 part2 東エレク、アサヒ、ステラファーマなど
銘柄名<コード>16日終値⇒前日比
オープンハウスグループ<3288> 5230 -520
第1四半期好決算受けた前日も買い先行後伸び悩み。
石川製作所<6208> 1451 -78
ロシア軍の部隊撤収発表を受けて防衛関連に手仕舞い売り。
シンプレクスHD<4373> 1710 -99
信用需給懸念など強い中、直近安値水準割り込み。
パーソルHD<2181> 2509 -168
決算発表後は出尽くし感が続く形に。
マネーフォワード<3994> 4840 -200
新規悪材料観測されず需給要因が主導か。
山崎製パン<2212> 1571 -113
10-12月期の収益悪化をマイナス視へ。
INPEX<1605> 1138 -40
ウクライナ情勢の緊迫感緩和で原油市況が下落。
富士石油<5017> 276 -13
原油価格の下落を売り材料視。
東エレク<8035> 57930 +2710
地合い改善で好決算見直す動きも本格化。
スノーピーク<7816> 2843 +52
1月の月次拡大を評価する動きが継続へ。
アサヒ<2502> 5112 +239
想定以上に堅調なガイダンス受けて安心感。
室町ケミカル<4885> 841 +58
10万株(1.20億円)を上限として自社株買いを実施へ。
Mマート<4380> 880 +150
22年1月期の営業利益予想を上方修正、販管費削減。
アスタリスク<6522> 2166+400
22年8月期第2四半期の営業利益予想を上方修正、計画外案件発生。
ステラファーマ<4888> 607 +31
15日は売りに押されたが買い戻しの動き。
ALBERT<3906> 4420 +700
22年12月期の営業利益見通しは前期比50.6%増の6.57億円に。
カイオム・バイオサイエンス<4583> 178 +8
富士レビオとの知的財産の実施に関する契約締結について公表。
ジェネレーションパス<3195> 334 +1
1月の月次業績を発表、売上高は前年同月比19.4%増と好調。
リベルタ<4935> 602 -42
22年12月期見通しを嫌気か。
クラウドワークス<3900> 1031 +60
引き続き22年9月期予想の上方修正を評価した動き。
細谷火工<4274> 1206 -114
軍を一部撤収との露側の説明を受け、ひとまず防衛関連には利食いの動き。
《FA》
2022/2/2
前日に動いた銘柄 part1 塩野義製薬、バリューコマース、TDKなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 塩野義製薬、バリューコマース、TDKなど
銘柄名<コード>1日終値⇒前日比
Hamee<3134> 1105 +90
いちよし証券はレーティングを「B」から「A」へ格上げ。
旭有機材<4216> 1973 +201
付加価値高い半導体向け製品好調で通期計画を上方修正。
マキタ<6586> 3999 -260
売上高上方修正も運送費高騰踏まえて利益据え置き失望感。
芝浦機械<6104> 2956 -319
10-12月期は前四半期比で収益モメンタム鈍化。
FPG<7148> 755+100
業績・配当予想の大幅引き上げを好感。
SREHD<2980> 5090 +705
第3四半期収益伸長拡大で見直しの動き。
クイック<4318> 1535 +242
通期営業益・配当予想を上方修正。
キャリアデザインセンター<2410> 1064 +150
上半期業績予想を上方修正している。
電源開発<9513> 1738 +237
想定外の業績上方修正がポジティブサプライズに。
バリューコマース<2491> 3825 +340
前期業績の上振れ着地などを評価が先行。
グリムス<3150> 2108 +193
決算受けて買い安心感が先行の形に。
アバント<3836> 1101 +90
10-12月期の経常増益率は拡大へ。
中山福<7442> 387 +41
通期業績上方修正や自社株買いを評価。
大平洋金属<5541> 2523 +257
業績上方修正や増配を発表している。
TDK<6762> 4560 +460
10-12月期営業益は想定を大きく上回る着地に。
日本電気<6701> 4940 +490
業績上方修正が見直しの動きにつながる。
本多通信工業<6826> 451 +38
通期業績・配当予想上方修正を好感。
塩野義製薬<4507> 7091 +664
コロナ治療薬の試験結果を好材料視。
扶桑化学工業<4368> 4765 +305
通期業績予想の上方修正を買い材料視。
ワコム<6727> 888 +63
通期業績上方修正でリバウンド強める。
シンプレクスHD<4373> 1996 +193
決算受けての31日の下落は過剰反応との見方にも。
NSユナイテッド海運<9110> 3300 +275
大手海運株の上昇が刺激となる形に。
インソース<6200> 1923 +106
決算発表後は出尽くし感が優勢の展開にも。
スクロール<8005> 889 +66
出尽くし感からの処分売りにも一巡感で。
WOW WORLD<2352> 1092 -300
通期業績予想を下方修正している。
エンプラス<6961> 2581 -320
第3四半期業績の低進捗をマイナス視。
日本精工<6471> 694 -83
自動車部品事業の低迷で大幅業績下方修正。
《FA》
2022/2/1
前日に動いた銘柄 part1 メドピア、川崎汽船、スクリンなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 メドピア、川崎汽船、スクリンなど
銘柄名<コード>31日終値⇒前日比
メドピア<6095> 2864 +236
31日は年始からの物色のリバーサルが強まり、グロース株の買い戻しが進展。
川崎汽船<9107> 7080 +570
商船三井の好決算及び業績予想上方修正が刺激材料に。
スクリン<7735> 11290 +500
SPE受注高は3四半期連続で過去最高を更新。
ヒュウガプライマ<7133> 5550 -1000
上場来高値更新後に目先の買い一巡感で売り膨らみ、ストップ安に。
トプコン<7732> 1541 +300
想定以上の需要好調映して業績予想を上方修正。
アルプスアルパイン<6770> 1244 +184
10-12月期業績上振れで通期予想を上方修正。
フィル・カンパニー<3267> 1030 +150
大規模自社株買い実施発表を買い材料視。
ベイカレント・コンサルティング<6532> 42900 +3700
マザーズ指数上昇などでグロース株には全般リバウンド。
ZOZO<3092> 3030 +224
商品取扱高の好調推移など評価で見直しの動き強まる。
日本電子材料<6855> 2494 +202
主力半導体関連株の上昇受けて中小型半導体関連には買い優勢。
エアトリ<6191> 2815 +224
決算後のOLC上昇など旅行関連の刺激にも。
SHIFT<3697> 18760 +1520
中小型グロース株の中心格としてリバウンドへ。
JCRファーマ<4552> 2011 +128
いちよし証券ではレーティングを引き上げ。
クロス・マーケティンググループ<3675> 856 +64
グロース株安の流れに乗って見直し買いも。
七十七銀行<8341> 1511 +112
順調な決算や今後の配当性向目標引き上げを好感。
シンプレクスHD<4373> 1803 -500
業績予想を上方修正も出尽くし感優勢に。
サニックス<4651> 176 -43
業績下方修正で一転大幅赤字見通しに。
九電工<1959> 2920 -455
第3四半期累計営業2ケタ減益をネガティブ視。
中部電力<9502> 1151 -105
上半期決算時に続く業績下方修正を嫌気。
オムロン<6645> 8305 -625
部材調達不足の影響などで業績予想を下方修正。
ひろぎんホールディングス<7337> 666 -39
株主優待制度の変更をマイナス視。
チャームケア<6062> 1139 -95
上半期業績予想を下方修正へ。
タダノ<6395> 995 -93
部材調達難で売上高予想を下方修正。
東京電力HD<9501> 306 -17
燃料価格高騰による業績懸念など強まるか。
ミクニ<7247> 432-34
田中化研の決算がEV関連の一角の懸念材料に。
中国電力<9504> 902 -42
先週末発表の電力各社の決算などが警戒材料に。
日本ライフライン<7575> 1002 -44
第3四半期累計営業益は微減益に。
《FA》
2022/1/31
【注目銘柄ダイジェスト】:七十七銀が大幅続伸、シンプレクスHDがストップ安
*17:06JST 【注目銘柄ダイジェスト】:七十七銀が大幅続伸、シンプレクスHDがストップ安
<4921> ファンケル 2907 +153大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は32.6億円で前年同期比14.5%減、2ケタ減益基調が続く形だが、市場想定線での着地となった。通期予想120億円、前期比3.7%増は据え置いた。売上高が伸び悩む中で、下期の新製品に向けたマーケティング費用などが増加しているもよう。ただ、足元で株価は安値圏にあり、決算への事前警戒も強かったとみられ、目先のあく抜け感へとつながる格好へ。
<8341> 七十七銀 1511 +112大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、累計純利益は179億円で前年同期比20.2%増益、据え置きの通期計画に対する進捗率は89%に達している。また、株主還元方針の策定を公表、24年3月期までに配当性向を30%目標に引き上げる方針とした。現在の今期予想配当性向は20%の水準にとどまっており、今期末も含めて、今後の増配傾向に対する期待も高まっているようだ。
<9502> 中部電力 1151 -105大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計経常損益は51.3億円の赤字となり、通期予想は従来の450億円の黒字から一転し500億円の赤字に下方修正した。上半期決算時にも650億円の下方修正を行っていたが、一段と収益性が悪化する形に。電力市場価格の高騰による電源調達コストの増加が要因となっている。先週末に発表の電力会社の中でも、相対的に収益の悪化が目立つ状況に。
<4373> シンプレクスHD 1803 -500ストップ安。先週末第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は16億円で前年同期比28.6%増益となり、通期予想は従来の56.1億円から62.3億円、市場予想をやや上回る水準にまで上方修正した。ただ、サプライズは限定的であり、中小型グロース株の先行き懸念が拭い切れないなか、出尽くし感が強まる形のようだ。10-12月期受注高が前四半期比、前年同期比ともに減少していることなどもマイナス材料視。
<4651> サニックス 176 -43急落。先週末に業績予想の下方修正を発表、通期営業損益は従来予想の18.3億円の黒字から一転22.3億円の赤字に減額修正。11月以降の日本卸電力取引所における市場価格が想定以上に上昇しており、売上原価が大きく膨らむもよう。上半期までの状況から下振れは想定されていたとみられるが、収益悪化は予想以上と捉えられている。2018年以来の株価水準にまで下落している。
<6098> リクルートHD 5595 +290大幅続伸。先週末に自社株のTOBを実施すると発表している。27日終値比10%安い水準となる1株4581円で実施、NTTデータ、博報堂DY、TBSテレビなどの大株主から、発行済み株式数の2.0%にあたる計3400万株を上限に買い付ける。市場での売出による株価下落を防ぐ狙いとしている。当面の需給懸念後退に加えて、会社側の強い株価意識などもポジティブ視される格好に。
<6645> オムロン 8305 -625大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は211億円で前年同期比19.3%増益となったが、市場予想は20億円程度下振れる着地に。また、通期予想は従来の980億円から880億円、前期比40.8%増に下方修正している。需要自体は好調に推移しているものの、部材調達不足の影響や部材価格・物流費上昇が下振れ要因に。部材調達の混乱は来上期までの継続を見込んでいるようだ。
<3092> ZOZO 3030 +224大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は150億円で前年同期比8.0%増、上半期の2ケタ増から増益率は鈍化し、ほぼ市場予想線での着地となった。収益推移に大きさサプライズはないものの、商品取扱高が同15.1%と予想以上に好調推移となっていることが評価ポイントとされているようだ。上半期決算後に株価が大きく調整していたことから、今回の決算にも警戒感が先行していたとみられる。
<7732> トプコン 1541 +300ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は33.7億円で前年同期比51.5%増となり、市場予想を15億円程度上回った。また、通期予想は従来の125億円から135億円に上方修正、130億円程度の市場予想も上回った。部品不足や物流費上昇などのマイナス影響は顕在化しているものの、それ以上にポジショニングを中心とした需要好調が続いているもようで、警戒感が大きく後退の形に。
<6770> アルプスアル 1244 +184急伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は173億円で前年同期比42.3%増となり、市場予想を50億円程度上回った。通期計画は従来の280億円から305億円にまで上方修正。アクチュエーターを中心とした電子部品が好調、車載情報機器も想定よりは回復鈍いが、10-12月期は黒字に転換した。大幅な上振れ期待は織り込まれていなかったとみられ、ポジティブな反応が優勢になった。
2022/1/31
トプコン、シンプレクスHD、サニックスなど
<4921> ファンケル 2907 +153大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は32.6億円で前年同期比14.5%減、2ケタ減益基調が続く形だが、市場想定線での着地となった。通期予想120億円、前期比3.7%増は据え置いた。売上高が伸び悩む中で、下期の新製品に向けたマーケティング費用などが増加しているもよう。ただ、足元で株価は安値圏にあり、決算への事前警戒も強かったとみられ、目先のあく抜け感へとつながる格好へ。
<8341> 七十七銀 1511 +112大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、累計純利益は179億円で前年同期比20.2%増益、据え置きの通期計画に対する進捗率は89%に達している。また、株主還元方針の策定を公表、24年3月期までに配当性向を30%目標に引き上げる方針とした。現在の今期予想配当性向は20%の水準にとどまっており、今期末も含めて、今後の増配傾向に対する期待も高まっているようだ。
<9502> 中部電力 1151 -105大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、累計経常損益は51.3億円の赤字となり、通期予想は従来の450億円の黒字から一転し500億円の赤字に下方修正した。上半期決算時にも650億円の下方修正を行っていたが、一段と収益性が悪化する形に。電力市場価格の高騰による電源調達コストの増加が要因となっている。先週末に発表の電力会社の中でも、相対的に収益の悪化が目立つ状況に。
<4373> シンプレクスHD 1803 -500ストップ安。先週末第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は16億円で前年同期比28.6%増益となり、通期予想は従来の56.1億円から62.3億円、市場予想をやや上回る水準にまで上方修正した。ただ、サプライズは限定的であり、中小型グロース株の先行き懸念が拭い切れないなか、出尽くし感が強まる形のようだ。10-12月期受注高が前四半期比、前年同期比ともに減少していることなどもマイナス材料視。
<4651> サニックス 176 -43急落。先週末に業績予想の下方修正を発表、通期営業損益は従来予想の18.3億円の黒字から一転22.3億円の赤字に減額修正。11月以降の日本卸電力取引所における市場価格が想定以上に上昇しており、売上原価が大きく膨らむもよう。上半期までの状況から下振れは想定されていたとみられるが、収益悪化は予想以上と捉えられている。2018年以来の株価水準にまで下落している。
<6098> リクルートHD 5595 +290大幅続伸。先週末に自社株のTOBを実施すると発表している。27日終値比10%安い水準となる1株4581円で実施、NTTデータ、博報堂DY、TBSテレビなどの大株主から、発行済み株式数の2.0%にあたる計3400万株を上限に買い付ける。市場での売出による株価下落を防ぐ狙いとしている。当面の需給懸念後退に加えて、会社側の強い株価意識などもポジティブ視される格好に。
<6645> オムロン 8305 -625大幅反落。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は211億円で前年同期比19.3%増益となったが、市場予想は20億円程度下振れる着地に。また、通期予想は従来の980億円から880億円、前期比40.8%増に下方修正している。需要自体は好調に推移しているものの、部材調達不足の影響や部材価格・物流費上昇が下振れ要因に。部材調達の混乱は来上期までの継続を見込んでいるようだ。
<3092> ZOZO 3030 +224大幅続伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は150億円で前年同期比8.0%増、上半期の2ケタ増から増益率は鈍化し、ほぼ市場予想線での着地となった。収益推移に大きさサプライズはないものの、商品取扱高が同15.1%と予想以上に好調推移となっていることが評価ポイントとされているようだ。上半期決算後に株価が大きく調整していたことから、今回の決算にも警戒感が先行していたとみられる。
<7732> トプコン 1541 +300ストップ高。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業益は33.7億円で前年同期比51.5%増となり、市場予想を15億円程度上回った。また、通期予想は従来の125億円から135億円に上方修正、130億円程度の市場予想も上回った。部品不足や物流費上昇などのマイナス影響は顕在化しているものの、それ以上にポジショニングを中心とした需要好調が続いているもようで、警戒感が大きく後退の形に。
<6770> アルプスアル 1244 +184急伸。先週末に第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は173億円で前年同期比42.3%増となり、市場予想を50億円程度上回った。通期計画は従来の280億円から305億円にまで上方修正。アクチュエーターを中心とした電子部品が好調、車載情報機器も想定よりは回復鈍いが、10-12月期は黒字に転換した。大幅な上振れ期待は織り込まれていなかったとみられ、ポジティブな反応が優勢になった。
《ST》
2022/1/31
日経平均は続伸、27000円台回復、米株高や好決算で心理改善
*15:55JST 日経平均は続伸、27000円台回復、米株高や好決算で心理改善
日経平均は続伸。28日の米国市場でNYダウは4日ぶりに大幅反発し、564ドル高となった。アップルなどの決算が好感されたほか、金利低下に伴いハイテク株が買われた。一方、東京市場ではアップルの決算を先週末に織り込んでおり、週明けの日経平均はやや戻り待ちの売りが先行し26円安からスタート。ただ、前週末の米株高に加え、前引け後に商船三井<9104>が業績・配当予想の上方修正を発表するなど良好な企業決算も投資家心理を上向かせ、日経平均は後場に一時27134.57円(前週末比417.23円高)まで上昇した。
大引けの日経平均は前週末比284.64円高の27001.98円となった。東証1部の売買高は13億1461万株、売買代金は3兆2130億円だった。業種別では、海運業、精密機器、サービス業が上昇率上位だった。一方、保険業、銀行業、電気・ガス業が下落率上位だった。東証1部の値上がり銘柄は全体の79%、対して値下がり銘柄は19%となった。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が5%近く上昇したほか、ソフトバンクG<9984>、ソニーG<6758>、東エレク<8035>といった値がさ株の堅調ぶりが目立った。自社株の公開買付け(TOB)実施を発表したリクルートHD<6098>は5%超の上昇。前述の商船三井は9%超上昇し、日本郵船<9101>や川崎船<9107>といった海運株も揃って大幅高となった。その他の決算発表銘柄ではOLC<4661>などに買い。また、トプコン<7732>がストップ高を付け、アルプスアル<6770>も東証1部上昇率上位に顔を出した。一方、ファーストリテ<9983>などが軟調で、三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株は米金利低下で売りに押された。業績下方修正のオムロン<6645>は7%の下落となり、中部電力<9502>も急落。また、業績上方修正のシンプレクスHD<4373>は材料出尽くし感からストップ安水準まで売られた。
《HK》
2022/1/31
シンプレクスHD---ストップ安、業績予想を上方修正も出尽くし感優勢
*13:07JST シンプレクスHD---ストップ安、業績予想を上方修正も出尽くし感優勢
シンプレクスHD<4373>はストップ安。先週末第3四半期決算を発表、10-12月期営業利益は16億円で前年同期比28.6%増益となり、通期予想は従来の56.1億円から62.3億円、市場予想をやや上回る水準にまで上方修正した。ただ、サプライズは限定的であり、中小型グロース株の先行き懸念が拭い切れないなか、出尽くし感が強まる形のようだ。10-12月期受注高が前四半期比、前年同期比ともに減少していることなどもマイナス材料視。
《YN》
2022/1/31
出来高変化率ランキング(10時台)~澤田HD、シンプレクスHDなどがランクイン
*10:50JST 出来高変化率ランキング(10時台)~澤田HD、シンプレクスHDなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [1月31日 10:39 現在]
(直近5日平均出来高比較)
銘柄コード 銘柄名 出来高 5日平均出来高 出来高変化率 株価変化率
<4651> サニックス 1515900 248980 508.84% -20.09%
<7707> PSS 10167200 2137860 375.58% 5.04%
<7337> ひろぎん 2263300 483740 367.88% -7.38%
<2630> MXSS&P500ヘッジ有 54309 17112.2 217.37% 1.29%
<6912> 菊水電 90900 29960 203.4% -12.85%
<2934> Jフロンティア 83500 28340 194.64% 14.21%
<6062> チャームケア 433500 172780 150.9% -6.48%
<5857> アサヒHD 593700 263140 125.62% 6.94%
<2160> ジーエヌアイ 2317400 1041760 122.45% -12.74%
<8005> スクロール 957400 444040 115.61% -0.84%
<6770> アルプスアル 5443600 2637160 106.42% 17.92%
<8341> 七十七 394100 194040 103.1% 8.86%
<3267> フィルカンパニー 355500 176060 101.92% 15.68%
<8699>* 澤田HD 215300 106980 101.25% -6.72%
<8140> リョーサン 56100 27920 100.93% 5.36%
<9507> 四国電 879000 455280 93.07% -2.08%
<9502> 中部電 4264600 2236680 90.67% -9.39%
<4373>* シンプレクスHD 917700 487980 88.06% -21.71%
<8897> タカラレーベン 455000 248140 83.36% 4.01%
<9143> SGHD 1669500 969280 72.24% 5.2%
<1959>* 九電工 241700 141360 70.98% -12.89%
<4263>* サスメド 230600 135540 70.13% 8.72%
<6086> シンメンテHD 71500 42180 69.51% 9.5%
<6232> ACSL 199300 117740 69.27% 0.23%
<2148> ITM 152200 95300 59.71% 8.91%
<4080>* 田中化研 2296900 1449520 58.46% -12.53%
<4022> ラサ工 66900 42780 56.38% -0.58%
<3092> ZOZO 1920000 1246000 54.09% 9.76%
<4921>* ファンケル 944300 626940 50.62% 5.7%
<6196> ストライク 246100 165220 48.95% 3.98%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2022/1/21
前日に動いた銘柄 part1 ベイカレント、SHIFT、コナミHDなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ベイカレント、SHIFT、コナミHDなど
銘柄名<コード>20日終値⇒前日比
IDOM<7599> 687 -31
25日線割れで見切り売り嵩む。
ウエストホールディングス<1407> 3405 +125
直近、いちよし証券がレーティングを「B」から「A」へ格上げ。
ベイカレント<6532> 44650 +2300
好決算評価の動き継続、25日、200日線を上抜ける。
日ペHD<4612> 942 +64
突っ込み警戒感から買い戻し、19日がセリングクライマックスか。
SHIFT<3697> 20740 +1540
マザーズ下げ止まりの中で好業績見直しの動き継続。
ユーグレナ<2931> 683 +43
次世代バイオ燃料の実用性検証試験実施を発表。
シンプレクスHD<4373> 2362 +154
2200円レベル支持線と意識でマザーズ上昇も支援。
ミクニ<7247> 460 +7
19日大幅安の反動で押し目買いも優勢。
ワイエイシイ<6298> 1093 +73
業績・配当予想の上方修正を好感。
ベル24HD<6183> 1449 +113
みずほ証券では投資判断を格上げ観測。
コナミHD<9766> 5650 +330
ゲーム業界再編期待の流れなども続く形に。
エアトリ<6191> 2634 +173
英国の新型コロナ規制ほぼ撤廃もプラス材料視。
三越伊勢丹<3099> 891 +45
JPモルガン証券では目標株価を引き上げ。
リコー<7752> 1108 +43
特に材料も観測されずショートカバーなどが主導か。
ネクソン<3659> 2080 +118
持分法適用会社の譲渡をポジティブ材料視。
ケイアイスター不動産<3465> 7140 -380
特に目立った材料も観測されず需給要因が中心か。
川崎汽船<9107> 6610 -460
バリュー株にも売り圧力が波及の格好で。
商船三井<9104> 8280 -460
SBI証券では新規に「中立」判断。
三井松島HD<1518> 1607 -121
25日線も割り込んで見切り売りが加速化。
住石HD<1514> 136 -9
三井松島とともに石炭関連として売られる。
日本郵船<9101> 8550 -190
海運セクターは大手全面安で業種別下落率トップ。
《FA》
2022/1/11
前日に動いた銘柄 part1 ネクステージ、オイシックス・ラ・大地、ダブル・スコープなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ネクステージ、オイシックス・ラ・大地、ダブル・スコープなど
銘柄名<コード>7日終値⇒前日比
ベネフィット・ワン<2412> 4000 -85
高バリュエーション銘柄には厳しい売りが続く。
日本製鉄<5401> 2022.0 +61.5
景気敏感・バリュー株物色の地合い継続。
マネックスG<8698> 653 -17
暗号資産相場の軟化を嫌気。
JDSC<4418> 1570 -248
直近IPOの中でも似たビジネス展開するエクサウィザーズに資金シフトか。
ネクステージ<3186> 2682 +493
想定以上の収益成長継続を評価へ。
ダブル・スコープ<6619> 846 +89
子会社WCPの上場準備を材料視。
明和産業<8103> 1117 +76
期末の配当権利取りの動きなども強まる状況か。
オイシックス・ラ・大地<3182> 2950 +205
新型コロナ感染再拡大による巣ごもり需要拡大を思惑視。
コンコルディア<7186> 465 +25
米長期金利上昇を背景とした銀行株高の流れに乗る。
IDOM<7599> 747 +52
ネクステージの好決算受けて連想買い。
藤倉コンポジット<5121> 938 +38
マグネシウム関連としての期待続き押し目買い優勢に。
三菱UFJ<8306> 685.8 +22.8
米長期金利の上昇を支援材料視。
ふくおか<8354> 2147 +94
米長期金利上昇受けて地銀株にも買いが集まる。
ネットプロHD<7383> 1300 +51
クープランド・カーディフの大株主浮上を材料視。
アスクル<2678> 1582 +65
丸三証券では買い推奨を継続。
栃木銀行<8550> 219 +9
銀行株高で値幅取り妙味高まる形にも。
静岡銀行<8355> 867 +34
銀行株高の流れに乗る形に。
シンプレクスHD<4373> 2298 -110
個人投資家のマインド悪化映す展開に。
イーソル<4420> 693 -57
自動運転関連として直近で人気化の反動。
ティアック<6803> 161 -18
6日にかけての一段高で短期的な過熱警戒感も。
マルマエ<6264> 2918 -232
半導体製造装置軟調な流れの中で利食い売り優勢。
ラクス<3923> 2568 -55
高いバリュエーション水準への警戒が続く。
ペプチドリーム<4587> 2304 -116
10月安値更新で下値不安強く。
日本電子材料<6855> 2926 -129
半導体関連の軟化で利食い売りが優勢。
《FA》
2022/1/8
前日に動いた銘柄 part1 ネクステージ、オイシックス・ラ・大地、ダブル・スコープなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 ネクステージ、オイシックス・ラ・大地、ダブル・スコープなど
銘柄名<コード>7日終値⇒前日比
ベネフィット・ワン<2412> 4000 -85
高バリュエーション銘柄には厳しい売りが続く。
日本製鉄<5401> 2022.0 +61.5
景気敏感・バリュー株物色の地合い継続。
マネックスG<8698> 653 -17
暗号資産相場の軟化を嫌気。
JDSC<4418> 1570 -248
直近IPOの中でも似たビジネス展開するエクサウィザーズに資金シフトか。
ネクステージ<3186> 2682 +493
想定以上の収益成長継続を評価へ。
ダブル・スコープ<6619> 846 +89
子会社WCPの上場準備を材料視。
明和産業<8103> 1117 +76
期末の配当権利取りの動きなども強まる状況か。
オイシックス・ラ・大地<3182> 2950 +205
新型コロナ感染再拡大による巣ごもり需要拡大を思惑視。
コンコルディア<7186> 465 +25
米長期金利上昇を背景とした銀行株高の流れに乗る。
IDOM<7599> 747 +52
ネクステージの好決算受けて連想買い。
藤倉コンポジット<5121> 938 +38
マグネシウム関連としての期待続き押し目買い優勢に。
三菱UFJ<8306> 685.8 +22.8
米長期金利の上昇を支援材料視。
ふくおか<8354> 2147 +94
米長期金利上昇受けて地銀株にも買いが集まる。
ネットプロHD<7383> 1300 +51
クープランド・カーディフの大株主浮上を材料視。
アスクル<2678> 1582 +65
丸三証券では買い推奨を継続。
栃木銀行<8550> 219 +9
銀行株高で値幅取り妙味高まる形にも。
静岡銀行<8355> 867 +34
銀行株高の流れに乗る形に。
シンプレクスHD<4373> 2298 -110
個人投資家のマインド悪化映す展開に。
イーソル<4420> 693 -57
自動運転関連として直近で人気化の反動。
ティアック<6803> 161 -18
6日にかけての一段高で短期的な過熱警戒感も。
マルマエ<6264> 2918 -232
半導体製造装置軟調な流れの中で利食い売り優勢。
ラクス<3923> 2568 -55
高いバリュエーション水準への警戒が続く。
ペプチドリーム<4587> 2304 -116
10月安値更新で下値不安強く。
日本電子材料<6855> 2926 -129
半導体関連の軟化で利食い売りが優勢。
《FA》
2022/1/7
出来高変化率ランキング(14時台)~クシム、エンJPNなどがランクイン
*14:43JST 出来高変化率ランキング(14時台)~クシム、エンJPNなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較する
ことで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [1月7日 14:34 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<4558> 中京医薬 13408400 587980 2180.42% 18.12%
<3186> ネクステージ 5797100 526160 1001.78% 22.02%
<3604> 川本産業 3366500 350980 859.17% 26.6%
<3558> ロコンド 619100 71480 766.12% 5.83%
<3482> ロードスター 1264700 176640 615.98% 15.81%
<8200> リンガハット 793800 148700 433.83% -4.38%
<6897> ツインバード 471400 92240 411.06% 6.83%
<9919> 関西スパ 360400 75640 376.47% -1.25%
<1436> フィット 69700 15580 347.37% 0.76%
<6619> WSCOPE 4154200 963200 331.29% 11.23%
<6334> 明治機 3760400 895840 319.76% -5.33%
<6235> オプトラン 306500 82680 270.71% 5.08%
<5704> JMC 2184200 606980 259.85% 0.53%
<1366> 225Dベア 1475802 423228 248.70% 0.68%
<2345>* クシム 661000 192980 242.52% 4.14%
<1305> ETFTPX 549620 163838 235.47% -0.36%
<8008> 4℃HD 309500 94580 227.24% -3.53%
<3457> ハウスドゥ 183400 56140 226.68% -1.93%
<7599> IDOM 937800 303460 209.04% 6.91%
<4565> そーせい 3841200 1280440 199.99% -1.9%
<8163> SRSHD 542900 181240 199.55% -2.19%
<4745> 東京個別 382300 128280 198.02% -1.4%
<3823> アクロディア 577700 200060 188.76% -1.99%
<9250> GRCS 392200 135860 188.68% -10.09%
<1486> 上場米債ヘッジ無 5368 1951.4 175.08% -0.16%
<7199> プレミアグループ 107200 39660 170.30% 7.74%
<1473> DIAMトピ 20250 7720 162.31% -0.2%
<2039> 原油ベア 116467 45297.8 157.11% -2.94%
<4849>* エンJPN 582700 230480 152.82% -1.48%
<4373> シンプレクスHD 1107900 439460 152.10% -5.65%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《CS》
2022/1/7
出来高変化率ランキング(13時台)~中京医薬、ロコンドなどがランクイン
*14:16JST 出来高変化率ランキング(13時台)~中京医薬、ロコンドなどがランクイン
※出来高変化率ランキングでは、直近5日平均の出来高と配信当日の出来高を比較することで、物色の傾向など市場参加者の関心を知ることができます。
■出来高変化率上位 [1月7日 13:42 現在]
(直近5日平均出来高比較)
コード⇒銘柄⇒出来高⇒5日平均出来高⇒出来高変化比率⇒株価変化率
<4558> 中京医薬 11411500 587980 1840.80% 15.58%
<3186> ネクステージ 5379700 526160 922.45% 20.83%
<3558> ロコンド 581500 71480 713.51% 3.75%
<3604> 川本産業 2760400 350980 686.48% 24.5%
<3482> ロードスター 1228500 176640 595.48% 15.81%
<8200> リンガーハット 757900 148700 409.68% -4.25%
<9919> 関西スパ 349400 75640 361.92% -1.16%
<1436> フィット 67200 15580 331.32% -0.22%
<6897> ツインバード 378500 92240 310.34% 7.23%
<6334> 明治機 3603600 895840 302.26% -12%
<6619> WSCOPE 3736700 963200 287.95% 10.04%
<6235> オプトラン 276500 82680 234.42% 5.38%
<1366> 大和225ダブ 1405006 423228 231.97% 0.68%
<3457> And Do HD 179400 56140 219.56% -2.27%
<8008> 4℃ HD 287000 94580 203.45% -3.19%
<8163> SRSHD 535100 181240 195.24% -2.06%
<1305>* ETFTPX 479090 163838 192.42% -0.43%
<9250> GRCS 374200 135860 175.43% -13.12%
<1486> 上場インデックスファンド米国債券(為替ヘッジなし) 5337 1951.4 173.50% -0.16%
<5704> JMC 1656100 606980 172.84% -2%
<4745> 東京個別 336500 128280 162.32% -1.25%
<1473>* DIAMトピ 20250 7720 162.31% -0.2%
<4565> そーせい 3352300 1280440 161.81% -2.76%
<7599> IDOM 766800 303460 152.69% 6.62%
<3823>* THE WHY 500100 200060 149.98% -3.97%
<6803>* ティアック 4170900 1752100 138.05% -10.61%
<7199> プレミアグループ 93100 39660 134.75% 5.8%
<2039> 原油ベア 105703 45297.8 133.35% -2.59%
<6058> ベクトル 879000 403960 117.60% -2.61%
<4373>* シンプレクスHD 943700 439460 114.74% -7.89%
(*)はランキングに新規で入ってきた銘柄
20日移動平均売買代金が5000万円以下のものは除外
《FA》
2022/1/7
日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続落、ファーストリテが1銘柄で約31円分押し下げ
*12:31JST 日経平均寄与度ランキング(前引け)~日経平均は続落、ファーストリテが1銘柄で約31円分押し下げ
7日前引け時点の日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がり102銘柄、値下がり113銘柄、変わらず10銘柄となった。
日経平均は続落。92.63円安の28395.24円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。
6日の米株式市場でNYダウは続落し、170ドル安となった。5日に公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、引き続き金融引き締めへの警戒感がくすぶった。週間の失業保険申請件数の増加や、12月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数の予想下振れなども嫌気された。一方、ハイテク株の一角には押し目買いが入り、ナスダック総合指数は-0.12%。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+0.75%となった。前日に844円安と大幅下落した日経平均も、本日は自律反発に期待した買いが先行して223円高からスタート。朝方には28813.09円(325.22円高)まで上昇する場面があったが、今晩の米12月雇用統計の発表を前に一段と上値を追う動きは限られ、前場中ごろを過ぎるとマイナスへ転じた。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が2%超下落しているほか、川崎汽船<9107>やファーストリテ<9983>が軟調。ソニーG<6758>や東エレク<8035>は小安い。米市場で電気自動車(EV)株が売られた影響からか日本電産<6594>や三井ハイテク<6966>の下げが目立ち、業績下方修正の4℃ HD<8008>も売り優勢。また、シンプレクスHD<4373>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が2%近い上昇。投資先の中国アリババ集団などの株価上昇が買い材料視されているようだ。米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株が堅調で、NY原油先物相場の上昇でINPEX<1605>なども買い優勢。また、通期決算及び中期経営計画を発表したネクステージ<3186>が東証1部上昇率トップとなっている。
セクターでは、電気機器、サービス業、陸運業などが下落率上位。一方、銀行業、鉱業、鉄鋼などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は29%となっている。
値下がり寄与トップはファーストリテ<9983>となり1銘柄で日経平均を約31円押し下げた。同2位はオムロン<6645>となり、リクルートHD<6098>、ダイキン<6367>、キーエンス<6861>などがつづいた。
一方、値上がり寄与トップはソフトバンクG<9984>となり1銘柄で日経平均を約21円押し上げた。同2位は富士フイルム<4901>となり、テルモ<4543>、コナミHD<9766>、ヤマハ発<7272>などがつづいた。
*11:30現在
日経平均株価 28395.24(-92.63)
値上がり銘柄数 102(寄与度+74.99)
値下がり銘柄数 113(寄与度-167.62)
変わらず銘柄数 10
○値上がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9984> ソフトバンクG 5472 100 +21.15
<4901> 富士フイルム 8630 212 +7.47
<4543> テルモ 4443 41 +5.78
<9766> コナミHD 5570 100 +3.52
<7272> ヤマハ発 2970 68 +2.40
<6971> 京セラ 7179 29 +2.04
<7203> トヨタ 2296 11.5 +2.03
<2502> アサヒ 4559 46 +1.62
<6902> デンソー 10025 34 +1.20
<7733> オリンパス 2524.5 8.5 +1.20
<2802> 味の素 3560 32 +1.13
<6976> 太陽誘電 6680 30 +1.06
<7267> ホンダ 3421 13 +0.92
<8355> 静岡銀 859 26 +0.92
<8306> 三菱UFJ 687.3 24.3 +0.86
<7269> スズキ 4588 24 +0.85
<6724> エプソン 2079 12 +0.85
<4578> 大塚HD 4235 23 +0.81
<5301> 東海カ 1250 22 +0.78
<1963> 日揮HD 1035 21 +0.74
○値下がり上位銘柄
コード 銘柄 直近価格 前日比 寄与度
<9983> ファーストリテ 59990 -890 -31.37
<6645> オムロン 10780 -360 -12.69
<6098> リクルートHD 6351 -98 -10.36
<6367> ダイキン 25850 -250 -8.81
<6861> キーエンス 67710 -2190 -7.72
<2801> キッコーマン 9390 -150 -5.29
<4519> 中外薬 3684 -50 -5.29
<6857> アドバンテ 10710 -70 -4.93
<4523> エーザイ 6454 -133 -4.69
<7832> バンナムHD 8591 -128 -4.51
<4452> 花王 5954 -125 -4.41
<3659> ネクソン 2134 -55 -3.88
<4568> 第一三共 2706.5 -34.5 -3.65
<4503> アステラス薬 1840.5 -18.5 -3.26
<6479> ミネベアミツミ 3120 -90 -3.17
<6981> 村田製 9139 -109 -3.07
<6506> 安川電 5490 -80 -2.82
<8035> 東エレク 64930 -80 -2.82
<4704> トレンド 5950 -70 -2.47
<6758> ソニーG 14390 -65 -2.29
《CS》
2022/1/7
後場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
*12:21JST 後場に注目すべき3つのポイント~米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
7日の後場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
・日経平均は続落、米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
・ドル・円は上げ渋り、買い一巡後は失速
・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がオムロン<6645>
■日経平均は続落、米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
日経平均は続落。92.63円安の28395.24円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。
6日の米株式市場でNYダウは続落し、170ドル安となった。5日に公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、引き続き金融引き締めへの警戒感がくすぶった。週間の失業保険申請件数の増加や、12月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数の予想下振れなども嫌気された。一方、ハイテク株の一角には押し目買いが入り、ナスダック総合指数は-0.12%。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+0.75%となった。前日に844円安と大幅下落した日経平均も、本日は自律反発に期待した買いが先行して223円高からスタート。朝方には28813.09円(325.22円高)まで上昇する場面があったが、今晩の米12月雇用統計の発表を前に一段と上値を追う動きは限られ、前場中ごろを過ぎるとマイナスへ転じた。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が2%超下落しているほか、川崎汽船<9107>やファーストリテ<9983>が軟調。ソニーG<6758>や東エレク<8035>は小安い。米市場で電気自動車(EV)株が売られた影響からか日本電産<6594>や三井ハイテク<6966>の下げが目立ち、業績下方修正の4℃ HD<8008>も売り優勢。また、シンプレクスHD<4373>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が2%近い上昇。投資先の中国アリババ集団などの株価上昇が買い材料視されているようだ。米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株が堅調で、NY原油先物相場の上昇でINPEX<1605>なども買い優勢。また、通期決算及び中期経営計画を発表したネクステージ<3186>が東証1部上昇率トップとなっている。
セクターでは、電気機器、サービス業、陸運業などが下落率上位。一方、銀行業、鉱業、鉄鋼などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は29%となっている。
本日の東京市場では朝方こそ自律反発期待の買いが先行したが、日経平均は-0.33%、東証株価指数(TOPIX)は-0.41%で前場を折り返した。前日のNYダウが下落したとはいえ、アジア市場で香港ハンセン指数や上海総合指数が上昇しているのを見ると、相変わらず日本株の軟調ぶりが目立っている。日経平均の日足チャートは、下降する5日移動平均線に上値を抑えられ、連日で長めの陰線を引く形。金融株や市況関連株の一角が上昇しているが、東証1部銘柄の6割強が下落しており、引き続き中小型グロース(成長)株の下げが目立つ。ここまでの東証1部売買代金は1兆5000億円あまり。米雇用統計の発表や3連休を控えたタイミングながら、日中値幅が大きいだけに前日並みの水準となっている。
新興市場ではマザーズ指数が-1.96%と5日続落。こちらは日経平均に先んじてマイナスへ転じた。連日で取引時間中の昨年来安値を更新しており、前日も述べたとおり2020年5月以来の安値水準となっている。時価総額トップのメルカリ<4385>こそ底堅く推移しているが、その他主力IT株は全般軟調。売買代金上位ではFRONTEO<2158>が5日続落している。個人投資家のセンチメントや資金余力の悪化は鮮明で、日本株の弱さの一因となっているのかもしれない。
他に考えられる要因としては、日本国内における新型コロナウイルス感染者数の増加などといったところか。東京都の新規感染者数の推移は4日151人、5日390人、6日641人となっている。前日の先物手口を見ると、クレディ・スイス証券やJPモルガン証券、BofA証券といった外資系証券が日経平均先物を売り越していた。本日も陸運株や旅行関連株の一角が軟調で、感染拡大への警戒感が窺える。もっとも日本株の評価が高まらない根本的な理由は別にあるかもしれないが、そのあたりの議論は別の機会にしたい。
さて、6日の米市場では原油先物相場(ウエスト・テキサス・インターミディエート、WTI2月物)が一時80ドル台まで上昇した。産油国カザフスタンの政情不安などが取り沙汰されたが、このところ原油需要増加への期待が高いことも背景にある。こうした動きの一方、期待インフレ率の指標とされる10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)は2.46%(-0.07pt)とさらに低下した。金利は短期の年限を中心に上昇し、10年物国債利回りは1.72%(+0.02pt)。一時1.75%と昨年3月以来の高水準を付けた。
セントルイス連銀のブラード総裁は6日、「早ければ3月のFOMCで政策金利の引き上げを開始することが可能で、その後インフレ対応における次のステップとしてバランスシート縮小に着手することもあり得る」などと述べたという。FOMC議事要旨に続き、ブラード氏の発言がFRBの「インフレファイター」ぶりを意識させたとみられる。
これらを受け、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利の上昇が続く形となっている。株式市場では米ハイテク株などの押し目買い意欲の根強さが窺えるものの、逆風が止んだとは言えない。今晩発表される12月雇用統計を受けてこうしたトレンドが続くのか、あるいは転換点となるのか見極めたいところ。なお、市場予想では12月雇用統計について、非農業部門雇用者数が前月比44万人あまりの増加(11月は21万人増)、失業率が4.1%(同4.2%)、平均時給が前月比0.4%増(同0.3%増)になるとみられている。
■ドル・円は上げ渋り、買い一巡後は失速
7日午前の東京市場でドル・円は上げ渋り、115円台中心の値動き。仲値にかけて国内勢によるドル買いが強まり、一時116円05銭まで値を上げた。ただ、買い一巡後は失速し、再び115円台後半に値を下げた。日経平均株価は続落となり、株安を嫌気した円買いも観測される。
ここまでの取引レンジは、ドル・円は115円83銭から116円05銭、ユーロ・円は130円82銭から131円05銭、ユーロ・ドルは1.1290ドルから1.1300ドル。
■後場のチェック銘柄
・エスポア<3260>、ロードスターキャピタル<3482>など、4銘柄がストップ高
※一時ストップ高(気配値)を含みます
・値下がり寄与トップはファーストリテイリング<9983>、同2位がオムロン<6645>
■経済指標・要人発言
【経済指標】
・日・12月東京都区部消費者物価指数(生鮮品除く):前年比+0.5%(予想:+0.5%、11月:+0.3%)
・日・11月毎月勤労統計・現金給与総額:前年比0.0%(予想:+0.5%、10月:+0.2%)
・日・11月家計支出:前年比-1.3%(予想:+1.2%、10月:-0.6%)
【要人発言】
・鈴木財務相
「為替市場の動向、日本経済への影響を注視」
「為替の安定は重要だと認識」
<国内>
特になし
<海外>
・15:45 スイス・12月失業率(予想:2.7%、11月:2.5%)
・16:00 独・11月貿易収支(予想:+128億ユーロ、10月:+127億ユーロ)
・16:00 独・11月鉱工業生産(前月比予想:+1.0%、10月:+2.8%)
《CS》
2022/1/7
日経平均は続落、米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
*12:17JST 日経平均は続落、米雇用統計前に実質金利はさらに上昇
日経平均は続落。92.63円安の28395.24円(出来高概算6億6000万株)で前場の取引を終えている。
6日の米株式市場でNYダウは続落し、170ドル安となった。5日に公表された昨年12月の連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受けて、引き続き金融引き締めへの警戒感がくすぶった。週間の失業保険申請件数の増加や、12月のサプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況指数の予想下振れなども嫌気された。一方、ハイテク株の一角には押し目買いが入り、ナスダック総合指数は-0.12%。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+0.75%となった。前日に844円安と大幅下落した日経平均も、本日は自律反発に期待した買いが先行して223円高からスタート。朝方には28813.09円(325.22円高)まで上昇する場面があったが、今晩の米12月雇用統計の発表を前に一段と上値を追う動きは限られ、前場中ごろを過ぎるとマイナスへ転じた。
個別では、売買代金トップのレーザーテック<6920>が2%超下落しているほか、川崎汽船<9107>やファーストリテ<9983>が軟調。ソニーG<6758>や東エレク<8035>は小安い。米市場で電気自動車(EV)株が売られた影響からか日本電産<6594>や三井ハイテク<6966>の下げが目立ち、業績下方修正の4℃ HD<8008>も売り優勢。また、シンプレクスHD<4373>などが東証1部下落率上位に顔を出している。一方、ソフトバンクG<9984>が2%近い上昇。投資先の中国アリババ集団などの株価上昇が買い材料視されているようだ。米金利上昇を受けて三菱UFJ<8306>や三井住友<8316>といった金融株が堅調で、NY原油先物相場の上昇でINPEX<1605>なども買い優勢。また、通期決算及び中期経営計画を発表したネクステージ<3186>が東証1部上昇率トップとなっている。
セクターでは、電気機器、サービス業、陸運業などが下落率上位。一方、銀行業、鉱業、鉄鋼などが上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の65%、対して値上がり銘柄は29%となっている。
本日の東京市場では朝方こそ自律反発期待の買いが先行したが、日経平均は-0.33%、東証株価指数(TOPIX)は-0.41%で前場を折り返した。前日のNYダウが下落したとはいえ、アジア市場で香港ハンセン指数や上海総合指数が上昇しているのを見ると、相変わらず日本株の軟調ぶりが目立っている。日経平均の日足チャートは、下降する5日移動平均線に上値を抑えられ、連日で長めの陰線を引く形。金融株や市況関連株の一角が上昇しているが、東証1部銘柄の6割強が下落しており、引き続き中小型グロース(成長)株の下げが目立つ。ここまでの東証1部売買代金は1兆5000億円あまり。米雇用統計の発表や3連休を控えたタイミングながら、日中値幅が大きいだけに前日並みの水準となっている。
新興市場ではマザーズ指数が-1.96%と5日続落。こちらは日経平均に先んじてマイナスへ転じた。連日で取引時間中の昨年来安値を更新しており、前日も述べたとおり2020年5月以来の安値水準となっている。時価総額トップのメルカリ<4385>こそ底堅く推移しているが、その他主力IT株は全般軟調。売買代金上位ではFRONTEO<2158>が5日続落している。個人投資家のセンチメントや資金余力の悪化は鮮明で、日本株の弱さの一因となっているのかもしれない。
他に考えられる要因としては、日本国内における新型コロナウイルス感染者数の増加などといったところか。東京都の新規感染者数の推移は4日151人、5日390人、6日641人となっている。前日の先物手口を見ると、クレディ・スイス証券やJPモルガン証券、BofA証券といった外資系証券が日経平均先物を売り越していた。本日も陸運株や旅行関連株の一角が軟調で、感染拡大への警戒感が窺える。もっとも日本株の評価が高まらない根本的な理由は別にあるかもしれないが、そのあたりの議論は別の機会にしたい。
さて、6日の米市場では原油先物相場(ウエスト・テキサス・インターミディエート、WTI2月物)が一時80ドル台まで上昇した。産油国カザフスタンの政情不安などが取り沙汰されたが、このところ原油需要増加への期待が高いことも背景にある。こうした動きの一方、期待インフレ率の指標とされる10年物ブレークイーブン・インフレ率(BEI)は2.46%(-0.07pt)とさらに低下した。金利は短期の年限を中心に上昇し、10年物国債利回りは1.72%(+0.02pt)。一時1.75%と昨年3月以来の高水準を付けた。
セントルイス連銀のブラード総裁は6日、「早ければ3月のFOMCで政策金利の引き上げを開始することが可能で、その後インフレ対応における次のステップとしてバランスシート縮小に着手することもあり得る」などと述べたという。FOMC議事要旨に続き、ブラード氏の発言がFRBの「インフレファイター」ぶりを意識させたとみられる。
これらを受け、名目金利から期待インフレ率を差し引いた実質金利の上昇が続く形となっている。株式市場では米ハイテク株などの押し目買い意欲の根強さが窺えるものの、逆風が止んだとは言えない。今晩発表される12月雇用統計を受けてこうしたトレンドが続くのか、あるいは転換点となるのか見極めたいところ。なお、市場予想では12月雇用統計について、非農業部門雇用者数が前月比44万人あまりの増加(11月は21万人増)、失業率が4.1%(同4.2%)、平均時給が前月比0.4%増(同0.3%増)になるとみられている。(小林大純)
《AK》
2022/1/6
前日に動いた銘柄 part1 小糸製作所、マルマエ、ソニーグループなど
*07:15JST 前日に動いた銘柄 part1 小糸製作所、マルマエ、ソニーグループなど
銘柄名<コード>5日終値⇒前日比
BASE<4477> 590 -55
12月米FOMC議事録公表前にグロース売り強まる。
武蔵精密工業<7220> 2043 +105
トヨタ自動車の上場来高値更新など背景に自動車関連株が軒並み高。
イーソル<4420> 755 +100
資本・業務提携先のデンソーの高値更新劇が刺激材料に。
オープンドア<3926> 1789 -82
オミクロン株感染の拡大受けて旅行需要後退への警戒感高まる。
イーソル<4420> 755 +100
自動運転関連として関心が向かう。
マルマエ<6264> 3395 +315
東海東京証券では目標株価を引き上げ。
三井松島HD<1518> 1876 +167
インドネシアでの石炭輸出禁止をマイナス視で前日に急落。
ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615> 492 +25
トヨタ株高の流れなども波及か。
ナブテスコ<6268> 3610 +170
船舶の最適航路計画および状態監視システムを販売開始と発表。
大紀アルミニウム工業所<5702> 1696 +110
非鉄市況の上昇が支援材料にも。
インターアクション<7725> 2637 +154
ソニーのEV新会社設立を材料視。
乾汽船<9308> 2563 +132
4日からの海運株の上昇が刺激に。
小松製作所<6301> 2893.5 +154.5
米キャタピラーの株高などが刺激材料に。
小糸製作所<7276> 6460 +280
CLSA証券で投資判断格上げ観測も。
青山商事<8219> 721 +31
25日線突破でリバウンドに弾みも。
三井化学<4183> 3255 +155
バリュー株の出遅れとして関心も。
ソニーグループ<6758> 15520 +550
今春にEV新会社を設立と伝わり期待材料に。
日本製紙<3863> 1161 +56
特に材料もなく売り方の買い戻しが主導か。
日本精工<6471> 798 +42
自動車株高の流れがベアリングにも波及。
NTN<6472> 255 +12
ベアリング大手の一角として見直しも。
川崎汽船<9107> 7910 +230
グロース株からバリューへの資金シフトが続く。
JMDC<4483> 6700 -1500
グロース株売りの流れが活発化で。
SHIFT<3697> 20100 -3600
米長期金利上昇手掛かりに中小型グロース株の下げ目立つ。
マネーフォワード<3994> 6030 -850
ジェフリーズ証券では投資判断を格下げ観測。
メドピア<6095> 3325 -475
4日はグロース株の中でも強い動き目立ったが。
シスメックス<6869> 13850 -1760
モルガン・スタンレーMUFG証券では投資判断を格下げ。
シンプレクスHD<4373> 2513 -263
直近IPO銘柄の一角として新興市場株安響く。
Sansan<4443> 2189 -247
バリュエーションの割高感強く意識も。
《FA》